QUAD44+405
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QUAD22のVR

皆さんご存知、五味康祐氏が今から30年前に日本ではじめて純正のオートグラフを輸入してQUAD22+Uで鳴らして以来、日本ではすっかり高級アンプとして有名になってしまった。私の個人的な意見では、これは高級アンプではなくて、実用的な中級アンプではないかと思う。当時タンノイは全盛期で、アンプも作っていたと思う。またオートグラフはモノラル時代にホールトーンを出すSPとして一斉を風靡したが、世界であれをステレオで鳴らした人は日本をのぞきどのくらいいたか?もう本人がお亡くなりになってから久しいので、真相はわからない。

QUAD22+Uとの出会いは、今から30年前にSTAXの林さん宅でESLを聞かせてもらったのが最初にして最後で、その後聞く機会も無かったが、Atsushiさんが川崎へ修理に出したので、それを取りに行って聞かせていただいた。印象は思っていたよりずっと歯切れの良い音で、VLZのナローレンジが気にならなくなる。歯切れのよさは非常に単純な回路構成にあるのではないかともう。

それで、QUADが欲しくなったが、QUAD22+Uは結構高いという意外に、メイテナンスに偉い金がかかるらしい。KT-66だけでもペアーで10万円?それで100歩か1000歩譲って、QUAD44(初期型)+405のジャンクを数万円で手にいれてリストアしてみた。

私の落札したQUAD44+405、見た目は結構綺麗で、殆どいじっていない。44は後ろからの写真でおわかりの通り電圧切り替えSWがあって初期型。

まず、用心のため壊れても良いミニコンポのSPをつないで、CDPにつないでみたがかすかな音しか出ない。それでプリとメインのどちらから手をつけようか迷ったが、メインの入力は4ピンのDINのみ、一方プリは5ピンDINと一部RCA入出力があるので、プリから手をつけることにした。

プリのフタを開けてみてビックリ、単純極まりない回路構成で、オペアンプの3段構成、これじゃ「無線と実験」や「ラジオ技術」に有る回路図より簡単、ミニコンポよりも簡単。また保護回路のダイオードと電解コンデンサーが殆ど見当たらないこと。まず回路の中で焼けているものが無いか見渡してみたところ、最終段のオペアンプがどう言う訳かこれだけソケットに嵌っていて、足が真っ黒に錆びている。またメインVRにテスターを当ててみたが片方が完全にオープン。とりあえずこの2箇所を交換してみることにした。部品はエジソンプラザの古い部品専門のシンコー電気と秋葉原で調達、交換して、出力をミニコンポ オンキョーFR-S'のメインに入れてみたら音が出るではないか。それでQUAD405につなぎ代えてみたら、これも一応音が出る。これで修理の7〜8割は完了したようなもの。

あとは寿命の短い部品をできるだけ純正に近いものを探して交換するくることぐらい。

QUAD44+405の音はレンジ感は広くないが、すんだ歯切れの良い音で、その理由は単純極まりない回路構成(保護回路のダイオードの類が一切入っていない)とメインのA級ということに有るのか。

QUAD本社のホームページを見ていたらQUADUはQUADUforty(KT-88に変更されている)として蘇り、50年前のものでも部品をもっていて修理に応じるといっている。日本のメーカーカーは販売終了後7年経過したからもう修理やら無くて当然というが、詰の垢でもせんじて飲ませたいもの。QUADUfortyはアメリカでプリとメイン2台のセットで$6,499.99と高級アンプの値段になってしまったのが残念。

日本の代理店は従来ハーマンインターナショナルだったが、代理店契約が切れてハーマンはサービスを停止、次の代理店は未だ決まっていない。これも酷い話しで、自分の売った物くらいサービスの義務があると思うが、私のものは輸入代理店はシェリロ貿易なので喧嘩の材料にならないが。

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