魔法少女まどか☆マギカ

新番組。 横長の画面の時点で新房アニメだと判ってしまう。 鹿目まどか(悠木碧)のクラスに夢で会った暁美ほむら(斎藤千和)が転校してくる。 帰りに小動物を追いかけているほむらに会う。幻覚の描写が面白いな。 そこにマミ(水橋かおり)が助けに来る。これ水橋だったのか。こんな声出るんだ。 アニメっぽくない絵柄だと思ったら、蒼樹うめの絵を残す必要があったのね。でも動かせないだろ。 原作のないアニメオリジナルなので、先の展開が楽しみ。

マミの部屋で説明会。 魔法少女の敵が魔女らしい。 ほむらも魔法少女で新しい魔法少女が増えるのを阻止していた。 とりあえずは契約しないで見学することに。 強く叶えたい願いがあるかどうかというのが鍵だな。自分を犠牲にしてでも、というのは普通無いような。 魔女の痕跡を辿って、マミのバトルシーン。最後にお茶を飲むのがいいな。

願いについていろいろ。 病院で種を見つけて、マミを呼んでくる。 まどかはマミに願いを話して、この戦いが終わったら魔法少女になる筈だったのに、マミがやられてしまう。 今期で一番好きなキャラだったのにな。 さんざんネタバレしてたからショックでも何でもないけど。 そういう目で見てると死亡フラグだらけだ。

二人はマミが死んだショックの只中。 仁美(新谷良子)が集団で自殺しそうになっていて、まどかが魔法の空間でどうにかなっているところにさやか(喜多村英梨)が助けに来る。 さやかの方が先に契約するんだ。もうサブタイトルが忘れられない。 魔法少女三人組なのかと思ったら、残り一人がえらく遠い所にいる。

さやかの契約シーン。前回は省略が活きてたけど、やっぱり描写しとかないと。 お見舞いに行って屋上でバイオリンの演奏を聴く。ちゃんと演奏にしないと夢の実現にならないしな。 まどかはほむらに協力するように頼むけど、さやかのことは諦めろと言われる。シビアな話だなあ。 まどかとパトロールしてたら佐倉杏子(野中藍)が現れて戦いになる。 さやかがやられそうになって、止めさせるには契約するしか、という局面でほむらが現れる。 助ける為というより、魔法少女を増やさない為という名目なんだろうな。

まどかは天才らしい。それで執拗に勧誘してるのか。 間違えればいいと母親からアドバイス。後藤邑子似合いすぎる。 まどかがさやかのソウルジェムを捨てるとさやかは死んでしまう。 実はソウルジェムが本体だった。他の人も知らないというのが凄いな。 取り戻すと生き返る。じゃあマミさんもそのうち復活するのかな。

さやかの肉体の痛覚を再現してみせる。同人誌のネタにしてくれと言ってるようなもんだな。 さやかは杏子の話を聞く。 父親が宗教家で、願いのせいで家族を失っていた。ただの壊れてる人かと思ったけどそれなりの過去があったんだな。 仁美が上条に告白すると宣言する。こういう形で物語に絡んでくるのか。 仁美を助けなければ良かったって思っちゃうのがシビアだな。 主役がさやかになりつつある。

さやかはひがみっぽくなってる。 まどかがさやかを元に戻せると言われて契約しようとした瞬間に、ほむらがキュゥべえを殺害。なんか妙に感情的だな。 ほむらは別の時間の人間で、まどかを助けようとしている。 さやかのソウルジェムは穢れを溜め込み過ぎて割れてしまう。魔女になったのかな。 インキュベーターであるキュゥべえの企みというのは、魔法少女を魔女にすることなんだろうか。

ほむらが時間を止めて杏子がさやかの体を持って脱出。 ソウルジェムはグリーフシードに変化して、魔女を産んで消滅するらしい。なんか似てると思ったら同じものだったのか。 「てめえ、それでも人間か」「もちろん違うわ、あなたもね」。 まどかの所にキュゥべえが来て解説。 目的は宇宙の寿命を延ばす為で、魔法少女の魔力は熱力学に縛られないので、熱死が避けられるらしい。 エネルギーはグリーフシードに変わる時に得られる。燃料扱いだな。 まどかは杏子に呼ばれてさやかを助ける手伝い。でもそれは元々無理で、杏子は爆発。キャラがどんどん減っていく。

ほむらが転校してくる。なんでおどおどキャラなんだと思ったら違う時間軸なのか。 魔女空間に迷い込んだほむらをマミさんとまどかが助ける。 まどかは弓を使っていて、まだ契約して1週間。ここでもマミさん死んじゃうのか。 ワルプルギスの夜が来て、まどかも死ぬ。 まどかを守る私になりたいと契約する。割と近い未来から来てたんだな。 次の時間ではまどかが魔女化する。自力で時間遡行できるのね。 さやかが魔女化して乱心したマミさんをまどかが殺したりもする。 これ以外にも何回も繰り返して、あんな性格が出来上がったんだろうな。 まどかがワルプルギスの夜を倒して最悪の魔女になる展開がきっといちばんのバッドエンド。 改めて1話を見るといろいろ発見がある。それに、一緒に時間遡行した気分になれる。 ラスト部分は1話の冒頭でまどかの夢として描かれた内容の繰り返しになってる。それは今でも不思議なままだけど。 ほむらの運動能力が上がってるのは、願いの一部じゃなくて、単純に訓練したんだろうな。 キュゥべえがまどかに助けを求めていたのは、最初から罠か。そんなの1話の時点で誰も気付かない。 ほむらはマミさんからも敵視されてるし。泣きそうだ。 よくこんな緻密な構成思い付くな。

ほむらが時間を繰り返したことで、まどかを最強の魔女に育ててしまった。 なるほどな。よく出来てるな。少し考えれば気付くことだったのにな。視聴者が。 まどかは家畜の話とかされる。どう説明しても上から目線だけど。 ほむらは一人でワルプルギスの夜に立ち向かう。諦めたらそこで魔女化だから。 まどかも魔法少女になる。事情を理解したケースは過去にあったのかな。

最終回。 まどかの願いは、全ての魔女を生まれる前に消し去ること。なんか反則っぽい。願いの数を増やす的な。 まどかが魔女を滅ぼす概念となって、いろんな時空で穢れを吸い取って回る。 ほむらのことも理解できるようになった。そういうスケールの話でもないような。 宇宙のルールが変わったことはキュゥべえにすら知覚できてないんだな。 この世界では魔法少女からエネルギーは取り出せないだろうに、キュゥべえはここで何をしてるんだろう。 実はほむらの物語だった、というのが最大の仕掛け。
総括。 やっぱり3話が大きなターニングポイントで。そこから先はもうぐいぐい引っ張られて最後まで来た。 脚本が緻密で、用意された罠に片端から気持ちよく引っかかった。 先の展開の判らないオリジナルアニメはかくあるべしというお手本のような作品。


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