チ。-地球の運動について-

1話。 新番組。 15世紀。 合理的に生きているラファウは大学に行くことに。 星を見ていたけど天文を止めるように言われる。 改心した異端者のフベルトを引き取りに行く。 大学で神学を学ぶと言うと不純だと言われる。 観測記録を見せると研究に協力するように脅される。 通報しようと思ったけどいい観測地が気になって行くと、地動説を説明される。

2話。 帰り道で転んで地球は自転してるかもと思う。 家に帰って計算してみる。 フベルトは観測を一人で続ける方法を見つけたと言う。 家に帰るとノヴァクがいて、計算の記録を見つけていた。 フベルトが来て自分のものだと話してネックレスを手渡す。 やり残したことはたった今やったと言う。 ネックレスをヒントに山に行くと手紙がある。 ラファウは大学で天文を学ぶことにする。

3話。 ラファウは下書きを燃やすけど燃え残りを父親に見つかる。 帰ると机の上に置かれていて、しかも計算が修正されている。 家にノヴァクが来る。 父親には地動説の異端の前科があって、ラファウが異端の研究をしていると疑っている。 密告せずに証拠が出ると父親は火炙りになるので、ラファウは密告される。 宣言して資料を燃やせば助かるけど、裁判で地動説を信じていると宣言する。 拷問の前日にノヴァクが相手にしているのは知性だと話す。 ラファウは毒で自殺して、資料は10年後に別の人が見つける。

4話。 オクジーは代闘士として夜中に決闘している。 天国に行きたいと思っている。 グラスは火星が動いていることに自分で気付いて観測記録を付けていて、それを希望にしている。 2年かけて円を描いていたのに火星が動きが止まって曲がってしまう。 異端者の移送中に、この星は天国よりも美しいと言われる。

5話。 オクジーはノヴァクに殺されそうになるけど異端者に助けられる。 石箱を見つけて異端者の手紙を読む。 記録は読めないのでバデーニという修道士に見せることに。 オクジーは怖くて星が見られない話をする。 途中で橋が落ちて、続きをオクジーに託してグラスは自ら川に落ちる。 オクジーはバデーニを訪ねる。

6話。 バデーニは優秀すぎて怒られている。 禁書を見つけて開いたら目を焼かれた。 書類を見て貰う代わりにオクジーは続きの観測をすることに。 書類を見たバデーニはショックで吐いてる。 火星の逆行の理由を説明する。 天界と地球が調和していると聞いて、オクジーは星空を綺麗だと思う。

7話。 ヨレンタ(仁見紗綾)は研究会に参加できないので床下から聞いている。 コルベの助手をしていて論文を見せる。 ヨレンタの父親はノヴァクらしい。 バデーニは観測データが必要なので、掲示板に問題を張り出す。 コルベは論文を当然のように自分の名前で発表する。 ヨレンタは掲示板の問題を見て、その日のうちに解答を貼っているところをバデーニに見つかる。

8話。 ヨレンタにアリスタルコスの話をする。 ヨレンタはコルベに報告しようとするけど不在だった。 研究会ではピャスト伯が真理に挑み続けると話している。 ヨレンタはピャスト伯に論文を直接持ってくるように言われる。 翌日バデーニにピャスト伯を紹介すると言われて、完璧な天動説を証明しようとしている人なので断るけど、 真理を重んじていると言われて会うことに。 ピャスト伯は若い頃に学術の発展には無謀さが必要だと答えたことを思い出す。

9話。 ピャスト伯は仕事を始めて20年後に、二重の周転円について教授に知らされた。 バデーニは地動説の間違いを証明する為に資料を見せてもいいと言われる。 ピャスト伯は満ちた金星を見たので天動説に疑念を抱いていた。 オクジーは満ちた金星を見たいと思って、実際にそれを見る。 ヨレンタはここで外れることに。

10話。 オクジーは本を書きたいと言う。 バデーニの顔の傷は決闘によるものらしい。 バデーニは軌道が楕円だと気付いて、吐いて壁を殴る。

11話。 ノヴァクが異端審問官の新人に拷問させる。 バデーニは地動説を完成させて3人で集まる。 バデーニは外国に行く予定。 オクジーは大学に行きたい。 ヨレンタは自分の名前で論文を発表したい。 そこにヨレンタの父親のノヴァクが来る。

12話。 通報者は暗号の日記を解読したらしい。 部屋を調べると書類は隠していたので助かるけどオクジーのネックレスが見つかる。 バデーニは書類を燃やして逃げることに。 ノヴァクの馬車が来ているのが見えてオクジーが時間を稼ぐ。 連れてきた4人の新兵はあっさり殺される。

13話。 オクジーはノヴァクと戦うけど弓でやられる。 天界に届く塔にいる夢を見る。 ノヴァクに何故異端が現れるのかと聞かれて自由を求めたからだと答える。 部屋にバデーニも連れて来られてオクジーを使って拷問する。 協力者はいないと答える。 引き継いだ資料も燃やしたと答えるけど嘘だと言われる。

