花寺の生徒会長について弟に説明させるのはアニメオリジナル。 ダンスのシーンの挿絵なんか無かった筈だけど、イメージそのままだな。 祥子さまとのことを説明しようとして泣いちゃうシーンは好き。 忘れ物をしたと言って逃げる脚色は、このシーンを際立たせる為かな。 今回は2章と3章にちょっと突っ込んだところまで。 ここで切った方が区切れはいいかも。 作画がかなり悪い気がする。
祐巳が花寺の生徒会長を呼びに行くあたりから、原作のエピソードをばんばん飛ばしてるな。 まあ、本筋には関係ないけど、文化祭っぽさを説明するものが何もなくなってしまう。 両刀だったか発言は無いのね。柏木の本性についても触れないし。 今まで1話1章のペースだったのに、いきなり4章分を1話に詰め込むから、 エピソードをかなり飛ばしてもまだ描写が不足していたような。 外野がいろいろ騒ぐあたりは入れて欲しかった。
由乃の素性の話。最初はこんな可憐なキャラだったんだな。 そのうち壊れた方の池澤春菜になるのか。それは楽しみ。 新聞部部長(築山三奈子;甲斐田裕子)はこんなイメージじゃないなあ。もっと破綻してるというか。敵だし。 妹(山口真美;斎藤千和)はこんな感じ。 今回の話は3章分くらい。 新聞部周りが少し飛んでるけどあまり省略した部分は無いので全体にハイペース。 サブタイトルが黄薔薇革命だから、1話で1冊やるつもりかと思った。
赤くなった頬を見たら誰かに叩かれたと考えるのがやっぱり普通かな。自然に歯が痛そうに見えてしまったけど。 顔が落ち着き無いと言われた時の祐巳の崩れた顔が面白い。 剣道の試合で祥子さまに奢ってもらう場面が好きなのに省略されてしまった。 由乃が傷跡を見せるシーンはあるのに映像の描写は無いのか。まあ、無理だろうな。 今回は黄薔薇さまの描写も兼ねた話だったのに、殆ど飛ばされてしまったな。 ただでさえ影が薄いのに。
あれ、いきなりロサ・カニーナ。いばらの森は飛ばしてしまうのね。 マリみての一番深い部分だと思うんだけどな。 由乃さんはもう強くなってる。 ロサ・カニーナ(りの)の歌は本人が歌ってるのかな。むちゃくちゃ上手い。 短い話だから一話に収めるのは妥当だし、妹は支えの話もちゃんとある。 残り半分の「長き夜の」も飛ばしてしまうのか。ホモ関係は徹底排除かな。
びっくりチョコレート。そういうタイトルにしたんだ。 バレンタインを前に悩む祐巳。そもそも女子高にバレンタインのイベントがあること自体がおかしい気もする。 バレンタイン企画に反対する由乃さん、元気だな。 祥子さまがチョコレートを突き返したと聞いて驚く祐巳の顔が面白い。 祥子さまから避けていると言われて涙で視界が歪む描写がリアル。
カード探し。祐巳が追跡されるシーンはなんか不気味で怖いな。 なんでカードが見つからなかったかの説明は無いのね。 祥子さまと仲直り。 チョコが飛び散るところは原作でも無理があったけど、アニメでもやっぱり変だ。
鵜沢美冬(増田ゆき)のモノローグから始まる。 ちゃんとこの話もやるのか。省略されたかと思った。 幼稚舎の頃の祥子は今ひとつ可愛くないな。 美冬は部屋に祥子の写真を飾っている危ない人だ。 会話がほとんど無いので、雰囲気が小説に近い。 黄と白の姉妹についても少し。 卒業を前にした白薔薇さまに悲しそうな表情をする志摩子が、ぞくぞくする程いい。
いばらの森。とうとうこの話か。シリーズの中でいちばん重い部分。 原作での順序はロサ・カニーナより前なので、時間がクリスマス前に戻ってる。 作者の正体を明かすのはもう少し引っ張って欲しかった。 ここも一つの盛り上がりの部分なのに。物語の体裁を整えるために付け加えたみたいになってる。
白薔薇さまが二年生の頃、久保栞(中川亜紀子)と会う。 二人で過ごす描写に結構時間を割いてるな。 二人の髪の毛をみつあみにしたり、指を絡めたり。 アニメは急いで物語を消化している印象があるから、贅沢な感じがする。 その分、春日せい子の再会はあっさり。
いよいよデート。 そもそも新聞部の企画と同じ日にデートしなくてもいいのにという気もする。 高笑いする由乃と新聞部長。今回はギャグ寄りだな。 祥子さまが急にいなくなったところで次回に続く。前後編だったのか。 ということはこの話が最終回シリーズだったのか。 令の相手の田沼ちさとは高橋美佳子。店員は石毛佐和。みんな喋り方が上品だから判らなかった。 ちょっと作画が崩れ気味。
