Charset

Charset プロパティは、Response オブジェクトの Content-Type ヘッダーに文字セット名 (ISO-LATIN-7 など) を追加します。

構文

Response.Charset(CharsetName)

 

パラメータ
CharsetName
ページの文字セットを指定する文字列です。文字セット名は Response オブジェクトの Content-Type ヘッダーに追加されます。
解説

このプロパティは、指定した文字列が有効な文字セットを表すかどうかにかかわらず、任意の文字列をヘッダーに挿入します。

Response.Charset を含むタグが同じページに複数存在する場合、各 Response.Charset は直前の CharsetName を置換します。結果として、文字セットは、ページの一番最後の Response.Charset で指定した値で設定されます。

Web ページのコードページが Web クライアントにおけるシステムの既定値と一致する場合、Web ページでのコードページ設定は必須ではありませんが、設定することをお勧めします。

Response.CodePage、Session.CodePage、@CodePage、または AspCodePage メタベース プロパティを使用してコードページを設定している場合、Response.Charset も設定する必要があります。コードページの値は、応答を作成する段階で、データのエンコード方式を IIS に指定します。Charset の値は、応答を表示する段階で、データのデコード方式をブラウザに指定します。Response.Charset の CharsetName は、コードページの値と一致していることが必要です。一致していない場合、ブラウザで表示する文字が統一されません。CharsetNames と対応するコードページの値の一覧については、MSDN Web Workshop の Preferred Charset Label および FamilyCodePage の各列を参照してください。

複数言語対応の Web サイトなどで、各種のコードページおよび文字セットを使用する Web ページを作成し、テストする場合、テストを実施するクライアント コンピュータには、表示したい各言語の言語パックをインストールしておく必要があります。言語パックは、[コントロール パネル] の [地域のオプション] からインストールします。

Macintosh のコンピュータでは、既定の U.S. 文字セットは ISO-LATIN-1 ではありません。ドキュメントを提供するときは、パーソナル Web サーバー for Macintosh が Macintosh の文字セットを ISO-LATIN-1 に自動的に変換します。U.S. バージョンでは、Response.Charset を使用しない限り、すべてのページが U.S. Macintosh の文字セットであると見なされます。Response.Charset を使用して文字セットを変更する場合は、パーソナル Web サーバー for Macintosh による文字セットの変換は行われません。

Response.Charset プロパティが指定されていない ASP ページの Content-Type ヘッダーは、次のようになります。

content-type:text/html

同じ .asp ファイルで、次のように指定されているとします。

<% Response.Charset= "ISO-LATIN-7" %>

この場合、Content-Type ヘッダーは次のようになります。

content-type:text/html; charset=ISO-LATIN-7
 
対象

Response オブジェクト

関連項目

CodePage


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