2話。 嘉永3年=1850年。 前回が天保1年=1830年とその数年後なので10数年後。 娘を返せという鬼が出るので甚夜が雇われる。 実際に現れて甚夜が追い払う。 店には息子もいて出ていったけど帰ると思っているので奈津(会沢紗弥)を引き取った。 鬼は奈津の想いから生まれているので、奈津に斬るように言われて斬ると鬼は消える。 でも他の想いも混じっていたので鬼が復活してまた斬る。 鬼は甚夜の母親の想いで、出ていった息子とは甚夜だった。
3話。 嘉永6年。前回から3年後。 辻斬りが出ている。 夜に悲鳴が聞こえて行ってみると男が三人死んでいる。 透明化する鬼が襲ってくるけど、鬼の茂助も辻斬りを探していた。妻を攫われた仇討ちが目的。 協力して辻斬りを探すことに。 雪柳を見ている蕎麦屋のおふう(茅野愛衣)と話す。 何も起きない。
4話。 帰りにおふうと沈丁花を見る。 橋で張っていると鬼が現れるけど逃げられる。 襲われていた娘が奈津だと気付く。 鬼が住み着いているという寺の話を聞く。 茂助もその寺に辿り着いて深追いしてやられる。 甚夜が刀と能力を引き継ぐ。 鬼を倒して茂助の妻だけ食わなかった理由を訊ねる。 鬼を食う時に記憶が見えて、襲われて川に捨てられた茂助の妻の思いから生まれた鬼だった。 襲ったのは普通の人間で、そっちも甚夜が見つけて退治する。
5話。 嘉永6年のまま。 三浦という武家が蕎麦屋に来て、兄がいたのに誰も覚えていないと話すので甚夜を紹介する。 話すと刀好きだった。 兄はいなくなる前に娘に会いに行くと言っていた。 蕎麦屋店主から三浦に貰ったこうがいを渡される。
6話。 三浦の屋敷に招かれて兄が残した水仙を見る。 兄の部屋で倒れて、火事で生き残った鬼の娘の記憶が見える。 兄は娘と一緒に庭を出ようとしている。 200年前に火事があった場所に今の三浦の屋敷があると判る。 庭では時間が速く流れていて、歳を取った兄は蕎麦屋の店主で、鬼の娘はおふうだった。 声優でネタバレしてしまう。
7話。 まだ嘉永6年。 鬼の絵について調べる依頼を受ける。 絵師の家に行って話を聞くと、若い頃に名無しという女と一緒にいて、甚夜の義理の父親に巫女の絵を描くように頼まれた。 夜風と名無しがそっくりなので名無しをモデルに描いた。 特に何も問題はないと判る。
8話。 嘉永7年。 遊女の鬼を斬るように夜鷹(生天目仁美)に依頼される。 おふうと奈津が市に行くと秋津が露天を出していて、雀の根付を買う。 おまけにかんざしを貰う。 奈津がかんざしを刺すと妹になって懐く。 秋津を探すと正体は陰陽師だった。
9話。 秋津は犬神で襲ってくる。 斬っても復活するので取り込む。 秋津は物に宿る思いを鬼に変えることができる。 かんざしをあげたことに特に意図はなかった。 奈津を連れて雪柳の前で話して、三浦のこうがいを渡すとホトトギスになって飛んでいく。 こうがいも同じ作者で、鈴音も関係なかった。 奈津は記憶が残っていて恥ずかしがっている。 一気に平成21年。 巫女の美夜香(羊宮妃那)のところに甚夜が来て、 巫女を斎姫と呼ぶことと、神社の名前が甚太だと知る。 二人は同じクラスになる。
10話。 授業で雨夜鷹という劇を見る。 三浦が夜鷹と一緒に雨宿りして兄らしき男の影を見る。 翌日再会する。 おふうは昨日も一昨日も雨は降っていないと言う。 夜鷹が兄から貰ったかんざしはどこかに行った。 夜鷹が誘われて兄の方に行くので三浦が戦って、甚夜が来て倒す。 鬼になりきれない未練で、見る人によって姿が変わる。 劇ではその後、夜鷹は三浦の妻になる。
11話。 善二が番頭になったお祝いをする。 善二が人気の酒を買ってきたけど美味しくなかった。 怪しいので夜鷹に調べて貰う。 善二が仕事をしないと奈津が相談に来て、二人で見に行くと別人みたいになっていた。 酔っ払い集団が襲ってきて倒す。秋津も助太刀する。 秋津も同じ酒を調べていた。 二人で酒屋に行くと店主は殺されていた。
12話。 蕎麦屋で酔っ払いが暴れる。 倒しても起き上がるので秋津が幻覚で追い払う。 夜鷹が酒を仕入れている店を突き止める。 金髪の女が出入りしていることも判る。 酒屋の店主を脅すと酒は泉から汲んできていた。 以前に鬼が出たのは、息子で実験したから。 店主は鬼になって戦うけど異様に強い。 甚夜は奈津の方に向かって、秋津が鬼を呼び出して戦わせる。
