花は咲く、修羅の如く

1話。 新番組。 春山花奈(藤寺美徳)が島で子どもたちに朗読会をしている。 それを聞いた薄頼瑞希(島袋美由利)が放送部にスカウトする。 入学式の後、校長の詩を放送部が読む。 帰りの船に瑞希が乗っていて、最終便なので家に泊まることに。 翌朝花奈が海に向かって朗読しているのを聞いて、改めて放送部に誘う。 フェリーの時間も変更してくれる。

2話。 1年生は4人入って、経験者が2人いる。 冬賀萩大と組んでお互いを紹介する作品を作る課題。 冬賀は自分で作った音を聞かせる。 花奈は宮沢賢治を朗読する。 放送室には広いスタジオがある。 夏江杏(和泉風花)と二人で銀河鉄道の夜を読む。

3話。 放送部の顧問の吉祥寺は演劇部の副顧問を兼任している。 読みについて説明。 花奈は声質はいいけど技術が無いと言われる。 修羅の朗読DVDを見る。 瑞希に泊まりに来るように誘われる。 瑞希は一人暮らししている。 去年の練習の様子の録画を見る。 勝ちたくないなんて嘘だと言われる。

4話。 杏に古典は不利だと言われる。 昼休みに放送室に行くと整井良子(安野希世乃)が更級日記に食いつく。 瑞希と昼の校内ラジオに出るけど全然喋れない。 別の日に行くと瑞希はいなくて、良子の更級日記の朗読を聞く。 古典を選んだのは好きだからと話す。 良子とラジオに出て、アドリブ無しの筈だったのにアドリブを振ってくるけど喋れる。

5話。 Nコンの締め切りが近づく。 放送部を題材にした小説が気に入るけど、夏江は嫌いだと言う。 夏江と友達になろうと追いかけると、必然性が無いと言われる。 認められる為に読みの練習をする。 眼の前で朗読してみせて、同じ放送部にいた幼馴染の話を聞く。

6話。 冬賀がテレビドラマを作りたいと言い出して、脚本を秋山が担当する。 花奈が読みたい部分を選ぶと吉祥寺に却下される。 そこを選んだのは好きなセリフがあるからで、3箇所あるので別の箇所を選ぶ。 放送室に戻ると夏江がアナウンスの原稿で悩んでいる。 秋山が花奈を取材する。 みんなで朗読会を聞きに来る。

7話。 ドラマの脚本が完成。 秋山は出演しないつもりだったけど出ることに。 花奈は演技を褒められる。 劇中で詩の朗読があって、秋山は姉が詩人になりたいと言った時のことを思い出す。 本当は言いたかった言葉に台詞を変える。 西園寺修羅の出る舞台は秋山の姉が原作で、チケットを貰って編集作業以外の4人も観に行く。

8話。 舞台の帰りに花奈は悔しがる。 4人で川に叫ぶ。 ドラマの方は曲を作り直すと冬賀が言い出す。 外を歩いていたら冬賀の中学の友人に会って、ピアニストだったと聞く。 花奈がストリートピアノを見つけて、冬賀が海の音を聞きながら弾いて家に帰って曲を作る。

9話。 合同練習会に参加。 花奈の隣に香玲(シャンリン; 古賀葵)が座る。 曇美咲(市ノ瀬加那)も来る。 美咲は夏江の幼馴染だった。 3人で昼食。 夏江が放送部を選んだのは中学で一番強い部活だったからだと美咲から聞く。 美咲は山月記の原稿を今でも持っていて朗読すると、下手になったと夏江が止めて立ち去る。 夏江に貰ったお守りのストラップも無くなっている。 夏江がストラップを拾って持ってきて、もう一度朗読する。 美咲が上手かったのは夏江が教えていたからだと気付く。

10話。 香玲はお手本を録音してコピーしている。 ぽここ(加隈亜衣)に教えてもらう。 発音を直していたら判らなくなってくる。 満歌(関根明良)に瑞希とはライバルだと言われる。 夏江は千晶(小原好美)と報われない恋で意気投合する。 練習会の後でお参りで山に登って、良子が去年のことを話す。 自分の読みを愛してあげると言う。

11話。 瑞希の兄が結婚するけど、結婚式が予選の日だった。 瑞希の祖母が兄を可愛がるのでグレた。 断りに実家に戻ると監禁されてしまう。 放送部で兄に取材を依頼して救出に行くことに。

12話。 最終回。 瑞希の兄に説明してみんなで実家に行く。 祖母が来て、瑞希は中原中也を朗読する。 予選の前日に花奈は瑞希を家に呼ぶ。 翌日の早朝に花奈は海岸で春と修羅を朗読。
総括。 ラスト2話は何だったんだ。 それを言うと合同練習会の2話も無駄にキャラが多いだけだったし、面白かったのは前半だけということになってしまう。 メインは朗読部分で、ストーリーはおまけなのだろう。よく原作が成立してるな。 島袋美由利とか和泉風花の違った演技や朗読が聴けたのが良かった。


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