地獄少女

新番組。割と頻繁に宣伝を見た。 橋本真由美(植田佳奈)が黒田亜矢(川上とも子)にいじめられる。川上とも子の憎たらしい演技が光る。 真由美は地獄通信に依頼する。画面を開くのが0時で送信自体はいつでもいいんだな。 今ひとつ追い込まれようが足りない気もするけど、自殺したところに閻魔あい(能登麻美子)が現れる。 祐巳と志摩子さんだ。 先生にバレたならもう全部話せばいいのに契約する。 仕事人の怨み実行シーンがメインだけど、大したことしてないのに酷い目に遭わされてむしろ可哀相。 真由美は死んだら地獄に堕ちることを納得して明るく生きる。なんかいろいろ納得行かない。 自殺が未遂になった時点で丸儲けだったのに。 こんなのなかよしで連載してるんだな。 今一つなストーリーを声優の豪華さで押し切っているような。次回は清水愛だし。 監督・大森貴弘。

OPが付いた。さくらんぼを口から出すシーンがエロい。 ストーカーに狙われている鷹村涼子(清水愛)が地獄少女に依頼。 犯人は担当の刑事で有力者の息子。今回は普通に可哀相だ。契約の方法や代償は共通なんだな。 実は警部の方が犯人だった。おお、普通に面白い話だ。 警部のガラスに映る影が骸骨だ。一瞬の描写が凝ってる。 「いっぺん死んでみる」は言うと判っててもぞくっと来るな。 こっちを1話にした方が良かったんじゃないだろうか。 次回の依頼者は男。なんとなく女の子限定だと思ってた。

エースが後輩をバットで殴るけど大会に出たいので自分のせいということにしたら死んでしまう。 いい感じに転落している。 怨みというより、法的ないろいろな問題のような。 契約を決意したのも怨みじゃなくて、どっちかというと正義感とかそんな感じだし。 結局目撃者がいたので無事で済む。じゃあ地獄に流さない方が望ましい結果になったような。 次回は新井里美さん。

菅野純子(新井里美)の飼い犬が死ぬ。 実は治療がいい加減だったらしい。 何か契約の後押しをするきっかけが必要なのはいつも通り。 証拠は無いし、助手の方がサイコという可能性もあったけど、獣医の言動で決意。 かなり獣医として異常だけど、それでも死ぬ程じゃないような。 このへんのバランスがいつもおかしい。 次回は川澄綾子かな。ちょっと自信なし。

依頼を無視されてる田村美沙里(川澄綾子)。 怨みを会社の成長に使っているのかと思ったらハッカー的手段だったのか。 父親を殺された怨みで潜入していたけど見破られていたという複雑な話。 殺人自体は普通に殺し屋でやってたのね。 今回は普通に地獄に落とす価値があるし、本人も命が危ないから死後地獄に落ちることと引き替えにできる。 というか、地獄少女側で既に落とす気満々だし。みんなでスパイ大作戦みたいなことしてるし。 美沙里が凶悪化してるのが気になる。 次回は斎藤千和。

支店長の妻の浮気を目撃した為にいじめられる家族。 安田遙(斎藤千和)にあいが顛末を見せる。 母親は脅されただけで自殺したんじゃなくて、やられちゃってたのね。 やっぱり自分だけじゃなくて誰かの幸せの為に自己犠牲で復讐する形がいちばん素直だな。 今回はシャワーシーンもあるしエロ度が高い。 次回は誰だろう。駄目絶対音感の守備範囲外。

団長の養女の紅彩花(雪野五月)は練習が厳しいので団長を殺そうとする。怨みじゃないし。 逆に地獄に落とされるのは珍しいパターンだ。 次回は松岡由貴。

田沼千恵(松岡由貴)が友達を店長に突き落とされて復讐する。 雑誌記者か何かとその娘のつぐみ(水樹奈々)と芸能人は直接関係無かったのね。 つぐみにいろいろ見えるのはあいが何かしてるんじゃなくてそういう能力なのか。 どっちかというとこの親子の紹介がメインで、田沼千恵の話はかなり適当。 次回は誰だろう。水橋かおりのような違うような。

