Warp 4 チューニングのコツ

Preface

This page contains a tentative translation of Peter Moylan's 'Warp 4 tuning tips' into Japanese with permission of original author. The original site is here.

このページはPeter Moylan氏の Warp4 tuning tips の邦訳です。一部日本語版 とは異なった部分がありますが、そのまま訳出しました。また、一部良く判らない 部分もあります。誰か教えて下さい(笑)

Warp4 Tuning Tips

悲しいことだが、それは事実だ…OS/2の導入時デフォルト設定は性能よりも 見た目の高級感を強調している。さまざまなシステム設定を変えると、 システムの動作をずっと高速にすることができる。 日本語の頁もある(訳注:これのこと)。

また次のページも参考にされたい:


最近行った改訂

[added]
このページの情報は、OS/2 Warp 4のユーザを狙ってはいるが、OS/2 2.0以降の 全てのバージョンでの経験から得られたものである。従って多くはバージョンに 依らない。ほとんどのコツは私が発見したものではなく、ネット上のさまざま 助っ人から得られた。不幸なことに、彼らの名前をとっておくのを忘れてしまっ たので、この場を借りて全OS/2コミュニティに感謝を捧げたい。

ここで言及しているプログラムは普通のOS/2アーカイブサイトから得られる。 お勧めのフリーウェア に詳細を載せた。

便利な道具類

誰にも勧められる変更

デスクトップ操作の高速化

[new/added]ディスクドライバ

この項目の大部分はIBM1S506.ADDを使っているユーザにだけ適用する。 これはIDE及び類似のドライブのためのドライバである。私はSCSIの方が ずっと好きではあるが、これまでのところSCSIユーザのための良いアド バイスはあまりない。この項目の最後に一つだけ出てくる。 両方のオプションをオフにしたCONFIG.SYSの行の例である。ディスクアダプタ は一台のみ(コントローラ番号0)で二台のハードディスクドライブを制御 しているとする(ユニット0と1)。
   BASEDEV=IBM1S506.ADD /A:0 /!BM /U:0 /!SMS /U:1 /!SMS
このオプションを適用するアダプタの番号及びユニットの番号を必ず指定 しなければならない。詳細は HELP IBM1S506 で見られる。

註:私の経験から言うと、ここには何かもっと深い問題が潜んでいそうである。 ファイルシステムの何かが、ディスク操作進行中のマルチタスクを妨げている。 上記の方策は問題を軽くはするが、根治しない。何かOS/2の設計上の問題があ るのではないか。

私がこう思うのは、SCSIが動作している際あるいはディスケットに/から ファイルを複写している際(後者でより顕著)WPSも「死ぬ」からである。 こんなことはWarp 3では起こらなかった - 何かWarp 4の新機能が ファイルシステムにCPUを食いつぶさせている。

Leonard Pennock (lpennock@cig.mot.com) がHPFS/SCSIシステムで試験を してみたところ、低速化は遅延書き込み(Lazy Write)をオブにすると避け られるという示唆が得られそうだとのことである。私のシステムでは全然 改善がみられなかったが、読者自身のシステムでこれを試してみるのも容易 なことである。(CACHE -Lazy:OFF を実行すればよい。再起動もいらない)。 これで改善が見られるようなら、きっとHPFS遅延書き込みにバグがいるので あろう。読者からの報告を楽しみにしている。

インターネットアプリケーション

Windows アプリケーション

WarpCentre

WarpCentreの機能を変えるには、WarpCentreのどこでもいいから 右クリックして、プロパティを選ぶ。

不要なクラスの登録解除

「登録されたクラス」の概念はOS/2が動作する上で大変に重要である。 また登録されているクラスのほとんどは、そのまま登録しておかなければ ならない。不幸なことに、不要なクラスがシステムの速度をかなり落とす ようなので、使うつもりがないクラスを削るのは有意義である。

登録解除には他のツールも使えるが、wpsutil/dereg.zipを勧める。

不要なファイルの除去

後で気が変わりそうな場合、通常、実際の削除は行わないが、 (削除しちゃうと、気が変わったらCD-ROMから元の位置に再導入しなきゃ ならなくなる)CONFIG.SYSから取り除くと効果がある。

その他

雑音の多い電話回線との付き合い方

この話題は大量の論議を巻き起こしたので、専用の章を用意することに する。モデムを利用していて"[NETW] Invalid FCS"エラーが頻発するユー ザには興味深いであろう。

どんな電話回線にもそれなりの回線雑音があるので、この手のエラーは 時には起こりうる。(ソフトウェアは伝送誤りを検出すると再送を要求 する。その結果速度は若干落ちるが、データは救われる)(訳注:PCの アプリケーション以外に、現在のモデムはそれ自体がデータの誤りを検 査しており、誤りを見つけると相手のモデムに再送を要求する。Nifty などのBBSのような無手順通信でも高速通信に耐えるのは、モデムのこ の機能があったればこそである)。しかし、エラーが多いようなら問題 だ。殊に「キャリアが失われる」ほど接続状態が悪くなる場合で、こう なると接続は切れてしまう。

モデムのデータ通信がうまく行かなくなる理由は、いくつかありうる:

残念ながら、上のどの場合でも症状は同じである。従って、正確な診 断は難しいかもしれない。以下のコツは役立つかも知れないし、役立 たないかも知れない;但し、一時に試すのは一つだけにするとよいだ ろう。どれが適当な策だったのかはっきりするから。

チューニング、設定用のコツを扱った他のサイト


翻訳上の問題は、訳者までお送り下さい。内容については、 元著者にどうぞ。訳者は toda@med.niigata-u.ac.jp
Original: 14, March, 1997
Since: 31, Dec. 1996
Last Update: 8, Sep., 1998

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