IIS には、既定の HTTP 1.1 エラー メッセージよりも多くの情報や "わかりやすい" フィードバックを返す独自のカスタム エラー メッセージのセットが用意されています。たとえば、既定の HTTP 1.1 404 エラー メッセージに含まれるステートメント "Object Not Found" は、次のように拡張されます。"Web サーバーは要求したファイルやスクリプトを見つけることができません。URL を確認し、パスが正しいことを確認してください。この問題が続く場合には、Web サーバーの管理者に問い合わせてください。"この詳細なカスタム エラー メッセージは、既定では、IIS スナップインの [既定の Web サイト] に設定されています。
詳細なカスタム エラー メッセージを構成するにはわかりやすいエラー メッセージは、既定では、ドライブ名:\WINNT\Help\iisHelp\common にインストールされています。ファイル名には、個々の HTTP エラーに対応する番号が使われています。たとえば、400.htm、401-1.htm などです。
カスタム エラーのインストール先 - IIS 4.0 から IIS 5.1 へ
IIS 4.0 から IIS 5.1 にアップグレードしているユーザーで、以前に IIS 4.0 で ドライブ名:\WINNT\Help\common ディレクトリに独自のカスタム エラー ファイルを作成しているか、インストール済みのカスタム エラー ファイルを変更している場合、それらのファイルは ドライブ名:\WINNT\Help\iisHelp\common ディレクトリに移動しており、ファイル名の拡張子は .bak に変更されています。IIS 5.1 では、以前のカスタム エラーを取得し、再使用することができます。たとえば、IIS 4.0 でインストールされていたカスタム エラー ファイル 400.htm は、現在では 400.bak という名前で、ドライブ名:\WINNT\Help\iisHelp\common ディレクトリに (IIS 5.1 の新しいカスタム エラー ファイルと共に) 置かれています。