Logger32情報



ファースト ステップ ガイド

Logger32に興味がある方、使ってみようと考えている方は、こちらを参考にして下さい。
インストールがうまく出来ないという方もご一読下さい。



2008/6/1
<Logger32 ver3.11.0>

Logger32 ver3.10.0のバグ修正版が間もなくリリースされます。
修正箇所は次の通りです。

1)CTL_AとALT_Aの使い方を選択可能にしました。Setup、Rotorメニュー
2)CTL_Tの使い方を選択可能にしました。Setup、Radioメニュー
3)IOTA activity window W、C、Vを表示するようにしました。
4)CW machine $log$、$logimmediate$マクロが正しく動作するように修正
5)外部プログラムインターフェース message #18を追加
6)Telnet pingによるリトライを5回までにした。
7)SO2R マクロ動作の不具合を修正

2008/5/25
<Logger32 ver3.10.0リリース>
QSL_Rフィールドに新たに"V"(Verified)の入力が出来るようになり、DXCC、DXCC Challenge、IOTAの集計にも反映されます。
しかし現在は、"V"は何のAwardのためか区別していません。従って、例えばIOTAにクレジットされたAS-xxx/UA0、AS-yyy/UA0のQSLに"V"をつけると、IOTAの集計はただしくても、DXCC(例えばMix)の集計をするとUA0が2ツにカウントされることになります。
従って少なくともver3.10.0では1ツのAwardにしか"V"は使えません。ご注意下さい!


2008/5/21
<Logger32の次期バージョン>

<注意>
1)メニューの変更があるので今までのja.dllは使用できません。
2)ADIFのフィールド名の変更があります。バージョンアップ直後にLogbookのバックアップをとって下さい。
3)同梱される修正ADIF.txtを必ずLogger32のディレクトリにコピーしてください。

<変更箇所>
1)QRZ他のLookup windowは、Logbook entry windowのcallsignフィールドがクリアされると閉じるように修正
2)DX activity window 小文字まじりのcallsignを正しく識別するように修正
3)Software CW machine マクロで"~"を挿入すると50%スペース間隔をとるように修正
4)FT-2000 アンテナ切替制御が正しく動作するように修正
5)FT-2000 SoundCard windowの周波数表示の不具合を修正
6)BandMap window DXスポットクリックでMain、Mon切替の選択が出来るようにした。
7)Telnet 自動再接続の処理が追加された。但し、”Login at program start"をオンにした場合のみ動作
8)外部プログラムインターフェースの仕様に一部修正 省略
9)マクロ追加 $toggleradios$
10)ショートカットキー CTL_Tはradio切替、CTL_Aはショートパス、ALT_Aはロングパス
11)CSVフォーマットの日付はADIフォーマットに合せYYYYMMDDに変更
12) ADIF 2.2準拠により次のフィールド追加 EQSL_QSL_SENT、EQSL_QSL_RCVD、LOTW_QSL_SENT、LOTW_QSL_RCVD
13)ステータスバーのバンド/モード情報が正しく表示されるように修正
14)Secondary admin awardの集計処理の不具合を修正
15)Logbookを切り替えた時、Previous QSO window、worked/confirmed windowが正しく書き換えられるように修正
16)FT840サポートの不具合を修正
17)ADIF 2.2準拠により、QSL_RCVD、EQSL_QSL_RCVD、LOTW_QSL_RCVDフィールドに"V"(Verified)が入力出来るよう修正
18)SoundCard data window モード切替が行われた時、送信バッファをクリアするように修正
19)DXスポット音声アラーム callsignの一部のみの指定が可能となった。 

