カウボーイ・ビバップ

新番組。テレビ東京系でやった時も見たしレンタルでも見たけどまた見る。 アバンタイトルの銃撃の意味が判るのはずっと後。 今回の賞金首の賞金が250万W(ウーロン)。 ゲートの通行料が7500W。 大体W=円と思っていいのかな。 飛行機を10年来の相棒と言ったり、 食料品をする描写をしといて目薬をすったり、オープンカフェでの格闘シーンとか、 主にスパイクのキャラクター紹介。

今回もゲート通過の描写がある。 BIG SHOTが初登場。 舞台は火星。実は結構狭い範囲に都市を作ってる。中華街のようだが空が赤い。 ペット屋とか占い師とかがいる怪しい街の雰囲気はシリーズ共通。 ヌンチャクに造詣を見せるスパイク。 データ犬って何だろう。 今回もあんまりストーリーはなくて、アイン登場の回。 かといってアインが今後活躍する訳でもないけど。

フェイ登場の回。 カジノにいつかの三人組がいるな。 取り引き相手がスパイクによく似て(?)たり、ぶつかってコインがすり変わったり、かなり偶然に頼ってる。 無重力の描写とか空中戦が力入ってる。 今回も金は手に入らず。チップは手元に残ったけどチップとして使っちゃうし。

逃げたフェイは木星の近くで燃料切れ。 アンプルは何故かフェイの手元に来て、さらにスパイク達に捕まる。 えらい偶然だな。 ガニメデ政府は懸賞金を賭けておきながらあっという間にゲートを閉じる。ひどい。 折角ミサイルを迎撃したのに意味なかったな。 今回も収入は無し。 フェイは勝手に仲間になってるな。 脚本・村井さだゆき。

ゲートやクレーターの都市の描写は毎回のようにある。 ビシャス初登場。 音楽会の曲。いい曲だ。 昔の知り合いの女はアナスタシアという名前には見えないな。 ギターのBGMも好き。 教会でのオルガンと女声ボーカルの曲も痺れるくらいに好き。 窓から落ちるシーンのアカペラの曲は涙が出るほど好き。 この回いい曲がてんこ盛りだ。しかも今回限りっぽい。贅沢だなあ。 銃撃シーン。ドレス姿のフェイがよく揺れてる。 過去に何があったのかは、ビシャスと一緒にマオの下にいたことしか判らない。

トラック野郎の宇宙版。しかも女。 名前を当てる掛けとか、猫を連れてたり、ヘヴィメタルを聴いてたり、キャラ立ちまくり。 店の馬鹿っぽい女の子は内川藍維かな。 ニトロを大きなマニピュレータで取り扱ったり、生身で真空に出たり見所も多い。 犯人はすぐに死んじゃうし、VTの素性も結局よく判らなくて、いつもの様に雰囲気だけでストーリーはあんまり無いんだけど、今回特に雰囲気がいい。 脚本・横手美智子。

ハイジャックを捕まえる。ちゃんと賞金が手に入ってるのってシリーズ初めてじゃないか。 ロコの病気の妹は坂本真綾。盲目というのはピュアなイメージがあるな。 珍しく泣ける話。 脚本・横手美智子。

エド登場。ちなみにエドのモデルは菅野よう子。 地球で起きた50年前のゲート事件とか月のかけらとか。 重要な背景だけどさらっと流す。まあ、話にはあんまり絡まないし。 宇宙空間に放置されたスパイ衛星のAI。 意思のあるもんを放置したらあかんだろうな。 そもそもエドはなんでビバップに乗りたかったんだろう。

珍しくジェットがメイン。 15時まである時計が面白い。 でもガニメデの自転周期は7.15day。 賞金首はちゃんと引き渡す。賞金を受け取るシーンはシリーズ2回目。 アリサと話すシーン。このギターのBGMも好き。 追跡シーンのギターと男声スキャットの曲も好き。 メインの賞金首も捕まえたから今回は2回も収入がある。珍しい。 なかなか渋い話だった。 脚本・稲荷昭彦。この後、メダロット魂でいい話を書くんだ。

ギャグの回。 まずジェットが倒れる。本気にされてなかったけど。 パイプの中を走り回るイメージは冷蔵庫を空ける前からやってるのが変だな。 次にフェイが風呂場で。 続いてアインも。 毒ガスみたいのを撒いてたけどエドは大丈夫かな。 LESSON4の表示と、 「冷蔵庫の中のものは入れっぱなしにしちゃいけない」 の教訓の間がかなり空いてる。 その後どうなったのかとかフォローは何もなし。

ビシャスの絡む話。 大神さんがいるな。 フェイが金を持って逃げる。前もそんなことしてたな。 グレン(堀内賢雄)のサックスの曲がいちばんビバップらしい気がする。 両性具有役が妙に合ってるな。 このシリーズの脚本は信本敬子。シリーズの中核の筈なんだけど。

ジュピター・ジャズ後編。 空中戦がかっこいい。 「俺はただ醒めない夢を見てるだけさ」 「この左の眼は過去を見てるんだ」 「もう一度戻りたいんだ、あそこへ。少しでも近くへ」 「いつも同じ曲をリクエストして笑ってたよ。哀しそうに笑ってた」。 もう、印象的なセリフのオンパレードだ。 例によって雰囲気優先。 最初に地上波で見た時は途中だけ見てるから意味が判らないんだと思ったが、 通して見てもやっぱり判らない。 EDがイレギュラーだ。

