プラネテス

新番組。というか、4月までBSで放映してたのの再放送。 そんなにすぐに再放送するなら、最初から地上波でやればいいのに。 タナベ(雪野五月)がデブリ課に就任。 最初の仕事はプレートの廃棄。 いきなり宇宙で喧嘩してるし。夢を見すぎている印象はあるな。 プレートを落とすのを15分遅らせたのは子供達の為かと思いきや超過手当ての為だった。真意は判らないけど。 ちっとも平和そうじゃない近未来だな。 原作・幸村誠。 脚本・大河内一楼。 監督・谷口悟朗。

ハチマキは宇宙船を買うのが夢らしい。何か事情があるんだろうけど、その説明は無し。 ハチマキが3年前に新入りだった頃に失敗したデブリに再挑戦。 いろいろ失敗してシャトルの軌道と重なってしまう。 ストーリーは少なめで、船外作業シーンがメイン。 何がどうなってるのか今ひとつ判り難いけど。

遺言状の記入の時期に保険の勧誘が来る。でも今ひとつ危機感が無いな。 棺桶を回収するミッションが舞い込む。仕事と割り切れない物体がよく次から次へとやってくるな。 タナベの話を聞いて遺族は遺体を引き取ることにする。「宇宙は一人きりじゃ広すぎるのに……」。なかなか面白い。

偉い人の息子が見学に来る。 実は宇宙遊泳で置き忘れたカメラの回収が目的。 仕事を馬鹿にされてハチが怒るけどタナベが殴る。 その場にいないことになっていることが逆にあだになって殴られたことがもみ消されるのが面白い。 タナベはやっと名前で呼ばれた。

月へ旅行する途中にスリとか撮影してる人達とか心中を考えてる家族とかが絡む話。 あんまり宇宙とかデブリは関係なかった。

前回の旅行の続き。 タナベのアパートに忍者がいっぱいいる。単に重力が軽いところにいる変な人達。 実は地球に帰れない失業者で、その離婚した相手がハチの見合い相手。 さらに見合い会場が火事になる。相変わらず偶然の集積で物語ができてる。 忍者八人衆になって窓から脱出。全員骨折したけど。 タナベ達は旅行じゃなくて仕事で来たのかな。

入院したハチマキは地球の写真を撮ってるノノ(こおろぎさとみ)と会う。 背が高いけど12歳で、月生まれなので地球の環境には耐えられないらしい。だからこおろぎさとみなのか。 暮らす場所としての宇宙の話。 ローランドさんはノノと何か関係あるかと思ったけど対比用なのかな。

フィーは実は優秀で、事業部長とは前の会社の同僚らしい。 安心して栄転できるように、ステルスのデブリをフィー抜きで回収する作戦。 契約社員の人が協力してくれるのが珍しいと思ったらグッズで買収されたのか。 フィーの印象が結構変わったな。

ハチマキの先生(ギガルト・ガンガラガッシュ;若本規夫)が来る。本当に本名なのかそれは。 若本規夫だけど意外にまともなキャラだ。 チェンシンはタナベが気になっていたり、ハチマキに付き合っている人がいるか聞かれたり。 今回のタナベはなんか女の子してて可愛い。 ギガルトを通してキャラを掘り下げ。 タナベのニックネームはエンジェルになるのかな。

他の会社の回収したデブリの資料を見ているユーリ。 OPでネジがぶつかったのはユーリの妻だったのか。 その時のコンパスを見つけて取ろうとしてデブリ群にぶつかる。 存在感の薄いキャラだったけど、空っぽになってたんだな。

チェンシンがタナベを誘っている。 タナベはよりによってリュシーに相談するか。リュシーは全力で邪魔しようとしてるし。 ハチマキとチェンシンの会話も実は同じ構図なのかもしれない。 エルタニカの人が宇宙服の売り込みに来る。 クレアと同じ国の人。クレアの出世欲はそういうハンディを負っているからなのかな。 テストはうまく行っていたけど地上の紛争と関係して身柄を保護される。なかなか深い話だ。

宇宙防衛戦線が喫煙室を爆破するのでフィーが煙草を吸えない。 切れたフィーはセブンに向かっているデブリに体当たり。 トイボックス燃えちゃった。 70年後も喫煙の習慣は残っているだろうか。余裕で残ってるだろうな。 タナベのデートの話は直接関係なくて、何話にも渡って続く話なのかな。

ハチマキが帰省してタナベとユーリも来る。いきなり地上が舞台だと思ったら船が壊れたからか。 なんか休暇の多い職場な気がする。 弟のロケットが飛んでくる。当てた子とか言われて赤くなってるタナベが可愛い。 砂浜でいい感じの二人。キスしようとしてるところをロケットが邪魔する。 二人はこのままくっつくのかな。なんかそれは悔しい気がする。 ユーリのコンパスをロケットで飛ばして、一人称が俺になってる。 実はユーリの回だったのか。挿入歌なんかも入ってるし。

タナベがハチマキに優しい表情してる。 そこにいきなり社内恋愛禁止と言われる。なんて鋭いんだと思ったら別の部署であったのか。 トイボックスのテスト飛行をしていると、実験モジュールの救出を依頼される。 左遷された人の話がちゃんと絡んでくるのね。 二人は大した波乱も無くくっついちゃいそうだな。チェンシンは強引なことしなさそうだし。

エーデルにサーシャからメールが来る。 タナベ達はデート。 犯罪者が取り引きに来ている。 関係なさそうなそれぞれの話がひとつに。 ホテルへの部屋にいたのがサーシャでエーデルの結婚相手。サーシャって男子名でもあるんだな。 ラストの「エーデルでいいよ」で一気に来る。 でも今後はまたあんまり話に絡まなさそう。

