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作者不詳   セイキロスの墓碑銘

古代ギリシャの音楽です。小アジアのトラレスで見つかった紀元前1世紀の墓碑に刻まれていた詩にリズムと音符と考えられるものが付いて、その解読譜をもとにMIDI化しました。碑文によれば、エウテルペーの息子セイキロスという人が亡くなった親族の為にこの墓碑を作ったと書かれています。詩のほうは「命は短いのだから、君が生きている限り輝くがよく。」という内容だそうです。現代の日本人からすると、お弔いの歌というには少し違和感があります。古代ギリシャの音楽と現代の音楽には連続性があるわけではないのですが、コーラス、オーケストラ、ラプソディー、ティンパニー、シンバルの語源は古代ギリシャまで遡ります。アレンジのほうは、和声や対旋律が残っているわけではないので、基本的には単旋律ですが、当時楽器が使われていたことは知られていますので、後半であまり機能的でない伴奏を付けました。しかし、今回の目玉は、当時の音に近づけるべくピタゴラス音律の近似値にしたことです。GMで再生可能です。 2006/05/07 up
グレゴリオ聖歌   アヴェ・マリア

古楽のMIDIを公開している以上、グレゴリオ聖歌も欠かせません。グレゴリオ聖歌は近代音楽とは異なる論理で成り立っている上、単旋律なので、MIDIできれいに聴かせるのはどうすれば良いかと、ちょっと考えました。 2003/04/05 up
グレゴリオ聖歌   パンジェ・リングァ〜タントゥム・エルゴ

有名な聖体の賛歌(hymnus、イムヌス)で、ジョスカンがミサの定旋律に使用しています。イムヌスは1番、2番といった有節形式になって現代人にも親しみやすい形式ですが、この曲は1番〜4番を「Pange lingua」(いざ歌え我が舌よ)と呼び、5番と6番を「Tantum ergo」(大いなる秘跡を我は伏して拝まん)と呼びます。なお題名の訳は2語の直訳では日本語として意味がとおりませんので、続きの歌詞を含めた意訳です。また、タントゥム・エルゴはこの旋律だけでなく、他の旋律もありますが、この旋律が最もグレゴリオ聖歌らしい旋律です。 2004/03/02 up
作者不詳   平行オルガヌムと斜行オルガヌム「汝は御父の永遠の御子なり」

現存最古のオルガヌムで、9世紀から10世紀初頭成立の音楽理論書「ムジカ・エンキリアディス」にある曲です。この本の著者はフクバルトと言われていましたが、現在その説は否定され、ラオン伯サンタマンド修道院長オドゲルスではないかとの説もあります(どちらにせよ、どんな人なのか知りませんが)。ずいぶん短く単純な曲ですが、これはあくまで理論書中ののサンプルですから、実際当時演奏されていた曲が全部こんなに短く単純だったとは言えません。 2005/10/02 up
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ 1230頃 パレスチナの歌

上のオルガヌムだけではあまりにも短すぎるので、もう1曲です。ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデは、騎士階級の吟遊詩人であるミンネゼンガーの1人として名を残しています。歌詞は聖地パレスチナに着いた騎士の感動を歌った曲なのです.。単旋律の曲では現代人が聞くとつまらないですから、簡単な和声を付けました。この当時ヴィオール等で即興の伴奏をつけていたようですが、こんな和声を付けるのは考証無視と言われても仕方がないかもしれません。 2005/10/02 up
ギヨーム・デュファイ 1474 モテトゥス「めでたし,海の星」  

「海の星」とは聖母マリアのこと。奇数節及び最後の「アーメン」はグレゴリオ聖歌のままです。偶数節は比較的ホモフォニックです。  
ハインリヒ・イザーク 1517 インスブルックよ,さらば 

舞曲風の演奏にしています。  
ジョスカン・デ・プレ 1521 千々の悲しみ

ルネッサンス時代の大ヒット曲。  

  奇跡を起こすのはあなたのみ

13

4声部のモテットですが、オルガン演奏にしてあります。 2003/09/21 up

  ミサ「パンジェ・リングァ」から キリエ

ジョスカンの晩年のミサ曲の代表作です。グレゴリオ聖歌「パンジェ・リングァ」の定旋律による通模倣様式の曲です。定旋律の聖歌は上にアップしてあります。 2005/07/23 up

  同ミサ曲から グローリア

18

上に同じです。 2005/09/06 up

  同ミサ曲から クレド

21

前半の抽象的な教義を歌うところでは、通模倣様式で淡々と進みますが、キリストの受肉、受難、復活、昇天、再臨を歌うとことろではファミリア様式、ソリ、また合唱と変化がつけられ、さらに罪の赦しと洗礼の箇所以後は、ヘミオラ(音価の変更による拍子の変更)が頻繁に行われ大団円となります。ミサ通常文曲5章のなかでは一番長いところだけにジョスカンらしい工夫がされて飽きさせないようになっています。 2008/06/28 up

