何故私がもう1台・・・
平成 9年 5月某日
Diabloにはまっている。Diabloはネットワーク接続型のリアルタイムRPGであり、ウィザードリィをネットワーク上の見知らぬ人とパーティを組んで冒険しているようなところが面白い。
しかし問題が一つある。私のパソコンでDiabloを楽しんでいると、突然エラーが頻発してしまう。エラーとはおおよそ次のようなものである。
- パターン1:「このプログラムは不正な処理を行いました。モジュール=DIABLO.EXE 云々」
- パターン2:「このプログラムは不正な処理を行いました。モジュール=DSOUND.DLL 云々」
- パターン3:「Windowsのレジストリエラーです。アプリケーションを直ちに終了し、Windowsを再起動してください。最近更新されたレジストリは失われる可能性があります。 云々」
どれも深刻なエラーです。特にネットワーク対戦をしている関係上、ゲーム中に頻繁に落ちてしまうのは怪しい奴な限りです。
さて、このような症状が続き、DOS/Vを直すことにしました。直すと言っても、私のパソコンはショップブランド。しかもショップが既に移転。見事に売り逃げされている状態です。マザーボードのメーカさえ聞いたことがない。以下に私のDOS/Vの環境を書いておきます。
パーツ名 |
名称・機能 |
マザーボード |
TRITON? |
CPU |
INTEL Pentium120Mhz(133Mhz稼働) |
メモリ |
80MB EDO |
ビデオボード |
CANOPUS POWERWINDOW DX/4MC |
サウンドボード |
SOUND BLASTER16 |
SCSIボード |
ADAPTEC 2940 |
CD-ROM DRIVE |
NAKAMICHI 4×4 |
MO-DRIVE |
ELECOM 230 |
MIDI音源 |
ROLAND SC55mk2 |
モデム |
SUNTAC 288AF |
OS |
Microsoft Windows95a |
簡単にはこんなところでしょうか。このマザーボードがくせ者です。購入時期が平成7年の夏頃です。当時としては「安く・早い」ショップブランドを選択しました。ちなみにショップとは、通信販売で、当時「WinPC」の広告に載っていた「HITECS」というメーカが販売店です。ペルチェ素子クーラを作っている「サンクエスト」という会社が輸入元で、契約にもどちらも関係していたと記憶しています。
マザーボードのFLASH ROMをアップデートしたくても、どこのブランドなんだか・・・マザーボードのシルクには、「PCI CHIPSET」としか書いてないですし、購入時付属のマニュアルの表紙には、「TRITON」と言う表記しかありません。私はずーっとこれをチップセットの名前かと思ってましたが、どうやらこれがマザーボードメーカの名前らしい。BIOSはAWARDですが、それ以上のことは画面やボード上からは判りません。購入時から非常に素直に動き、性能に関しては言うこと無いのですが、今回のようにハード&ソフトのどのエラーか判らない様な場合には、原因の切り分けが付かず困りものです。どなたかこのような情報で、その後のHITECHS&サンクエストがどうなったとか、自分も同じマシンを使っているとか、なにかご存じな方がいれば、メールください。
平成 9年 6月 3日(火)
会社のTさんから、マザーボードとCPUとケースを売っていただくことにした。不安定なショップブランドのDOS/V(何が不安定かなのか、結局判らずじまい)をどうしようかいろいろ検討したが、別なマシンでいろいろ試してみようという結論に達した。サブマシンがあれば同じ条件で試せる。サブマシンがあればDiabloのダイレクト接続ができる。サブマシンがあればメインが死んでも私は死なない。などなど。そう考えると早速サブマシンを探し始めた。って、パソコンって高いのね。いいものを買おうとするとやっぱり30万は軽く越えてしまう。夏ボーナスは使えないので、5万円以下で買えるPentium75Mhz以上のマシン(いきなり低額だ;;)をネット上+店+雑誌+知人で探した。
そんな簡単に掘り出し物があるはずがない。ほぼ全滅状態の時に、会社のTさんから「マザーボード+ケース+Pentium90Mhz+メモリ16メガ」を2万5千円で購入する話がまとまった。悪くない。そして今日実際にものを頂いた。マザーボードはMICRONICSのM54pi。Socket5のちょっと古いタイプだが、Tさんのこだわりが感じられ、2次キャッシュは512KBと当時としては優れた仕様である。BIOSもプラグアンドプレイ対応で、古さは余り感じられない。
