ビビッドレッド・オペレーション

新番組。 冒頭からずっと下半身を意識したカットが続いている。 示現エンジンが世界中にエネルギーを供給している世界。示現って造語かと思ったら仏教用語か。 そんな凄い発明なのに事故が起きたせいで博士の家は貧乏らしい。 アローンがエンジンを襲撃しに来て、二葉あおい(村川梨衣)が乗っているオスプレイが巻き込まれる。 一色あかね(佐倉綾音)があおいを空中で助けたら変身する。何でだろう。 設定はベタなんだけど描写が丁寧だな。

あおいにも鍵を渡して変身。アローンの急所を攻撃する。通常兵器でも役立ってるな。 おでこにキスしてドッキングしようとしたら出来ない。 そんなことをしているうちに誰かがアローンを復活させる。人類の敵か。 実はトマトが嫌いなことを知られるのが嫌だった。逆に言うと、それ以外は全てを知られても構わないのね。 ドッキングしたキャラはなんとなくあかねがメイン人格のような。

あかねが変身して登校しているところを三枝わかば(大坪由佳)に見つかる。 うっかり負かしてしまったので追いかけられて、海岸で決闘しているところにアローンが出現。 わかばも一緒に戦いたいと言って鍵を渡される。とんとん拍子だな。 剣じゃなくて弓使いなんだ。 あかねとわかばでドッキングして倒す。あおいとわかばのパターンもあるのかな。 脚本は岡村天斎だったのか。

あかねの打球が四宮ひまわり(内田彩)のカメラを壊したのでひまわりの家に。 引きこもってるけど服を着せてプラントを見に行く。 プラントが攻撃されて、停止させる為にひまわりを運ぶ。 その後、死にそうになってるところを助けたら仲間になる。動機がよく判らない。 ひまわりの鍵はいきなり空中に現れる。 そしてあかねと合体。いろいろ手順が省略されている。この形態がいちばん派手だな。 RGBがあれば黄色は要らないのでは。

サマースクールがあって4人でグループを作る。 あかねは黒騎れい(内田真礼)が気になる。 れいは子供を助けたことで鳥に怒られている。 この世界の人ではなくて示現エンジンのせいで元いた世界が無くなったらしい。 そもそもの使命は示現エンジンの破壊なので直接壊しに行くけど警備ロボにやられてあかねが拾ってくる。 無くした鍵は家の鍵だったのか。津波で家が流されたけど鍵が捨てられないみたいなものか。

サマースクールにもも達も来ていて、潜水艇を見られたのでれいを眠らせて人質に。 あかねの水着はテントになる。このネタはギップルとかプラネたんで見たな。 いろいろな仕掛けがあるけど、れいが助けて回る。鍵くらいは平気で開けるんだな。

アローン退治で勉強が出来なくて、赤点を取ったらバイト禁止にされることに。 優先順位がいろいろおかしい。 というか、不当な迫害はアローンの出現で終わったと思ったのに未だに生活苦なのか。 れいはよく判らない理由で学校に通わされているらしい。 全然主体的じゃないな。実は何も判ってない人な気がする。 アローンが現れて、倒したと思ったられいの矢が刺さっていてあかねが落ちていく。 楽しそうに帰りを待つももの描写が不吉すぎる。

アローンはスカイツリーに繭を作る。モスラか。こういうのは早い者勝ちだな。 ドッキングしないと倒せないけど、あかねがいないとドッキングできないシステムだった。組み合わせが増えすぎるしな。 残りの三人でバリアの中に爆弾を押し込む作戦だったけど、れいの矢で羽化が早まる。 それだったらやっぱり東京は終わりな気がするけど、三人とも無事だし。何が起きたのかよく判らない。

ひまわりがわかばに連れられて買い物に行ったら、雑誌に撮影される。 工場見学に行きたいのにわかばが撮影の約束をしてきたので、撮影する代りに付き人をすることに。明らかに喜んでるな。 ヘアピンが無くなったので必死で探す。わかばがくれた物だったのか。そんなエピソードあったっけ。

れいはトマトのことを謝りに来る。 マヨまみれになって一緒にお風呂に入る。痣だと言い張ってるけど、どう見てもタトゥーだろ。 T2ファージみたいなアローンに矢を放ったら位置を特定されて、れいとあかねはお互いの正体を知る。 れいは正体を知っていて近づいたと怒る。そんなことよりミッション失敗の方を気にしろよ。 れいのいる世界を消滅させた示現エネルギーの暴走って、もしかしてこっちで過去に起きた事故とは無関係なのかな。 だとすると単に上位の知性の手駒にされてるだけのような。

れいは別の世界から来たとあっさり判明。 さらにれいがアローンを呼び寄せていることも判る。 あかね達は司令部に侵入して、カラスが事情を説明。シンプルな設定だな。 れいを殺すと失格というテストだったけど、合格するとは思ってなかったのでやっぱり滅ぼすと言う。 ラスボスが狂ってるだけというのは空しいな。 そもそも、物質的に目標にしてるなら殺しても変わらないような。

最終回。 カラスが巨大化。アローンと似たようなものらしい。 示現エンジンを使って地球を消去しようとするのであかね達は特攻する。策は特にない。 順番に合体してファイナルオペレーション。落ちていくひまわりを助けようともしない。もう薬莢扱いだな。 カラス内部でれいと合体。当然予測できる展開なのに普通に驚いた。 地球上の力では勝てないというのがヒントだったけど、鍵を使うんだと思ってた。 地球どころか宇宙がやばいことになってるけど、カラスを越える存在になったので素手で倒す。 れいの世界は元に戻してくれるらしい。何でドアかと思ったら鍵を活かす為か。 普通に彼らの監督不行届だよな。
総括。 絵もいいし動きもいいし、ストーリーもちゃんとしてた。 細かい設定を避けたのもオリジナルアニメとして正しい。 でも股間に拘り過ぎてるので迂闊にお勧めできない。 キャラ的にはひまわりがある時点から急に気になってた。 示現エンジンは明らかに原発のメタファーで、上位の存在がそれを使用する資格があるか調査している。 地球はその試験に合格したのだから原発を容認していて、盲目的に反対する狂った輩を誅する内容となっている。 企画のスタートはきっと震災後だろうから、よくそんなのが通ったなと思う。


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