  アヴェ・マリア

14

ジョスカンの曲ではもっとも知られた曲の一つで、通模倣と明快な段落構成が特徴の静的な美しさのある曲です。歌詞は天使祝詞と言われるものではなくて、聖母の被昇天をを歌った長いセクエンティア(続唱)です。 2006/08/12 up
ルードヴィヒ・ゼンフル 1542 or 1543 めでたし、主よ、祝福された王であるキリストよ

ゼンフルは、ジョスカンやパレストリーナに比べてやや知名度が低い音楽家ですが、上記のイザークと同じく神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世に仕え、イザークに師事し、その後任となった人です。ドイツ語による曲も多く作っています。この曲は4声モテットですが、器楽による補強を付けてあります。 2003/10/12 up
ピエール・アテニャン 1551 or 1552 パヴァーヌ

アテニャンはパリの楽譜出版業者でこの曲の作曲家というわけではありません。リュート編曲はクロード・ジェルヴェーズによるものと思われます。この曲はパヴァーヌと名付けられていますが、何故か3拍子系リズムです。 2003/12/14 up

  ガイヤルド

上記のパヴァーヌと同一主題のガイヤルドです。 2004/01/18 up
ティールマン・スザート 1564 舞曲集「音楽本」(1551年)から ガイヤルド(第1番) 

スザートはアントワープの楽譜出版業者で作曲家というわけではありません。第1番というのは舞曲集の便宜的な数字で作曲時にはじめから付けられたわけではありません。  

  〃 ガイヤルド(第2番)

上に同じです。 2002/08/09 up

  〃 ガイヤルド(第3番)

従前より、少しリズム感を強く、少しテンポを速めにしました。 2003/05/08 up

  〃 パヴァーヌ「戦い」 

軍楽のようですが,当時流行した戦争描写の音楽です。原曲はクレマン・ジャヌカンです。出来は気に入ってます。  

  〃 パヴァーヌとガイヤルド「女主人」

なんだか「女主人」というより教会音楽みたいな感じになってしまいました。でもお気に入りです。  

  〃 パッサ・メッツォとナッハタンツ

パッサ・メッツォとは「1歩半」程度の意味,「ナッハタンツ」は後舞の意味です。  

  〃 モレスカ

モレスカというのは「モール人の踊り」という意味で,手に鈴を付けて踊ります。トルコ行進曲に相通じるものがあります。ルネッサンス時代の演劇では舞台の締めに主な登場人物が勢揃いしてモレスカを踊るという慣例がありました。  

  〃 ロンド「我が友」

こういう曲は打ち込みが楽です。 2003/03/16 up

  〃 アルマンド(第1番)

アルマンドとはフランス語でドイツ風舞曲の意味です。このころのアルマンドは中くらいの早さの2拍子系の曲でしたが、バロック時代には舞曲としての色彩が薄れてしまいます。第1番という数字が便宜的なものであることは上のガイヤルドと同じです。 2003/03/24 up

  〃 アルマンド(第1番)のナッハタンツ

スザートを作るのも久しぶりです。この直上のアルマンドのナッハタンツです。 2005/02/04 up

  〃 ロンド「君はどこですか」

久しぶりにスザートの舞曲です。忙しくてMIDIを作る時間がないときには、こういうのが精一杯です。 2003/08/03 up

  〃 ガイヤルド「すべてのもの」

13

ファンタジー系のPCゲームをやっていたら少しスザートの舞曲をいじってみたくなりました。本当のところは最近所用で家にいる時間が短く、手間のかかる曲をやってられないからというところはありますが。今回は趣向を変えて全体を2回繰り返してみました。 2005/09/12 up

  〃 パヴァーヌ「千々の悲しみ」

上記のジョスカンのシャンソンを舞曲にしたものです。ジョスカンの死後50年近くたっても人気のあったというでしょう。 2005/10/10 up

  〃 ガイヤルド「傷ついた私の心」

11

繰り返し2回目はテンポを速くしてみました。 2006/01/29 up

  〃 ロンド(第9番)

18

今回は楽譜どおりではなくロンドの形式にするため繰り返しを多くしてあります。踊っている分には楽しいのかもしれませんが、聴いているとかなりくどいです。 2006/05/22 up

  〃 バス・ダンス「石を持たずに」とナッハタンツ

21

ナッハタンツを付けたのでかなり長くなりました。これもかなりくどい感じがしますが、いわゆるノリの良さがある曲なので上のロンド(第9番)に比べれば聞きやすいかもしれません。偶数拍子でかかれている曲ですが、ドラムは3拍子で打たれ、3拍子で踊られるます。 2006/06/18 up