最終回。 デート続き。志摩子さんの白い服が可愛い。 アヴェマリアを挿入歌に使うのはいい演出だな。 それにしても上手いな。りのという人は声優じゃなくて歌が本職なのかな。 これでシリーズが終わりというのはちょっとしっくり来ない気もする。 まあ、まだ続くらしいし変に話を曲げられても嫌だけど。
原作のいとしき歳月スタート。 祐巳は黄薔薇の怪しい証拠写真を渡される。 なんか印象の薄い黄薔薇だけど、描写されてもやっぱりつかみ所がないな。
薔薇様を送る会がある。 祐巳の隠し芸は道具と練習風景でバレてるような。 倒れて復帰後に、首を横に傾けて返事する仕草が可愛いな。 卒業式の賛美歌405番はこの為に録音したんだろうな。歌詞も作ったのかな。有名な「また会う日まで」と違うし。 祐巳ちゃんの安来節はあんまり直接の描写で見たくなかった。わざわざ振付協力まで付けてるし。
卒業直前の主に白薔薇姉妹の話。 白薔薇とのキスシーンは力入ってるな。 原作で60ページ足らずの話なので端折ってる感が無くて良かった。 他の話もこのくらいのペースならいいのに。 なんか予告が破壊的だ。
いよいよ卒業式。 送辞のシーンはかなり好きな部分なのに、今ひとつ物足りないのは何故だろう。 小説の一枚の挿絵に負けてる気がする。 今回も短い話だけど、割と端折っている。描写しにくい場面が多いのと、ラストの写真が尺を食ってるんだろうな。
志摩子さんの話。 同じシーンを志摩子と聖の視点で繰り返すのが面白い。 やっぱりきっかけというか、志摩子が薔薇の館に出入りすることに決めた理由がはっきりしない。 志摩子の内面もよく判らない。似ていると言われてもどう似ているのかは聖にしか判らない気がする。 実際、アニメで声が付いているのを見るまでは印象が薄かったし、 今は好きだけどどこが好きかと言われると、声とか喋り方とか容姿とか、ごく皮相的な理由しか挙げられない。
チェリーブロッサムスタート。 BGNの方を先にやるのかと思ったら二つの話を混ぜていた。 乃梨子(清水香里)が志摩子と会うシーンもこっちの話。 瞳子(釘宮理恵)も登場して、キャラ紹介と背景説明完了。 前後編みたいなものだから話がいきなり終わってしまった。 瞳子の声だけ妙に声優を意識してしまうのは単に聞き慣れてるからかな。
志摩子の家が寺だということをいきなりバラすんだな。視聴者も乃梨子と一緒に騙されたいだろうに。 もともと一連の話をバラバラにして異なる見せ方をするのが面白いのに、 それをまた元に戻して普通の時系列でやってしまうと、物語でなくドキュメンタリーになってしまう。 同じ話を二回やるのがそんなに嫌だったのかな。 このエピソードは今回のシリーズで一番楽しみにしてたのに。 でもまあ、二回に分けると種明かしまで時間が空きすぎて変だし、 一回に詰め込める分量でもないし、苦肉の策なのかもしれない。
白薔薇姉妹の話。珍しく不安定な志摩子さんがいっぱい見られる。 複雑な心情をBGMと表情と演出で表現しないといけないので難しい。 志摩子さんが何を悩んでいたのか結局よく判らないので、割とあっさり姉妹になったように見える。 今回の予告は抑制が効いてて面白い。
続いて黄色。 モノローグというか内心の声を多用するのが珍しい。 小説での地の文は極力セリフにしない努力をしていた気がするのに。 前回と同じ場面を繰り返していることの描写はしないのね。 この姉妹は最初から絶対安全のところにいるから、あまり不安がない。
遂に来たなレイニーブルー。 とてもドラマチックなのでアニメ化しやすい話。 瞳子が原因じゃないというのは、原作を読んでなくても多分普通に判るだろうな。 聖さまと会うシーンが省略されているので、登場が突然に見える。
加藤景の下宿へ。どうせシャワーシーンは無いんだろうなと思っていたらちゃんとあったから驚いた。 お下げを解いた祐巳が新鮮で可愛い。 今回は傘が戻ってくるところまで。章の途中だけどこれが転機なのだからいい切れ目だと思う。
最終回。 いきなり死体かと思った。 祐巳にアドバイスする瞳子はアクションいっぱいだけど、なんか可愛くないな。 原作では多少ギャグ要素もあったけど省略されている。
学園祭の様子。 いろいろ話を飛ばしたり入れ替えたりしてる。まあ、元がバタバタしてる話だし。 可南子の先輩の服がマタニティっぽいけど、二人目がいるのかな。 前回の予告部分は、やっぱり予告だけで済ませてしまった。
