1.基本がとっても大事だよ。
自分の手を描いてみよう!
手を描くのにあたって何からはじめたらいいのかわからない?
やっぱり最初は手の描き方1と同じ。
自分の手を描いてみようね。
自分の手をよくよく観察しよう。
どうやったら描き易いか?
何に置き換えたら簡単になるか?
どんなメカニズムで動いているのか?
見て触ってあらゆる情報を仕入れよう。
いつも言ってるよね、四角や箱や球に筒、置き換えるものはたくさんあるよ、これ以上ないぐらい簡単に考えようって。
どうかな、上手く描けたかな?
出来たら次に進もう!

正面の手を描く
自分の手を一度描いてみてどうだった? 今度は安定した描き方を紹介するよ。
二回描いても安定した作画力が維持できるんだ。
1.だいたいでいいから正方形を描く。
それを左の図のように縦横に等しくなるように入れる。
次は上部4本の指がくっつく所4等分しよう。
図に三角があるよね、くっつけちゃおう。
これは親指がくっつく土台になるところだよ。
ここまでいいかな?
2.図2のように補助線を描き入れよう。
小指の所を見てみて、ちょっとだけ凹んでるね。
親指君をくってけて。
3.最初に描いた正方形と同じものを上に継ぎ足して4等分して指を描き込む。後は手のわずかな膨らみを最初に描いた正方形を十分意識してはみ出過ぎないようにデッサンしていく。
4.後は自分の手を見て細かく仕上げる。
出来上がりだよ。
ね、簡単でしょ。

おっきな手袋の術
おかあさんがお料理するとき使ってる手袋あるでしょ、あちっちっのお鍋持つヤツあれあれ。あれを想像してみよう。手の指が、人差し指、中指、薬指、小指の4本の指が省略されてるよね。後は親指だけだからとても描き易くなるでしょ。じゃあ、下の指を省略した手袋をいっぱい描いてみよう。ここでみんなにつかんで欲しいのは手のポーズの雰囲気と形だよ。一番複雑な4本の指を一つのかたまりとしてとらえ簡単に描く。さあ、はじめよう。
このレッスンはとても重要です。手はとても複雑な表情を見せる事が多く、指を一本づつ描いていると妙な泥沼に陥り易いのです。初心者の方はここを徹底的に実践してください。手の表情をおおまかでも結構ですので頭にたたきこんでおきましょう。指をはぶくだけで手を描くのが苦手という意識を消し去って楽しく描けるようにすすめよう。

次に進もうね、最後に手強い奴が待っているぞ!