  〃 バス・ダンス「どうしてそうなったのか」とナッハタンツ

11

久しぶりの新作です。上の「石を持たずに」に比べると、ナッハタンツが短いのでくどくはありません。 2007/03/04 up

  道化の入場

11

あまり古楽を作ってませんでしたが、一年の締めくくりはやはり古楽で。バス・ダンスの項目にあるのですが、バス・ダンスのリズムにはなってないので、ドラムは2拍子にしました。舞踏会とは言っても踊ってばかりでは疲れるので、道化師の芸を見て一休みということでしょうか。 2007/12/31 up
ジャック・アルカデルト 1568 アヴェ・マリア

ドリフターズの合唱コントのテーマ曲として聞き覚えのある方もいらっしゃると思います。元々は世俗曲であるマドリガルなのですが、後世アヴェ・マリアの歌詞があてられております。アレンジのほうはというと、楽譜を見ないで記憶だけで作っていますので、胡乱な出来です。 2004/04/03 up
アンドレア・ガブリエリ 1586 カンツォーナ

アンドレア・ガブリエリは、ジョヴァンニ・ガブリエリの叔父で、ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂のオルガニストでした。ジョヴァンニは、バイエルンでラッソに師事する前は、アンドレアの下で学んでいます。この曲はというと、カンツォーナらしく長短短のリズムの主題が使われていますが、三部形式のような段落構成はなくリチェルカーレに近い構成です。 2006/10/09
オルランド・ディ・ラッソ 1594 我ら汝を拝まん,キリストよ

短い曲ながらラッソらしらが出ています。  

  今日イスラエルに現れたまう

クリスマス向けの短いモテットです。長い曲は実際にミサで演奏するには向かないところがあり、当時教会で演奏されていたのは、こういう短い曲のほうが多かったのではと思います。 2003/11/09 up

  主の右手は御力をあらわし

キリストの公現向けのモテットです。力強さが感じられる曲です。 2004/05/16up

  タントゥム・エルゴ

「タントゥム・エルゴ」については上記のグレゴリオ聖歌の「パンジェ・リングァ〜タントゥム・エルゴ」を参照してください。 2004/05/29up

  幸いなる者

2声部の小モテットですが、オケゲムを思わせるメリスマの効いた長い旋律でたっぷり歌われます。 2004/07/24up

  おお、何と素敵な木霊よ

多作家ラッソは宗教曲ばかりではありません。この曲は曲名どおりエコー付きのマドリガーレです。8声部のうち4声部はエコーの為のパートになっています。わかりやすくて面白い音の遊びだと思います。聴いた感じはガブリエリの師匠だなと言う感じがします。このエコーの手法はヴェネチア楽派の分割合唱とも似ていますが、分割合唱は必ずしも、第2合唱が第1合唱を模倣するわけではないので区別はあると言えます。同様に、より古い音の遊びにホケットがありますが、これは1つの旋律を断片にして2つ以上の声部で交互に歌うもので、やはり別物です。 2006/04/23up
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ 1594 ミサ・ブレーヴィスから キリエ

パレストリーナの曲の中でも比較的知名度が高い曲です。「missa brevis」は「短いミサ」の意味で、通常他の作曲家のはキリエとグローリアだけのセットですが、この曲は他にクレド、サンクトゥス、アニュス・デイのある通作ミサで、文字通りの意味です。  

  主は良きかな

純正律版

12平均律版

GSやXGで純正律のMIDIを発表しておられる方はいらっしゃるのですが、GMではあまり見かけませんのでやってみました。再生するには、GMさえ使えれば特別なプログラムは必要ありません。今回は旋律として純正律なのであって和声を全て純正音程にしたわけではありません。聴き比べのためGMの標準である12平均律版も用意しました。 2003/05/18 up

  創造主なる聖霊、来たり給え

定旋律は同名のグレゴリオ聖歌のイムヌスです。先唱のあと4声になり、途中でまた単旋律のグレゴリオ聖歌のになり後半は5声部になります。 2004/09/12 up
トマス・モーリー 1602 それは恋人たちだった

シェイクスピアの「お気に召すまま」の劇中で2人の小姓が歌う曲です。歌詞は4番までありますが、ここでは2回繰り返すだけにしています。 2003/05/10up

  御婦人よ、あなたのまなこ

上記の劇中歌に比べると、ポリフォニックな仕上がりの曲です。 2004/06/26up
ジョヴァンニ・クローチェ 1609 主に向かって新しい歌を歌え

ジョヴァンニ・クローチェというとあまり知名度がありませんが、ジョヴァンニ・ガブリエリと同じようにヴェネツィアの聖マルコ大聖堂で活動した人で、司祭に叙階され楽長にもなっています。この曲はクリスマス向けのモテットですが、ヴェネツィア風に金管アレンジとしました。 2005/12/25up

