12.バスタオルとマント
折り紙と布と重力線の関係は理解したよね。ここでは更に大きな布を描いてみよう。大きな重力線をしっかり把握して布の形の変化に対して対応していこう。前項では正方形の布だったよね、それが長方形になっただけなんだ、考え方を整理して効率良くえがこうね。

バスタオルを描こう。
描く前にお風呂場バスタオルを持って着て両手で両角をつまんで君自信の目でしっかり確認してから描こうね。描けないなぁと悩むよりそのモノを目の前においで観察し向き合って理解し描く。
まず長方形を描いてから上部二角を紐でつろう。
重力線を最初に描き全体の形をとる。
布の重力線を更に増やして凹凸をはっきりさせよう。上図を参考にして重力線を不規則な形にしてシワらしく描く。
シワに影を入れて明暗をつけ、陰の設計図を作る。
好きなように仕上げて完成。

むずかしいよね・・・ごめんね。よくわからないかな?
下の絵はバスタオルの重力線が変化していく様子だよ。イメージだけでもつかんでね。ごめんね、やっぱりむずかしいね、あんまり楽しくないね。

マントを描く。
マントを描く? 何のことはないよ、さっき描いた長方形が縦になっただけだよ。ここも全体の布の形と大きな重力線を見つけることから入って、もちろん風呂場から持ってきたバスタオルでまたまた観察してみよう。ここまでOKだよね。
長方形を縦にしてみよう。今はまだ紙の状態だよ。フリーハンドで直線を結んで描き上げよう。直線のレッスンは積んでるかな? んで両上角に紐をくっつけよう。
紙の状態に重力をかけるよ。重力線がいっばいだぁーーー!
出てへこんで出てへこんでー出てへこんでー・・・・・。正面と断面を書いておいたよ。左の図をよく見て理解を深めようね。
実際に布を持って見てどう? 何か掴めたかな。後は影を効果的に布の質感と見合わせて入れていこう。