Ver3.10.0対応の日本語ヘルプ、ja.dllは準備が出来しだいLinksのページからダウンロード出来るようにします。



2008/4/15
<CheckCallの新バージョン>


近日中にCheckCall ver2.1をリリースします。あらためてCheckCallの機能を紹介します。

(1)Logger32 ver3.9.0と組合せてのみ動作します。
(2)Callsignと関連するデータを記述した任意のテキストファイルにあるCallsignと、Logbook entry windowのCallsign欄に入力したcallsignが一致すればテキストファイルの内容を表示します。
(3)テキストファイルにCallsignに関連するQSL_VIA、TEN_TEN、Commentデータがあればそれを選択してLogbook entry windowの各欄に転送することが出来ます。
(4)Always on top、Always visible機能があります。(Config メニューで選択)
Always on topにチェックすると、常に画面の前で表示します。
Always visibleにチェックすると、常に一定の画面サイズで表示します。チェックを外すと表示データがある場合のみ一定のサイズで表示し、それ以外は最小化されます。(狭い画面を有効に使う時に便利)
(5)Window関連の情報(サイズ、位置等)、テキストファイルのパス名等はCheckCall.iniの保存されます。

CheckCallは、LoTWの登録メンバーリスト、特定のクラブ等のメンバーリスト、QSLマネージャリスト等の内容を表示させ、場合によってはその内容をLogbook entry windowに転送するためのツールです。

JAユーザー向けにCheckCallProをリリースしてきましたが、やむを得ぬ事情により今後のサポートを終了させていただきます。



2008/2/25
<CW KeyerとRigExpert Plusの概要>



ロギングプログラムとTranceiverとのインターフェースは、その機能の違いにより様々な製品を手にすることが出来ます。どんな機能があればいいのかはユーザーによって違うので、自分にあった製品を選択する必要があります。
一方、各種ドライバ等をインストールするPCのOSによっては動作が正常でない場合もあります。代表的なインターフェースであるmicroHAMのCW KeyerとMixWのRigExpert Plusを比較することにします。

microHAM CW Keyer


<機能>
(1)各社TranceiverとのCATインターフェース内蔵
(2)K1ELのWinKeyチップ内蔵、前面パネルにスピード調整VRがある。
(3)外部DC電源が必要
(4)PCとの接続はUSBケーブル1本

<特徴>
(1)デジタルモードには対応していませんが、CAT、CW Keyerだけで良ければシンプルで使いやすくできています。
(2)microHAMでは、デジタルモードにも対応の上位機種も用意しています。
(3)各社TranceiverとのCATインターフェースはジャンパーを切替えるだけで対応します。また機種別に専用ケーブルが用意されています。
(4)ロギングプログラム側でポートの設定をした上、専用のアプリケーションでポートの設定をする必要があります。複数のTranceiverに対応した設定をプロファアイルに保存することが出来ます。
(5)私の場合の最大の問題は、Windows Vistaへの対応が完全ではなかったことです。microHAMではドライバのVista対応を済ませたとしていますが、最新バージョンでも頻繁にUSB接続が切断される問題が解決されていません。


MixWのRigExpert Plus


<機能>
(1)各社TranceiverとのCATインターフェース内蔵
(2)K1ELのWinKeyチップ内蔵、前面パネルにスピード調整VRがある。
(3)デジタルモードに対応(USB Audio Codec)し、デジタルサウンドカード内蔵。前面パネルにSound In 2チャンネル、Sound Out 1チャンネルのレベル調整VRがある。
(4)電源はUSBから供給するので専用の外部電源が不要
(5)PCとの接続はデジタルモードも含めUSBケーブル1本


<特徴>
(1)CAT、CW Keyer、デジタルモード全てに対応しています。
(2)CW Keyerを内蔵していない下位機種もあります。
(3)各社TranceiverのCATインターフェースはケース後面の25ピンコネクタにあがっていて、適当なピンから信号を取り出します。また機種別に専用ケーブルが用意されています。
(4)専用ドライバをインストールし、ロギングプログラム側でポートの設定をすればお終いです。CW Keyerよりずっと簡単に済みます。
(5)最大の関心事はドライバのWindows Vista対応ですが、K3、Logger32と組合せた2ケ月程のテストでは問題なく動作しています。



