コメント: 整備の重点は前後タイヤの交換とハンドルバー締め付けボルトの交換の2点。タイヤ交換に併せホイルベアリングを新品にした。
タイヤはQualifierを装着した。引きつづき2度目の使用である。前回装着時の印象として次のように記している。
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適度なダンピング性能を持っており、安心してライディングできる素性の良いタイヤだ。ただサスペンションの動きが悪くなっているのが原因と思われるが、タイヤの性能を十分に発揮できていない。
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昨年スクーデリアオクムラでサスペンションチューニングを施した。チューニングで変わったことの一つとして路面状況をより詳しく感じることができるようになったことである。しなやかに動くサスペンション仕様になっているので突き上げや硬さはなく上質な乗り心地であるが、タイヤが滑った際の挙動はよりダイレクトに伝わってくる。安心して乗れるところが特徴である。
この車体で新品のQualifierを試してみるととても心地よく乗れることが分かった。変な重さを感じることなくリーンするし、バンクしたあとは安定したグリップ感を維持したまま旋回していく。軽量バイクのような動きは望めないが、重量が苦痛となる場面は少ないのではないだろうか。
ハンドルバーボルトは経年変化があったため交換した。ベアリング類はとくに不具合があったわけではなかったが継続使用を考慮し交換した。ショップのコメントでは、フロントのベアリングが多少ガタが生じていたとのこと。リヤホイールクッションダンパーはスプロケットドラムダンパーと呼んだ方が分かりやすいか。写真のパーツがそれ。

10年ぶりに新品にした。不満になるほどのガタがあったわけではないが、駆動系の保護を意識しての交換。