問題は、ケーブル類が一切無いこと程度と、動くかどうか判らないということくらいである。
平成 9年 6月 5日(木)
今手元にある部品の有効利用も今回気をつけていく点だ。余り部品は、グラフィックボード、ビデオキャプチャボード、東芝製SCSI CD-ROM、メモリ16MB、HDD850MB、タブレット、くらいだろうか。モニターやキーボード、とかは当分1台でコネクタ切り替え機等で対応しよう。ちゃんと動けばそのうち買ってもいいが、場所がない。SCSIボードも欲しいところだが、必要になったときに買おうと思う。メインマシンのお古でもいいし。とりあえず動作するまで持っていこう。
秋葉に行って来た。会社帰りの30分が勝負。秋葉の小さい店はほぼ19時に閉店となるためである。さて、何を買うか。ていうか何が足りないのか。以下にまとめる。
不足品名 |
予定金額 |
購入金額 |
電源ケーブル |
\200 |
\500 |
IDEケーブル |
\500 |
\670 |
FDDケーブル |
\500 |
\670 |
パラレルケーブル |
\500 |
なし |
シリアルケーブル |
\500 |
\980 但しGIGABYTE用 |
FDD |
\3,000 |
\5,800 TOMCAT製 |
CD-ROMドライブ |
\8,000 |
\6,800 |
サウンドボード |
\3,000 |
やめた。 |
ネジ各種 |
\800 |
\500 |
ボードとケースのスペーサー |
\100 |
ネジ各種に付属 |
とりあえず値段はこんなもんだ。ケーブル類は思ったより高かったが、一番困ったのはシリアルケーブルである。MICRONICS用のケーブルがあるらしい。内部結線の違い程度とのことだが、30分では見つかるものも見つからない。仕方がないので、試しに一般的に普及しているGIGABYTE用のシリアルケーブルを一つ購入した。動くようだったらもう一つ追加で購入しよう。そういえばFDDを入れる口は5インチだったか3.5インチだったか?忘れた。よけいなものを買ってもしょうがないので、3.5インチであることを祈ろう。違ったらマウンターと呼ばれるFDDを固定するものを購入しよう。
CD-ROMは一番安かったMITUMIの4倍速のATAPI接続のドライブを購入。SCSIボードを新たに購入して、余っているTOSHIBAのCD-ROMをつけるよりは、新品のものを買ってしまった。バルグ品を探したが、やはり30分では焦ってじっくり探せない。店も閉まりかけている。だいたいこのクラスの値段は6,000円台後半と落ち着いているので、とりあえず買っておこう。HDDは今余っている WESTAN DEGITAL社の850MBのものを使おう。とりあえず動くかどうかが問題だ。後々不足するだろうが、そのとき考えよう。目標は5万でPENTIUMマシンだ。
さっそく家に帰り構築を開始した。平日のうちに組み立てておけば、どうせ部品が足りないとか動かないとかの問題がでたとしても土日に手が打てる。組立は至って簡単だ。RST LEDとかIDE LEDとかのケーブルが、どこが1番ピンだか良くわからないが、とりあえずつけて電源を通してみよう。なんせ電源が動くかどうかも判らないのだから。
電源をいれると、不思議(?)だが立ち上がった。マザーボードまわりは特に間違っていなかったようだ。初めての自作機なので、ほっとした。これも常日頃ショップマシンの不安定さに泣いているせいだろうか。が、HDDを認識しない。PRIMARYのMASTER設定ってこうじゃなかったかなぁ?うまくいかない。HDD failed(80)だって。PHENIX BIOSって自動認識ではないの?なんだよぉそれ。HDDはさっきまでメインマシンで動いているから故障ではないはず。IDEケーブルもマザーからは1番ピンが判ってるので、あってるはず。WESTERN DEGITALの説明書捨てちゃったなぁ。どうだっけ。あぁもう1時だぁ。寝ないと明日がつらい。この続きは週末でしょう(;_;)
平成 9年 6月 6日(金)
所用にて深夜1時頃酔って帰ってきた。HDDが気になるので、眠くなるまで挑戦してみよう。HDDの設定はセクターやシリンダー等をマニュアルで設定できるらしい。でも普通自動認識したよなぁ。考えること1時間。いろいろなパターンを試し始めた。一番怪しいのがマスターとスレーブの設定。WESTERN DIGITALのって確かスレーブがジャンパーを真ん中に設定するはず。マスターは、どちらかの端のジャンパーを設定するはず。記憶を頼りにいろいろいじくる。BIOSもいじくる。よく見ると、HDDを自動で認識するオプションがあるじゃない。認識させる。ない。やっぱりだめ?でもBIOSからはどうやらその部分を実行すれば自動認識するらしい。
