SP-10MK2
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私のオーディオPart3(SP-10MK2) 

SP-10MK2の仕上げ

SP-10MK2(詳細)は、ご存知の通りテクニクスのダイレクトドライブの2世代目です。SP-10が出た時は欲しかったのですが、安月給の新入社員で手が出ず、その後でたソニー2500が半値以下だったのでそれをずっと使っていました。そのまま聞いている分には問題なかったのですが、最近CDに録音し出したらなんかノイズが気になりだして、思い切ってYAHOOオークションで入手しました。どうやらこれはオランダではトーレンス124と並ぶ歴史的名機らしい。

入手したものは勿論完動品だったのですが、色々有りまして:

  • キャビネットが大型2アーム用なのですが、1cmくらいの鉛入りのコンクリート層があって、細工不可能。勿論交換用のアームボートも手に入らない。
  • アームがマイクロのカートリッジの交換できないタイプ。
  • アクリルのカバーが無い。
  • 鉛を貼ってあるというのは承知の上だったのですが、鉛のほかに裏側が1cm厚さでコーキング剤とゴム糊状の物で固めてあった。これを取り外すのに1日かかった。
  • 時々扇風機のようにべらぼうな回転数で回りだす。松下電産へ電話で問い合わせてみたら25年前の製品なので補修部品は持っていないが、ターンテーブルの製造部門に当時の人が何人か残っているので、汎用部品で済む範囲なら修理するとのこと。時々というのは接触不良と考えて、内部のマルチコネクターも含めて、コネクターを全部外して、綿棒と楊枝を使ってアルコールとひどいところはカーコンパウンドの一番細かいもので磨いたら、その後再発しない。他の掲示板を見ていると同様のトラブルがSP-10MK2のみならずSP-10MK3でもあるようです。

どんなキャビネットを何で作るか迷ったのですが、結局安上がりで(木材はドイトで4500円)、簡単なものになってしまいました。厚さ2.1cmのニュージランドパイン材を42X55cmに切ってもらった物を3枚用意して、これをジクソーで切り抜いた上でボンドで張り合わせるという簡単なもの。

上と下に3〜5mmの銅版を貼ろうかどうか迷っています。鉛版のほうが制振効果は上ですが、公害問題を考えると使いたくない。

その後調べてみたところ、表面に張るのはデュポンのコーリアンが良さそう。硬くて、比重はアクリルの2〜3倍あって、アルミナかタンカルをアクリル樹脂で固めたもので音は良く吸収しそう。細工は木工用の道具で何とかなりそう。厚さは19mmと12mmがあるそうだが、19mmは生産中止でなかなか手に入らない。12mmを420X550mmで1万円以下で手に入らないか調査中。

インシュレーターはソルボセインの65X20mm(3600円)だけ、水平の調節はないが、水準器でみて水平でアームがダイナミックバランスなので今のところ気にしないことにしている。

とりあえず、できたところまで、写真を載せておきます。後はアクリルのカバーをヒンジを取り付けることと、仕上げをどうするかとう事です。このままオイルフィニッシュにすると小口が丸太の切り出し風になる。あるいはヴォールナットのつき板を張ると高級市販品の風情になる。どちらにするか迷っているところです。

アクリルのカバーを取り付けるヒンジは、日曜大工の店、建築金物の専門店、秋葉原等を探したが売っていない。テクニクスのサービスセンターでSL-1200MK4のものを買ってみたが小さすぎて合わず、ヤマハのサービスセンターからGT-1000のものを取り寄せ中。

アームボートは飾りねじ2本でとめてあって、このねじは秋葉原のねじ専門店で聞いたらありました、アームボートは5〜6枚用意したので、色んなアームをワンタッチで取り替えられます。アームの交換のほかにアームケーブルが上部から簡単に交換できます。

このアームボードは軽いので気になって計ってみたら、230gしかなくて、もっと重いものを作ることにした。考えられる材料は、銅板、コーリアン、圧縮木材。銅版の厚いものは入手難。コーリアンも12mmまでしか手に入らず。圧縮木材は幅が10cmまでしか手に入らず。結局12mmのコーリアンに3mmの銅板を張って、後はシナ合板で21mmに調節すると言う方法になった。これで重さは1.2Kgになり、低音はかなり引き締まって、音程がはっきりしたと思う。

最後にアクリルカバーをつけて、ワシンのウッドオイルで仕上げました。

このような物を3枚作って張り合わせる。各層によって切り抜く形が多少異なる。

これは2枚張り合わせたところ。左の大きな穴はプレーヤーの穴、右の小さな穴はアームボード用(ここに3mmのアルミを板を張る)。プチプチと小さな穴があいているのはもくねじで仮止めして外した跡。

完成したものの正面から。木目は結構綺麗。アームボードは飾りねじ2本で取り外せる。手前の黒いものは軽量ウエイト。 完成したものの斜めから。小口が丸太切り出し風。このままオイルフィニッシュで残すか、つき板で化粧するか。