四月は君の嘘

新番組。 椿(佐倉綾音)の打球が公正に当たる。 もうピアノは弾いていなくて、音楽室でやっていたのは耳コピのバイトらしい。 椿が友人の渡を紹介するのに付き合って待ち合わせの場所に行くと、宮園かをり(種田梨沙)がラピュタの曲を弾いている。本当にハト来てるし。 かをりはこれからバイオリンの演奏らしい。 こういうストレートな感じの佐倉綾音のキャラって珍しいな。

バイオリン部門だけど有馬は知られている。 かをりの演奏だけ動きが付いてる。審査員は怒ってたけど観客は喜んでいる。 他の人の演奏で描写してない部分だと、違いが判らないな。 聴衆推薦で2次審査に行けることに。

かをりと喫茶店に行くと、店にピアノがあって子供が弾いていて公生も弾かされる。 でも変奏曲の途中で止める。 ピアノの音が聞こえないらしい。比喩的な話じゃなくて本当に聞こえないのか。 そんな話をすると、かをりに2次予選の伴奏を任命される。 椿も結託して勧誘いろいろ。完全に嫌がらせだけど。 椿は公生の時間が止まっているので、それをどうにかしたいらしい。 当日に学校にお願いに来て、会場に向かう自転車で楽譜を読む。近いからいいようなものの。

合わせる時間は無かったけど演奏開始。 演奏中に会場の隅に母親が見えてピアノの音が聞こえなくなる。 途中で演奏ストップしてかをりだけで弾いてたけど、アゲインと言って弾き直す。 公生も途中から合わせるけどまだ音は聞こえない。 自分の中の音を引き出しているらしい。結果は大歓声だけど、直後にかをりが倒れる。

入院したかをりのお見舞いに行く。 椿は様子がおかしい。卒業した先輩に会って告白されたりする。 公生はかをりに待ち伏せされて退院祝いとしてピアノのコンクールに出るように言われる。 かをりは橋から川に飛び込んで見せて、公生も飛び込む。

公生はかをりを家に連れて来て、そこを椿に見られる。 椿は先輩からの電話に付き合おうかと答えてる。 夜の音楽室でかをりは謝って泣く。 椿は試合に負けて、公生は椿の足の怪我に気付く。 背負って帰って、椿は背中で泣く。やっと椿の話になった。

公生は帰りに黒猫を見かけて気分が悪くなる。手に怪我をさせて母親に捨てられたことがある話をして、かをりに励まされる。 いよいよコンクール当日。 公生の名前は悪名だったことの説明。 まず相座武士の演奏から。海外からの誘いを断って出場しているらしい。 コンクールに出なくなってからは2年だけど、子供の頃の描写は2年前ではないというのが判りにくい。

武士がドイツに行かなかったのはまだ公生が出場を決める前だったのか。えらく分の悪い賭けをしてたんだな。 井川絵見(早見沙織)がピアノを始めたきっかけの話。 武士が目標にしてるのはコンクールを狙うようになってからの公生という違いがある。 絵見の先生は絵見が公生を目標にしてると考えてるけど、実際には逆なんだな。

絵見の演奏中の曲がBGMになってる筈なのにドラムが付いてるのが違和感ある。 公生の曲は鉛筆を転がして決めたらしい。 入院中の母親がコンクールを聞きに来たけど演奏後に折檻されて、死んじゃえばいいと言った。 その後で母親は死んだらしい。 そんなことを思い出していたらまたピアノの音が聞こえなくなる。罰っていうか呪いだな。

公生は演奏中に止めようかなと考え始める。聴衆がそれに気付いてるというのが凄いな。 演奏を止めてかをりのことを考えて、アゲインと言って弾き直す。 かをりの為に弾こうと思う。結局音は聞こえたんだろうか。 殆ど演奏シーンだけで1話使ってるけど、知らない曲だからどうアレンジされてるかが判らない。

会場の外で瀬戸さんに会う。知り合いだったのか。 かをりにガラコンサートの招待状が来て二人で出ることに。 音合わせの帰りに、かをりが心の支えだと話す。 それでも椿ルートを信じてる。

愛の悲しみはピアノ版を母親が弾いていたからやりたくない。 紘子さんと祭りで話して弾くことに。 練習の帰りにかをりを送っていって両親に会う。 夜の学校のプールで花火。進路の話になって、かをりは先のことを考えてないと言う。 公生はプールに落ちて、音が聞こえなくなることは贈り物だと言われたことを思い出す。 コンサート当日、かをりが来ないので公生が一人でステージに。ピアノ版をやるのかな。

