2.球と円を描いてみる
球と円をいっぱい描く-何度も何度も描こう。
さあ、鉛筆持って、マルを描いてみましょう。シャープペンはだめよ、鉛筆で描こうね。最初は鉛筆の先をとんがらさないで磨耗させた状態で描いてみよう。そのほうがごまかしがきくし綺麗に描けるんだ。「おおまかに描いて後で丁寧に」いつもいってるよね。もちろん定規もテンプレートも何もいらない。君の手だけ、フリーハンドで描くんだ。自信持ってね、大丈夫だよ、ゆっくりすすめようね。
こんな感じで、まーる描いて。
横に中心線を入れて
楕円も描いてみよう。
大きさも変えて描くー

次は「みかん」を描こう。すこしだけ楕円っぽいね。
次は「リンゴ」を描く。下の方を少しちっちゃくね。
次は「おなす」描こう。楕円を上手に使おうね。
・・・・はて? おなすって英語でなんていったかな。
まあ、いいや。


円と球・・・・・円は平面的なもの。ボールを縦に切った時の断面の曲線のこと。
球は立体をもった物質であると理解しておきましょう。

球や円柱の構造を理解する。
球を縦に割ったり円柱を分解したり頭の中の立体把握能力を鍛えよう。マルをたくさん描いたら立体的にとらえていく作業だよ。あなたの家の中にまるいものなーい? 野球のボールサイズがちょうどいいかな。机の上において光をあててみよう。いろいろな角度から見てボールの表情を観察する。実際に持って観察する、一番大切なことなんだ。

球を描いて、まん中を切り落としたところを想像する。切った断面の形は正面から見ない限り楕円形になるのがわかるよね。

円柱体・・・丸い柱のことだよ。
金太郎飴って知ってるよね。上から包丁で切っていくところを想像してみよう。円柱の横に平行に切った断面は球と違って切断面の面積は何処を切っても同じだよ、立体を意識しやすいでしょ。
円柱は丸い柱のような物を描くにあたってとても役立つ大切な作業だよ。今後の為にもしっかり実践しておこうね。上の右図(3本の円柱体)に何個の円をかいているかな。一つの円柱に対して3個の円が描いてあるね。上面と底面とそれともうひとつまんなかに基本線として円を描き込む。これをいれると絵が安定するよ。初心者の方は強く意識しよう。
円柱体のデッサン
では下のイラストを参考にしていろんな円柱体を描いてみよう。まずは普通に円柱のデッサン。そしてトイレットペーパーに印鑑入れ、電池、ペンシル立て等等・・・・徐々にレベルアップして描いてみよう。

ね、円と球を自在に操る事が出来たらいろいろなものが描けてとても楽しいでしょ。曲線はとても奥が深いんだよ。もっと理解をすすめようね。少し疲れたね。お茶にしよう。
  • 円や楕円の描くトレーニングについて
私は絵を描くにあたり「練習しよう」という言葉は嫌いなのであまり使ってこなかったのですが楕円と円は時間をさいて練習をしないとなかなか上手く描けないので少し説明をします。車のタイヤを一日一個は描くような練習をしましょう。これほど簡単に見えて難しい物はありません。毎日チョコチョコ描いてみて下さいね。日々の積み重ねがあなたの今後の絵にいかされていきます。
タイヤを描けるようになったらいろいろな乗り物が動かせるようになるよ。ただの練習台ではなくて、描けるようになった後の絵の幅の広がりを実感しましょう。乗用車や働く車等をたくさん描いてね。
車は苦手、ごめんなはれ。
車を自分でデザイン・・・・出来上がりは素人はなはだしいが、これは面白い。車好きにはたまらん作業ですな。コンパクトSUVだ。
次に進もう諸君。 諸君て・・・・