まとめ
CAT、CW keyerに特化した機能のみのCW Keyerは、Windows Vistaで問題なく動作すればお勧めの一品です。
昨年のFKでの運用では、ノートパソコン(WindowsXP)にインストールしたLogger32、CW KeyerとFT897で快適に動作しています。

http://www.microham-usa.com/index.html

RigExpert PlusはこれだけでCAT、CW Keyer、デジタルモードに対応し、USB Audio CodecによりPCとの接続はUSBケーブル1本で済みます。SoundCard in/out用のアナログケーブルが不要です。今のところWindows Vistaでも問題なく動作しておりお勧めの一品です。何箇所か窓口があるようですが私は下記に注文しました。

http://www.rigexpertcanada.com/

どちらも直接注文で入手しましたが、注文してから2週間程度で品物が到着します。基本的にはサポートもしっかりしています。




2008/2/15
<日本語ヘルプをLogger32から開く.>

Logger32の日本語ヘルプはCHMフォーマットで作ってあります。
以下のようにすれば簡単にLogger32から呼び出すことができます。
1)日本語ヘルプファイル Logger32_japanese.chmをLogger32のディレクトリにコピーします。
2)Logger32のユーティリティプログラムの設定で次のように登録します。


Utility menu item: 例えばJapaneseHelp
Utility program and parameters: c:\windows\hh.exe c:\Logger32\Logger32_japanese.chm

c:\windows\hh.exe、c:Logger32\Logger32_japanese.chmはお使いの環境で上と異なる可能性があるので事前に確認してください。

UtilitiesのメニューからJapaneseHelpをクリックすれば日本語ヘルプが表示されます。



2008/2/11
<Logger32 ver3.9.0の変更内容>

Ver3.9.0が間もなくリリースされます。その変更内容は次の通りです。
この変更内容が正式にアナウンスされてからリリースまでの期間は、今までの例では数日です。

1)Ver3.9.0の主な変更は外部プログラムとのインターフェースの変更。詳細はヘルプファイルをご覧ください。
2)モニターBandMap関係のバグ修正
3)DX Activity Windowをリサイズ可能にした。
4)DX spot windowでcallsignのみの色表示を可能にした。Setup, highlight cakksign cell only
5)DVKのポートエラーを修正
6)Elecraft K2/K3をサポート。更にLogger32.iniへの記述追加によるフィルタ切替を可能にした。下記はあくまでサンプルです。

 [Elecraft Filter n]
 USB=XXppppp;
 LSB=XXppppp;
 CW=XXppppp;

n: (radio) 1か(radio) 2、XX:コマンド、ppppp:コマンドパラメータ (ヘルプファイルをご覧ください)
 Elecraftで指定可能なモードは、LSB、USB、CW、AM、RTTY、CW-R、RTTY-R

7)Logger32.iniへの記述追加によりKenwood機(Kenwood-all選択)のフィルタ切替を可能にした。下記はあくまでサンプルです。

 [Kenwood Filter n]
 CW=XXppppp;
 USB=XXppppp;
 LSB=XXppppp;

 Kenwood-allで指定可能なモードは、CW、RTTY、FSK、FSK-R、CW-R、AM、FM、LSB、USB

8)ICOM機のフィルタ切替記述の変更
 Logger32.iniへの記述追加を次のように変更した。

 [Icom Filter n] 但しnは(radio) 1か、(radio) 2
 CW Normal=01
 CW Narrow=02



2008/1/27
<Logger32 ver3.9.0と外部プログラムとのインターフェース>

Logger32 ver3.8.0がリリースされたばかりですが、開発者が予定しているver3.9.0の大きな変更についてご紹介します。
Logger32はユーザーが作ったプログラムとインターフェースするための機能が用意されています。
Logger32は、
(1)Logbook Entry Windowの入力内容に変化がある度に外部にこのデータを出力します。
(2)DX spot Windowに新たなspotが取り込まれた時に、この内容を外部に出力します。
(3)ユーザーが作ったプログラムはこれらを読むことができます。また、逆に決められたフォーマットでLogger32にデータを渡すことができます。
(4)このインターフェースはWindowsのMessage受信、送信のAPIを利用していますが、Ver3.8.0まではWindowsのクリップボードを経由してデータのやりとりを行っていました。私が作ったCheckCall Ver1.53もこれを利用しています。
しかし、クリップボードはほかのプログラムも使うことからver3.9.0ではVisual BasicのTextBoxを使ってデータの読み書きをするように変更されます。