妹の春日由香(佐藤利奈)と姉の弘美(小林美佐)がケーキ屋を開くけど、 かつての師匠にケーキの作り方を盗んだことにされて潰れる。 理由は振られたことの仕返し。 この場合、どっちが悪いとか無いような。 出来の悪い話が続いてるな。例の記者がメインって訳でもないし。 次回は石毛佐和。

渋谷みなみ(石毛佐和)は友達の赤坂詩織(豊口めぐみ)が冷たいので怨みを依頼。今回は速攻だな。 クラスメートに門脇舞とか福圓美里とかいる。 詩織も修学旅行の班からあぶれて、仲直りするけど怨みを実行してしまう。今回は地獄のシーンは無いんだな。 どちらも悪くないというか、どちらも異常というか。異常さでは詩織の方が上のような。

依頼から藁人形までがスピーディーだな。 今回は雑誌の人間とか記者がメイン。 怨みの相手は金を貸してくれない仲間かと思った。 契約してないのに勝手に実行してるし、今回のあいはなんか恐いし、 何か裏の目的があるのかと思ったら、実は契約してたのか。変な話。 次回は誰だろう。聞き覚えすらない。

学校に行かない沢井茜(田中理恵)を説得する。先生の方が異常だな。 本心を聞いて登校するけど、メールの相手が実は先生だと知る。単なる偶然なのね。 地獄送りにしてくれと言われる。冒頭でいきなり印があったしな。 現実が辛くて地獄へ行くという行動が有り得ないけど。 久しぶりに面白い話だった。演出も凝ってるし。 年内で終わりじゃなかったんだ。

つぐみのビジョンに古本屋が見える。セクハラしてるし。 あいの見たものが見えるんだな。どういう繋がりなんだろう。 煉獄少女という作品の作者を訪ねるとあいの絵がいっぱい。 古本屋、編集長、作者と追っていく手順は面白かったけど、何かの謎が解ける訳ではなくて、過去の依頼者の一例なだけか。

つぐみのビジョンは偶然じゃなくてあいが送ってきているのか。 父親が自殺した娘(桐野沙樹;小林ゆう)が町長に復讐。 町長は暴力団と会っているけれど悪い人でもないみたいで、 恐喝している父親も娘の為だし、説得もうまく行って今回は復讐を阻止できるかと思ったのに。 やるなら恐らく実行犯の、町長の息子に復讐するのが筋だな。 こういうやるせない路線は正解かも。

ビジョンにあった島へ。あいが見せている筈なのに、仲間は知らないんだな。 湊三奈(浅野真澄)が叔母に交際を邪魔される。 母親は自殺じゃなくて叔母が殺していたけど、母親の声がするのは何なんだろう。 単に独り言なのかな。 完全に異常者だけど、それを島全体が知ってて普通に生活してるのが恐い。 今回のは護身だから仕方ないか。

サーカスに監禁されている娘(ユミ;谷井あすか)が依頼者。ここに通信環境はあるのかな。 双子だと気付いて行ってみると既に糸は解かれていた。何の役にも立ってない。 双子というのは判ったし、怨みの対象が双子のもう一人(ユキ;矢島晶子)というのも見えてたな。 久しぶりに復讐シーンがある。 何より「いっぺん、死んでみる?」のセリフが無いと地獄少女じゃない。 怨みは正当だし、幸せになれたみたいだし、標準的な回。

ビジョンを頼ってサナトリウムへ行くとニナ(南央美)がいる。 実はサナトリウムに一人にされた女の子の持っていた人形で、二人は幻想の中にいた。 そんなにファンタジックなのに地獄。 今回はいろいろイレギュラーな回だな。