  主を祝し奉る

またクローチェです。かなり短い曲です。 2006/01/08up

  我は貧しく

これもかなり短い曲です。 2007/05/27up
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア 1611 アヴェ・マリア

短いながらも,劇的な動きのある曲です。  

  2人のセラフィムが

楽譜には作者が「Ludovico da Victoria」となっているのですが、イタリアのサイトを調べてみるて分かったことには、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリアのイタリア風の書き方です。  

  パンジェ・リングァ

「パンジェ・リングァ」については、上記グレゴリオ聖歌の「パンジェ・リングァ〜タントゥム・エルゴ」を参照してください。繰り返しは2番までにしてあります。コーダ部分が「アーメン」であるのは上記ラッソの「タントゥム・エルゴ」と同じです。 2004/06/19 up

  聖人たちの魂は天で喜ぶ

1585年に出版されたモテット集の曲です。 2006/06/25 up

  おお、聖なる主の饗宴

キリストの聖体の秘蹟の制定についての短いモテットです。 2007/06/17 up
ジョヴァンニ・ガブリエリ 1612 サクレ・シンフォニエ(1597年)から ピアノとフォルテのソナタ

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ヴェネツィアの分割合奏(コーリ・スペツアーティ)の代表曲です。
楽譜に楽器指定と強弱指定が書かれている最古の曲です。
 

  カンツォーナ集(1608年)から カンツォーナ第1番(ラ・スピリタータ

副題の「ラ・スピリタータ」は多分もとになった俗謡か舞曲の定旋律の名前から来ているのでしょう。これを「気が狂った女」等と訳すこともありますが、単に女性型なだけですので、人間の女性のことを指すとは限らず、むしろ「狂気風の曲」程度の意味でしょう。 2004/06/13 up

  同曲集から カンツォーナ第2番

この曲は途中でのテンポや拍子の変化がなく、リチェルカーレやフーガに近い作りです。 2006/03/19 up

  同曲集から カンツォーナ第3番

この曲は、途中でヘミオラがあるのですが、ほんの申し訳程度の長さで、すぐに元に戻ります。 2009/03/15up

  同曲集から カンツォーナ第4番

この曲は、分割合奏というよりも単一の合奏体の曲といった趣です。 2003/11/29 up

  キリエ

11

4声×2の分割合唱による曲です。編成は上の「ピアノとフォルテのソナタ」と同じにしてみました。 2006/02/19 up
ハンス・レオ・ハスラー 1612 我が心乱れ悩み

この曲の旋律はバッハのマタイ受難曲のコラールとして使われています。1601年に出版されたドイツ語歌曲で,歌詞は恋の歌です。歌詞は5番まであり、1番から5番の歌詞の最初の文字を並べると「MARIA」になり、宗教的な意味が隠されているとも言えます。 2006/11/05 up
バルトロメウス・ゲジウス 1613 主を祝福せん

ゲジウスとラテン語風に書いてますが、ドイツの教会音楽家です。MIDIのほうは手抜きです。 2003/06/03 up

  おお、至福なる三位一体の光

ゲジウスの曲は肩のこらない軽い感じがします。またMIDIのほうは手抜きです。 2003/11/24 up
ヤン・ピータース・スヴェーリンク 1621 主は御言葉のごとく蘇り給えり

3声のモテットですが、オルガン演奏にしました。音色もちょっと変えてあります。 2004/04/29 up
ウィリアム・バード 1623 3声のミサから サンクトゥス

サンクトゥスとベネディクトゥスが続けて演奏されます。当たり前ですか・・・  

  〃 アニュス・デイ

バードのミサ曲は「dona nobis pacem(我らに平安を与え給え)」が心を打ちます。  
ジョン・ダウランド 1626 来たれ,重き眠りよ

世俗曲ですが、ちょっとモテットを思わせるような曲です。  

  エリザベス女王のガイヤルド

久々にリュート曲です。少しはリュートらしく聞こえるように試みてみました。ここで、エリザベス女王というのは、現在の英国女王であるエリザベス2世のことではなくてチューダー朝のエリザベス1世のことであるのは、言うまでもないことです。ダウランドの出身についてはロンドン生まれとの説もありますが、はっきり分かっていません。ダウランド自身は英国王室付きの音楽家になることを望んでいましたが、世に実力が認められていながら、1612年まで希望は叶いませんでした。17歳のときにパリでカトリックに改宗したことが原因かもしれません。一説にはダウランドがアイルランド出身だったからではないかとの説もあります。 2004/10/27 up

  涙のパヴァーヌ

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ジョスカンの「千々の悲しみ」と並ぶ、ルネッサンス期の大ヒットメロディの一つで(時代にはずいぶん開きがありますが)、ダウランド自身作曲の歌曲「溢れよ、我が涙」の旋律によるリュートの舞曲です。アレンジのほうではアルペジオが付けてありますが、出鱈目です。リュートやギターを弾ける方が聞くと、私が弾けないことがバレバレです。 2004/10/31 up

