7.足先を描く
足先を描く。
足先はいつも靴の中の靴下の中に隠れていて頻繁に見る事は少ないよね。だから非常に難しく感じてしまうのは仕方がないのかも知れないね。足を描くのに厄介にしているのが土踏まず等のアーチ状になった足の骨が書き手を悩ましているよ。だから足先を描く時は骨はいっさい無視して形で捉える方法ですすめていこう。

足を観察しその表情を確認しよう。
鏡に自分の足を写して見てみるのもいいよ、足の裏もしっかりのぞいてみてね。
とりあえずぐるっと一周してみよう。描けないなぁって悩む前に相手を知ってみようね。相手を知ったらイメージして自分の頭に取り込もう。そしたら一度紙の上にデッサンしてみよう。見て観察して実践だよ、お手上げって考えないでとにかく描く。上手く描けるかな?

足の裏のラインを覚える。

下の挿し絵を見てみよう。真下から見たところと斜上から見た所だよ。ぐるっと反って回り込んでいるね。ここでは土踏まずを忘れておもちゃの人形を思い出そう、いつもいってるよね簡単なものに置き換えて考えようって、だいじょうぶだよ。

足の中に三角を作ってデッサンする。

左の挿し絵を見てみよう。くるぶしの所と指の関節の部分に三角の板がそれぞれ入ってるよね。じゃあ上の足のラインを描いてみたら今説明した三角の板を書き込んでデッサンしてみよう。どうかな? だいぶいい感じになったでしょ。

通信販売の写真等を見本にしてデッサンしていこう。

通販の雑誌のモデルさんの足をいっぱい描き写そう。
足先はブロック化して描く事をすすめます。特に初心者の方はおもちゃの人形の簡単な足からはじめてください。模型屋さんかおもちゃ屋さんに行ったら今はかなり精巧な手足関節が動く人形が販売されてます。デッサンの為に一体購入するのもいいでしょう。いろいろ役にたちますよ。

「下半身と足の描き方」楽しんでもらえました?

腰から下の部分ってなんとなーく適当に描いてしまってたりそんなことなかった?
私も昔、「上半身だけまあまあ描けていたらいいや」ってごまかして来た所がありました。下半身があやふやな状態では画面の締まりが悪くて骨盤の部分をしっかり描いていない弊害が如実に出てましたね。そこで下半身のデッサン、特に骨盤のまわりをやりなおしてみたところ描けば描く程、人物画が安定し面白くなっていった事をよく覚えています。だからみんなもこの機会にじっくり股間と向き合ってみよう!
の紙の上でこのコーナーが少しでも威力を発揮する事を願っています、頑張ってね。

2003年 6月22日    中村でした。ばいばい

今回も御覧戴いた皆様には感謝致しております。
本当にありがとうございました。

ちょっと難しかったかな、お疲れ様でした。
ゆっくりお茶飲んで休憩しましょうね。