弁護士河原崎法律事務所ホーム > 金銭貸借、保証、債務整理、破産 >
2014.4.17mf

立替え払いによる求償債権の消滅時効期間

弁護士河原崎弘

相談:求償権の時効

知人が手術のために入院することになり、私に保証人になってくれと頼まれました。人助けと思って、保証人になりました。
知人は、無事、手術を終えましたが、入院が長くなったため、退院時には、手持ち金がありませんでした。
そこで、退院時に、私に請求が来ました。
私は、仕方なく、病院に、約125万円を支払いました。 当時、知人は、「必ず、返します」と言っていました。
その後、知人は、「返します」と言うのですが、返済せず、4年が経過しました。
この時点で、返済を迫ると、知人は、消滅時効をにおわすのです。 病院の再建は、3年で時効消滅するとは、本当でしょうか。
立替金もそうですか。

回答

債権には、種類別に消滅時効期間が決められています。債務者に代わり立替払いした第三者は、債権者が有していた権利と債務者に対する求償権を取得します。この求償権債権は、債権者が有していた債権とは、別で、時効期間も別です。
病院の有する患者に対する債権の時効消滅期間は、3年です。 病院に対して支払いをした第三者は、債務者(患者)に対し、求償権を取得します。この求償権の時効消滅期間は、10年です。
相談者の有している求償権は、まだ、時効消滅していません。
なお、立替え払いした第三者が、会社の場合は、求償権(立替金)の消滅時効期間は、5年です。

判決

登録 2014.4.17
港区虎ノ門3丁目18-12-301 河原崎法律事務所 電話 3431-7161