妹オーディション前半。 二つに割るならここだろうという場所まで、省くならここだろうという部分を省いて、必要な補足をしつつ無難にまとめている。 祐巳さまが作ってくださった世界ですよ、のあたりも好きだったのに。 笙子のことには触れてるけど、どうするんだろう。
茶話会開催。 内藤笙子(井上麻里奈)のつっこんだ話はやっぱりやらないのね。 小説だと剣道大会で江利子が目を付けた相手のビジュアルは判らないけど、 アニメだと明確に有馬菜々(生天目仁美)だと判る。 いろいろ省いてるし試合の様子の描写もあるので、物語はスカスカになってしまった。
遊園地デート。にこにこしてる祥子さまはやっぱり珍しい。 柏木さんは祐巳の2つ上なだけなんだよな。 小説だと他にもいろいろ柏木さんの判断が入るけど、そのへんは省かれていたのでまだ存在感が小さくて済んでいる。 全く無駄が無いのでかなり濃密な回だった。 2期のラスト以来ずっと軽い話が続いていて、久しぶりの紅薔薇のちょっとウェットな気に入ってる話。 1冊に3話入っていて、それを2週に分けるだろうから、どれとどれが合体するのだろうと思っていたら、 黄薔薇の話は前回の予告で全て済ませて、白薔薇に至ってはばっさりカットだった。 壊れた志摩子さんが見たかったのに。
未来の白地図前半。 祐巳が呼ばれた気がするシーンのビジュアルは瞳子なのかな。 令が祥子の家を訪ねる話も混ぜてやるんだ。 ここはメインの話に対する種明かし的な相補的なお楽しみ部分なのに。 瞳子が部屋に来た時に、泣いている瞳子のイメージを挿入して判りやすくしてある。 由乃が瞳子の気持ちを前から知ってたみたいな演出になってるのが気になる。
クリスマス会。祐巳のモノローグでの状況説明がやたら多い。 Aパートは自己紹介。由乃さんは省略しちゃうんだ。徹底的に黄薔薇を軽視してるな。 令が道場を継ぐ話をしてる時に瞳子を映すのはなるほどと思った。 瞳子を妹にしようとするシーンが枚数使ってる。
新年会。 婚約の話は予告であったから当然として、稲荷、年賀状、お寿司、乱入者、柏木さんあたりもばっさり省略。 そのせいで、柏木さんに瞳子のことを聞こうかちょっと迷う程度になってしまった。 今回の話でEDが内容にぴったり沿ったものだと判る仕組み。 いつものペースだと2話で原作1冊分なのに、今回は1話で1冊以上やってる。 自転車と手合わせも省略予定なので、もう瞳子関連の話のみでいくつもりなんだろうな。 13話までとして残り5話で、原作の24から27巻までの4冊分と29巻の頭1/4くらいまで行くのはかなりきつそう。
仮面のアクトレス。 黄薔薇関連を飛ばしているけど、0.7冊分を1話でやるのでペースは速い。 でも、全体を一度咀嚼してアニメ用に脚本を書いた感じになっているので不自然さは無い。 瞳子のクラスを偵察する時の会話に自転車のことを折り込むのがせめてもの足掻き。 予告が省略予定部分でないのは初めてだ。 残り3.2冊/4話。
大きな扉小さな鍵、前半。 急減速していつもの速度に戻った。 省略部分は殆ど無いので、祥子と柏木さんとの会話もちゃんとあるし、 白薔薇姉妹の仲良し描写も時間かけてある。 いつもなら真っ先に飛ばされそうな部分なのに。 作画もいいし乃梨子は可愛いし、毎回こうならいいのに。 でも残り2.7冊/3話はもうギリギリライン超えてる。
大きな扉小さな鍵、後半。 ドリルにしてない瞳子だ。こっちの方が可愛いような。 選挙に出た理由を部長が説明しちゃうんだな。合ってるのかどうか判らないけど。 いよいよ誤解が解ける瞬間。4期のクライマックスにあたる部分だから、丁寧に描写されてる。 そして乃梨子が可愛い。 次回からまたすごい加速しそう。
クリスクロス。 細かい部分が多いのであんまり飛ばしてる感じがしない。 それどころか、瞳子関連のシーンがかなり増量してる。 乃梨子が白地図のことを知らないことになってるから、地図散歩はやらないんだろうな。 そうするとOPがただのSF映像になってしまうけど。
最終回。 瞳子とのデート部分は原作の0.2冊分しか無いので、むしろいつもより減速してる。 でも、ロザリオを渡すシーンは想像になってしまった。 周りの反応も見たかったのに。特に乃梨子。 やっぱり原作通りにやるのが一番だったと思う。 18巻から29巻まで途中2冊飛ばして合計10冊を13話で片付けようというのがもともと無理なのに、 話の流れ的に途中で切る訳にも行かなかったというのが敗因だろうな。 OVA部分を加えて2クールにすれば割といい長さだったのに。