エンジン不調:原因はキャブレター部品の脱落
日付:1998年10月25日
走行距離:31,830Km
交換履歴:なし
因果:ダイヤフラムカバーの右にある小さなゴム製キャップ。3番シリンダーのこの部品の脱落によりエンジン不調に至った。
写真の部品はひび割れしている。留め金を含めて交換すべきである。
状況:アイドリング付近から3,000rpmくらいまでで症状が強く出た。
【エンジン始動】
チョークレバーを半分ほど引き始動する。このとき0.5秒から1秒に1回程度「パン」と音を立てるようになった。エンジンは停止しないが、一瞬回転が下がる。暖機後のアイドリング状態で、急に回転が落ち込みエンジン停止することがある。
【発進から低回転域(3,000rpm)以下】
この回転域で明らかな不調が現れる。回転にスムーズさがなくなり、トルクが極端に薄くなってしまった。発進の際、駆動力を掛けると同時に「ガクガクガク」と息つきを起こしてしまい、加速にもっていけない。3,000rpmくらいまで回転を上げ長めに半クラッチをあてないとにエンストしそうになる。右左折で前車に合わせてゆっくり曲がっている最中にエンジンが止まってしまうことがある。
【3,500rpmから6,000rpm】
この回転域では目立つ症状はなかった。しかし調子がいいときに較べると回転に荒さが感じられた。
【6,000rpm以上】6,000rpm以上は回していないため不明。
2番と3番プラグが真っ黒になっていた。3番シリンダーエキゾーストマニホールドの温度は他の3つに比べて低かった。これは始動後に霧吹きをかけて確認した。燃費が悪くなった。日常使用で14Kmくらいだったものが10Kmくらいになった。排気ガスの臭いが刺激臭を帯び目にしみる。
解決策:ゴム製キャップの取り付けにて治った。
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