3.人物デッサン-椅子に座る人物を描く、その一

椅子に座った人物を描く

左の挿し絵を見てみよう。
これは完成したものになります。しかしこのままではどこからどう描いていいかわからないよね。個人個人の描き方にはいろいろ違いがありますね、骨格からとらえる、筋肉から、めんどくさいので形から入るといいったところでしようか。正しい順番なんてありません、自分で「あ、これ描きやすいな」って感じるものがあなたのベストになります。それでは紙と鉛筆を用意しましょう。B2Bの鉛筆を使おうね。鉛筆削りで先ッちょをぴんぴんにとんがらせて5本くらいはならべておこうね。

徹底的に一つのポーズを描き込もう。
ポーズをしっかり記憶するような描き方だよ。いろいろな人物の絵をさらさらと描いていて「このポーズは覚えておきたいなぁ」なんてことないかな? まるまる覚えてしまうと後々すごい威力を発揮することになるからね。

下の3点の挿し絵を見てみよう。向かって左の絵はハート描きから筋肉をしっかりとらえて描くやり方。真ん中の絵は筋肉や骨格をおおまかに形だけで描くやり方。向かって右の絵は両方を足した描き方でほぼ完成型に近い方法になります。自分に合う描き方を探ってみよう。

膝と脚の関係について
膝が正面に向かうようなポーズになるとたちまち描けないって人がいます。でも考え方さえ工夫したら屁でもありません。皆さんも屁をこいてやりましよう。
骨盤を描いたらそのちょっびっと前に丸を描き込んでみよう。
んで、その丸に脚を棒のようにくっつけてできあがり。ポイントは筋肉を無視して棒を描く感覚でデッサンしてみることだよ。ね簡単でしょ。
調子こいていろいろな脚の動きにチャレンジしてみようね。脚の筋肉というのは後から考えるようにして先にある程度の膝の位置を適確に掴む事が大事だよね。