さらに1時間。答えが出た。HDDのマスター時のジャンパーが間違っていた。マスター時はジャンパーをはずすのが正解だったようだ。端でも真ん中でもなく、ジャンパーをはずした。その後BIOSの自動認識。850MBの文字が光った。
もう寝よう・・・バイオミックジェミー(日テレ)が終わってる。朝4時だ。
と思いながらもせっかくだからOSをインストールしたくなった。万が一に備え、DOS/6.2Vの起動ディスクによるATAPI接続CD-ROM認識用のドライバを含んだフロッピーをいつも用意している。プレインストールなんて経験したこと無いので、こんな地味なフロッピーが一番重要だったりする。OSを入れた。DOSでフォーマットした後、Windowsのアップグレード版でインストールし始める。周知の事実だが、アップグレード版はWin3.1が入っている環境にアップグレードするものだが、Win3.1の1枚目のFDさえがあれば、本体にWin3.1がインストールされていなくても、問題なくインストールできる。話がそれた。
Windows95をいれた。おお、動いている。後は軽く動作確認をして今日は寝よう。そして早起きして秋葉に行こう。パラレルケーブルと、シリアルケーブルが足りないからだ。適当に買ってきたシリアルケーブルは、どうやら「GIGA BYTE、ASUS用」というのであっていたようだ。マウスも動いてる。CD-ROM、FDDともに異常なし。
あれ?HDDのアクセスランプが付いてない。寝ようと。やってられん。
平成 9年 6月 7日(土)
早起きした。パラレルケーブル買ってこよう。今週2度目の秋葉ですね。秋葉まで丁度1時間かかるが、2往復できるという計算で、最悪動かなかった場合はまた行く覚悟だった。
キーボードが無いと、OSが立ち上がらない。昨夜は既存のPCのキーボードを使い回していたが、動作確認の度に付け替えるのは面倒なので安ければ買うこととした。そうね、\1,000〜\3,000程度かな。マウスも使い回しは面倒なので、\1,000以下なら買うこととしよう。そうそう、モニターも使い回しなので、安くすむならモニター切り替え機を買ってしまおう。これはモニターを買うまで役に立つはずだ。
さて、今日秋葉で仕入れるものは、以下の通り
買うもの |
予価 |
購入価格 |
シリアルケーブル |
\980 |
--- |
パラレルケーブル |
\1,380(各種ケーブルセット一式) |
モニター切り替え機(?) |
\3,000 |
\1,300 |
モニターケーブル×2 |
\1,300 |
マウス |
安ければ |
\900 |
キーボード |
安ければ |
\2,700 |
実は先日買ったいろんなパーツが「俺コン パーツSHOP」にて安く売っていた。ショック。5万円を目指しているので、少しでも安いものを買うようにしたが、下には下がいる。安さ余って「俺コン パーツSHOP」でパラレルケーブルを探した。パラレルケーブルは単体では販売してないって。\1,380でセットになってるからそれ買ってといわれた。シリアルケーブルと、IDEケーブルも入っているので、迷わず買った(間違いの元)。
モニター切り替え機はSofmap5号店の改装セールでお安くなっていた。大ラッキー。\1,300位だったと思う。ついでにモニターケーブルも1本\650で2本購入。間違いなく画質が落ちることだろうが、モニター買うまで我慢しよう(と言ってもモニター買う予定はない。我慢ができなくなったらきっとモニターを買うんでしょうね。)。
マウスとキーボードを探しに更に歩き回る。あっという間に4時間すぎた。結局買ったのは「俺コン パーツSHOP」。無駄な時間を過ごした。AT互換機用マウス\900、WINDOWS95用109日本語キーボード\2,700、安いじゃん。
さて、動作確認と行きましょうか。
-----------有楽町線で1時間。地下鉄に乗る、睡眠不足を解消--------------
結果から言おう。安い買い物は失敗が付き物だ。ケーブルセットもGIGA BYTE、ASUS用だったはず。何が違うって言うんだ〜!!シリアルケーブル動かないじゃないか〜!!。気を取り直してマウスの動作確認をする。げげ、動かない?シリアルポートのせいじゃないの?全く、”どこが正常でどこが異常”だか判らないから困るね。購入したマウスをメインパソコンにつけてみる。あぁぁぁぁぁぁやっぱり動かない。マウスの箱にはIBM compatible AT-macineって書いてあったはず。仕方ないのでマニュアルを読む当然英語。読むと言うより眺めている。どうやらDOS3.3、Windows3.1用らしい。古いってのは判ったけど、それってWINDOWS95動かないの?(動いてないから動かないのだろう)。放心状態のままたばこをふかした。疲れてる。が、今はまだ18時、これから秋葉へ・・・。空腹が秋葉へ行くのを止めた。「明日行こう。明日で完動させよう。」と心に決めた。
