ここでは、管理スクリプトの概念について説明します。説明する項目は、IIS Admin オブジェクト、Cscript.exe コマンドライン スクリプティング ユーティリティ、および管理スクリプトの既定のインストール先です。
管理スクリプトは、最も頻繁に使用する管理作業の一部を自動化し、IIS Admin オブジェクト の機能を実行します。これらのスクリプトを使って、Web サイト、アプリケーション、ディレクトリなどを作成および制御することができます。
システム ドライブ上のディレクトリ \Inetpub\adminscripts に既定でインストールされている VBScript ファイルを使用して、Administration Scripts を実行することができます。
管理スクリプトは、Cscript.exe コマンドライン スクリプティング ユーティリティと共に使用されるもので、Cscript が .vbs ファイルの実行用として登録されている場合に最も効果を発揮します。
Cscript を登録するには、adsutil サンプルを実行します。これにより、Cscript.exe が登録されます。
コマンド プロンプトから次のコマンドを実行することで、Cscript.exe を既定のスクリプティング ホストとして登録できます。
cscript //H:cscript
Cscript が登録されると、スクリプト エンジンを指定せずにスクリプトを呼び出すことができます。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力できます。
pauseweb.vbs /?
つまり、次のように入力する必要はありません。
cscript pauseweb.vbs /?
ただし、スクリプトの中にはコマンド ウィンドウではなくポップアップ ウィンドウに出力を送信するものがあります。この場合、多くの出力がある場合には問題が発生する可能性があります。ポップアップ ウィンドウを避けるには、スクリプト名の前に必ず cscript を使用してください。