私もCheckCall ver1.53をベースにして、Logger32のインターフェースの変更に対応するためにCheckCall ver2.00を開発中です。まだインターフェース仕様も確定していないのですが、これならいけそうだという段階まできました。
私はVisual Basicプログラムの専門家ではなくただ見よう見まねで遊んでいますが、少し参考書などを読めばこの程度のものが作れます。興味のある方は連絡いただければ参考資料をお送りします。自分の作ったプログラムとLogger32がドッキングできればこんなに楽しいことはありません。

まだテスト中なのでデバッグ用のwindow、メッセージだらけです。これがないとテストも進みません。

CheckCallの機能を簡単にご紹介します。
(1)Logbook Entry Windowに入力されたcallと、任意のテキストファイルにあるcallを比較します。もし一致するcallがあればそのcallに付属するデータを表示します。
(2)色々なクラブ、グループのメンバーリストを用意すると面白く使えます。
(3)表示されたデータの一部を、Logbook Entry WindowのQSL_VIA、或いはTEN_TEN、或いはComment欄にコピー/ペーストすることができます。


2008/1/21
<CheckCallのリリース>

Logger32 ver3.8.0と同時にリリース予定のCheckCall ver1.52の概要です。
興味をお持ちの方はご一読の上、お試しください。

<主な機能>
(1)CheckCallはLogger32と組合せて使用することを前提にしています。スタンドアローンでは動作しません。
(2)自分が所属するクラブのメンバーリスト等とLogbook Entry Windowに入力されたcallを比較し、一致すればその内容を表示します。

次に示すようなテキストファイルがあったとして、JA1YYYと入力すると、一致するcall全ての内容を表示します。

テキストファイルの一例
JA1XXX AA club #1234
JA1YYY AA club #5678
JA1YYY ZZ club

CheckCall画面上の表示例
JA1YYY AA club #5678
JA1YYY ZZ club


(3)一致するものが無ければ、"No callsign found"と表示します。
(4)表示された内容の一部をコピーしてLogbook Entry WindowのQSL_VIA、或いはComment、或いはTEN_TEN欄にペーストできます。

(例)
JA1YYY AA club #5678の"AA club #5678"を選択し、ペースト先としてCommentを指定します。
Logbook Entry WindowのComment欄に"AA club #5678"がペーストされます。

(5)テキストファイルは決められた書式であれば何でも使うことができます。書式については<テキストファイルについて>をご覧ください。
(6)Logger32のユーティリティプログラムに登録し、Logger32の起動後に自動スタートさせることができます。
(7)終了時には、使用したテキストファイルのパス名、CheckCallの画面を常に手前に表示させるためのAlwaysOnTopの有無、CheckCall画面のサイズ、表示位置をCheckCall.iniファイルに保存します。次回の起動時にはこれが参照されます。
(8)WindowsXP、Windows Vistaでの動作確認をしてありますが、Windows98、WindowsME、Windows2000でも動作すると思います。



<インストールと操作>
(1)CheckCall.zipを解凍すると、CheckCall.exe、Sample.txt、ReadMe.txtが得られます。
(2)CheckCall.exe、Sample.txtをコピーしてLogger32のフォルダにペーストします。
(3)Logger32のUtility program登録でCheckCall.exeを登録し、Logger32の起動直後にCheckCallを自動スタートさせる場合はAutoStartにチェックします。
(4)Sample.txtの内容を一度確認します。
(5)必ずLogger32を先に起動した後、CheckCallを起動します。CheckCall画面は初期状態でWindows画面の左上に表示されます。
(6)CheckCall画面を任意の位置に移動します。また画面サイズを適当な大きさにします。
(7)CheckCall画面を常に手前に表示する場合は、Config、AlwaysOnTopをクリックします。
(8)File、Openをクリックし、参照するテキストファイルのパス名を選択します。最初はSapmle.txtを選択します。
(9)一度、CheckCallを終了させます。終了は"X"をクリックします。
(10)再度CheckCallを起動します。先ほど設定した画面位置、サイズに表示されることを確認します。また、Config、AlwaysOnTopにチェックがついていることを確認します。
(11)画面タイトルバーにSample.txtと表示されていることを確認します。