チェスをする話。 タバコの盗聴器がいいな。 エドが珍しく話に加わる。チェスしてるだけだが。 宇宙にスラムを作って住み着くなんて可能なのかな。維持できない気がする。 太陽のエネルギーだけで自給できる系は作れないでしょう。

フェイの過去。 借金って譲渡できるのかな 詐欺師だけどコールドスリープなのは本当。 フェイは54年前から来て自分の事を思い出せずによく平気でいるな。 賞金19800W。1W=1円くらいだったから、本当に安いな。 オチはアイン。

ジェットの過去の話。義手の理由とか。 そして発覚する裏切り。そういえばそんな話だった。忘れてた。 組織って何だろう。犯罪者も何をしたのか不明だし。 今ひとつ印象が薄いな、この回。

違法キノコの話。 今ひとつ記憶が薄いな。 キノコを食べたアインがぴょこぴょこ跳ねるとこはよく憶えてる。 3人にキノコを食べさせて実験。 それぞれに幻覚を見る。 基本的にコミカルだけど妙にリアルな幻覚の描写があるな。 前にこの作品は見たのはきのこを食べる前だっけ。 絵コンテ・渡辺信一郎、演出・森邦宏。 この何れかあるいは両方はきのこ食ったに違いない。

18話。そろそろ終盤だけどまだ脱線した話。 謎のβのテープを巡る騒動。 どんどん地下28階まで降りて(落ちて)、どうやって上がってきたんだろう。 映っていたのは若いフェイ。それは今のフェイは忘れている自分。

ソードフィッシュの話。引力圏ネタでもあったのね。 ウィルスの人達は途中で死んじゃうし、話のメインではなかった。 スペースシャトル(コロンビア)で上がってきたり、ワンチャンスの無理矢理な収容シーンがいい。 ドゥーハン(青野武)とどういうつき合いがあったかとかの描写は無し。 シャトルがどうなったかは写真だけ。 脚本・稲荷昭彦。

やたらと強いピエロが出てくる回。 mad pierrotとかtong pooとか、YMOを思い出す。 人工的に作られた強さなので、引き換えに精神が退行する。 偶然に目撃しちゃったから狙われただけの話。

ジェットの友人の娘(ネイファ;小笠原亜里沙)と会う。 透明感のある声がいい。 そもそも火星で風水が通用するのかなと思ったら宇宙風水だった。 フンシェイと読むのね。 3Dで動く羅盤がかっこいい。 石を見つける。それはゲート事故の月のかけらで、位相差空間の中の位置を示していた。 石を撃つと中から船が現れる。ファンタジー的だな。 脚本・村井さだゆき、渡辺信一郎。

爆弾魔(土師孝也)がクマ爆弾を仕掛ける。目的を全然聞いて貰えないのがいいな。 馬に乗ったカウボーイ(江原正士)がなかなか超越した奴で。まるでリマー様だな。 BGMもウェスタン。いい曲なんだけど今回しか使えないな。 なんでこの状態でカウボーイはさらにスパイクを狙うか。スパイクも応戦してるし。 脚本・信本敬子。おお、意外。ギャグも書くんだ。 土師、江原、山寺が集まってるだけで楽しい。

TVのザッピングで背景の説明をするのが上手い構成だな。 BIG SHOTが最終回。もうそういう話は出てこないから。 怪しげな宗教に潜入。 人間じゃ危ないからアインに脳波センサーを付ける。いいのかそれは。 結局、ホスピスで眠るハッカーの仕業だった。ものすごい行動力だな。 脚本・佐藤大。

エドの故郷へ。フェイを知ってる人もいた。 フェイは宇宙船に乗っている時に事故に遭ったらしい。どこまで思い出したのかな。 今回の賞金首は実はフランソワーズ(エド)の父親。 アインも行っちゃった。 キャラが減ったところであと2回。

ビシャスがクーデターを起こすからとばっちりが来る。 フェイは偶然ジュリアを助ける。 フェイはまだ登場するのね。エドはもう出ないかな。 「女がいた。俺は初めてほんとに生きてる女を見た。そう思った。あいつは俺が無くした俺の片割れさ。俺が欲しかった俺のかけらなんだ」。スパイクのかっこいいセリフ。 意味はよく判らない。

最終回。OPなし。 ジュリアはあっという間に死んでしまう。 さんざん引っ張った割には薄いキャラクターだったな。 砂漠のおっさんも一瞬登場。この人もよく判らなかった。 百万回生きた猫の話がこんな所に出てたのね。 スパイクの眼の色が違うのは人工だからか。 「醒めない夢でも見てるつもりだったんだ。いつのまにか醒めちまってた」とか、 「死にに行く訳じゃない。俺が本当に生きてるかどうか、確かめに行くんだ」とか、 かっこいい台詞がいろいろ。 EDがいつもと違う。 上に延々とパンしていくのは前にもあったな。 そして一つの星が消える。


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