  蛙のガイヤルド

またアルペジオは出鱈目です。少し控えめにはしましたが。 2004/11/09 up
作者不詳:17世紀   アヴェ・マリア、元后

ついに出てしまいました、作者不詳の曲。でもこういうのも好きな曲は多いのです。スザートの舞曲なども編集・出版したのがスザートというだけで、作者不詳のものが多いのです。
この曲は聖母マリアの被昇天についてのフラマン語またはドイツ語の賛歌です。純粋なカトリックの教会音楽というわけではなく、当時の民衆の祝祭歌かプロテスタントのコラールと思います。聖母マリア被昇天の祝日はカトリック教会では8月15日(日本ではお盆で終戦記念日!)で、アップするには季節的には良いかと。
2003/08/10 up
ハインリヒ・シュッツ 1672 クリスマス・ヒストーリエ(オラトリオ)swv435より 第1曲の冒頭合唱

本当の曲名は「神の子にしてマリアの子,我らの唯一の仲介者にして贖い主なるイエス・キリストの(以下略)」とまるで落語の「寿限無」のように長いタイトルです。第1曲はスコアが散逸しているためオルガン譜よりの再構成されたものです。  

  〃 第2曲の福音史家の朗唱

歌詞を表現していない朗唱というのも何ですが。さらにアップするには季節はずれですね。 2003/05/25 up

  〃 第3曲の野の羊飼い達に現れた天使

12

あまり力を入れて作るつもりもなかったのですが、本業の忙しさ等もあり、意外に手間取ってしまいました。ヴィオールにビブラートをかけるかどうか迷いましたが、かけないほうが宗教曲らしくなるかなと思い、かけないでおきました・ 2003/06/15 up

  〃 第4曲の福音史家の朗唱

短い朗唱です。 2003/06/21 up

  〃 第5曲の天使の合唱

18

歌詞は「グローリア」の始まりの部分の「天のいと高き所には神に栄光、地には善意の人に平和あれ。」です。

2003/07/07 up

  〃 第6曲の福音史家の朗唱

短い朗唱です。 2003/07/19 up

  〃 第7曲の野の羊飼たち

クリスマスも近づきましたので。まだ全曲の半分も行ってないです。 2003/12/22 up

  〃 第8曲の福音史家の朗唱

このオラトリオも久々のアップです。1年以上経ってしまいました。 2005/01/16 up

  〃 第9曲の東方の三人の博士

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教会歴ではキリストの公現に朗読される聖書の箇所ですので、この季節にはふさわしいかと。 2005/01/16 up

  〃 第10曲の福音史家の朗唱

短い朗唱です。ヘロデ王の慌てぶりを示すように、テンポが速くなっています。 2005/01/23 up

  〃 第11曲の祭司長たちと律法学士たち

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バロック的な書法のこのオラトリオの中では、シュッツの師であるガブリエリやまたその師であるラッソのモテットを思わせるような作りの曲です。 2005/01/23 up

  〃 第12曲の福音史家の朗唱

短い朗唱です。2年ぶりのクリスマス・ヒストーリエです。 2008/12/23 up

  〃 第13曲のヘロデ王

通奏低音以外の楽器の指定は、2つの高音トランペットまたはコルネットとなっています。コルネットのほうが教会音楽としては普通に思いますが、宮廷礼拝堂での演奏であれば、トランペットが使われても不自然ではないと思い、トランペットの音色にしました。 2008/12/23 up
ヨハン・ペーツェル 1694 午前10時の音楽(1670)から ソナタ第1番

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ペーツェルはシェレジェン生まれでライプチヒの都市吹奏楽師(Stadtpfeifer)を勤めた人です。都市吹奏楽師は市から俸給を受けていた特権的な音楽家で、市の塔から時報の音楽を演奏したり、市の行事の際に音楽を演奏しました。この曲はそんな「塔の音楽」の1曲です。タイトルはソナタですが、古典派のソナタとは違い、ソナタ形式というわけでなく、歌曲や舞曲と違う「演奏されるための曲」という程度の意味です。 2004/07/10 up
ヘンリー・パーセル 1695 トランペットチューンとエア

本来は鍵盤楽器のための曲です。トリルは,勝手に付けました。  
ヨハン・パッヘルベル 1706 フーガ

「カノン」で有名なパッヘルベルです。なんとかなく、J・S・バッハの2声のインヴェンションみたいですが、J・S・バッハの実兄で事実上の養親であるヨハン・クリストフ・バッハは、パッヘルベルと親交がありました。勿論、J・S・バッハはヨハン・クリストフから音楽の手ほどきを受けているわけで、うなずけないわけではないです。 2003/09/30 up
ジェレマイヤ・クラーク 1707 デンマーク王子の行進(トランペットヴォランタリー)