ここからはCheckCallの実際の使い方です。
(12)Logbook Entry WindowのCall欄にCallを入力します。Sample.txtに存在するcallであればその内容が、存在しなければ"No callsign found"が表示されます。
(13)表示内容の一部を選択して、Logbook Entry WindowのQSL_VIA、或いはTEN_TEN、或いはComment欄にコピー/ペーストすることが出来ます。
 @マウスで目的の文字列を選択します。
 Aマウスを右クリックします。
 B目的の項目をクリックすればペーストされます。
(14)Logbook Entry Windowの画面クリアによりCheckCall画面の表示もクリアされます。
(15)Logbook Entry Windowの入力内容に変化がおきる度にCheckCallの検索処理が走ります。場合によっては画面表示がフラッシュすることがありますが、最終的にはきちんと表示されます。(callの手動/DXスポットクリックによる入力、TABキーで入力欄が移動、他の欄への手動/Auto Lookup自動入力等)
(14)表示内容が多い場合にはスクロールバーが表示されます。スクロールバーで隠れた部分を表示させるか、画面サイズを適当に調整します。



<テキストファイルについて>
(1)CheckCallは同時には1ツのテキストファイルのみ参照することが出来ます。
(2)目的にあわせてテキストファイルを作ります。
(3)作ったテキストファイルをLogger32のフォルダにコピー/ペーストします。
(4)テキストファイルの書式は以下の通りです。原則として全て半角英文字を使用します。
 @行の先頭にcallを大文字で書く。
 Acallの後ろは、スペースを挿入して必要なデータ、或いはコンマを挿入して必要なデータ、或いは改行とします。
(5)今までのテストでの使われ方の主なものは次の通りです。
 @各種クラブのメンバーリスト
 ALoTWの登録者リスト
 BQSLマネージャーリスト
 CK3ユーザーリスト
 DLogger32ベータテスタリスト


当面はバグ対応を除き機能追加、変更は予定していません。

2008年1月
Aki、ja1nlx


2008/1/20
<Logger32 ver3.8.0のリリース>

今回の変更内容は次の通りです。


(1)Grid Squreを基にした緯度、経度計算のバグ修正
(2)DX activity windowのサイズを少し大きくした。
(3)Alpha Spidサポートの修正
(4)外部プログラムサポートにメッセージ追加 (詳細はヘルプファイル参照)
(5)Logbook Entry WindowのUser field設定の修正
(6)Upper status barの表示バグ修正
(7)CW machineのSoftware Keyer使用時、ESCキーを押した時、即送信を終了するよう修正
(8)外部インターフェースからのimport項目にFREQ_RX、TEN_TENフィールドを追加
(9)BandMapにモニター用の別windowを追加
(10)SoundCardの$bookmark$の動作不具合を修正
(11)FT2000、FT9000の内蔵DVKをサポート
(12)Utility programの自動スタートオプションを追加
(13)ツールバーのGoList Lookupボタンを汎用化した。
(14)Tranceiverの周波数が現在の周波数から±1KHz離調したところで、Logbook Entry WindowのCall欄をクリアするよう修正

尚、Logger32 ver3.8.0のリリースに併せ、JA1NLX開発のUtility Program、"CheckCall"をリリースします。
"CheckCall"の主な機能は以下の通りです。

(1)Logger32 ver3.8.0以降との組み合わせで動作します。
(2)任意に作成したCallを含むテキストファイルと、Logbook Entry Windowに入力されたcallの比較し。もし一致するものがあれば行単位で内容を表示します。無ければ"No callsign found"と表示します。
(3)表示された内容から任意のテキストを選択し、Logbook Entry WindowのTEN_TEN、Comment、QSL_VIA欄にコピー/ペ^ストすることが出来ます。
(4)"CheckCall"を常に手前に表示するためのAlwaysOnTop機能が用意されています。
(5)"CheckCall"終了時には、使用したテキストファイルのパス、AlwaysOnTopのステータス、windowの位置、サイズをCheclCall.iniに保存します。次回の起動時にはこれが参照されます。


メニューの日本語表示に必要なja.dllもver3.8.0対応版に更新する必要があります。準備が出来しだいダウンロードできるようにします。
日本語ヘルプのver3.8.0対応版は準備が出来しだいダウンロードできるようにします。






