サムライフラメンコ

新番組。 特撮ヒーローに憧れるモデルの羽佐間正義が、サラリーマンに倒されているところを警官の後藤に見つかる。 主人公は後藤の方なのかな。 またヒーローをやって子供に追われるけど、ヒーローの言葉を思い出して説教する。すごい説得力だ。

後藤が部屋に来ている最中にマネージャーが来て斧がカバンの中に。 リハーサル中にレッドアックスの歌を歌っていたらアイドルに気付かれる。 後藤と飲んでいて小1の時に傘がなくなっていて他人の傘を使った話をする。 後藤も傘を取られて、電車を自転車で追いかけて取り戻す。かなり無理があるな。 その動画がまた公開されて話題になる。もう時間の問題だな。

斧パーツからマネージャーにフラメンコだとバレる。 フラメンコの番組に出たらレッドアックスの人がフラメンコを名乗る。 正義は要が嘘をついてると思ってるけど、普通に考えたらテレビ局の仕込みだろうに。 呼び出すと譲るように言われて、戦いになってあっさりやられるけど説得。 「目を覚ませ、レッドアックス。偽フラメンコになんてなるな」。 二代目として認められる。その時点で事実と違うんだけど。 生放送なので後藤を使ってアリバイ工作。

ひったくりを捕まえる。ちゃんと強くなってる。 繁華街で車上荒らしを捕まえようとしたらアジトに監禁されて、 正体を暴かれそうになっているところに、フラメンコガールが助けに来る。得物が凶悪すぎる。 正体は真野まり(戸松遥)。 まりはフラメンコに感化されたのではなくて、同じことを考えていたら先を越されたらしい。 チームを組むことを提案される。脅迫されてるし。 本当に茶番に協力してる。 どう見てもやり過ぎだけど、そんなに問題化してないな。

フラメンコは賞金がかかっていて襲われる。フラメンコガールにも200万かかってる。 正義は特撮の仕事が来たのでまりはソロ活動に。 後藤は非認可正義行動の担当に。 正義に祖父の友人から荷物が届いて祖父からの手紙を読む。 後藤は協力体制を提案する。 話は動いてるんだけど、なんか繋がりがよく判らないな。

原塚に会って防御が弱いと言われる。 サムライフラメンコは賞金が一千万円になったのでやたらと追われていて、新装備の各種文房具で応戦。 なんで受け渡しシーンが通販番組みたいになってるんだ。 自分を騙したメガネにヒーローを信じさせることに成功する話がちょっといい。

悪が減って出番が少なくなる。 祖父のノートを読むと、両親が海外で殺害されたことが書いてある。 正義は復讐心が湧いてこなくて悩む。 一日警察署長の仕事を受ける。そんなことしたら警察は正体を知ってることを宣伝してしまうのに。 とか思ってたら、男がゴリラに変身してさらに親玉も現われる。 こらこらこら。説明せずに終わるんじゃない。リアリティレベルがいきなり変わったな。 まあ、一日警察署長の時点から虚構に入ってるんだろうけど。

バスジャックが発生して一行がサイを倒す。正義は怪人が最後に自爆することを気にする。 馬とかオロチも倒す。正義は今の状態を楽しいと言う。実は敵の作戦通りらしい。 結局、種明かし的なものは無いのか。 まだ虚構モードが続いてるだけという可能性もあるけど。

みんな騒動に慣れてきている。 今野はキングトーチャーに捕まって拷問されている。 まりを差し出せば面白くなると誘惑されて、まりも捕まる。 正義が最終決戦に行こうとしたら戦闘員が邪魔をして、原塚が相手をする。 「さあ、今こそ私にあの台詞を言わせて下さい。『ここは俺に任せて先に行け』」。 そろそろ終わりそうだけど2クールあるんだよな。

キングトーチャーはまりと一緒に来た萌の指を潰すけどまりの身代わりになると言うので敬意を払う。 まりを詰るシーンがなんかいい。 キングトーチャーは自分の腕を切断してチェーンソーを付けて、フラメンコと最終決戦。 ピンチに後藤が来て倒す。 どう見ても死んでるけど生きていて、ロケットで細胞を散布してグレートキングトーチャーを発生させる作戦。 ロケットは後藤が車で止めて、正義は正体を明かす。

東京湾に巨大物体が現われる。フロムビヨンドという新たな敵らしい。 彼らがキングトーチャーを支援していた。 要丈治に総理からフラメンジャーの出動要請がかかる。何もしないおっさんだと思ってたのに。 基地に行ってみると残りのフラメンジャーが殺されていて、バックアップメンバーを呼んだら全員レッドだった。 殺されてる奴らもレッドだったな。 要丈治はレッドアックスになって毒の怪人と戦う。 その様子を見て正義をレッドだと認める。 終盤で敵が巨大化して、こっちもマシンで出撃。合体して倒す。お約束てんこもり。 また世界観が7話みたいに跳躍してるけど、さすがにもう慣れた。まりの出番は終わっちゃったのかな。