13話。 甚夜が奈津のところに駆けつけると、やっぱり父親が鬼になっていた。 鬼は甚夜を甚太と呼ぶ。 甚夜はやられるけど酒を飲んで憎しみの力で倒す。 奈津には化け物と言われる。 秋津と二人で泉に向かう。 白雪の死体が沈んでいて、甚夜に見つけて欲しかった。 蕎麦屋に行くとおふうに沈丁花を覚えているかと聞かれる。
14話。 甚太がみこもりだった頃。 白雪が川に怪異がいると言う。 長の息子の清正もみこもりになる。 清正は鈴音を気にしている。 甚太は猿の怪異にやられる。 社まで襲ってきて甚太が倒す。 文久二年(1862)。酒の話から11年後。 三浦が刀店で妖刀の話を聞く。
15話。 鬼を妻にした男が打った妖刀の話を三浦に聞く。 妖刀を貰った杉野が仕える畠山の所に三浦と一緒に行くと、杉野は妻を斬ってもう戻らないと言う。 畠山の下で働くように誘われるけど断る。 土浦という鬼が仕えている。 料理屋の話を聞いて二人で行ってみると、土佐の人達が武市瑞山を先生と呼んでいる。 杉野は武市を狙っていて、甚夜を引き入れる為に妖刀を持たせたと推測。 料理屋に向かう夜道で杉野を見つけて妖刀を回収。 兼臣が鬼の妻の血を練り込んで打った様子が見える。 杉野が妻を切ったのは妖刀のせいではなく近くにいたから。
16話。 以前も鬼が出た寺に狐の鬼が出て剣戟を飛ばして倒す。 同化すると夕凪(藤田曜子)が嫁になっていて、捨て子の娘もいる。 二人で天邪鬼の話をする。 夕凪は子供を託して消える。 気付くと寺にいて子供が泣いている。 子供が捨てられているのを伝えるのが目的だった。
17話。 蕎麦屋に畠山が来て、配下の岡田という鬼を討つように依頼。 おふうと出かけて娘の食器を選ぶ。 雪柳の前で弱さを忘れないように言われる。 岡田と会って、余分が増えたことを話す。 甚夜は戦って負ける。 平成では岡田はコンビニの店長をしている。
18話。 慶応3年(1867)。 野茉莉(若山詩音)を拾ってから4年後。 秋津がお茶の入った平棗を持ってきて、三浦に点てて貰うことに。 途中で焼き物の店に寄る。 京都であやかしが増えている話をする。 平棗の供養も兼ねていた。
19話。 三浦に剣の稽古をする。 嫁は実は夜鷹。 蕎麦屋で店主に今を大切に生きて欲しいと言われる。 野茉莉とおふうと並んで立った様子を最後に見て息を引き取る。 三浦は京へ行って倒幕することに。 畠山の鬼の土浦が襲ってくる。 甚夜は半分鬼になって戦う。
20話。 畠山は土浦を京へ行かせる。 甚夜が寺にいるとおふうが来て鈴音の話をする。 そこに三浦が野茉莉を連れてくる。 甚夜を友人だと言う。 甚夜は三浦が友人だという理由で土浦と戦う。 戦いながら同化する。
21話。 土浦は裏切られて殺されて鬼になった。 そんな記憶が見える。 土浦にも甚夜の記憶が見える。 鬼の能力は願望で、壊れない体は裏切られた時のことが原因だと気付くと切れるようになる。 畠山の所に行って計画が失敗することが望みだと理解して武士のまま殺す。 甚夜は江戸を離れるけどおふうは付いてこない。
22話。 明治5年。 向日葵(楠木ともり)の周りにいた鬼を切る。 京都で蕎麦屋を出して5年。 秋津が弟子の平吉を連れてくる。 兼臣(花守ゆみり)が鬼を捕まえる依頼に来る。 地縛(宮本侑芽)はまがつめの命令で人を狩っている。 戦っているところに向日葵が現れる。 地縛は妹で母親がまがつめ。 鎖で動きを封じられるけど透明化して撃退する。 兼臣も一緒に住むことに。
23話。 秋津が羽衣伝説の話を持ってくる。 鉄鏡について神社に調べに行くと、どこかから来た朝顔(鈴代紗弓)に会う。 朝顔は甚夜を知っている。 帰る所が無いので店に連れてくる。 野茉莉の浴衣を選びに行って、帰りに夕凪の話をする。
24話。
最終回。
朝顔を連れて神社に。
宮司は朝顔が遠くから来たと知っている。
朝顔に元の世界について聞く。
立ち止まったままではいられないけど、もう少しだけここで休むことに。
朝顔はお祭りの前に鏡で帰る。
鏡は宮司の妻のちよの故郷で作られた。
ちよの正体は千歳で斎姫をやっていた。
朝顔は現在で甚夜に再会する。
総括。
全体を流れる雰囲気が良かった。
もっと時代が流れるのかと思ったけど実質2個所だった。
作画が残念だった。なんで余裕を持って作らないのだろう。