2007/12/20
<FJ/St Barthelemyの追加>

Country/Prefix databaseには、以下の手順で追加することが出来ます。


(1)メニューから、Tools、Database maintenance、Country/Prefix maintenanceをクリックし、Country database windowを開きます。
(2)PrefixのFJをクリックします。中段のAlternative prefixのプルダウンリストを開きFSを削除します。上段のPrefixをFJからFSに変更します。
(3)Country database windowを一度閉じて、再度開きます。リストからFJが無くなり、FSがSt Martinとなっていることを確認します。
(4)Country database windowをスクロールダウンして最下行の空白行をクリックします。dB Edit windowが開きます。
(5)dB Edit windowで以下のようにデータを入力します。
・Prefix FJ
・ADIF# 516
・CQ 08
・ITU 11
・Country St Barthelemy
・Lat 17.896
・Long 62.851
・Continent NA
・Unique IOTA NA-146
・Time Standard SA Western Standard Time
 最後に上段のAddボタンをクリックします。
(6)Country database windowのリストにFJがSt Barthelemyが追加されたことを確認します。
(7)Country database windowを閉じます。

最後にRecalcを実行して下さい。
今までのFS/St MartinとのQSOが正しく表示されていることを確認します。また新たなFJ/St Barthelemyが未QSOになっていることを確認します。(既にQSO済みの場合はWorked表示です!)

尚、上記手順は新たに追加されたのがFJ/St Barthelemyのみであり、FS/St Martinはそのままという前提で説明しました。今後の公式発表に注意して下さい。



2007/12/12
<Logger32 ver3.7.0>

間もなくリリースされるLogger32 ver3.7.0の変更内容は以下の通りです。


(1)バグ修正 日本語DLL使用時に"Show 0 for zro"が正しく表示されなかった。
(2)クリップボードを経由して外部プログラムとデータのやりとりを行う場合、SAT_MODE、SAT_NAME、PROP_MODEを追加。
(3)バグ修正 Sound Card Data Windowのマクロボタンのナンバーが正しく記憶されなかった。
(4)バグ修正 衛星トラックデータの更新後の予測軌道が正しく表示されなかった。
(5)DX spot windowでDX spotをクリックした際、Logbook Entry Windowにフォーカスが戻るように修正した。
(6)何らかの理由でMain windowが画面から消失した時、Logbook Entry WindowのCall欄に"FIND"と入力しEnterキーを押せば復活するように修正
(7)衛星トラック表示で距離の単位を選択できるよう修正
(8)バグ修正 Callsign+"=”のQSOがPrevious QSOs Windowで正しく表示されなかった。
(9)DVKをサポートしているmicroHAM機器に対して記録されたメッセージの選択を可能にした。
(10)DATA ON/OFFを有するICOM機種をサポート可能にした。(Radio Config Windowにオプション追加)
(11)Logger32起動時にLPTポートのストローブラインをローレベルに落とすよう修正
(12)"425DX"のDX情報が表示可能にした。(MainメニューのUtilityにメニュー追加)


ja.dllも更新されます。以前のja.dllは使用出来ません。
日本語ヘルプは今後CHMフォーマットの完全版を提供することにします。原則としてLogger32が更新される都度、日本語ヘルプも更新します。

以上は、準備が整い次第Logger32のHP、及び当HPのリンクのページからダウンロード可能です。

2007/11/2
<Logger32日本語ヘルプの補足>

Logger32の日本語ヘルプ最新版はLogger32 HPからダウンロードすることが出来ます。

Logger32の日本語ヘルプ及びLoTWの同期処理補足版についてはこちらも参考にして下さい。



2007/10/30
<Logger32 ver3.6.0>

Logger32 ver3.6.0の変更箇所は以下の通りです。


(1)Windows98SEを使用した時、SoundCard windowのモードの異常表示を修正(BPSK 31 31、BPSK 63 63等)
(2)BandMap windowの周波数スケール表示の機能強化(通常、ズーム)。Config menuから好みのスケール単位(100KHz、50KHz等)を選べる。
(3)Logbook entry windowのQTH欄の機能強化。最初の1文字を大文字にするか否かの設定が出来る。
(4)Logbook page windowのMode欄の機能追加。BandModeで設定されていないModeも入力することが出来る。
(5)QRZの自動表示。call末尾の/P、/Mを無視するように修正
(6)IOTA関連で機能追加。Logbook entry windowのIOTA欄右の?をクリック、従来のwindow下にActivityボタンを追加した。RSGB発表のIOTAペディ情報が表示される。
(7)Logbook entry windowのUSER_xフィールドにpaste機能を追加。(SoundCard windowの受信テキストをpasteすることが出来る)
(8)SoundCard windowの受信テキストの一部を「つかみとる」機能のバグ修正
(9)MMVARIを使用した時、QSX機能が正しく動作しなかった不具合を修正