パソコンは飽きたので、友達とドライブ行くこととした。ドライブ行っても明日の秋葉行きは変わらない予定。今日は寝られないね。
平成 9年 6月 8日(日)
朝から秋葉。今朝は朝が早い。買うものも決まっている。まず重要なのがシリアルケーブル。最初に買って、動作実績のある「OVER TOP」で\980で購入。倍額だろうが、今は動くのが欲しいのである。昨日の動作確認では、キーボード、パラレルケーブル、モニター切り替え機などは問題なく動いた。結構結構。今日は買うもの少ないね。早く行って早く帰ってこよう。体のためにも、いいことだ。あ、マウス動かないんだ。ったく古いマウスはやだね(いや、この場合は安いマウスというべきだ)。こうなったらあれしかないでしょう。私の中のあれとは、MicrosoftのInteliMouseである。ボーナス出たら買ってもいいかと思っていたが、メインマシン用に買い換えよう。自作機には今のお下がりをあげよう。ということで、Sofmapでインテリマウスを購入。ついでにSofmapクレジットカードに入る。クレジットカードはよく使うので、JACCSとVISAでのお買い物がSofmap ポイントに加算されるのはいいことだ。さぁ、帰ろう。
-----------有楽町線で1時間。地下鉄に乗る、睡眠不足を解消--------------
何はともあれシリアルケーブルの動作確認をした。うん、モンダイナシ。なるほど正しい部品をくっつけると動くようになるんだ。マウスとモデムをくっつけても、問題ないね。ようやく自作機が形になった。いろんな回り道もあったが、作ってみると「プラモデル(やや高め)」だね。ケースのふたを閉めて、落ち着く場所にちゃんと置いた。それなりにちゃんと見えるね。あとは、メインマシンとシリアル経由でWINDOWS95のケーブル接続をして、簡易ネットワークを作れば、実用性に富む環境ができあがるねん。
さて、インテリマウスを試そう。メインマシンのマウスは自作機にあげたので、早速インテリマウスをくっつけた。問題なく動く。うれしいね。が、動いたのはボール部分だけ。なんとインテリな回転部分はおろか、左右のクリックすら認識しないじゃないか。おいおい。こんなことって有りかい。9pinシリアル/PS2対応で間違いないよなぁ。添付ドライバを入れる。説明書には「ドライバを入れないと普通のマウスとしてしか動かない」って書いてあるけど、普通のマウスとしても動いていない。マウスがクリックできないとまるで役目を果たさないことに改めて気が付いた。動作確認用のキーボードを買っておいて良かった。マウスが無くても他の作業ができる。このとき既にマイクロソフトに見切りをつけている。
マイクロソフトはおいておく。ケーブル接続を実行しよう。これができるとメインマシンの環境をすべて引き継げる。CD、MO、HDD、ケーブルさえあれば無料でネットワークになりしかも通信料がただなので、やるべきである(当たり前だが)。
私の情報源は近所の本屋TSUTAYAと、インターネットのみである。夜中に行動しても受け入れてくれるこの二つは大変便利である。ケーブル接続って簡単かと思っていたが、案外うまくいかない。うまくいかない経過はほっといて、うまくいくポイントを書いておく。普通の本には「インストール」の仕方と「ケーブル接続」の使い方程度しか載っていないが、そんなのは使ってみれば判ることだ。今欲しいのはうまくつながらないが、何をどうすればいいかということである。以下にポイントをまとめる。
- 1.2台のパソコンは、同じ種類と番号のポートであること。たとえばCOM1とCOM1同士みたいに。
- 2.2台のパソコンは、同じプロトコル(IPX/SPX互換、NetBeuiのどちらかもしくは両方)。
- 3.2台のパソコンはのポートは、同じ速度に設定すること。
- 4.ファイル、プリンタを共有する場合は、共有される側のパソコンに共有サービスを入れる
- 5.ケーブルはNULL-MODEMケーブルであること(98で言うところのクロスケーブル)。これ重要です。
だいたいこんなところだろうか。これはHELPに載ってなかったりするのでポイントとして掲載します。経験論なので、一部違うかもしれませんが、これらをクリアすると動きました。これでも動かない場合は、さらなる法則性を見いだしてください。
はい、自作DOS/Vも、立派なネットワーク端末(隣同士だけど)になりました。
今判っている原因不明の問題は次の通り。
○HDDのアクセスランプが付かない。コネクタ間違ってるのかな?