公生はピアノ版を弾く。でも残念な演奏に。 母親ならどう弾いたか思い出して弾いたら好評。 酷い母親だったのは自分が死ぬまでに食べていけるだけの技術を付ける為だったのか。普通に働いても食べていけるけど。 演奏後に、椿はなんか様子がおかしい。 かをりは病院にいた。元気そうだけど。これは後日のことなのかな。

三人でかをりのお見舞いに。その間だけ点滴を外していたらしい。 椿はまだ先輩と別れてなくて、一緒にお祭りに行っている頃、公生はお見舞い。 公生のための選曲だったみたいだけど、何で知ってるんだろう。 公生は椿が大変だと騙されて探して、二人で砂浜を歩く。 公生が音楽科のある高校に行くと聞いて、椿は泣きながら走り去る。やっと椿回が来たと思ったら。

椿は先輩から別れようと言われる。 音楽室で傷付けちゃったと泣く。椿は何を決意したんだろう。 木の上から女の子が落ちてくる。 音楽科の中学一年生の藍里凪(茅野愛衣)は紘子に弟子入りしたいと言う。 何故か公生が教えることに。 公生はかをりのお見舞いになかなか行けなくて電話がかかってくる。 かをりは足が動かなくなったらしい。 いろんな話が少しずつ進む。

見舞いに行こうと考えていたらいきなりかをりが目の前にいて、そのまま買い物に付き合わされる。 その後、かばんを取りに夜の学校に。実は一日だけ外出していて、自転車で送っていく。 みんなでお見舞いに行って、ピアノを教えている話をすると時間が無駄だと言って泣き出す。どういう病気なんだろう。 凪は武士の幼馴染かと思ったら妹だったのか。

公生を凪が追いかけてきて励ます。影から狙ってた頃から大違いだ。 かをりは具合がよくないことを伝えて、会わなければ良かったねと言う。 渡に説得されてお見舞いに行くと忘れればいいと言われて、怒ってカヌレを食べる。 いきなり凪の学祭に出たいと言い出して練習する。目的がよく判らない。

公生が学祭に出るのはかをりがいじけているから。 学祭のステージ本番。 音が聞こえるかどうかを集中の度合いを測るのに使ってる。 消えろと思うと音が変わる。超常ピアノになってきた。 凪もそれに対応する。渡は電話で病室に聞かせる。 凪は兄に向けて弾いていて、ちゃんと伝わる。 演奏後に兄だと紹介されて、コンサートで戦うことに。兄の方もシスコンだったか。 三池も絡んでくる。 公生を中心にいろんな人が影響されていくストーリーか。何となくかをりが中心だと思ってた。 かをりは病院で歌ってる。なんでピアニカ弾きながら歌えるんだろうと思ったら隣の子供に吹かせてた。 公生は一緒に弾こうと誘う。 病気の素性が判らないから、バイオリンにどう影響するのか不明なんだよな。

かをりはリスクのある手術を受けることを決意。 お見舞いに行くとリハビリをしていた。相変わらず何の病気なのか判らないな。 12月のコンクールは入学の為にも必要で、入学できないと海外に行ってしまうので椿にとっても重要。 そういう関わり方になるのか。 出番の前に絵見と武士と三人でサンドイッチを食べる。 武士の演奏は好評。まだ予選だから公生の演奏シーンは無いのかな。

公生はかをりが好きなんだと椿に言われて肯定する。 椿は遂に告白。こういう話になるんだろうなとは思ってたけど、ものすごい遅かった。 でも公生の気持ちは完全にかをりの方にある。椿可愛いのに。 渡と一緒にお見舞いに行ったら容態が急変している。音楽が関係してこない話は初めてかな。

かをりの容態も心配だけど、公生のコンクールへの影響が心配。 椿が紘子さんに見に行って貰うと、既に駄目になっていた。 カヌレが食べたいという手紙を受け取って病院に行く。 本選の日が手術の日らしい。 かをりは立って架空のバイオリンを弾いてみせる。それで立ち直るのかと思ったら本選当日でも座り込んでる。 椿のくしゃみで周りに気付いて、みんなのことを考えながら弾く。

最終回。 演奏シーンというかイメージ映像。 かをりが現れて一緒にバイオリンを弾く。光るピチカートがいい。映像に圧倒されるな。 でもイメージのかをりは光っていなくなってしまって、次のシーンはいきなりお墓。成功しないと死んじゃう手術だったのか。 かをりからの手紙を読む。泣き出した絵見の隣にいたんだな。 最初から公生狙いで渡を紹介して貰ったらしい。それがタイトルの意味。
総括。 意外とシンプルな話だった。新キャラもそんなに話に絡む訳でもないし。 情景シーンと演奏シーンがメインな感じで、綺麗にまとまっていた。 キャラ的には断然椿なんだけど、あんまり見せ場が無かった。 連載と同時に終わるという技のおかげで無理なく作れた気がする。


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