ファースト・コンタクト/STAR TREK

1996年/アメリカ
監督ジョナサン・フレイクス
音楽ジェリー・ゴールドスミス
出演パトリック・スチュワート、ジョナサン・フレイクス、ブレント・スパイナー、マイケル・ドーン

 「スター・トレック」の旧シリーズから前作の「ジェネレーションズ」で世代交代をした完全なる「ネクスト・ジェネレーション」のキャストによる新作である。
 個人的に旧シリーズが大好きで、しかもテレビの「宇宙大作戦」からのファンなので前作はやや寂しい思いをして見た記憶がある。そしてもうこのシリーズを積極的に見ることはもうないだろうと考えていた。ところがやっぱりなんだかんだ言って「スター・トレック」と名の付いた新作映画が出来たと聞くと、関心を持たずにいられなくなってしまうのである。

 今回特にうれしかったのは音楽をジェリー・ゴールドスミスが担当していることだろう。映画版の「スター・トレック」では、ジェームズ・ホーナーも悪くないのだが、あのテーマ音楽にはやっぱりジェリーゴールドスミスが似合うようだ。今回もテーマ音楽を耳にしただけで、ああ「スター・トレック」を見ているのだなあ、という気にさせられた。

 話の内容は相変わらずテレビシリーズを見ていない人にはやや分かりにくいものになっているように思える。私も「ネクスト・ジェネレーション」は実は全く見ていないので、前作の「ジェネレーションズ」でもキャラクターの性格付けなどで満足に楽しめなかったが、その点に関しては今回は理解できたものの、物語自体がかつてピカードがボーグに同化させられたというエピソードを引きずっており、その辺りは多少解説されはするがやはり十分とはいえない。
 ただもちろんその割り切りがこの映画の持ち味でもあるし、そこをくどくど解説していては話のテンポも悪くなるというものだから、むしろこれでいいのであろう。そう思ってみてみると、SFXも見応えがあり、今回の作品は十分堪能できるものであった。

 満足できたのにはもう一つ理由があって、人類とファースト・コンタクトする宇宙人というのが誰であったかという点である。映画を見ながら当然あの人達だろうなあ、と期待していたら、思った通りにあの人達、ヴァルカン星人で、宇宙船から出てきていつもの挨拶をしているのを見た時は、思わず感動してしまった。「スター・トレック」ってこうだからやめられないのかもしれない。

<MK>


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