○インテリマウス。今日は日曜日なので、明日メーカに問い合わせよう。マイクロソフトに見切りをつけたけど、受けられるサポートは受けておこう。でも期待していない。
こんなところか。
○キーボード。安かったのはいいが、SHIFT+Caps Lock でフリーズしてしまう。実は会社のHさんからGATEWAYの未使用キーボードを譲ってもらう予定であり、変換コネクタを買おうと思ったら\1,000円もする。これは変換コネクター付きで\2,700のお得なキーボードを買おうと思い、とりあえず買ったもの。PC本体の動作確認には必要最低限だし。
平成 9年 6月 9日(月)
今日は平日だ。なぜか有給休暇な日なのである。こんな事もあろうかと、計画的に休んでいる。Microsoftサポートセンタに電話。つながらない。当然のようにつながらない。昔 EPSON にスキャナの動作不具合で電話したことがあるが、4時間目にしてつながった記憶がよみがえる。が、運良く2度目の電話でつながる。これは運がいい。てきぱきとした女性の担当者が出られ、driverの確認と、manual操作によるuninstallを行う。私はCOM1にインテリマウスをつないでいる。インテリマウスはPS/2ポートに、同梱のPS/2->SERIALコネクタを装着してCOMポートへと接続している。普通のマウスとしても動かないところを見ると、この辺の変換がうまくいっていないのでは?という意図をサポートの方に伝える。だが、そのような問題例は今までに報告の例が無く、あまり考えられないとのこと。むしろこのような場合ハードの初期不良の可能性が高いとのこと。20分程度で対応は終わり、メーカ送りとなった。明日にでも発送しよう。トラブル続きなので、あんまり期待がもてない。付いてないなぁ。
平成 9年 6月12日(月)
Microsoftから連絡が来た。「動作不良ということでしたが、こちらで確認した結果、右及び左のクリックが完全に動作しません。大変申し訳ないが、初期不良ということで交換させていただきます。」でした。内心ほっとした。怪しいDOS/V×2台での動作確認なので、正直どっちに問題があるか判らなかったが、普通なら頭に来る初期不良でも、こんなケースでは安心だ。
会社のHさんからGATEWAYのキーボードを頂いた(実際には格安で譲ってくださいって言っていたのだが、どうやら譲ってもらったようである。ラッキー)。安物のキーボードを早速はずし、変換コネクターだけを残して付け替えた。うん、SHIFT+Caps Lock でもフリーズしない。ちゃんと大文字が打てるようになった。キーストロークがやや浅いので、少しなれる必要があるが、キータッチは堅めで悪くない。感謝Hさん。
こうしてDOS/Vの自作は終わった。最終的にいくら掛かったかは計算するが、目標にかなり近いところで1台のPENTIUMマシンを手にしたことに深い感慨を覚える。ご協力いただいた皆様にこの場を借りて感謝する。
また、自分なりに得た経験として以下のことが言えると思う。
<DOS/V自作の鉄則>
- 1.身近に動くマシンがあった方がいい。動作確認がいつでもできる。
- 2.マザーボードは買った方がいい。店のサポートが違う。
- 3.一気にやった方がいい。動作不良が続くと、そのうち面倒になる。
- 4.秋葉には何度も行った方がいい。掘り出し物がやはり多い。
- 5.掘り出し物には気をつけた方がいい。動かないときは掘り出し物を疑おう。
最後に、できあがった本体を写しておきました。では。