ブラスアンサンブル版

室内オーケストラ版

連結音楽版

19

この曲は長い間ヘンリー・パーセル作と言われてきましたが、近年はジェレマイヤ・クラークというあまりなじみのない音楽家の作ということで落ち着いています。パーセルもクラークも同時代のイギリスの人ですが、どちらも長生きしてません。本来はヴァージナルの曲であることもパーセルの「トランペットチューンとエア」と同じです。ブラス版は王子の行進ということで騎兵行進曲のテンポにしました。楽器を変えただけの手抜きの室内オーケストラ版は普通の速歩行進曲のテンポにしました。連結音楽版は、短かくして、おなじみのメロディを混ぜました。 2003/04/30 up

連結音楽版は2003/11/03 up

  トランペットのメヌエット

この曲も本来はヴァージナル曲です。 2003/06/22 up
ヨハン・セバスティアン・バッハ 1750 フーガの技法BWV1080から 第1曲「原型主題による単純フーガ(4声)」

割とまじめに作っています。全曲作れって?いつになることやら。

 

  〃 第2曲「原型主題による単純フーガ(4声)」

同曲ジャズアレンジ

12

原型主題と言いながらも主題の後半は付点リズムに変奏されています。低音で動くコーダのところでモンテヴェルディやシュッツの曲のように感じてしまうのは私だけでしょうか。おまけで殆ど原曲のままのジャズレンジもアップしてみました。 2006/07/02 up

  〃 第3曲「転回主題による単純フーガ(4声)」

バスパートのトリルが目立つ点ですが、少し地味な感じです。 2006/07/16 up

  フーガ ト短調 「小フーガ」 BWV578

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少しは有名な曲もやらないといけないというわけで、この曲です。右手と左手とペダルでストップを変えてあります。 2007/07/15 up
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル 1759 組曲「王宮の花火の音楽」(HWV351)から 序曲

同曲和楽器版「殿様花火音頭」

119 日本では夏向きの曲です。この曲はオーストリア継承戦争終結についてのアーヘン条約締結(1748年)の祝賀行事とし1749年に行われた英国王ジョージ2世主催の花火大会のための音楽です。管楽器だけの編成を望んだ国王と弦楽器も入れた編成を考えていたヘンデルの間に対立があり、花火大会での演奏は管楽器のみとなりましたが、同年に行われたチャリティコンサートでは弦楽器もいれた編成で演奏されました。スコアを見てみると、弦楽器とオーボエセクションは殆どユニゾンであって、どちらの編成でも演奏可能なことが分かります。アレンジですが、曲自体が、通常のオーケストラの編成とは違い、管楽器が異常に多く、序曲においては、トランペットとホルンの掛け合いがありますので、左にトランペットとティンパニー、中央前面に弦楽器群、その奥にオーボエ群、右にホルンを配置してみました。

また悪あがきのごとく楽器を変えただけのものですがアップしました。明笛、尺八、三味線、琴、笙、鼓、太鼓の編成です。夏というよりはお正月といった感じでしょうか。実際に、和楽器でこんな演奏にはらならいとは思いますが。

2004/08/02 up

和楽器版2004/08/27 up

  同組曲から ブーレー

同曲モダンアレンジ版

21

組曲なので舞曲が入ります。アレンジの面では序曲と違いオーボエパートが1つ少ないのでヴィオラと同じ音をイングリッシュホルンで重複させています。反復記号以外に「2 fois」と指示がありますので、少し解釈を変えて、同一主題は各4回繰り返しています。

全曲を作り終えましたので、余韻を楽しんでいただくべく、モダンアレンジ版を追加しました。おわかりと思いますが、スイングル・シンガーズを意識しています。

2004/08/18手直し

モダンアレンジ版は2004/08/23 up

  同組曲から 「平和」

28

ブーレーの次は「平和」(La Paix)と題された牧歌的な曲が続きます。 2004/08/13 up

  同組曲から 「歓喜」

31

「歓喜」(La Rejouissance)と題された曲でまたにぎやかになります。 2004/08/14 up

  同組曲から メヌエットT

12

先のブーレーと同趣旨の曲でしょう。反復についても同じです。 2004/08/18 up

  同組曲から メヌエットU

12

「王宮の花火の音楽」もいよいよフィナーレです。御清聴ありがとうございました。 2004/08/18 up
レオポルト・モーツアルト 1787 おもちゃの交響曲(ベルヒテスガーデン交響曲)から