残念ながら一部で発生するMMTTY起動に関する不具合の手当ては行われていませんが、IOTA関連の機能追加、BandMap表示の改善が今回の「目玉」でしょうか。
特に目新たしい変更がないから旧バージョンをそのまま使うということではなく、常に最新バージョンに更新されておくことを強くお勧めします。何か問題が発生した場合に現象の把握が困難になります。



2007/10/6
<MMTTYの動作不具合について>


MMTTYのSO2R化対応以降のバージョンでは、Logger32からMMTTYを動かそうとした時に、MMTTYが起動出来ない、起動出来てもまた起動出来なくなる、その他の動作異常等です。
これ等はOSに関係なく発生するようですが、今までベータテスタの誰一人としてこの不具合を再現できずにいます。また、何の不具合もなく使っているユーザーもいます。

ご存知のようにMMTTYはMMVARIと同じく優れたJA製のプログラムの一つであり、Logger32は当初組み込まれたPSKエンジンを削除して、この二つのエンジンだけでデジタルモードをサポートしています。
MMTTY関連の動作不具合を解決するために、Logger32の開発者は、MMTTYの開発者とコンタクトするべく努力していますが、全く連絡がとれない状況が続いています。

・こうすれば必ず不具合が発生するというものを是非見つけたいと思います。
・MMTTYの開発者にも是非状況をお話していただきたいと思いますので、ご存知の方はご協力下さい。

Logger32の開発者もアレコレやっていますが、抜本的な解決策が見出せない状況です。


2007/9/17
<microHAM USB Device Router ver5.0.0>

Windows Vista対応版がリリースされました。
早速試してみましたがやはり頻繁にPCとの通信が切断されてしまいます。
microHAMとのやりとりでver5.0.1を送ってもらいテストしてみました。
今のところ問題はないようですが、しばらくチェックが必要です。

USB Device Routerの最新版はmicroHAMのダウンロードエリアからダウンロードすることが出来ます。



2007/8/9
<Logger32 ver3.5.0>

近日中にVer3.5.0がリリースされますが、今回は主としてver3.4.0の不具合対応となっています。

@MMVARISoundcardMacros.iniの保存が出来ない不具合を修正した。(中身がないか、以前にiniファイルが存在しない場合)
AWinKeyでマクロ送出中にescキーで中断すると、次のマクロがうまく送出出来ない不具合を修正した。
BMMVARIモードとMMTTYモードを切り替えた時、RX windowをクリアするように修正した。
CMMVARIモードでのSoundCard出力レベルを大幅にあげた。(レベルの再調整が必要です)
DMMVARIモードでのspectrum/waterfallの表示感度を大幅にあげた。(MMTTYと同程度になった)
EMMTTYモードでのSO2R windowの表示フォントを正しく保存するように修正した。
FファイルのexportでLat/longを出力するように修正した。(LogPrint次期バージョンで使用する予定)
GMMTTYモードでSO2Rをクリックした時、もしMMTTY SO2Rディレクトリを設定していなければワーニングメッセージを表示するように修正した。
これを確認する場合は、先ずLogger32.iniの[RTTY]にある次の行を削除し、その後にMMTTY SO2Rをクリックする。

Path to SO2R MMTTY=xxxxxxxxxxxxxxx

HMMTTYモードでプロファイルが変更された時は、SoundCard windowに表示するよう修正した。



2007/8/5
<Logger32の次期バージョン>

サポートチームのリーダーであるG3NPAより以下のアナウンスがありました。


It is appreciated that a number of users have had or are still having
difficulties with the most recent upgrade to version 3.4.0. We are working
to try and make an early release of 3.5.0 which will be mainly a bug fix
issue with a few new things introduced. I do not know when we will be able
to actually get to the release point in the work as we have a couple of
known bugs to clear first and hopefully a help file to update. Anyhow the
team will be working as fast as possible - so please be patient

