2話。 ティラノサウルスの骨格標本からルミノール反応が出る。 事件のことを聞いて、最初に被害者を見たクリニックに行く。 事件と同じ日に発砲事件も起きていてその犯人が被害者。 博物館に行くと床に青い血が付いている。 そこにクリニックの院長が来る。 クリニックは暴力団と繋がっていて、撃たれた足の治療をしようとして局所麻酔薬を使いすぎた。 治療薬のメチレンブルーは魚の治療に使われるので博物館に侵入した。 鑑識に博物館を調べさせるように言ったのは院長を罠にはめる為。
3話。 見ると死ぬという呪いの動画を双子の姉の真夏に見せられて真冬が自殺しそうになる。 天久は精神科に出入り禁止なので変装して話を聞きに行くけど見つかる。 動画を探して見るとサブリミナル映像だった。 真夏も自殺未遂で運ばれてくる。 病室で光の点滅を見せると歩いて倒れる。 てんかん発作が原因だった。
4話。 歴史学者の依頼で陰陽師の呪いを解きに行く。 蘆屋炎蔵の墓を調査した後で体調が悪くなった。 天久達も墓に入って顕微鏡を持ち込んで調べる。 同様に体調が悪くなった学者もクリプトコッカスによる髄膜炎になっていた。
5話。 人間だけが燃える事件が発生。 前回入院させた患者も死亡して、葬儀の最中に死体が爆発する。 棺の中に時限発火装置が見つかる。 葬儀場で見たバイクの人から小鳥遊に脅迫状が届いて車が炎上する。 おびき出して捕まえると蘆屋家の息子だった。 警察に怒られる。 さらに呪いの患者が運び込まれて眼の前で炎上する。
6話。 血液検査の結果を見る。 蔵に行くと燃やそうとしていた。 自然発火の原因は黄燐で、蔵には黄燐のマッチがあるから。 自然発火はどちらも事故だった。 真犯人は娘の春香で、母親を殺された復讐で、それを別の人が隠そうとしてややこしいことに。 春香が放火して小鳥遊と二人になったところに天久がバイクで突っ込んできて連れ出す。
7話。 天久はビタミンAの子供の母親の看護師に訴えられる。 天久が診察して異常が無いので、飲ませているジュースを疑うけど何もなかった。 フルーツが苦いと言っていたという舞の話をヒントに、グレープフルーツが原因だと判る。 注射器で中身が入れ替わっていた。 母親はミュンヒハウゼン症候群で、ビタミンAの時からそうだった。
8話。 小児科で退院前の子供達が立て続けに急変する。 天使も目撃されている。 天久が診察に行くけど窓の外を見ただけで帰る。 天使が現れたのは隣の部屋で、外泊していた健太(釘宮理恵)が丁度戻ってくる。 健太は三人組に帽子を取られたり絵本を捨てられたりした。 天久は2年前に小児科で研修していて、健太の白血病を見つけた。 友達になって帽子をプレゼントした。 寛解したけど再発してもう治らない。 傷つけるから会わない方がいいと言う天久に、小鳥遊は逃げていると説教する。
9話。 天久は3人の病室に行って退院させると告げる。 ATPを盗みにきたところを捕まえる。 昨夜は間違って濃度の高いものを使ってしまった。 退院を引き伸ばして、健太の臨終に天使を見せようとしていた。 絵本を盗んだのは天使を切り取る為。 天久は病室で健太に絵本を読む。
10話。 小鳥遊の派遣が終わることに。 殺人事件の容疑者になった医者の穴埋め。 医者には兄がいて元の母親が自殺した。 父親のパーティに兄が来て暴れるので止めた医者が怪我した。 その後書斎で兄が死んだので父親が病死にしたら内部告発された。 死因は溺死。
11話。 警察と話すと、医者がいろいろ怪しいけど犯人ではないと感じている。 兄は覚醒剤を売っていた。 最近200万の振込があった。 内部告発は匿名。 医者はもうすぐ逮捕されると言われて、警察から出てきたところを捕まえて話を聞く。 額の傷の縫合を見て、形成外科医が治療したと判る。 隠しているのは不倫しているから。 でも身内なので証言はアリバイにならない。 事件の時の動画を見ておかしい点に気付く。
12話。
最終回。
理事長室に入ってきたのは院長で、警察の捜査が入るという偽情報を伝えられていた。
映像でおかしかったのは院長の確認の動作。
院長は次期理事長の就任を阻止しようとしていた。
兄から覚醒剤を買っていて、理事長の部屋から覚醒剤を発見させようとした。
そこまでは正しいけど兄の死因が謎のまま。
額の傷は殴られたのではなく頭突きで、兄はくも膜下出血を起こして部屋に侵入した時に倒れた。
溺死の水は肺水腫。
理事長が遺体を火葬したせいで判らなかった。なんでCTがあるんだ。
総括。
普通の人は知らない医学知識がトリックに絡んでくるので、ミステリとしては成立してない。
ノックスの十戒の「難解な科学的説明」に引っかかる。
単純に、そんなことが起きるんだという好奇心として面白い。
トリック部分は流石医者という感じだけど、ドラマ部分が見劣りするので、もっと本格寄りな感じでも良かった。
本編以外のいろいろな企画を頑張っていて楽しかった。
あやねる好きには堪らない。