新番組。 一転して萌え要素の無い絵柄になった。 ゲルダ(川澄綾子)とカイが教会を探しに森に入って、海と夕陽と透明な教会を見る。 森から帰れなくなる話なのかと思った。 あ、有島モユだ。 シリーズ構成・脚本・十川誠志。 音楽・千住明。 監督・出崎統。
ゲルダの祖母が倒れて、医者を呼びに行ったり薬草を取りに行ったり。 馬車が飛んできて薬草が見つかる。助けに来てくれたのかな。 なかなか話が進まない。
鏡の破片がカイの目に刺さって、カイは野ばらの鉢を壊して、雪の女王に連れて行かれる。 まだプロローグのあたりな感じ。 映像的にはいろいろ面白いんだけどな。
カイは湖に沈んだことになってるけどゲルダは信じない。このお父さんいいキャラだな。 酔っ払いから馬車の話を聞いて、お金を溜めて靴を貰ってゲルダは旅立つ。 いきなり話が加速した。
ゲルダはお金を無くしたのでホテルで働く。 薬を売りつけた人が保証人になるけどホテルの品物を盗んでいて、靴をあげるから返してくれと頼むと部屋で大泣き。 キャラを善人か悪人かに分類できるという先入観が間違いなんだな。逆に新鮮。
馬車にひかれそうになって乗せてもらう。今度の人は善良そうだ。 病気の娘のリーネの薬代の為に働いている。 リーネは春に天国に行くと言って、母親の為にえんどう豆を植えている。 行き詰まった状況で奇跡が起きて、リーネは元気になるし、スープの豆から芽が出る。 ゲルダの豆は落としてしまったから本当に奇跡なんだけど、母親はゲルダの豆だと思っている。 何だろう、この微妙さは。 誰かの仕業を奇跡だと信じるのはよくあるけど、その逆は珍しい。
鏡のかけらで作った眼鏡をかけて王が変貌する。 ゲルダは王の恋人だったオリーネ(鶴ひろみ)を助けに絵を持って城に潜入。 絵そのものは別に重要なアイテムじゃなかったんだな。 蜂の活躍で眼鏡が壊れて元通り。いきなり終わり。前後編になるのかと思った。
ゲルダは川に靴を流せと言われ、ボートに乗って綺麗な所へ。 魔法使いがゲルダを引きとめていた。そもそも何で目を付けられたんだろう。 場面転換が激しいし、ゲルダの行動も怪しいし、ずっと夢の中みたいな感じ。 今回は続いた。 ちょい役に島本須美とか潘恵子とか使ってるな。
ゲルダは記憶を無くしているけど涙を流す。魔女もいろいろ気を使ってるな。 バラは塔に監禁してある。処分してしまう考えは無いのね。 ゲルダは帽子の刺繍のバラを見て記憶を取り戻す。消し方が甘いな。 結局、なんでゲルダだったんだろう。
大きな街でクラウスと会う。 クラウスの父親は運河の管理をしていて、みんなで水門を閉じる。掛け声がなんか妙だ。 別れ際にクラウスは自分の夢である汽車を見せる。 何も起きない話だったな。次の話に続いてる訳でもなさそうだし。
赤い靴のショーウィンドウの前でカーレン(小林沙苗)に会う。 金持ちの夫人がカーレンに赤い靴を買ってくれて舞踏会に行く。シャンデリアのキラキラが凄いな。 でも葬儀の途中で来たことが判明して追い出される。 そして踊り続ける赤い靴。こういう話だったのか。 今回は雪の女王は関係ないし、ゲルダも脇役だけど割と面白い。
犬の墓にお参りするのに服のボタンが要る。いきなり変な出だしで、ゲルダは子供たちの家に招かれる。 ゲルダだけキャラデザが違うな。違和感というか疎外感がある。 梨の木を材料に作ったボタンが傘屋の大家から受注されてめでたしめでたし。 変な話だ。たまに光ってるし。 作画も脚本も演出も何かがおかしい。見るスタンスが判らない。
カイの所に風の化身が来る。出崎アニメには大塚明夫がよく似合う。 ゲルダは吟遊詩人と再会。 白い馬車を見た人がいて、その場所に行ってみる。もう1年経ってるんだな。 今回は物語は無くて、メインのシリーズの補強。
ラギと一緒に旅をして、馬と牛を交換していた人と同行する。 ラギは戦闘能力も高かったんだな。 寓話を無理に話に織り交ぜるから、どうしても違和感が残る。
人力飛行機で飛ぼうとしている発明家のハンスと会う。 発明自体は本当だけど食い逃げしようとしてたしな。 脱水機の発明で信用されて飛行機が完成。教訓みたいなのは特に無い。 ハンスの胡散臭いキャラに素人演技が逆に合っている。
炭鉱の町の酒場でラギが歌う。いいのか、そんな曲で。 ラギは親方の息子の隊長だったらしい。親方だけキャラデザが違うな。 羽根の生えた青銅の猪の像とか、隊長だけ何故か無傷で助かった事とか、何かありそうなんだけど特に説明もなく終わる。 何なんだ。
酒を飲んでる洗濯女は実は病気だった。 誤解はあるだろうけど、酒で治療するのは間違ってるって。
船に乗る。 船長の声がかなりやばいな。演技以前に滑舌に問題がある。一応芸能人だろうに。 実は武器の密貿易をしていたけどゲルダは助ける。たまに危ない感じになるし、二面性のある人なんだな。 いきなり雪の女王が出てくるけど話には絡まない。
