詳細なカスタム エラー メッセージを有効にする

IIS には、既定の HTTP 1.1 エラー メッセージよりも多くの情報や "わかりやすい" フィードバックを返す独自のカスタム エラー メッセージのセットが用意されています。たとえば、既定の HTTP 1.1 404 エラー メッセージに含まれるステートメント "Object Not Found" は、次のように拡張されます。"Web サーバーは要求したファイルやスクリプトを見つけることができません。URL を確認し、パスが正しいことを確認してください。この問題が続く場合には、Web サーバーの管理者に問い合わせてください。"この詳細なカスタム エラー メッセージは、既定では、IIS スナップインの [既定の Web サイト] に設定されています。

詳細なカスタム エラー メッセージを構成するには
  1. IIS スナップインで、HTTP エラー メッセージをカスタマイズする Web サイト、仮想ディレクトリ、ディレクトリ、またはファイルを選択し、[プロパティ] をクリックします。
  2. [カスタム エラー] プロパティ シートをクリックします。
  3. 変更する既定の HTTP エラー メッセージをクリックします。
  4. [プロパティの編集] をクリックします。
  5. [メッセージの種類] ボックスの一覧の [ファイル] をクリックします。
  6. [参照] をクリックし、ドライブ名:\WINNT\help\iisHelp\common\ファイル名 を参照します。

わかりやすいエラー メッセージは、既定では、ドライブ名:\WINNT\Help\iisHelp\common にインストールされています。ファイル名には、個々の HTTP エラーに対応する番号が使われています。たとえば、400.htm、401-1.htm などです。

カスタム エラーのインストール先 - IIS 4.0 から IIS 5.1 へ

IIS 4.0 から IIS 5.1 にアップグレードしているユーザーで、以前に IIS 4.0 で ドライブ名:\WINNT\Help\common ディレクトリに独自のカスタム エラー ファイルを作成しているか、インストール済みのカスタム エラー ファイルを変更している場合、それらのファイルは ドライブ名:\WINNT\Help\iisHelp\common ディレクトリに移動しており、ファイル名の拡張子は .bak に変更されています。IIS 5.1 では、以前のカスタム エラーを取得し、再使用することができます。たとえば、IIS 4.0 でインストールされていたカスタム エラー ファイル 400.htm は、現在では 400.bak という名前で、ドライブ名:\WINNT\Help\iisHelp\common ディレクトリに (IIS 5.1 の新しいカスタム エラー ファイルと共に) 置かれています。


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