A-TECがテレビで紹介される。解体に反対する勢力が仕掛けたらしい。 部長の霧羽ナギサは社長や専務の弟だけど、僻地にばかり送られて毎回成果を挙げてきた。 A-TECの解体も能力を示す手段と捉えてるのかな。
ナギサの所に欲しい部品のリストだけ持って行ったら断られる。ものすごい正論だ。 経理部から来たアンジェリーナ(小林ゆう)にコストと守秘について指摘される。こっちも正論。まあ、学生や教師だしな。 翌日いきなりハンガーは製造ラインになっていて、記念館のガレージに移動。 嫌がらせのように見えるけど、そもそも経理を呼んだのは延命措置で、ナギサは何か兄に対する抵抗を企んでいる。
生徒は5人になっている。 労働組合に訴えて、その代わり政治活動に協力することに。 党と繋がることに専務が異様に反応する。 交渉しようとしたらカイトを次長に昇進させて組合から抜けさせる。 よく判らないけど、出て行った生徒は戻ってきて、次長決済で設備も揃える。 ナギサが来て稟議書を合格点だと評価する。この人は専務の敵であってA-TECの敵ではないんだよな。
A-TECだけで修学旅行。 アンジェリーナとイリスが衝突してる。イリスは10年以上前の記憶が無いらしい。 ナギサの50億の仕事の為にイリスが軽トラで出張所に。サーバに繋がればいいというものなのか。 イリスはミズキ(小澤亜李)と深い関係があるらしい。ミズキがヒロインっぽくなってきた。
予算を取りに行ったら却下される。 逆にナギサは追試なのでここぞと報復。 ミズキが手伝って、ナギサの家の事情を聞く。 霧羽本家の人間ではなく、父親の愛人との子供で、愛人は科宮の唯一の血縁者だった。 その後ハンガーでみんなで教えて、翌日に合格。 だんだん仲間になってきた感じ。
イリスとアンジェリーナは出張。 飲んでいて最終便を逃したので社用機に便乗したら有名な教授が乗っていてハイジャックされる。 ナギサも協力して救出することに。 イリスは科宮に仕えていた一族が白崎だと聞く。 コックピットを奪還して無事に帰れると思ったら、衝突しそうになって別の船に助けられるけど、それが正体不明機。 社長が手を回していたということかな。
会社は現与党と結びついていて、次の選挙で政権交代しそう。 組合は野党を支援していて、学園祭のイベントに接近してくる。 学園祭では有人のペットボトルロケットを飛ばす。ペットボトルでは無い気がするけど。 ナギサは野党の候補を潰す話に社長も絡んでいると確信する。
会社が支援していた候補は野党に移る。 ナギサが野党の幹事長と連絡を付けて大臣の椅子を用意したから。 それはいいんだけど、それがどう悪いことなのかが判らない。 これで15億は戻らなくなるということかな。 専務は倉庫会社に飛ばされる。これはただの中ボスなんだよな。
いなくなった専務の代わりに、ナギサが常務に。 副社長の柳井が味方する。科宮家の残党でもあるらしい。 副社長はロケット事業を推進したいけどA-TECには興味ない。A-TECってそんなポジションだっけ。 政治の方では与党と前与党が連立。社長が裏で工作したらしい。どんな影響力だ。 イリスはテストフライト中に隕石が見えてパニックに。結局、15億の部品は調達できたのかな。 ナギサが白崎でイリスがナギサらしい。イリスはともかく、ナギサの記憶はどうなってるんだ。 ナギサの方の決議は全員に裏切られる。全部同時刻というのが面白い。
社長は軍事部門を立ち上げるのが目的で、A-TECの解体はそこにカイトを使う為。 軍事はともかく、社長を恨む筋合いは全然無いな。 ナギサは早朝のガレージでミズキに慰められる。 カイトに顧客のことを忘れていると言われてA-TEC再建に動き始めるけど、元専務に刺される。 この人はどこまでも落ちていく。
ナギサは拉致されている。意外と計画的な犯行だったんだな。 警察が動いてくれないのでA-TECのメンバーで救出することに。 カイトは再建計画を見つけて、修復作業の方を優先させる。 ナギサは保管してあったX-2に乗せられる。わざわざ絶望させる為に手の込んだことを。 発進する間際で花子達が助けにくるけど間に合わない。 最後にはイリスがナギサを助けに行く展開になるんだろうなと思ってたけど、持って行き方が強引だな。
最終回。
プレゼン開始。数字が凄すぎて嘘にしか見えない。
エンジンが実現できていないと疑われたところでデモ飛行。
ミズキはイリスに乗るように頼む。早く追いかけないと衝突するのに妙に悠長だな。
結局追いつくのは1分前になってるし。
解散は既に決定してるので取りやめにならないけど、新会社を設立することに。
もっと早く独立すれば良かったのにという気もするけど、新しいエンジンのデモが無いと出資も無いのか。
欲しいのがカイトだけだと判っていれば、いくらでもやりようはあったのに。
総括。
タイトルから生徒がメインの話だと思ってたら完全に脇役で、カイトでもなくてナギサが主人公だった。
プロットは全然悪くないんだけど、ナギサがA-TECを気に入る描写が少なくて、態度が軟化したと思ったらいきなりA-TEC大好きになってた。
他にも選挙絡みとか費用の調達とか、説明が少なかったり整合性が甘いところが多かったのが惜しい。
あと少し時間かけるだけで格段にちゃんとしてただろうに。