いきなり宇宙で遭難してるハチマキ。続く深刻なシーンでどうなったのかと思ったら実は全然平気。 でも空間喪失症になっていたのでギガルトに治療法を聞いてでかいエンジンを見せる。 対話していた幻覚は、恐怖とか不安とかそういう判りやすい感情でもなくて、 先が見えないことや空虚さそのものへの拒否反応みたいな感じだろうか。

ロックスミスがハチマキのところに来る。どう見ても悪人だけど偉い博士なんだな。 ハチマキの父親は有名な機関士だけど飽きたと言っていて、それがハチマキのテンションと合わない。 この人の存在がハチマキのモチベーションの一部でもあるのかな。 2号エンジンの臨界試験で事故が起きる。働いてるリュシーって始めて見た。 実験をしてたのは忍者の人たちだったのか。かわいそうに。 事故を契機に父親は乗る気になる。 テーマはわがままかな。わがままの為にタナベを置いて行ってもいいと多分ハチマキは思ったんだろう。 もうデブリは関係ない話になってきた。 宇宙開発に限らず、科学技術の先端部分って人間性を喪失したイメージは確かにあるな。

タンデムミラーエンジンの事故のこともあってドルフは別会社に出向。 新しい事業部長は実験モジュールの時の人。ちゃんと話がいろいろ繋がってるんだな。 デブリ課は解散で、最後のミッションで救難信号を受信して機雷を見つける。 回収するなと言われるけど、ハチマキが出て、課長はパスワードを忘れたふりをして、エーデルが蹴りを入れて、 ラヴィがアームを操作する。 面白いけど、そんなことになって話が続くんだろうか。

フォンブラウン号がもうすぐ旅立つらしい。エンジンは完成したのかな。 機雷の件が報道されてデブリ課は存続。秘密にできなかったんだ。 ハチマキは会社を辞めて受験。ハキムも受けている。この人の動機は何だろう。 試験中に水中でトラブルにあった人を無視したハチマキだけ合格。 こういう展開になる話って珍しいな。エゴイスト結構。この人好きだ。

アバンタイトルのハチマキの動きが凄いな。 デブリ課にクレアが配属されてくる。どんどん落ちてるな。 でもまあ、ドルフの元同僚のいる課なんだし。 同情するタナベの心理も、同情するなと怒るクレアの心理も、なんか複雑だ。 ハチマキ達は4人で共同のテスト。 難なくクリアすると思ったら残り5時間で仕組まれたトラブル発生。 酸素が足りないけど3人なら足りるという面白い状況。 いかにもロックスミスらしいな。 想定された模範解答はあるんだろうか。

コリンが監査官として再登場。 月でタンデムミラーエンジンの破片を回収すると、事故が人為的なものだと判る。 過去2回の成果のあるスタッフに見つけさせて、コリンの手柄を作る計画だったのね。 実際にはそれは偽装で、発見させる為にそこに置いてあって、痕跡も後で付けられたもので、 本当の原因は無理な実験なんだろうな。 ハキムがエンジンの破壊活動をしているのをハチマキが見つける。 ハキムの目的が見えないとは思っていたけど、そんな大胆な計画だったとは。 予告では全く判らないようにしてあるし。すごい話だなあ。

以前のテロにもハキムが絡んでいたらしい。それなら納得が行くけど伏線みたいなのは無かったな。 ギガルトはあだ名が浮かばなかったとつぶやく。そういえばそうだ。 ギガルトに会いにきたハチマキは既に死んでいることを知る。 このBGMいいな。 タナベがギガルトのことを黙っていたことが今効いてくるのか。

フィーが静かの海が狙われることを警戒してたのに、いきなりドルフが撃たれる。 クレアが反乱。この人どんどん落ちていくな。 フォンブラウン号はエンジン始動しようとするけど、非常停止システムが効いてしまう。 ちょっと慌ててる博士が面白い。

フォンブラウン号は墜落寸前。 フィーはフォンブラウンを押し上げようと考えて、チェンシンも同じことをする。 ハキムの犠牲はたった12万人という判断がユニークだな。 結局、取り引きが成立してギリギリでエンジンが始動する。 フィー達の活躍で助かる展開じゃないんだな。 まあ、そうまでして守る議長案がそもそも疑問視されているし。 ハチマキはハキムに銃を向けている。 タナベはクレアを担いで月面を歩くうちに酸素が無くなって、 テロリストであるクレアの酸素を外そうとしている所で次回に続く。 タナベの目がやばいな。 どうなるのか予告からは判らない。

ハチマキはクルーに選抜されるけど様子がおかしい。 舞台はいきなり半年後で、タナベとハチマキの緊迫した状況がどうなったかの説明は後回し。 ハチマキはタナベの何も書いてない遺言状を見て、タナベの所に行く途中にバイクで事故り、 海の中で宇宙を見る。 タナベはベリーショートになっていて、酸素不足で神経をやられていた。 「この世界は全て繋がってるって。そして、それを繋げているのが…」。 自明な答えは台詞にしない。 デブリの回収の話から宇宙開発の話とか遠回りしたけど、最初からここを目指してたんだな。

最終回。 リハビリしてるタナベ。ハチマキのグリップを使ってるのがいいな。 ハチマキは訓練中。よくタナベを置いていけるなと思ったけど、繋がってると思えるからか。 ドルフはテクノーラの常務の椅子を蹴る。ちょっと爽快。 ノノちゃんがハキムと遭遇してちょっとピンチだったけど、天然で追い払う。 EDにいろんなエピソードのその後が詰め込んであって面白い。いかにも最終回という感じ。


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