初期Geodeシリーズのコアとなる製品。
MMX命令に対応したx86CPUコアとグラフィックコントローラ、メモリーコントローラ等をインテグレーションしています。 独自バスは持たず、他のLSIとはPCIバスで接続します。 PCIバスとグラフィックデータパスでつながるCS5530サウスブリッジとペアで使います。
CPUコアを最設計し、高速化を図っています。 GX1で不便であったVGA互換機能をH/Wで実現しています。 ドライバーが無くてもDOS画面が高速に動きます。
クロックは400MHzに引き上げられ、メモリーもDDR−SDRAMとして高速化を図っています。 何とかWindowsXPも耐えられる程度に動きます。サウスブリッジはCS5535といペアで使用します。
L1、L2キャッシュを128Kバイトし、CPUクロックも500MHzまであげています。メモリーコントローラはCPUコアとは非同期で動作し、最大DDR400まで動かすことができます。 また、グラフィックコントローラの性能が格段に良くなっています。サウスブリッジはCS5535、5536のどちらでも組み合わせることができます。 DVDの再生が何とかできる程度までの性能が出ます。
GX1CPUコアとCS5530のサブセットを集積し、さらにスーパーI/Oの一部も組み込まれています。このCPUはルータなどの用途向けに開発されたようでグラフィック機能が削除されています。その代わりたのSCシリーズとは異なる小型のパッケージが採用されています。
SCシリーズの基本となるCPUです。GX1CPUコアとCS5530のサブセットを集積し、さらにスーパーI/Oの一部も組み込まれています。さらにグラフィック機能は強化され、デジタルビデオ入力も備えています。CPU内部の画像回路でPCの出力とデジタルビデオ入力をミキシングできる機能もあります。TV−OUTを備えていることも特徴で、多くのセットトップボックスに採用されています。コアクロックは266Mhzです。
SC1200からTV−OUT機能を削除したCPUです。このCPUのみ300MHzのコアクロックがリリースされています。 おもな用途はThinClientだそうですが、シングルチップにAT互換機能をすべて集積しているのでとてもシンプルな構成でx86システムを構築できます。
SC2200からアナログのVGA出力を削除しています。 TFTパネル専用です。SONYのエアボードのようなアプリを狙った
(WebPADと称してデモをしていましたが。こちらが元祖ですね。)ようです。