京極夏彦 巷説百物語

新番組。巷説はこうせつと読む。 いきなり気合の入った撲殺シーンだ。 店で雨宿りする。 迷って女のいる部屋を開ける。ここだけ雰囲気が違うな。 札売り(又市;中尾隆聖)と店主(長耳;若本規夫)と女(おぎん;小林沙苗)の三人は仲間で円海を罰する為の工作だったのね。どういう利害で動いてるんだろう。 声優のあくが強いな。 この秋の新番組はなんで暗いのばかりなんだ。面白いけど。 シリーズ構成・藤岡美暢。 監督・殿勝秀樹。

またショッキングなアバンタイトルだ。 静止画のパンに柳だけ揺れているCGが怖い。 子供が出来ると隠居させられるので柳女が協力していたのかと思ったら、本人が変装していたのか。 ということはアバンタイトルの映像は架空だな。

又市は百介の口を封じることを命じられる。 今回は猟師がターゲット。 猟師の頭が白蔵主だけど、実は長耳。白蔵主は単に引用しただけかな。 百介は猟師の為に手を離して川に落ちる。又市が助けてくれるけど。 今回は猟師はおまけで、百介の心境の説明がメインかな。

今回のアバンタイトルはあんまりショッキングじゃない。 百介は三人組と同じ宿に泊まる。この歪んだふすまは表現じゃなくて本当にそんな形なのかな。 妹(お玉)を閉じ込めている姉(お吉;島本須美)。 お尋ね者の侍は父親だったのか。 お吉はかつて母親を殺させたらしい。動機がさっぱり判らない。 結局お吉は何物だったんだろう。いろんな人を狂わせてるな。

内容が新聞発表と異なってるらしい。 「芝右衛門狸」は次回ちゃんとやるし、別に何かの回が欠番になった訳ではないみたい。 百介が倒れて看病される。 馬の肉を食べることくらいちっともタブーの感覚が無いと思ったら、 実は食っていたのは馬ではなくて人だった。 また既存の怪奇物語がミスディレクションに使われていたのか。 実は百介もグルだし。倒れたところから芝居だったのかな。すっかり騙されてしまった。 でも馬の絵が抜け出たのは本当だったような。

人形一座に狸がいる。 今回の題材の物語は浄瑠璃として展開する。 百介が狸を始末すると言うのが珍しい。すっかり仲間に入ってるな。 用済みになり毒殺されかけたのね。本当に狸だったのか。

いきなりグロ画面だ。 身罷(みまか)る=死ぬ。なかなか国語知識が要求されるアニメだな。 よく聞いてないとすぐに話が判らなくなるし。 帷子ノ辻って太秦の交差点からちょっと西へ行った所だな。 舞台が京都というのは知ってたけど割と近所なのがちょっと気持ち悪い。 妻を無くした男が連続殺人をして腐っていく姿を絵に描いていたという顛末。 死体愛に移行してたのね。今回は仕置きする対象はいないのかと思った。

百介は兄の所に。ちゃんと話が続いている。でも手紙のことは知らないらしい。 野鉄砲という盗賊の武器を奪おうとする。同心の偉い人が黒幕だったのか。 復讐は果たすけど、本人が武器の怨念に操られる。 でも自力で解決したので又市たちの出番はなし。 こういうパターンもあるのか。ハッピーエンドと言えなくもない。 手紙を出したのは誰だろう。

(紛失)

百介は京極亭に来る。京極亭の声は京極夏彦。あんまり素人っぽくないいい声だな。 船幽霊は川久保一族のせいだと思ったら飛火槍を狙う人たちが正体。 飛火槍というのは本来は槍ロケットみたいなものだけど、 ここで出てくるのは島を消してしまえる超兵器だ。 お頭が自滅して終わり。御行してないな。 今回はメインのストーリーがいつもより大目。

百介は引き篭もっている。 今回は七人みさきという妖怪の話。 白菊がまた出てくる。あの時から続いてる話だったんだな。 城では飛火槍を作っていた。次回最終回。いつにも増して話が判らない。 超兵器を破壊して世の中を救うヒーローの話かな。

最終回。 地下で虐待の実験をしている。 又市は祟りがあると言って人心を惑わせまくり。 飛火槍は侵略に使うのではなく全てを滅ぼすのが目的だった。全てを無に、とか言ってるよくいるラスボス。 正体は京極亭。どこで絡んでくるのかと思った。 ラストはスペクタクルだな。


戻る