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■7. Tips

  1. dual boot (use NT loader without lilo and grub)
  2. using networkboot (copy your HDD image to NFS server)
  3. for other users (to use NFS-BOOT for the other X24 : specificated MAC)
  4. remove LinuxPartition from your X24(sadly helps you finished using Linux)
  5. create nosrc.rpm (packaging your config)
  6. convert DOS to UNIX (and UNIX to DOS)
  7. kernel comile (diet is not bad)
  8. resize partition (without re-install)
  9. HDD換装
  10. if you want to use X24 as router
  11. if you want to use X24 as dialup-router
  12. if you want to use X24 as fileserver (or allin one network serving linux-box)
  13. windowsのインストーラが、MBRを壊してくれた場合(XPとか)
  14. GoBack3(Norton SystemWorks2002) 使用上の注意

dual boot (use NT loader without lilo and grub)

X24は、MBR(PBR は Partition Boot Recordの略、MBRは Master Boot Recordの略です)に disk2diskのリカバリプログラムが存在しますので MBRに書き込むブートローダ(liloや grub)は使い勝手がよくありません。
ブートローダが存在しない場合、BIOSはアクティブに設定されたパーティション(一台のHDDにひとつ)からブートするしくみになっています。
MicrosoftのOSはわがままにできているようで「自分がアクティブパーティションからブートされる」ことしか考慮していません。
わがままに付き合いましょう。笑

具体的には Windows2000のブートプログラム(NTローダ)のメニューに linuxを加えることで対処しましょう。
Linux をインストールしたパーティションにインストールされた LILO をファイル化します。/etc/lilo.conf を適切に編集したあと
# lilo
# pushd ~/
# dd if=/dev/hda6 of=tl7w.pbr bs=512 count=1
# popd
を実行します。
できた Linux ブート用のPBRファイル(/root/tl7w.pbr)を Windows へ持っていく必要があります。
Windows から Linux のインストールされた ext2 ファイルシステムを操作するツールがあります。
explore2fs(Windows2000)を使って、ext2 上にある tl7w.pbr を Windows2000の C:\にコピーするものです。
ほかに、linuxから Windows2000の D:\ドライブをマウントして、そこにコピー、次いで Windowsを起動して C:\に移動させる方法もあります。
mtoolsを使ってフロッピーに書く方法もあります。
なんらかの方法で LILO のブート用ファイルを Windows 環境へ持って来たら、boot.ini を編集し、NTローダーで Linux をブートできるようにします。
次に私の boot.ini を参考までに載せておきます。追加したのは c:\tl7w.pbr="TurboLinux 7 Workstation" です。
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect
c:\tl7w.pbr="TurboLinux 7 Workstation"
インストールCD-ROMで、Linux を起動した場合(rescue モード)は若干注意が必要です。
CD-ROM の kernel ではサポートされている(組み込まれている)ドライバが少ない(orHDD内のものとバージョンが合わない)ため使用できないデバイスが結構あるようです。
USBの DVD/CD-RWドライブは利用できるのですが、USB のハードディスク(CENTURY Zipang)は利用できませんでした。(インストールしている TL7Wからは使えるんだけどなぁ)
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using networkboot (copy your HDD image to NFS server)

X24に搭載されている Intel(R) PRO/100 はネットワークブートできるようになっています。
X24以外に、母艦となる Linuxサーバがある場合、OSそのものは Linuxサーバに置き、X24を「ディスクレス ワークステーション」として使うことができます。
「X24のハードディスクを(スワップ以外は)使わない」ので、X24はすごく静かに動作しますし、Windows2000を再インストールしても平気です。
何より「バックアップするファイルはすべてファイルサーバにある」のが楽ですね。

