はげしい動きのポーズを描いていこう。-人物画2の締くくりだよ。のびのび描こうね。

ここまでの課程を実践したからにはもう恐れるモノは何もないよ。自分に自信をもってガンガンあたらしいポーズを描いていこう。どんな体位もここまで覚えた技法や法則をもって挑めばたいていのことは乗り越えられるよ。さあ絵を描こうよ!
ここまではだいだいポーズは頭部から描いてきたよね。でも、このような臀部が全面にでる場合は身体の部分から描いていこう。しつこく骨から各関節までの長さを覚えようって言ってたのはこのためなんだ。あらゆる部分からでも全身を描けるようになろう!
手足を薄くだいたいでいいから基本線を引いてバランスをとっていこう。ここの段階ではあまり曲線をつかわず直線でかっちり描く。どうかな、上手く描けてる? 
ここでもあまり曲線を使わないこと。できるだけ直線でさっさっとフリーハンドで描いていくといいよ。直線で絵をおさえると画面がしまって上手く見えるんだよ。

いままでしてきたことをすべて出し切る。-後は描くだけ
以前わたしはスポーツをしている人を描くのが大好きと記しましたが、下の絵はいろいろなサッカー選手等を服を着ている写真からロボット的に描き起こしてみたものです。大好きなものを描くようにしていくと絵を描く練習も楽しく感じるものです。ここからはあなたが描きたい人たちを絵にしていきましょう。
人物画2では、いろいろな技法を紹介してきましたがこれからはそれをすべて思い出していろいろなポーズに対して臨機応変に使っていきましょう。みなさんの人物画はここからが新しい出発点です。そしてそれが動物画や風景画やその他、さまざまな絵の出合いにつながってあなたの人生がすばらしいものになることをお祈りいたします。人物画2を御覧いただきまして本当にありがとうございました。2002.3.7
一度写真を自分が納得いくまで精密模写してみようと以前にも書きましたが、絵の技術を飛躍的に伸ばす方法はこれにつきます。最初新聞の簡単なチラシ広告のモデルさんから始めて徐々に題材をむずかしくしていく。そして人物画をしばらくやってからまた精密模写をくり返す。このやり方ですすめるとすごいスピードでスキルアップが可能になるよ。私は左のような絵は好んで描くようにしています。みなさんもいろいろな人を描いていきましょう。