Atchinson & Fullager (1998)
1 2gの試料を10ml試験管へいれ、CsCl溶液(比重1.79)2000μlを加えて撹拌する。
2 遠心分離器で450rpm・80秒
3 上澄み500μlを1000μl試験管へ移す。最初の500をaとし、次の500をbとする。
4 500μlの純水を加え撹拌する。
5 13,000rpm・60秒遠心分離器にかける。
6 上澄み950μlを捨て、200μl純水を加えて撹拌する。
7 5,6の操作を3回繰り返す。ただし3回目は純水を加えない。
8 スライドガラスに移す。
Kealhofer (2003)
1 3g程度の試料を1lビーカーに取る。5%ヘキサメタリン酸ナトリウム溶液を200ml加え、撹拌もしくは超音波洗浄機に5分入れる。撹拌しながら1晩おく。
2 106μmメッシュのふるいにかけ、通った方をビーカーに移し、800mlの水を加え、かき混ぜながら2時間おく。
3 上澄みを捨て、また800mlの水を加え、かき混ぜてから1時間おく。上澄みがきれいになるまで繰り返す。
4 10%過酸化水素を40ml加え、有機物を酸化させる。かき混ぜて1時間おく。
5 上澄みを注意深く捨て、水を800ml加え、1時間おく。繰り返す。
6 遠沈管へ移し、水3mlを加え、vortex、1500rpmで5分遠心をかける。
7 上澄みを捨て、アセトン4mlを加えて、vortex、1500rpm5分遠心。繰り返す。
1晩、コンタミが起こらない状態で乾かす。
8 重液の調整・41mlの純水に100g溶かす。50度程度の湯煎にかけ全て溶かしこむ。
9 重液を3,4ml加えて、vortex、1000rpm10分。パスツールピペットで上層を吸い取り
別の管に移す。
10 水で希釈し、1000rpm10分遠心する。アセトンが反応しなくなるまで希釈を繰り返す。
11 重液がなくなったら、アセトン3mlを加え、vortex、1500rpm5分、上澄みを捨てる。繰り返して、水を蒸発させ、混入が起こらないよう保管する。
12 必要量をスライドガラスにマウントする。
Horrocks (2004)
1 2〜5cm3の試料をカルゴン溶液に数時間つけ、震盪しながら分散させる。
2 2000rpm、4分遠心。
3 蒸留水を加え、2000rpm、4分遠心。上澄みが澄んでくるまで繰り返す。最後の上澄みは棄てる。
4 容積の2倍量のポリタングステン酸ナトリウム溶液(SG1.7)を加え、よく混ぜる。1500rpm、3分遠心。
5 上層を別の試験管に移す。量がわずかであれば、4を繰り返す。
6 試験管を蒸留水で満たし、2000rpm、4分遠心。繰り返す。
7 スライドガラスへマウントする。