■母艦の設定
サーバで次の設定をしておきます。
  1. DHCPサーバの設定をしておく。(X24のMACアドレスを調べておき、IPアドレスを与えるようにする)
  2. BOOTPサーバの設定をしておく。(X24からの BOOTP要求に応答するようにする)
  3. TFTPサーバの設定をしておく。(X24に TL7Wのブートイメージ=kernelをダウンロード可能にする)
  4. NFSサーバの設定をしておく。(X24が TL7Wブートイメージでブートしたあと、/をnfsrootにマウントさせる。/homeをマウントさせる。)
■X24の設定
  1. X24で「ループバックインストール」して C:\linux.img と C:\lin-swap.imgを作る。
  2. C:\linux.imgを母艦にコピーし、loopマウントして /nfsroot/(MACアドレス)/ にコピーしておく。
  3. X24では C:\linux.img は削除して構いません。C:\lin-swap.img は、メモリを増設すればたぶん不要ですが増設していない場合、残しましょう。
X24のブート時、F12を押して「ネットワークブート」を選べば TL7Wが、普通にブートすれば Windows2000が使えます。
スワップファイルを使うときは、母艦で /nfsroot/(MACアドレス)/etc/fstab に swapファイルの設定を追記してください。
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for other users (to use NFS-BOOT for the other X24 : specificated MAC)

X24が複数台あるのなら、それぞれ MACアドレスは違うので、母艦で /nfsroot/(MACアドレス)をコピーすれば、同様に使えます。
X24でなくとも、同様の手順でディスクレスワークステーションを使えるでしょう。
DynabookSS3020でも同様の手順で使えています。
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remove LinuxPartition from your X24(sadly helps you finished using Linux)

X24にインストールした TL7Wをきれいさっぱり「アンインストール」する方法です。
Windows2000に全領域を戻すため、Windows2000は再インストールになります。
ループバックインストールした場合は、C:\(linux.img,lin-swap.img)を削除すれば終わりです。
ここでは「パーティションを切ってインストールした」linuxを削除する方法を紹介します。
※本コンテンツでは「MBR」は「いじらない」方法しか紹介していませんので、MBRの戻し方は紹介しません。
  1. ramfloppyで USBディスケットドライブからブートします。
  2. fdisk を起動します。
  3. /dev/hda2 以外を、dコマンドで削除します。
    /dev/hda1を確保する必要はありません。
  4. wで書込み、fdiskを終了します。
  5. shutdown -r nowします。
  6. ブート時 F11を押して「IBM recovery」します。
    このときに /dev/hda1が fat32で作成・フォーマットされ、windows2000が再インストールされます。
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create nosrc.rpm (packaging your config)

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convert DOS to UNIX (and UNIX to DOS)

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kernel comile (diet is not bad)

TL7Wのカーネルソースパッケージをインストールしておきます。
TL7Wのカーネルソースの /usr/src/linux/Makefile 内の install セクションのコメントを外し、有効にしておきます。
(これやらないと make bzImage で /vmlinuz になっちゃいます。/boot/vmlinuz-(version)にしたい、ということです。)
インストールしているカーネルバイナリのオプションを、ダイエットの出発点にしましょう。
# cd /usr/src/linux
# vi Makefile (installセクションのコメント外し)
# make mrproper
# cp config/(simple) ../
# make menuconfig (要らない機能をはずす)
カーネルコンパイル作業でミスった場合に、ブートできるように「インストールのあとに」の作業をやっておいてください。
さて、コンパイルします。作業は次の 5つ。特にひとつめを抜かさないように注意。笑
  1. 「うまくいきますように」とお祈りする。
  2. kernelをコンパイル。40分くらいです。
    # make dep; make clean; make bzImage
    できあがった kernelの存在を確認しておきましょう。(時刻を見ればわかります)
    # ls /boot/kernel*
  3. moduleをコンパイル・インストール。30分くらいです。
    # make modules; make modules_install
    できあがった moduleの存在を確認しておきましょう。(時刻を見ればわかります)
    # ls /lib/modules/2.4.18-3/kernel/
  4. PCMCIAをコンパイル・インストール。20分くらいです。
    # cd pcmcia-cs-3.0.0
    # ./Config
    # make install
    できあがった pcmcia-module の存在を確認しておきましょう。(時刻を見ればわかります)
    # ls /lib/modules/2.4.18-3/pcmcia/
  5. 新カーネルでブート
    # lilo -v
    # sync; sync; sync
    ループバックインストールしている場合、ブートフロッピーに新kernelをコピーします。(別フロッピーがいいでしょう)
    # mkbootdisk --device /dev/sda 2.4.18-3 (フロッピーを挿してから)
    リブートします。
    # shutdown -r now
kernelのダイエット(自分が使わない機能を削る)は、人間と同じくきっと効果はあるぞ。たぶん。
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resize partition (without re-install)

