4×5インチカメラより 燕岳〜蝶ケ岳


(WEB上ではこのカメラはなんのメリットももたらしません。このカメラがほんとうの威力をもたらすのは全倍以上の大きさにプリントしたときです。)

4×5インチフィールドカメラ使用 フイルム プロビア6箱(60枚)
三脚 ハスキー クイックセット
露出計 ミノルタデジタルスポットメータ
レンズ フジノン W125mm W150mm T300mm
眠っていた過去データも混ぜています。


山で使う場合の4×5インチカメラの最大の特徴

器材だけで総重量約10Kg、(カメラ、三脚、ホルダ10枚、レンズ、フイルム)
これに生活用具足して合計25kg(下山して自宅での計測、行く前ならさらにこれに食料が加算される。)

カメラは、その重さゆえに、足を引っ張られ、
疲労困ぱい、危険個所での恐怖感は倍増、転倒しかかったときの建て直しもきかず、たぶん実際危険。すなわち遭難の可能性大!でもなんとか、この状態を16年続けてきた。

4×5インチカメラは私にとって、感覚的に山岳アスレチックスポーツ用品だ。

こんなカメラは一般観光地では、当然人の通行の邪魔になるわけで、 日光のるいさんによれば、観光地撮影ポイントで4×5インチカメラをセットした場合、
「おーい、どけどけ、邪魔だぞ」などという声が飛び交うそうである。

山では、撮影ポイントは豊富にあり、人の通行及び撮影の邪魔になることはほとんどない。あったとしても、ごく自然に譲りあうものだ。気の弱い私では観光地での撮影は無理である。

少なくとも他のカメラマンから怒鳴られる状況ではとても撮影に専念出来るものではない。

つまり、このカメラは私には山でしか使うことの出来ないカメラであり、すなわち、どう考えても
山岳アスレチックスポーツ用品なのである。

99年4月28日(水)夜行発
99年4月29日(木)穂高駅到着
驚いたことにバスは廃止になっていた。

昔、燕岳に登るには有明駅で下り、そこからバスで中房温泉まで行く。ところが、いつのころからか、JRが有明駅に急行が下車しなくなり代わって穂高駅が基点となった。

さらにいつの頃からかバスまで廃止になってしまったのには驚いた。落石も起こる中房までの狭い道路、バスとタクシーとのすれ違いに問題があって廃止されたとのこと。道理で人も少なかった。

このゴールデンウイークでの燕岳〜蝶ケ岳のコースは18年近く登っている。 その年によって雪の状態がかなり異なり、アイゼン無しでも行ける年もあるが なんといって自分の体力が極めて危うくなった。標準体重もいつのまにか、 はるかにオーバー!

これはやばい。!はたしていつも通りに行けるかどうか?


この標識の雪の位置を見てもお分かりのように今年の雪は少なそうだと期待したのだが。





S68年標識1
T400mm htm文
76KB
S60年標識2 平均的な積雪
69KB
92年標識3 最も多かった積雪
74KB
96年標識4 秋(光線かぶりあり)
97KB


行けば行くほど遠ざかる燕山荘
(誰でもそう感じることがあるはず!)

右と左では片方が反転しているように
見えるがそうではない。

92年遠ざかる小屋1
55KB
95年遠ざかる小屋2 秋
94KB


ここまでかなり時間を消耗したので、今年はこのあたりで写す余裕もなくなってきた。(したがって過去のデータを掲載)

これはやばい! やはり、体力の衰えはどうしようもない。



(山頂付近)そもそも、この季節、
白一色で色気というものがないから
せめてカラフルなテントを写したい。

99年5月テント1
89KB





90年テント2
71KB
S69年テント3 秋
66KB
S68年 燕山荘付近から鹿島槍
T400mm
73KB
燕岳1 どうやら、引き蓋方向から
光線漏れが起こった模様

99年5月
72KB



教科書によると4×5インチカメラのホルダは精度が悪く、引き蓋の抜き差しは冠布をかけて遮光しながら行うよう指示されている。

この理屈でいくと、過去、新聞記者が使っていたスピードグラフィック(通称スピグラ)なども、いちいち冠布をかけながら引き蓋の抜き差しを行っていたのだろうか?

ここぞという失敗をしたくない場面ならさすがに私も冠布をかけながら引き蓋の抜き差しを行っただろうが、同じコースを18年、4×5インチカメラを使い出して15年は通っているコースである。既に最良に撮られたフイルムは確保してある。

ずぼらに撮ってどういう結果になるか?なかばわざとやってみた。

いつもなら、ミトンの下にさらにフイルム編集用の手袋を付けて、カメラを操作するときは その編集用手袋で操作する。ミトンのままでは、操作困難 素手では手が悴む。そこで素手に近い状態で素手ではない状態といったら薄い編集用の手袋となるわけだ。

が、今回はこの手袋も持ってきてはいない。操作にぐずぐずしていると手が悴む。

ただでさえ、操作に時間を要する4×5インチカメラだ。

引き蓋の抜き差しにいちいち冠布などかけてられない。

が、この写真を見る限りどう考えても引き蓋の抜き差しで光線漏れが起こったと考えられる。
自宅でテストを行ってみた。


左の写真で、左方から覗きながら引き蓋を斜めに入れてみる。
引き蓋のほうは明るいテレビなどに向ける。
すると、確かに一瞬光線が見えることが確認された。



引き蓋の厚みは約0.5mm、これが斜めに入ると、入れる途中、引き蓋が食い込んでる 部分と、引き蓋が入ってない部分が出来る。

遮光のためのパッキングはこの0.5mmの厚さに耐え切れず、弾力でその隙間を 埋め合わせて密着するところまでいかないという感じなのだ。


引き蓋を抜き挿しするには、平行に均一になるように挿さなければいけない。

というよりその前に、冠布でまじめに遮光することが先決だが。




さらに今回は二重露光までやってしまった。 写した後は、当然引き蓋を裏返して、未露光と区別が付くようにするが、 その状態でさらにもう一度写してしまった写真が3カット! クッソオ! これはまずいぞ!




84年燕岳2 最も雪の多かったとき
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86年燕岳3 秋
104KB
94年 公園にあるようなオブジェ
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94年 燕岳から燕山荘
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