第1楽章

同オーケストラアレンジ

36

56

原語ではKindersinfonieで「子供の交響曲」。ヨゼフ・ハイドン作曲の思われていた曲ですが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの父であるレオポルト・モーツアルトの作とされていました。原作は8楽章構成の「カッサツィオーネ」で、このうち3つの楽章をハイドンが選んだものがこの「おもちゃの交響曲」です。ベルヒテスガーデン交響曲という別名は、ベルヒテスガーデンが木工業が盛んで、当時ドイツ・オーストリアのおもちゃの生産の中心地だったためで、ヒトラーの山荘とは関係がありません。念のため。アレンジのほうは、おもちゃ風の音と室内楽の編成の軽快なものと、パートを増強して普通のオーケストラの楽器を使った重厚なものを用意しました。お好みでどうぞ。第1楽章は簡略化されたソナタ形式と言われますが、少し行進曲風です。なお最近の研究によれば、「カッサチオーネ」はエドムント・アンゲラーという人が作曲したということです。yoakepapaさんからの御指摘でした。 2005/05/29 up

 

第2楽章

同オーケストラアレンジ

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第2楽章はメヌエットです。アレンジも第1楽章同様です。 2005/06/05 up

 

第3楽章

同オーケストラアレンジ

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第3楽章は、形式ははっきりしませんが、ジーグというのを昔見たことがありあります。ジークではありませんので念のため。 2005/06/11 up
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 1791 セレナーデ ト長調 KV525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 第1楽章

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かなりまじめに作ってます。重厚な仕上がりにしました。  

  〃 第2楽章

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  〃 第3楽章

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  〃 第4楽章

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  2002/08/19 up

  モテトゥス「めでたし,まことの御体」KV618 

有名な曲で,キリストの聖体賛歌です。罰当たりなことに,MIDI化はかなりいい加減です。甘口仕上げです。  
ヨゼフ・ハイドン 1806 弦楽四重奏曲第3番ハ長調 Op.76の3「皇帝」
第1楽章

同シンセ音アレンジ

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第1楽章はまさに疾風怒濤(Sturm und Drank)という感じです。

また手抜きですが、楽器を変えただけのアレンジです。しかし、弦楽四重奏より一般には受け入れやすいかもしれません。

2003/06/27 up

2004/11/21 up

  〃 第2楽章

同シンセ音アレンジ

13

第2楽章はハイドン自身の作曲の神聖ローマ皇帝賛歌の旋律による変奏曲になっています。このメロディーは現在ドイツ国歌として使われています。

こちらのシンセ音アレンジは癒し系の音にしてみました。

2003/05/10 up

2004/11/21 up

  〃 第3楽章

同シンセ音アレンジ

15

第3楽章はアレグロという指示なのですが、メヌエットなので、一般的な演奏からすると少し遅めの仕上げにしてます。それでも4分音符=140です。

こちらのシンセ音アレンジは中庸で少し落ち着いた感じの音にしてみました。

2003/07/15 up

2004/11/21 up

  〃 第4楽章

同シンセ音アレンジ

24

第4楽章は、第1楽章の激しさが戻って来ます。第1主題の執拗な3連符が印象的です。悪く言えば3連符の練習曲のようです。

こちらのシンセ音アレンジもまた別の音色にしております。

2004/11/15 up

2004/11/21 up

カール・マリア・フォン・ウェーバー 1826 歌劇「魔弾の射手」序曲

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カルロス・クライバー追悼というわけではありませんが、魔弾の射手です。特にクライバーの演奏を参考にはしていません。 2004/09/04 up
ルードヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 1827 祈り

オルガン演奏ですが、ゲダックトのストップを真似してみました。 2003/09/24 up

  「コリオラン」序曲

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久々の管弦楽曲です。不協和音が目立つ曲です。劇音楽なのですが、それがドラマティックな効果を出しているといえばそうなのかも知れません。 2006/05/27 up

  ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27−2「月光」から

第1楽章

ベートーヴェンの三大ピアノソナタとして有名な曲です。副題の「月光」はベートーヴェン自身が付けたものではなく、詩人のレルシュタープがスイスのフィアヴァルトシュテッター湖にかかる月を見て付けたと言われていて、ベートーヴェン自身は「幻想風ソナタ」と副題を付けています。日本人は湖水にかかる月というと風流な印象を持ちますが、どうもこの第1楽章は死がテーマと見られます。
この曲はジュリエッタ・グイチャルディ伯爵令嬢に捧げられていますが、ベートーヴェン自身は彼女に恋をしていたという説があり、平民出の音楽家と貴族令嬢では当時の社会では簡単に結婚できるわけもなく、この曲は失恋の曲であるとの解釈もあります。この事情は手塚治虫の遺作「ルードヴィッヒ」の最後にも出てきます。
さて音楽自体は有名曲ゆえ様々な作品で引用されているでしょうが、私が印象に残っているのは、映画「08/15」でフィアバイン二等兵が自殺未遂をしたあと、兵営で下士官達の酒宴でピアノを弾かされ、馬鹿騒ぎが終わって、この第1楽章を弾くシーンです。
2007/07/21 up