後藤の部屋に行く。 まりは失踪中らしい。実は後藤の部屋にいるけど。 フラメンジャーの紹介番組の形でメンバー紹介。 まりはそのうち復活しそうだ。EDで歌ってるし。

敵がたくさんいるらしい。 一斉攻撃の情報を入手するけど総理にまだ秘密にしてくれと頼まれる。 国民英雄賞の授賞式の後、シェルターに5人まで避難させていいと言われる。 後藤のアパートに行ったらまり発見。 要さんはかっこいいこと言ってたのにいきなり失踪。きっと何か裏があるな。 正義はテレビ番組で総攻撃のことを話す。

正義はネットで生放送してパニックにならないように訴える。 まりのところにはメンバーの二人が来る。なかなか立ち直らないな。 総攻撃が開始されて、合体して富士山の山頂から潜り始める。 そこに要さんが各種ヒーローを連れて戻る。逃げてはいないと思ったけど、何か胡散臭いんだよな。 ビヨンドフラメンコが来て正義に兄さんと言う。展開が読めない。

ビヨンドフラメンコは正義と話して自らを撃つ。 フラメンロボは富士山の中に入ってなんとか装置を止め、ロケットパンチで脱出。 ここまでは良かったけど、ミスタージャスティスが来て騙されていると警告する。 フラメンジャーのメンバーは自作自演の容疑で捕まっている。 実は日本政府がフロムビヨンドを操っていたらしい。 すると、キングトーチャーの時からそうだったのかな。

まりは萌とのことをまだ根に持っている。 まりがあの時の場所で泣いていたら、萌は自分が臆病だったからだと説明する。 なんだかんだで仲直り。 公園で寝ていた正義は目の見えないホームレスに助けられる。 実はかつてサムライフラメンコとして助けた人だった。 友人を頼るようにアドバイスされて後藤の所に。そんな所は最重要でマークされてるだろうに。

やっぱり後藤の家に行った直後に踏み込まれる。 それは予期していて、二人で文房具で逃走。 原塚の車で秘密基地へ。画鋲で怯むなよ。 ヒーローを規制する法案が可決されそうなので議事堂に突撃。 総理は武装首相イザナギに変身。支持率が高いと強くなるらしい。 まり達も加勢に来る。 音声が切ってあると油断した発言がネットに流されていて、支持率が急落して総理を倒す。 支持率で制御してるんじゃなくて、実際に何かの力が働いてるんだろうな。 そこにミスタージャスティスが来て実はフラメンコ星人だと判明。 こいつを倒すのがそもそもの総理の目的だった。 どんどん話の構造が拡張されていく感覚が楽しい。

フラメンコ星人は救済に来たらしい。 正義と二人で話して生命を強制進化させる装置を渡されるけど、正義は間違っていると断る。 「正義と馬鹿は紙一重」。 自分で進歩すると言ってフラメンコ星人を追い払う。 そこに超越した人が現われていろいろ説明。正義が望んだように世界が変わっていたらしい。 殆ど最終回だけどまだ続く。これで終わると普通過ぎる。

半年後。世界は平和になっていて、正義は世界政府の大統領に推されている。 テレビ局でまりに会って後藤がデートする話をしたらショックを受ける。 二人で尾行することに。 実家に行くと母親がいて、彼女は高校の時に行方不明になったと聞かされる。 後藤はバス停で自分でメールを書いていた。 彼女が消えたのはただの失踪じゃなくて、もっと深い何かがありそうな気がする。

澤田灰司が爆弾を仕掛けたらしい。ホテルに電話をかけてきて敵を名乗る。サムライフラメンコの為の悪らしい。 でも警察は澤田灰司は死んでいると言う。 フラメンジャーのメンバーが襲われて、正義が本気にならないので後藤を殺すと言う。 後藤の部屋に行くと信じてくれなくて、彼女のことで喧嘩になる。なんか不自然だな。 灰司を他の人が認識できないので、生み出しているのは自分だと思う。以前に自分が望んだ通りに世界が変わってたからなあ。

要と面会して、愛が切り札だと言われる。 「ヒーローは誰にも助けて貰えない」。 石原さんに相談して澤田灰司について調べて貰って、愛について教えられる。 澤田灰司の両親は葬儀の後に行方不明になったらしい。 後藤は澤田灰司に呼び出されて捕まる。 歪んだ愛の持ち主が集まってる構図か。

最終回。 後藤の携帯の説明。 澤田灰司は後藤に殺されることが目的で、目の前でメールを削除して見せる。 正義は全裸になって愛で澤田灰司を止める。 「僕は世界でただ一人、君のことを考えている人間だ」。 澤田灰司を殺そうとする後藤に結婚しましょうと説得。 どっちも解決方法が斜め上というか馬鹿というか正義らしい。 結局、澤田灰司関連に超科学的なものは何も関係なかったんだな。 ぐるっと回って原点に戻ってきた。
総括。 先の展開が読めないというオリジナル作品の特徴が最大限に活かされていた。 話の途中でリアリティレベルが変わるのに抵抗があった。 いろんなことが起きて、それが最後に綺麗にまとまれば傑作だけど、 それが無いと単にいろいろなことが起きただけになってしまう。 まあ、それでも面白いんだけど。


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