14話。 拷問でオクジーの口が裂ける。 次は目を潰すと脅されてバデーニは石箱のことを話す。 石箱に案内してラファウの話を聞く。 二人は処刑される。 ヨレンタのところにノヴァクの部下が来て質問する。 開放するつもりだったけど上の人に言われて拷問することに。 ノヴァクを陥れる企みだと知ってヨレンタを逃がす。

15話。 ヨレンタを逃がした審問官を焼死体にして、ヨレンタの死体としてノヴァクに見せる。 バデーニはクラボフスキに手紙を残していた。 貧民の頭に文字の入れ墨をしていてそれをクラボフスキに見せる。

16話。 いきなり25年後。 異端開放戦線のシュミットを審問すると自然主義者を名乗る。 シュミットは爆薬を使って地下にある本を入手する。 開放した異端が入隊したいというので試験として聖書を信じないと言わせるけどできない。 村に物資を取りに行くと教会の人がいて本を隠して逃げる。

17話。 ドゥラカ(島袋美由利)は廃村の地図を書いている。 もっと稼ぎたいので自由競争についておじさんに相談すると、共同体が壊れると反対される。 子供の頃に神は存在しないと教えられて、金を稼ぐことが信念になっている。 おじさんは夜に村を抜け出して本を読んでいたら捕まる。 見逃して貰う代わりにドゥラカを売る。 ドゥラカは地動説の本を見つける。

18話。 ドゥラカが司教と話すと気に入られて教会に誘われる。 そこに本を回収に来たシュミット達が襲ってきておじさんもやられる。 ドゥラカはシュミットに本を渡すように言われて燃やす。 内容は覚えているので同行することに。 馬車の中で話すと意見が合いそうだったけど、神を信じていないと言うと驚かれる。 シュミットは知性を信用していない。 活版印刷を使ってあの本を出版することが目的。 異端開放戦線の組織長はヨレンタ。

19話。 地動説の本は廃村の教会から見つかった。 異端審問官のアッシュがノヴァクを紹介されて酒場で会う。 ノヴァクは活版印刷に目をつける。 ドゥラカはヨレンタと話す。 利益の代わりに印刷機を借りられることに。 本の内容を話してヨレンタがそれを書き取る。

20話。 ドゥラカはヨレンタから手紙の入った瓶を受け取る。 騎士団の馬車が来て、ヨレンタが一人で残って自爆する。 ドゥラカ達の馬車も騎士団に止められる。

21話。 騎士団は無事にやり過ごす。 印刷機のある場所に到着。 ドゥラカは表紙にヨレンタの名前を入れるように提案。 活字が割れていて、ドゥラカが自分の硬貨を差し出す。 一人が裏切って前の街で通報して馬を殺した。 異端を消すという信念をずっと持っていた。 ドゥラカは全員で自分を逃がすという案を提案。 神に聞く為にコインを投げるとみんなで逃げる方が出るけど、隊長がドゥラカを逃がすことに。

22話。 騎士団が来て戦闘が始まったタイミングでドゥラカ達は馬を奪って逃げる。 すぐにノヴァク達が追ってきてシュミットが迎え撃つけどノヴァクに殺される。 ノヴァクも倒れたのでドゥラカはアントニ司教に会うことができる。 地動説について話す。 そこにノヴァクが来るけど、地動説の何が問題か説明できない。 迫害は勘違いだと言われる。

23話。 ノヴァクは教会の周りにアルコールを撒いていて、アントニを刺殺して放火する。 ドゥラカも刺されるけど反撃して逃げる。 ノヴァクはラファウの幻覚を見て、自分が悪役だったと気付く。 ヨレンタの手袋を持っていた腕にはめて、ヨレンタの為に祈る。 ドゥラカは伝書鳩を飛ばして、夜明けを見ながら死ぬ。 パン屋で働いているアルベルトを親方が大学へ進学させようとするけど断られる。

24話。 アルベルトが教会にパンを届けて告解室で大学のことを相談する。 知りたいと感じた時に疑うように父親に言われた。 ラファウが家庭教師に付いて星座を教えた。 知の探求は役に立たなくてもいいと言われた。 真理の探求の為に信じろと言われた。 集まりに誘われて参加した。

25話。 最終回。 ラファウは集まりの挨拶で好奇心を信じていると話した。 アルベルトが観測記録を付ける為に帰ると、ラファウが父親を殺していた。 資料を渡すように頼むと燃やすというので殺した。 司祭は信じることと疑うことは両立すると言う。 何を捧げればこの世の全てを知れるか探すように言われて、アルベルトは大学へ行くことに。 彼の書いた本をコペルニクスが読むらしい。 いきなり終わった。
総括。 地動説がテーマだと思ったのが勘違いで、地動説に迫る過程が重要で、アプローチ先は何でも良かったんだろう。 真理は探求する一択だと教えられるまでもなく思っているので、そうではない考え方を知る方が重要。 とは言ってももう過去の話なので、視野の拡がりは無い。 エンタメとしては煮えきらなくて、良くも悪くもNHK的だった。


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