2.漫画の描き方で衣服を描いてみよう
ここでは、漫画のような要所を押さえて簡単に描く方法を試してみよう。大きなシワを押さえシワの流れをしっかり捉えるまでは前の頁と同じだよ。人物を適格に立体に捉えるテクニックを覚えようね。でも基本は同じ正面から捉えて慣れてから人物を動かして自分のペースですすめていこう。

服を着ている人物を箱とブロックで簡略化して強く立体感を表現しよう。
少し鉛筆おいて聞いてね。人物の正面画が描けるようになったら目をとじて想像してみよう。3D画像のようにゆっくり360度回転させてみよう。イメージとしは真っ暗なところに一体の白い人物がスポット浴びて立っているような感じでね。
斜からみたりいろいろ想像してみよう。描くモノに対して立体的に把握しているのとしてないのとでは紙に描く段階で自信となってあらわれます。デッサンが変だな、どうして上手くかけないのかな?と悩むときは「ふー」と格闘家のおっさんのように一息ついて目を閉じて3D画像を思い浮かべてみよう。

腰とお尻の形を覚えよう。
左の絵、腰からお尻のシルエットを覚えておくととても便利だよ。この形は、服を着ていても着ていない裸体の状態であっても使える便利な描き方なんだ。斜から見た人物を簡単に描く時なんかとても有効だよ。試してみてね。

服を着ている人物を描いてみよう。
さあ、鉛筆持って服を着ている人を描こうね。下の絵を参考にしたり自信がある方は好きなポーズを自由に描いてみよう。初心者の方は申し訳ないけど下の絵を書き写すことから始めましょう。最初は単純なポーズでシワの流れや人物の立体を掴もうね。今は背伸びしないで着実に地ならしして前進しよう。ここは服の描き方の基本の軸になるところだから、特に初心者の方はここで少し長居をしましょう。まんじゅう食べて日本茶を飲んでゆっくりゆっくりお絵描きの遠回りをして着実に前進しようね。このコーナーで時間をいっぱい使いましょう。大丈夫だよ、必ず上手く描けるようになるからね!
正面を描いたら動かしてみよう。基本的なシワの流れを覚えようね。この動きに対してシワはこう流れるんだって感じに。慣れてきたらシワの凹凸や段差も書き写してみよう。座ったり立ったり中腰になったりいろいろなポーズを描いて楽しく実践しよう。

結構難しいきっちり座ったポーズを描いてみよう!

両手を膝において少し前屈みに座っている人物、電車でよく見かけるポーズだね。これが結構手こずったりするよね。ポイントは両手の位置や腕の長さと角度に注意して自然に手を置いていく感じに描くことだよ。でも基本は同じ、最初に箱と筒で人物を捉えて描いていこう。ちょっとむずかしいかな? ・・・・ゆっくりね。
漫画のように描いてみよう!

上の課程で自信がついたら漫画のようにキャラクターをデザインしてその人物を動かしてみよう。少ないシワで上手く見せる技術を身につけよう。シワの段差を上手く処理して描く、そして動きに対してのある程度のシワの形を覚えようね。
むずかしいなぁ・・・・