9.いろいろな手の形や動きについて
いろいろな手のポーズに対応する複数の描き方を自在に操る。
人体の身体の中でも手はさまざまな表情みせるよね。何しろ指が五本もあるわけだから無理はないよ。ここまで
「大きな手袋の術」「指2対3の法則」「握る手(紙二回折りの術)」「パイプカットの術」
等、いろいろな描き方を紹介してきたね。でも描き方はまだたくさんあるよ。後は自分で見つけ出して楽しくすすめようね。
手は一つの方法では補う事はできないんだ、その時の手のポーズに合せて使い分けないといけないよ。その辺もあなたの絵を描く癖によって随分ちがってくるからしっかり対応できる眼力を養おうね。
この描き方はその人にはあっていてもあの人にはあわないってことが頻繁におこります。自分を知るということはとても大切なことですよ。楽しくすすめましょう。
いろいろな手の表情と自分のデッサンMAX
一枚の絵を丁寧にしっかり描く、別にすべての絵に対してそうしようねって言っている訳ではありません。一週間に一回ぐらいで結構ですから自分のデッサンMAXパワーを養う時間をつくってみよう。自分で「これ以上は上手く描けないよ」っていうぐらいまで追い込むということです。これによる画力アップの効果はかなり高いものがあります。
デッサンMAXの訓練は最初から全開で立ち向かってはいけません。
「綺麗に描くぞ」の絵力(えぢから)はそんなに長い時間続かないからです。いわゆるお絵描きの集中力ですね。最初は30分ぐらいからはじめて徐々に増やして持続時間を長くしていくようにしましょう。二時間以上はやめましょうね。それ以上つづけると趣味の範囲をこえて腱鞘炎等の障害がおきかねないのでその辺は自分と相談して楽しくいつまでも続けられるお絵描きの道を極めていきましょう。
手を描く旅もいよいよ終わりに近ずいてきたよ。
最後にすごい奴が待っているぞ!