Dimension W

新番組。 W軸からエネルギーが無尽蔵に取れる世界。 マブチ・キョーマは不正コイルの回収を依頼される。 行った先でミラ(上田麗奈)が人質にされて、助けなかったので張り倒されて回収に失敗。 ミラを再び見つけて捕まえる。 同じ頃、管理局が博士の居場所を突き止めて、博士は後をミラに託す。ミラも苦しんでるけど。 ミラをマリーの所に持って行くと、回収屋の手伝いをしたいと土下座して頼まれる。 ジャイアントロボとソルティレイをどうしても思い出す。

ルーザーという怪盗が通信ジャックに不正コイルを使っているのでミラと回収に。 ミラは博士の遺言で不正コイルを辿っている。 ルーザーが現れてキョーマが追跡。 ミラは通信障害の外に出て通信装置を探す。 ルーザーはニューテスラに恨みがあるらしい。 目的は美術品ではなくナンバーズというキーコイル。 館長のロボットの赤くなったコイルから次元が崩れる。 無限のエネルギーの裏にはこういう危険があるので、管理できない不正コイルが問題なんだな。 それ以外にも悪意があったりするんだろうか。

ミラが報酬に600万円貰ったのでミラの部屋を買う。ごろごろしてる。 そこに子供が侵入してくる。 別の子供が廃車で遊んでいたら崩れてきて、子供を助けようとして首が取れる。 ナンバーズというのは試作コイルで、次元Wの深い所からエネルギーを取っているらしい。 車の件で警察に捕まるけど、ニューテスラのクレア・スカイハートが釈放してくれる。 遊びに来てた子供の祖母だったのか。

小説家が死んだ事件にナンバーズが絡んでそうなので調査に行かされる。 今は妹がオーナーになっている。他に胡散臭い客が大勢。 かつてナンバーズが起動していた時に事故が起きたらしい。 ミラが風呂にいたら、いつの間にか21年前の嵐の夜に。 無駄に怪奇仕立てにするせいで、余計に話が判らない。

幽霊は水に弱いらしい。 ミラは捕まってるけど気合いで脱出。 過去にコイルがあればダムを作らなくていいと訴えていた。発電目的だけじゃないだろうに。 仲間を助けられなかった過去があって、助けられた世界をナンバーズが保持しているらしい。 次元Wは何でもありだな。 そしてミラは何でも知ってる。

サルバ王子がアフリカから来日。 一緒に来たルワイが勝手に遊びに行ってキョーマに会う。 お祭りで金魚すくいさせたら設備を破壊して、呉服屋に連れて行く。 そこに迎えが来て別れる。 その後ルワイはマリーの所に現れて暴れる。 イベントへの招待らしい。

車と塀の間にはさまって動けなくなっていた四阿屋雅を助けた。 その後付き合うことになるけど、筋肉が衰えていく難病にかかる。 百合崎に頼みに行ったら超人部隊に入ることに。どういう縁なんだ。 作戦中に事故が起こって部隊はキョーマ達二人以外全滅。 雅の手術は失敗したんじゃなくて頭部が事故で失われたらしい。 事故の現場であるイースター島に回収屋を集めてコイルの回収が行われる。

サルバが王子として拾われた頃の話。その後ルワイが生まれた。 島のいろんな物が動き出す。球体は何かを探しているらしい。 キョーマ達は兄妹と一緒に地下のトンネルに降りて、虚無のエリアに突っ込む。ガソリンエンジンの設定が初めて活きた。 人間にも影響があるのか。

ルーザーがいる。 キョーマは記憶を無くしているらしい。 キョーマは黒い球体に触れて倒れて、訓練時代の夢を見る。 イスラでの暴動とか、シーマイヤーという科学者の説明。 同僚の科学者が今のルーザーらしい。 いきなり関係ない話が連続してると思ったら、キョーマはいろんな記憶の中にいるらしい。便利だな。 次元Wは記憶で繋がっているらしい。一気にSFじゃなくなってきた。 ミラの体は雅の為に作られたものらしい。扱いが荒いのはそれでか。

キョーマが眠っている間ミラが戦う。 ミラは虚無の中に落ちそうになるけどキョーマが助ける。 そこにルワイも来る。 ルーザーの所にはジェイソンが現れる。究極のコイルを探しているらしい。 キョーマはかつての同僚と戦う。虚無に落ちて魂を失っている。 キョーマは虚無に落ちていなくて記憶を消されたらしい。 ルワイがKKにやられて、キョーマがKKを殺そうとするところをミラが止める。そこにルワイがもう一人来る。 盛り上がりそうなシーンを断片的に繋いだだけで、話はさっぱり判らない。

ルワイの本体は故郷にいて、次元Wを使ってリンクしているらしい。 サルバに会って建物の中に。 ルーザーがいてルーザーの記憶を見る。 観測者問題が世界観の根底にあるんだな。 ジェネシスの研究が中断されてシーマイヤーが狂った。 キョーマがジェネシスを奪ったらしい。 今ひとつ何が起きたのかよく判らない。

最終回。 ナンバーズを集めたのでルーザーもゲートを開くことが出来る。 シーマイヤーを連れて来ようとするけど失敗。 キョーマはやる気を無くしてるけどミラが説得。 ミラが記憶を追跡して、キョーマは雅を助ける為にジェネシスを使おうとするけど世界が壊れるので雅が止めたことを思い出す。 実はキョーマがジェネシスを壊していた。 シーマイヤーをいい感じに送り返す。 ミラはコイルが暴走していたけど、博士に新しいコイルを渡される。
総括。 とりあえず説明を端折り過ぎ。 原作10巻分を12話でやるのは無理がある。 原作既読者向けの作品として作られたのか、どうせ破綻してるから細かい部分を説明しても意味ないと判断したのか。 雰囲気だけ伝えてちゃんと知りたかったら原作を買えという商法かもしれない。 あと、次元Wが何でもあり過ぎて、物語をうまく転がす装置として機能してなかった。


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