第85回くすり勉強会


Disease mongeringとは何か?第2弾
Bendictin問題他ケース・スタディ


■話題提供:

斉尾 武郎氏(フジ虎ノ門健康増進センター)       

■内容:

 2006年11月の勉強会では、「Disease mongering(病気の押し売り?)」
のコンセプトについて海外シンポジウムVTRを鑑賞しながら議論しましたが、
今回は、薬害問題により市販中止になりその後市販再開されたBendictin、
他、創薬ターゲットとされるclinical entityに焦点をあててケース・スタディ
として議論し、このコンセプトへの理解を深めたいと思います。

参考 第78回「Disease mongeringとは何か?」の開催趣旨 再掲

 今、国際的に著名な医学雑誌、世界のメディアで”Disease mongering”がキーワードになっています。
 「たいした病気でもないもの、誰にでもあるかすかな症状を重病だといって高価な治療をする」「有名人や地位の高い医師・学者(spin doctor)を使って病気についての宣伝・啓蒙活動をする」「“あなたも自覚症状もないままに大病にかかっているかもしれない”といって、検査や治療をしつこく勧める」「診療ガイドラインを使って患者に啓蒙活動をする」・・・・・こういったことをDisease mongering(病気の売り歩き)といいます。
 今、国の医療費が近い将来破綻するといわれていますが、Disease mongeringをすれば、いかようにも病気は「発明」できてしまうのですから、医療費の抑制などできるはずもない。それどころか、要らぬ病気をみんなが心配するようになります。
 今回の勉強会では、このDisease mongeringを巡ってオーストラリアで開催されたシンポジウムのビデオ(英語)を見ながら、一緒に「本当の病気とは何か」を考えましょう。
 なお、ビデオは英語ですが、話題提供者が重要な部分をまとめて日本語で説明を加えます。


●開催要項

主催:くすり勉強会(第85回)

日時:6月23日(土) 10時〜13時

場所:共立薬科大学芝校舎3号館5階大学院セミナー室
 (JR浜松町駅、都営線大門駅・御成門駅から徒歩10分以内)
   http://www.kyoritsu-ph.ac.jp/gif/map.gif/

参加費: 2000円(第86回を通して参加の方は計3000円、学生割引あり)
*定員になり次第締め切ります。

<申し込み要項>

下記必要事項をご記入の上、栗原までメールでお願いします。

【申込み要項】***************************************
(1)お名前・ご所属またはお仕事など・メールアドレスをご記入ください。
 (上記の個人情報は、講演者・運営メンバー・場合によっては
  当日参加者の間で、共有されます。)

以下のいずれかを明記してください。
・第85回のみ参加 ・第86回のみ参加 ・第85・86回の両方に参加
懇親会の参加・不参加をお知らせください。
(上記の個人情報は、講演者・運営メンバー・当日参加者の間で、
共有されます。)
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