IIS では、アプリケーションに問題が生じた際に、コンピュータを停止させ、再起動することができます。複数のインターネット サービスが 1 つのプロセスとして実行されているため、インターネット サービスはほかの Windows サービスとは異なる方法で停止および再開します。インターネット サービスを再開するには、コンピュータ管理サービス スナップインではなく、IIS スナップインを使用します。アプリケーションに問題が生じた場合、安全な再起動によって IIS は自動的に再起動します。IIS を自動的に再起動させたくなければ、以下の「安全な再起動を無効にするには」を参照してください。
IIS を再起動するには注 [インターネット サービスを開始します]、[インターネット サービスを停止します]、[コンピュータを再起動します] などのオプションもあります。インターネット サービスを停止するには、安全な再起動を無効にする必要があります。
Inetinfo.exe プロセスが異常終了した場合、または Windows タスク マネージャや Kill.exe を使用してインターネット サービスを停止した場合、安全な再起動によってインターネット サービスが自動的に再開されます。既定では、安全な再起動が有効になっています。自動的に再起動する機能を抑制するには、安全な再起動を無効にする必要があります。
コマンド プロンプトと Iisreset.exe を使用することにより、IIS を再起動したり、安全な再起動を無効にすることができます。次に、コマンド ラインの使用方法およびパラメータを説明します。
iisreset [コンピュータ名] |
|
/RESTART | すべてのインターネット サービスを停止してから、再開します。 |
/START | すべてのインターネット サービスを開始します。 |
/STOP | すべてのインターネット サービスを停止します。 |
/REBOOT | コンピュータを再起動します。 |
/REBOOTONERROR   | インターネット サービスの開始、停止、または再開の際にエラーが発生した場合に、コンピュータを再起動します。 |
/NOFORCE | インターネット サービスを正常に停止できなかった場合、サービスの終了強制は行いません。 |
/TIMEOUT:val | タイムアウト値を秒数で指定します。この値は、インターネット サービスが正常に停止するまでの待ち時間を表します。/REBOOTONERROR パラメータが指定されている場合、タイムアウトを過ぎると、コンピュータが再起動されます。 既定値は、再開は 20 秒、停止は 60 秒、再起動は 0 秒です。 |
/STATUS | すべてのインターネット サービスのステータスを表示します。 |
/ENABLE | ローカル システム上でのインターネット サービスの再開を有効にします。 |
/DISABLE | ローカル システム上でのインターネット サービスの再開を無効にします。 |
関連項目
各 Web サイトおよび FTP サイトの開始および停止については、「サイトを開始および停止する」を参照してください。