パーティションの中身を壊さずにサイズを調整する fipsとか partdというツールがあるんですが、私は使いません。
ここでは「バックアップ運用」手順を適用してあることを前提に、fdiskでパーティションの切りなおしをする方法を紹介します。
パーティション設計を甘く考えて「こっちがいっぱいになってしまったけど、あっちは無駄に空いている」状態になったときや、 「/bootと/だけでインストールしたけど、/を分割して /usrと /varを作りたくなった」といったときの方法です。
「TL7Wをインストールした直後状態に戻したい(そのときのバックアップはとってある)」ときにも使えます。
注意点・キモを紹介します。
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HDD換装

X24のハードディスクは 30GBもの容量があり、静かなドライブなので、しばらくは容量不足に悩まされることはないと思います。
(DynabookSS3020は 6.4GBしかなく「不満」で、30GBのドライブ(やっぱりIBM TravelStar)に換装しました。)
何年か使っていると「たった 30GB ?!」という時代がくるかもしれませんね。
換装するときの注意点・キモを紹介します。(まだやったことないですもん。笑)
とか、言っているうちに、換装しちゃいました(笑)。
TravelStarの40GBです。まだ、IBMリカバリCD-ROMを入手していないので、D2Dは使えてませんが、TL7Wでの動作は問題ありませんでした。
なお、期待していた速度(hdparm -t /dev/hda)ですが、やっぱり 20MB/sec でした(笑)。
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if you want to use X24 as router

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if you want to use X24 as dialup-router

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if you want to use X24 as fileserver (or allin one network serving linux-box)

2枚目のetherだけ。あとは天保山へ。
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windowsのインストーラが、MBRを壊してくれた場合(XPとか)

もしもブートセクタを書き換えてしまったために NT Loader 自体が起動しなくなったり、 NT Loader は起動するものの Windows2000 が正常に起動しない場合には、 「修復セットアップ」を行えば元通りになるかも知れません。
ここで回復コンソールを選べば FIXMBR コマンドが使えます。
(回復コンソールのインストールは事前にやっておく作業を参照)
linuxは起動できる場合には、MBRではなく、パーテーションブートレコード(PBR)が損傷したんでしょう。
この場合には FIXBOOT コマンドを使います。
なお、Windows95系とのデュアルブートの HowToで良く出てくる fdisk.exe /MBR は Windows2000では適用できません。
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GoBack3(Norton SystemWorks2002) 使用上の注意

Symantec Norton SystemWorks2002に付属の GoBack 3 Personal Editionは、TurboLinux7Workstationのループバックインストールとの 同時利用はできません
GoBack3をインストールすると Windowsのパーティションが type=c (Windows FAT32 LBA)から type=44 (unknown) に変化してしまいます(怒)。
結果として、ループバックインストールしようとしたときに、インストールに利用すべき Windowsパーティションが見つからないため TL7W インストーラの「マウス選択」から先に進めなくなります(何度も「マウス選択」が出てきてループします)。
ループバックインストールしたあと、GoBack3をインストールすると、linux.img が入っているはずの Windows パーティションが見つからないためブートできなくなります。
GoBack3 をアンインストールすると、2度目の再起動のときに type=cに戻ってくれます(やれやれ)。
けっこうビビりましたよ。
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