  〃 第2楽章

第2楽章は軽やかな舞曲風の曲です。 2007/07/28 up

  〃 第3楽章

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3ヶ月ぶりの新作です。やっとできました。 2007/10/21 up
フランツ・ペーター・シューベルト 1828 軍隊行進曲 第1番 作品51 D.733

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有名なピアノ連弾曲ですが、ここでは独奏になっています。勿論鑑賞用の曲であって、軍楽ではありません。ダイナミクスやアクセントは少し控えめにしてあります。この曲の場合、オーバーにすると滑稽になってしまいますので。 2003/04/13 up

  野ばら D.257

和風野ばら

説明不要なくらい有名な曲ですね。

お遊びの和風アレンジもアップしました。

2003/05/01 up

2009/04/05 up

  歌曲集「冬の旅」作品89から

第1曲「おやすみなさい」 

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アップするのに季節としては悪くないのですが、ちょと手抜き感は否めません。とはいえ、知名度のない古楽よりは聴いていただけるかも。 2006/02/05 up

 

第2曲「風見の旗」

特にコメントはなしです。 2006/02/12 up

 

第3曲「凍った涙」

アップするのに、夏だというのに「冬の旅」というのはどうかと思ってます。 2006/07/09 up

 

第4曲「凍結」

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かなりテンポが速いですが、アイスバーンはツルツル滑るからでしょうか。 2008/07/06 up
アントン・ブルックナー 1896 主よ、我が身をゆだねまつらん

ラテン語の「Ave verum corpus(めでたしまことの御体)」で始まるカトリック的な内容の歌詞と、題名どおりのドイツ語「Dir, Herr, dir will ich mich ergeben」から始まる意味も異なる2つの歌詞があるコラールです。オルガン風演奏にしてます。 2005/09/11 up
ヨハネス・ブラームス 1897 聖ラファエル、扶けたまえ

聖ラファエルは、トビア書に登場する天使で、聖ミカエル、聖ガブリエルと合わせて三大天使と言われています。トビア書は、カトリックでは旧約聖書の第二聖典として扱いますが、プロテスタントでは外典として扱います。 2005/02/19 up
オットリーノ・レスピーギ 1936 リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲から

イタリアーナ

同曲古楽風編成版

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切ない感じのメロディーが美しい曲です。元は16世紀末の作者不詳の曲です。

折角レスピーギ大先生が現代のオーケストラ用に作り直したのに、私は性懲りもなく古楽風に戻してしまいました。もっともダイナミクスは大先生の書いたままです。

2005/03/21 up

  〃 宮廷のアリア

同曲古楽風編成版

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曲の途中で、曲想の変化が多い上、冒頭との部分が最後にも使われていて、まるでプロローグとエピローグのようで、古い伝説か何かの物語を感じさせる曲です。早い話が劇的な構成ということですね。原曲の作者はジョヴァンニ・バティスタ・ベサルドという16世紀の人です。恐らく複数の曲を合わせてこの楽章をつくったのでしょう。

性懲りもなくまた、古楽風のアレンジです。金管部分は移調しました。これでよりドラマチック。でもリュートソロ部分は手抜きでいい加減です。

2005/11/25追記 原曲の作者は、フランス人でジャン・バティスト・ベサールという人でした。先に書いたジョヴァンニ・バティスタ・ベサルドというのは、スコアにあったままを書いたのですが、これはイタリア風に名前を書き換えたものでした。

2005/11/13 up

  〃 シチリアーナ

全組曲の中で最も有名な曲ではないでしょうか。シチリアーナというと、付点音符のリズムが特徴のゆっくりした3拍子系の舞曲です。後世のシチリアーナはどちらかというと牧歌的な雰囲気の曲も多いのですが、この曲はメランコリックな感じです。16世紀の作者不詳のリュート舞曲が原曲です。これはMino Tientoさんが、原曲のMIDIを公開なさっています。また、レスピーギ編曲のほうは、KouKouさんもアップしています。 2006/09/04 up

  〃 パッサカリア

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シチリアーナアップ以後2年以上たちましたが、これにて第3組曲完成。原曲は、ロドリーコ・ロンカリという人の曲で、この曲だけは17世紀の曲です。ルネッサンス期の曲ではなく、完全にバロックの様式になっています。踊るための曲といより聴かせるための曲とも言えます。 2009/01/31up
ヤン・シベリウス 1957 交響詩「フィンランディア」 作品26 132 今年はシベリウス没後50周年というわけでアップしました。交響詩というわけで、特別な形式とかはない曲です。メロディーは美しいのですが、それほど複雑な作りの曲ではありません。ロシアの支配に対するフィンランドのナショナリズムを鼓舞するための曲ですから、凝った作りより分かりやすさが重要だったのでしょう。チャイコフスキーの大序曲「1812年」とかベートーヴェンの「エグモント」序曲とかと同じジャンルの曲と言っても良いと思います。 2008/01/01 up

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