かんなぎ

新番組。 踊ってる。よく動いて気持ちいい。曲も癖になるし。ハルヒとそっくりなのはわざとだろうな。 ご神木を彫って作った木の像から産土神のナギ(戸松遥)が出てくる。 テレビを見てアニメに感化されたスタイルで穢れを祓う。 「目からうろこじゃ。これしかないという気さえしてきたわ」。 なんて親しみやすい。 脚本や演出の随所にいろいろ工夫があって力入ってる。 倉田英之と山本寛なら期待しない訳にいかない。門脇聡もいたんだ。

ナギはどんどん変なキャラになっていく。 つぐみ(沢城みゆき)が来て、二重人格の腹違いの兄弟という設定に。演技とは思えない豹変ぶりだな。 子猫が死んで、ナギが倒れる。ごくたまに神っぽい。 喧嘩して追い出して、子供の穢れを祓って逆に穢れに襲われているところを助ける。 喧嘩エピソードが意外と早かった。突然現れたキャラが定住する為の儀式みたいなものか。 相変わらずよく動く。

ナギとの接し方は基本敬語なんだな。 子供が勉強だけをできることを喜ぶナギが、なんか泣けるほどいい。 美術部の様子。ここにも個性的なキャラがいろいろ。みんなOPに出てるんだな。 ナギも学校に来る。いきなりカンフーで戦い始めるから大笑い。 つぐみのキャラの掘り下げもいろいろ。可愛いなあ。こういう弱い沢城キャラってなんか新鮮。 倉庫で穢れを祓う。途中まではかっこ良かったけど、実は新歓イベント。 決まらない感じがいい。実際に穢れはいるんだけど。

神樹がなくなったので偶像が要るらしい。OPのアイドル路線はネタじゃないのか。 街で偶然ざんげちゃん(花澤香菜)を助ける。妙に体の線の出るシスター服だな。 実はナギの妹で敵対していて、縛って踏んでいるところを仁が目撃。 そんな状況なのに堂々と住み込みに来る。いいキャラだなあ。花澤香菜のS性が活きている。 今回は地口ネタが無かった。

ざんげちゃんが食事を作ってきて、3人で料理対決に。 ざんげちゃんは外の人を制御し切れてないのか。 ナギは料理はできるけど味オンチだったのね。結局、誰が勝ったんだ。 ナギ様のファンクラブが出来ている。一緒に体育とかやってたのか。 ファンが増えると神の力が増す仕組み。新しい力は光るだけというすかし方がいい。 いきなり真相を知ってる涼城先生は実はざんげちゃん父で、娘を解放したいという動機でナギを生徒にする。 話の組み立てに隙が無い。

つぐみと服を買ったらうああああなことに。つぐみはいい子だな。 木村貴子(早水リサ)がメイド喫茶に行きたがる。フレームの端にいる秋葉が意図的で面白い。 行ってみると、ウェイトレスがナギとつぐみ。なんでキャラ絵が今時256色くらいなんだ。 明坂聡美が一発で判るようになってきた。 つぐみはこんなに可愛いのに、幼馴染フィルターは強力だ。 その後、夕暮れの川沿いでバイトを辞めると言ったり、つぐみが寂しそうだったり、三角関係要素が濃くなってきた。 仁の心境の変化が唐突に見える。

ナギが押入れに閉じこもってるとこにつぐみが来る。3品目のおひたし入り玉子焼きがいいな。 ざんげちゃんも来る。音声だけで恥ずかしいことをするサービスの良さがいい。 明らかに節約してる動画は、床面アングル大回しの為かな。 原因はビデオの上書き。女の純情とか関係ないがな。 EDがロリッ子キューティー。結局、どうやって見たんだ。

大鉄が部屋に来て、延々と続く妄想。こういう中にしか可愛いナギは出てこないのか。 姉弟ではないことを知って、核心に迫ってるような迫ってないような。 神社跡で謝る大鉄の前に現れたナギはいつかの神モードのナギで、本人はそのことを覚えていないらしい。 設定の深い部分に関わっているんだろうな。

BL同人誌を知るつぐみちゃん。 駄目駄目といいながら次の本を取ってるし。秋葉とすごくシンクロしてしまった。 ホモ疑惑を広めてしまったので、ざんげちゃんと相談してどちらかが付き合うことに。 仁の家へ行ったらうっかり風呂を覗く。気軽にどんどん上がってっちゃうところが家族みたい。 いきなりいるざんげちゃんに大笑い。 結局、二人と公然といちゃつくことに。いいなあ。 何でも知ってるわよ、とか、怒ってたらその理由が判るとか、そんな近い距離にいるんだな。 反抗期に不満をぶつける対象にされるなんて、家族そのものだし。 脚本の高橋龍也って元Leafのか。EDのイラストは水無月徹だし。

いきなりらきすたのパロディから。これは他社なのでは。 ナギが可愛い服着てる。 トイレでかかってた曲は何だろう。 貴子だけやたらよく動く。まあ、タイトルだし。ざんげちゃんと貴子の対比が面白い。 オチは副部長。 CDを売るために一回はやる歌の回だけど、きっちり原作準拠なんだな。 ざんげちゃんを混ぜて仁をめぐる攻防戦の話に改変してるのが上手い。

この町に穢れがこんなにいるのは普通じゃないらしい。 問い詰めると泣きそうになってしまう。 ざんげ父に聞くと、神だと言っているだけだと言う。っていうか、神だと知らなかったんだな。 ナギは自分のことが判らないことに気付く。 木から出てきたから人じゃないのは間違いないけど、神じゃないとすると、神の一部とかそんなんかな。

ナギは屋上で消えたらしい。 神社の管理人やざんげちゃんにナギのことを聞いてみる。 ざんげちゃんも目の光が消えるんだな。 ephemeralとは短命とかそんな意味。

最終回。 ナギは神社の人のところにいた。消えたのかと思った。 つぐみは拒絶されても積極的に心配するどころか、的確に操縦する。 もう家族っていうかお母さんだな。 「なんでこの子は自分の気持ちに鈍感なのかしら」。 ナギを川原で発見。そこに来た女性は神社で首を吊った人であり縁側の老人だった。 ナギが来たすぐ後に亡くなったのね。だから黒い服着てたのか。 話としては一区切りだけど、先が楽しみなところで終わってしまった。 魅力的なキャラ満載の作品だった。


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