印刷のデジカメ利用 ★ (1)画素数ってなに? ★ ★ (2)解像度を変える  ★ ★ (3)CMYK変換   ★
★ (1)画素数ってなに? ★ いよいよデジカメが活躍する時代になってきましたね。どんどんアナログの写真現像の品質に近づいています。 そのデジカメの品質を見分ける指標はほぼ「画素数」です。 本当はレンズ(ツァイスレンズは最高だ!)やカメラとしての精度などもあるんですが、それにしても画素数はそれらの品質の根底を支えます。 ・・・・今回はこの画素数についてちょっとお勉強。 デジカメの命はCCDという光を電気信号として変換する半導体素子です。 そのCCDがどれだけの光を受け入れることができるかで描画の細かさが決まります(CCDの大きさ)。 市販されているレベルで「良い」と言われるものは最近で300万画素くらいです。 デジカメ画像を「印刷」に利用するのでしたらこの画素数が高いほどいいんだと考えても良いと思います。 ホームページに利用するだけでしたらこんなに高くする必要はありません。 デジカメの解像度は「1インチに72ピクセル分」入れるというようにあらかじめ設定されているので、ピクセル数がそのままサイズになります(ピクセル寸法)。 ですから私たちが印刷利用として使うにはCCDを最大限利用して最大のサイズで撮ります。 それで撮られた画像は一般的には次のようなデータになります。これはフォトショップで取り込んでみるとわかります。 例)2048×1536ピクセルサイズ(約315万画素利用)     ファイル形式  =JPG  解像度=72dpi     プリントサイズ =72.25×54.19センチ 横72センチというのはでかいですよね。 このデータのプリントサイズを求めるサイズに縮小しつつ、その分印刷に耐えられる解像度に上げます。 その方法については、次回にご紹介します。

★  (2)解像度を変える  ★

前回に『デジカメの解像度は「1インチに72ピクセル分」入れるというようにあらかじめ設定されているので、ピクセル数がそのまま画像サイズになります(ピクセル寸法)・・』って書きました。
なぜ72ppi かというと、普通のパソコンのモニターで表現できる解像度の限度がほぼ72ppi(dpi)だからでしょうね。
要するに今のデジカメはホームページやモニターで画像表示するのがとりあえずの目的になってるからこういうまとめ方をしているんだと思います。

ここで私たちが72ppi のデータを印刷利用として使うには、印刷に耐えられる解像度に上げる処理が必要になります。
それが、プリントサイズを必要なサイズに縮小しつつ、解像度に上げる処理ということになります。
これを画像処理ソフト「フォトショップ」で行います。

前回の例では、フォトショップで「イメージ」→「画像解像度」というところを開けると以下の情報が出てきます。

例)2048×1536ピクセルサイズ(約315万画素分利用)
    ファイル形式  =JPG  解像度=72dpi
    プリントサイズ =72.25×54.19

ここで「画像の再サンプル」のチェックをはずします。そうするとプリントサイズと解像度が連動するようになります。
そこでは求める解像度を入れるとサイズが連動して変化します。
ピクセル数は変わりません。単純な話、密度が上がり、その分だけ寸法が縮みます。
それで上記の条件では以下のように変わります。

   72dpi  幅は 72.25 センチ
  200dpi  幅は 26.01 センチ
  250dpi  幅は 20.81 センチ
  300dpi  幅は 17.34 センチ
  350dpi  幅は 14.87 センチ

印刷上の理想解像度は350dpi ですが、そこまで上げることができなくても250dpi ぐらいまでになればなんとか印刷に耐えられるでしょう。まあ、これでいいやっていう「満足度」は人によりますので「OK」とは云いがたいですが・・・・。でもそれで寸法も満足のいく状態でしたら良しとしていいのではないかと思います。
この後は「画像の再サンプル」のチェックを入れるとその解像度と寸法で固定されます。その後、解像度とは連動していなくても若干の寸法訂正、解像度訂正はしてかまわないと思います。

次回は、どうしても満足のいく寸法と解像度が得られない場合や、してはいけないことについて考えてみます。


★ (3)CMYK変換  ★   〜〜ちょっと話が難しくなってしまいました (-_-;)     解らなくなったら気軽に聞いてください (^o^)丿 前回では 72dpiに固定されているデジカメ画像をフォトショップで「イメージ」→「画像解像度」というところを開て解像度を上げなさいと書きました。 その時の必要要件は「画像の再サンプル」のチェックをはずすということです。 それによってプリントサイズと解像度が連動するようになり、求める解像度を入れるとサイズが連動して変化します。 この方法ではあなたの撮った写真品質は維持されます。 この点は重要です。よくフォトショップで低い解像度で描画し、その後に印刷会社から解像度は300とか350dpi にと言われているので「解像度」のところを開き、ポンと350dpi に上げてすましてしまう人がいます。 それでは確かに解像度は上がりますが画質=画像の荒さは変わりません。 むしろさらに落ちる傾向になりますので意味ありません。 さて350dpi が一般印刷の理想解像度であるといいましたが、現実問題として無理して350dpi である必要はありません。 250とかでもかなり良いです。実際にデジカメで撮った画像を実験印刷してみるとけっこう200dpi でもきれいでした。 ただしこれをフォトショップだけで表紙を作ろうとすると打ち込むタイトル文字等が一緒に荒れてしまいます。 その場合には画像としては意味無い350dpi への解像度アップをします。 このときは「画像の再サンプル」にチェックして印刷サイズと連動させないでアップするしかありません。 そうすれば少なくともタイトル等の文字に関しては通常品質と変わりません。  (「イラスに写真を貼りつける場合」は必要ありません)    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さてデジカメのデータはすべてRGBデータです。 印刷に利用するにはCMYKに変換する必要がありますよね。変換はフォトショップで行います。 その変換のための設定の一例をご紹介します。 ただし以下の数値設定は、フォトショップで直接描画したイラスト等の場合とは異なります。 CMYKカラー変換設定をするには、メニューからカラー設定、さらにCMYK設定を選び以下の数値を入れます。        −−−−−−−−−−−  印刷インキ設定  東洋インキ(ドットゲイン標準で8%)  色分解オプション USR           黒インキの制限    90%           インキの総使用量  360%        −−−−−−−−−−− 以上、最低これだけ設定してください。 ちなみにフォトショップで描画したイラスト等の変換の場合には、PICOでは以下のように設定されています。 イラスト等はどちらかというと色調を強く、シャープなイメージの設定にしてあります。 またタイトルなどを入れるのに「黒インク100%」も必要なので以下の設定になります。        −−−−−−−−−−−  印刷インキ設定  東洋インキ(ドットゲイン 標準で8%)  色分解オプション GCR           黒版生成       軟調           黒インキの制限   100%           インキの総使用量  380%        −−−−−−−−−−− 以上の設定はファイル保存できます。 例えば「デジカメCMYK」とか「イラストCMYK」とかにしておけば必要に応じて選べます。 デジカメ写真利用のポイントは以上です。画像補正の基本についてはまた別途ご紹介したいと思います。