犬がくじらを怪我させたので働かされている上川美紀(下屋則子)。くじら恐過ぎる。 さっさと通報すれば良かったのにまだ中一だから騙されてしまった。 地獄少女に頼らなくても解決できたし犬も無事で済んだのに。

人形作家の家に嫁いだ孤児の祈里(折笠富美子)が座敷牢に入れられる。何で通信環境があるんだ。 孤児院を経営しているのが作家なので逆らえない。今回はちゃんと解決手段が他に無い。 でもこの人を地獄送りにしたら孤児院が維持できないような。 前回あたりからつぐみが復讐に賛成気味だな。今回は記者は大したことをしない。 旦那も駄目人間だったという嫌なオチが付く。

あいの見たものが伝わっていることを周囲がやっと認識する。 あいは隠してるだけな気がするけど。笛を吹く前に唇を舐める動きがいい。 蜘蛛は何だろう。監視してる誰かがいるのかな。 エスパーの人に地獄少女を呼ばせる。今回は記者はどうやって嗅ぎ付けたんだ。 ジルは本物なのに使い捨てキャラなのか。 あいの桜のビジョンは何だろう。 エスパーはわたなべひろしだったのか。

いつものようにつぐみに通信。なんでいつも貴重な情報を見ている最中に止めるんだ。 今回は知り合い(村井優子;千葉紗子)の親娘が脱サラして畑をやっていて詐欺にあう。 つぐみはかなり復讐に賛成派になってきたな。 初めて復讐を思いとどまらせるのに成功。でもかなり不幸なことに。 せめて生かしておくと自分が施設行きになることが事前に判っていれば。 今回の件でつぐみがさらに復讐容認に傾くんだろうな。

OPのわたなべひろしのテロップに地獄行きの印が入ってるのに今気付いた。 障子に穴を空けるあいが変でいい。 つぐみの母親の話。結婚式の最中に取材に行っちゃうのは酷いな。 記者は人の気持ちの感じ方が基本的なところでどこか壊れてるな。きっとそのうち復讐の対象にされる。 今回は恨んでる人と恨まれてる人の説明が殆ど無い。

看護婦の桜木加奈子(沢城みゆき)について調べる。いい子だなあ。 妻を無くした男が恨んでる側だと思ったら、やっぱりパソコンには詳しくなくて、地獄少女が絡む余地が無い。 結局、誰がやったのか判らないままいきなり地獄に送られる。今回は明らかに地獄少女を擁護できないケース。 結局誰なのかも理由も判らないのね。前回の予告でも何も言ってないし。 かわいそう過ぎて胃が痛い。

桜と滝の場所へ行く。ルームミラーに映るあいの姿が恐い。 寺で七歳の子供を神に捧げる因習について聞く。 つぐみ達はあいを見ていた子供で黒飴屋の子孫にあたるらしい。 あいを埋めたのがせんたろうで、つぐみ達はあいに殺されかける。 何かひどい誤解がありそうな。とりあえず住職が怪しい。

あいの過去の話。 物の怪の噂は冤罪なのかな。それまでにもいろいろあっただろうに。 人身御供に出すけど食べ物を運んでいたので6年も生き延びる。それはそれで凄いな。 最後に土を少しかけた、そのことで恨んでたのね。そのくらい許してやれ。 あいのセーラー服姿はどこから来たイメージなんだろう。

最終回。 あいは舟の上から自力で戻ってつぐみに母親の事故の情景を見せて、依頼されていないのに藁人形を渡して糸を解くように迫る。 最終回でつぐみが父親を地獄へ流す展開になるだろうなとは思ってた。 作画いいなあ。 結局、糸は解かないしあいも何かを悟って寺を燃やす。そもそも恨んでるのがおかしいんだけど。 あいの罪って何だっけ。蜘蛛も誰なんだ。つぐみにビジョンが見える理由や目的も、単に因縁ということなのかな。


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