ラギがいると話が作りにくいので予め別れておくパターンが多いな。 マッチ売りの少女のマリア(大谷育江)と会う。 可愛いし健気だし大谷育江だし。何か起きる前から既にやばい。 ゲルダが修道院に行ったことを後悔していたので、何か悪い施設なのかと思った。 追い出されたマリアは馬車にはねられて凍死。シンプルな悲劇だ。 こういう容赦ない感覚は久しぶりかも。 原作では少女はマッチを売らされているだけで生活の基盤はあるけど、アニメでは自力で生活していてマッチが生命そのものというメタファーが強いので「今、最後のマッチを点けたの」というセリフが死のイメージと直結する。
今回は総集編。 カイと関係ある部分だけ集める訳でもないのか。 豆がどうなったかはゲルダは知らない筈なのに。
春になってる。冬じゃないと物語が終わらないんじゃないかという気がするけど。 ゲルダと兄妹のところに魔女が寄ってきて、願いの叶うくるみをくれる。 今度の魔女はあんまり悪意は無いんだな。 ゲルダは妹の為にくるみを使うけど、まだ効力が残ってるっぽい。 伏線じゃないと思うけど。
サーカス団にいるハンスと再会。この人は3回目だな。あんた何してるんだ。 宿屋に元団員のアメリアがいて、結局アメリアも出場する。 でも借金がどうにかなる訳でもないだろうし、一家で夜逃げするんだろうか。
風の化身がカイを連れて行って、女王が取り返しに来る。何が目的でカイを奪い合ってるんだろう。
ハンスが人魚姫の人形劇をしている。なんでこの人レギュラーなんだ。 リリー(かないみか)がゲルダと友達になりたがる。 人間の友達の一番大切な物を持って来ないと泡になるから。 元の話が有名過ぎるとこういう形になるのか。 ルーペを返す時の船との距離感がよく判らない。
古戦場で物語の中にゲルダが入って一緒に鍵を探す。 ラギは眠ってしまうことで舞台から排除されてる。 元の物語を知ってることを前提にしてるような。 ラストにカイの姿が見える。別にヒントとかじゃないんだな。
ゲルダが倒れてホルガー伝説の話をする。 ホルガーが雪の女王の恋人とか、ラギだけが助かった話の続きとか、メインの話なのかな。 ホルガーというのが雪の女王内の設定なのかアンデルセンの他の作品なのか一般の伝説なのかアニメオリジナルなのかが判らない。
ラギから不意に雪の女王の名前が出てくる。知ってるなら最初から言えって。 氷河を越える。そういうゲームみたいだ。 お互いにロープで繋いでナイフを持つのがいいな。 ラギは落ちてしまう。まあ、女王にモニターされてるし、なるようにしかならない。
カラスに会う。喋ってるのを不思議に思う余裕も無いな。 泣いてるゲルダがなんかいい。 城カラスは有島モユだ。最初の方にも出てたしどういう縁なんだろう。 結局、王子はカイではなかったけど魔法の馬車を貰う。アイテム取得イベント。
ゲルダは山賊に捕まる。大丈夫なのか、この滑舌は。 娘のフリーダに友達として与えられる。言われてみれば確かに横山智佐だ。 ゲルダの戦闘能力がえらく高いな。 友達と称して鎖で繋ぐ一方で砦から出して貰えないことに不満を持つとか、 寓意が過ぎると単なるツッコミどころになってしまう。 砦の外に出て木の実を食べると地震が起きる。続く話だったのか。
ゲルダ達は逃走中。どんどん野生化している。 フリーダは不自由よりも、過保護にされてるのが不満なんだな。 まだ続くのか。
フリーダは滝落としの刑。なんで楽しそうなんだ。 あっさり助かるけど、母親が瀕死。避けられた事故だな。 命の泉へトナカイが連れて行ってくれる。水を飲む資格があるかどうかはバトルで決めるのか。 母親の反省とかそういうのは無し。 ゲルダはトナカイに乗って出発。これも3話かけた乗り物入手イベントだったのか。 猿とあっさり別れてるのはいいのか。
風使いに会いに行く途中でトナカイが穴に落ちる。 退場かと思ったら難なくロープで引っ張り上げる。凄いパワーだな。 雪の迷路の中へ。別に迷路じゃないな。 最初からお守りを使っていれば困難は無かったような。
氷の城に着く。 パズルは炎の人を閉じ込める為の物だったのか。 その修復の為にカイを連れて来たのかな。
鏡のかけらが刺さったことは女王の仕業じゃなかったんだな。 カイを救ったと言っているけど見落としがあって、カイが豹変。凄い絵だな。火を吹いてるし。 思い出したようにラギを生き返らせる。やっぱり死んでたんだな。
ラギが目を覚ます。いきなり戦わされてるし。 パズルを解くのがカイである理由が何かあるらしい。 ラギは女王を許してないけど、部下を見殺しにしたというより自分を助けたらしいので素直に従ってる。 パズルが完成。何が起きるんだろう。 次回最終回。全36話だったのね。
魔王を閉じ込められるけど鏡の破片が足りない。 カイが死にたくないと泣くと涙と一緒にかけらが出てくる。そんなんでいいのか。 ラギは魔王を倒す。生身の人間と思えない。 女王がカイを選んだのはいい友達を持っていたかららしい。今一つ納得行かない。 どうせ破片は必要なんだし、やっぱりそっちがメインなのでは。 ラストに競争してるのがいい。