JAN5998APP、15WX2
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私のオーディオ番外(蓄音機) 

3C33の予備球が手に入らないので代用品にと買ったもの。その後3C33の予備球が手に入ったので5998Aが余ってしまった。

ヤフオクで探していたらタンゴCRD-5がシャーシに載ったもののジャンクが24000円で手に入った。本当はラックスのOY-15-5が欲しかったが、これだけで3万円を越してしまうので、一寸小ぶりだが旧タンゴCRD-5で我慢。オマケに電源トランスのラックス9Dー44までついている。

回路は3C33に準じて、球が変更の分だけ若干変更。

  • 電源トランス:LUX 9Dー44
  • 出力トランス:タンゴCRD-5
  • 電源は全波倍電圧整流で250〜350V
  • 自己バイアス
  • 初段:5814A(12AU7)のパラレル(Philips JAN、700円)
  • ドライバー:5687WB(GE、1000円)ーー>12FQ7(GE、1000円)
  • 出力:5998A(GE、1300円)2A3を2本分GT管の中に押し込んだ形状なので、かなりの発熱が予想される。余り主力をギリギリまで欲張らない事。GEのデータによれば設計最大規格はプレート電圧:275V、プレート損失:15W。

真空管の価格は1本あたり、ステレオ1セットあたりにしても合計で6000円にしかならない。恐るべき超安価版真空管アンプ。怪しげな(最近良くなったらしいが)中国球の2A3の1本分の値段。

シャーシ+トランス 24000
真空管 6000
チョーク(ノグチトランス、PMC1030H)10H,300mA 4500
CR 約10000
電車賃+車のガソリン代

合計

44500

ここまで決まれば、ジャンクから余分なCRと配線を外して、新たにCRを買ってきて取り付けるだけ。「オーディオ別冊:真空管アンプ自作マニュアル」に全波倍電圧整流、12AU7パラレル、5687WBの回路例あり、5998Aの回路例はネットで拾ってきて、CRを買って来た。回路図をちゃんと描かないで頭の中だけで合成したのが間違いの元。

まず5678Aは12.6Vでも0.45A(6.3Vでは0.9A)も食う出力管並みの大食らい。如何組み合わせてもトランスのヒーターの容量が足りない。それでしょうがないから12BH7か12FQ7を秋葉原へ探しに行ったら、12BH7は2800円もするが、12FQ7なら1000円で手に入るので、12FQ7に決定。オーディオ用に使うのなら殆ど同等と思うが、12FQ7の方が不人気で安い。

次なるトラブルはハムを拾う事、チョークをノグチトランスで買ってきて解決。10H、300mAで4500円。

それで一応鳴るようになって、NFBをかけたらボコボコと低域発振する。それで電源の5KΩ5Wが焦げてしまった。何度も何度も良く見たら初段の5814Aのカソードの100Ωの配線ミス。

ついで電源トランスがビリビリなる、増し締めしたくらいでは直らないので、カバーを外して掃除して、均等になる様に丁寧に絞め直して修理完了。

最後のトラブルはNFBをかけると発信する。配線ミスを探しても間違い無い。初段とムラード反転の直結回路のCRをいじっても効果が無い。軽く発信しない程度NFBをかけるとなんとゲインが上がる、つまりPFBになっている。出力管と出力トランスの配線を図面で言うと上下入れ替えて収まった。

最後のトラブルは、残留ノイズ。オッシロで見るとパルスのイズが出ている。電源のダイオードをファストリカバリーに好感してもなくならない。電源のコンデンサーを余っていた古いものを転用したので、新品に交換したら綺麗に直った。このアンプは電源電圧が低いので250〜450Vの普通の縦型で十分。ブロックコンデンサーの半値以下。

5998Aは大変寝覚めの悪い球。初めの内はSWを入れて30分位たたないとまともな音にならない。1週間位経つとSWを入れて数分でまともな音になる。最初DCバランスをあわせても狂ってくるので、何回か合わせ直す事をお勧め。

カップリングコンデンサーはERO(0.22μF,400V)の緑色のものが澄んだ音がする。値段も300円と安い。

そのたびに部品が足らなくなって、新横浜と石川町と秋葉原通い。

シャーシは6L6PPが組んであったもの(260X360mm)を転用したので、出力GT管が4本から2本になってガラガラ・スカスカで何処か間が抜けている。但し5998Aの放熱のためにはこの方が良い。新しく作るならシングル用のシャーシの大き目のものの方が様になると思う。

5990Aは熱暴走して、ピンのハンダが溶けたなんて言っている人もいるが、280V、43mVアンペア、自己バイアスで使っている分には特に不安を感じない。固定バイアスで規格値ギリギリまで使おうとすれば、熱暴走はあるかもしれない。風説を完全否定するには1〜2年運転してみないと出来ないが。

プレート電圧 284V
グリッド・バイアス −50V
プレート電流 43mV
残留ノイズ 0.15mV
最大出力  
ひずみ率  
NFB  
   

5998Aと言う球も3C33と同様エージングしないと動作不安定。暫くミニコンポのSPにつないでジャズでも聴きながらエージング。

3C33と統一の回路を使ったので3C33(μ=10)に対して5998A(μ=5)とゲインが不足、大変澄んだ音がするが、音の厚みと言うか迫力不足。

エジソンプラザ(横浜、石川町)に12AT7が有ったので買ってきて差し替えて見たが、ゲインは十分だが、濁った呆けた音がする。

6414(≒12AV7)を200円で手に入れたのでこれに交換したところ、澄んだ音と厚みがバランスしたように思う。

9月23日:初段を5814Aに戻して、6414を分割にして、初段のプレート電圧を74Vから85Vにアップ。これで音に厚みが出て、バランスが取れたか?カソードバイアスの500KΩ10Wを300Ωにすると60mA強流れて(真空管の設計最大規格を若干オーバー)音は滑らかになるが、繊細さが無くなる。

回路図の作成は岡田仁史氏によって製作・公開されているフリーソフトBschを使うとあっという間にできる。紹介したものは真空管パーツまで着いているので、初めて使っても1〜2時間あれば上記のような回路図がかける。