| 1997年/アメリカ | |
| 監督 | ウォルフガング・ペーターゼン |
|---|---|
| 撮影監督 | ミヒャエル・バルハウス |
| 視覚効果 | リチャード・エドランド |
| 音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
| 出演 | ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、グレン・クローズ |
主演のハリソン・フォードがとにかくかっこいい。これほどいいと感じたのは『逃亡者』以来である。また、こんなに大統領役が似合うとも思わなかった。貫禄があり、リーダーシップをきちんと発揮できそうな大統領ぶりである。
一方、悪役となるゲイリー・オールドマンは、他の作品での極端なあくの強さをぎりぎりのところで押さえて、こちらも負けず劣らずの演技であった。
さて、それでも不満がないかといえばそんなことはなく、唯一それは昨今大流行のデジタル特殊効果である。本来ならば大迫力の見せ場を作っているこの特殊効果をどうして不満なのかと言えば、物語の中盤以降飛行機のチェイスが行われるわけだが、かつてはクリント・イーストウッドの『ファイヤーフォックス』のように、ミニチュアの合成で行われていたこうした場面が、コンピュータで描かれたアニメーションによって、本来であれば絶対に不可能なキャメラポジションで写されたりする事が可能になったのだが、そこが盲点で、個人的にはそうしたありえないキャメラポジションが嘘を感じさせて、興醒めなのである。
物語は面白い、役者もうまいだけに、そこだけが非常にもったいなく感じられるのである。まだ『ツイスター』で牛が宙を舞っている方がリアルに感じたのだから、本当にリアリティを表現する難しさを痛感されられる。
お奨めなんだけど、ちょっと惜しい一本。
<MK>
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