Brian May's New Album "Another World"


Brian May's New Album "Another World"



元クイーンのブライアン・メイのソロ第2弾アルバム「Another World」がリ
リースされました。
先々週ロンドン郊外のQueen Internatinal Fan Clubを訪問したときに既に英
国では発売されていると聞いてテープも見せて頂きました。残念ながらこのと
きはロンドン市内に戻る用事があったので聴かなかったのですが。ここ最近の
クイーン関係のアルバムの日本発売がいつも本国英国のParlophoneレーベルよ
り遅れがちだったのですが、今回は東芝EMIさんもリアルタイムで発売し
てくれました。まずは東芝EMIさんに感謝。

で、作品ですが、前回の92年の「Back To The Light」がまさしくブライア
ンの「ソロ・アルバム」だったのが今回は93年のツアーで結成された「The 
Brian May Band」のアルバムと言った感じです。
ロンドンの本屋で立ち読みした音楽雑誌と有線のホームページの解説にはコー
ジー・パウエルが参加しているとあったし、11曲目の「One Way From 
Memphis」でのピアノの弾き方はスパイク・エドニーそっくりだし、コーラス
もキャシー・ポーターやシェリー・プレストンそっくり。恐らくこれは前回9
3年の"Back To The Light Tour"のライブ録音ではないでしょうか? ただこ
の曲は日本でのツアーではやっていません。(もっともヨーロッパやアメリカ
での"Back To The Light Tour"では日本でやった「手をとりあって」はやって
いないと思いますが)
ただ、 クイーンのホームページ中の同アルバム案内記事によると
Vocals, Guitars, Bass, Keyboards, Programming by Brian May, except 
where otherwise listed

となっています。今回はまさに本当の「ソロ」だったのね。しかしブライアン
がベースも弾けるとは意外でした。

もっとも、BURRN!からの情報によると、少なくとも2曲目の"China Bell"はド
ラムで故Cozy Powellが参加しています。恐らく他の何曲かにも参加していま
す。またこれも何曲かはベースでニールも参加しているはずです。
曲調ですが「Back To The Light」に比べてハードでアップテンポな曲が多い
ですね。「Business」や「China Bell」そして「Cyborg」。特に「Cyborg」な
どは機械処理したナレーションを入れていてクイーン時代の「Machine 
World」を彷彿させます。

それにしてもコージーが亡くなった今、ツアーの方はどうなるのでしょうか?
前回の93年のツアーを故郷の広島で見ましたけど、ロジャー・テイラーと
は違った感じのクイーンが聴け、しかもあの1812のパフォーマンスも見る
ことが出来て非常に楽しいライブだったので、コージーの死は非常に残念で
す。あのとき、会社の仲間を誘って行って本当によかったと思います。
でもこの際だからロジャーがドラムで参加してくれないかなと密かに期待し、
アルバムを聴いています。

                        1998年6月13日

なつかしいThe Brian May Band広島公演のチケット

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