Ver3.4.0のバグ修正版としてver3.5.0を早めにリリースします。
何等かの不具合がある方、しばらくご辛抱ください。




2007/7/27
<Logger32 緊急修正版のダウンロード>

MMVARIマクロが行方不明になったり、MMTTYの動作に不具合があったことから。緊急的に修正版がリリースされました。
修正版のリリースは、通常の正式版のリリースと違い、Yahoo.com(Yahoo.co.jpに非ず)のMy GroupsにあるHamLoggerのファイルエリアにuploadされます。HamloggerはLogger32に関するメーリングリストもあります。
Hamloggerにアクセスするためには、Yahoo.comもアカウントをもらい、Hamloggerに登録します。

尚、緊急的には直接修正版をお送りすることも出来ますが、原則としてこのHamloggerのファイルエリアにアップロードされたものに限定させていただきます。
今後もLogger32を使っていただけるようならば、Hamloggerに登録されることをお勧めします。勿論無料です。



2007/7/27
<MMVARIのマクロ>

Ver3.4.0にアップデートしたら今まで使っていたMMVARIのマクロが消えてしまった、という場合は以下のようにしてください。


@Logger32のSoundCard data windowを開き、MMVARIのモードを選択するプルダウンメニューを表示します。
A自分が運用するMMVARIのモード名を確認します。(或いは従来使用していたモード名でMMVARIのモードに相当するもの)
B例えば、PSK31ならばBPSK 31です。この場合大文字、小文字の区別はありませんがBPSKと31の間に半角スペースが入ります。SoudCard data windowを終了させます。
CLogger32のディレクトリにあるMMVARISoundCardMacros.iniをメモ帳等で開きます。
D従来使用していたマクロがモード別に記述されています。各モードの先頭に、例えば[ PSK31]のように[ ]でくくられたモードを示す記述があります。
Eこのモード名を先ほど確認した相当するMMVARIのモード名に書き換えます。例えば、[ PSK31]を[MMVARI BPSK 31]とします。先頭にMMVARIを付けることと、MMVARIとBPSKの間にスペースが必要となることに注意します。
F使用する他のモードについても同様に修正します。
GMMVARISoundCardMacros.iniを上書き保存します。
HSoundCard data windowを開き、MMVARIモードを選択します。これで以前使用していたマクロが復活します。
MMVARISoundCardMacros.iniは、マクロが定義されたMMVARIの各モードのマクロが記録、保存されています。
MMTTYのマクロは、SoundCardMacros.iniに保存されます。


2007/7/25
<Frequency Managerの正式版>

正式版がver1.8.0としてリリースされました。下記からダウンロードすることができます。一度お試しください。

http://www.ccssyr.com/n2amg/files/


2007/7/24
<Logger32 ver3.4.3のリリース>


MMVARISoundCardMacros.iniの新規作成が出来ない不具合を修正した緊急修正版がリリースされました。
iniファイルが正しく読めない、保存できないという不具合が修正されています。
下記からダウンロードすることができますが、ダウンロードできない場合は連絡ください。直接お送りします。

http://groups.yahoo.com/group/hamlogger/files/



2007/7/21
<Logger32の次期バージョン ver3.4.0について>


Ver3.4.0の正式リリースに関するアナウンスはまだありませんが、近日中にリリースされるものと思います。
Ver3.4.0では従来のJA.DLLは使用できません。Ver3.4.0対応のJA.DLLを使用して下さい。Ver3.4.0
対応の日本語ヘルプは準備が出来次第Logger32のHPよりダウンロードできるようにします。Ver3.4.0の
変更箇所は以下の通りです。


(1)一つのLogに複数のOperatorが存在する場合、Stats計算が正しく行われないバグを修正
(2)Spotの背景色表示のバグ修正
(3)QSL_viaフィールドを拡張した。"Bureau"、"Direct"、"Manage Direct-(call)"、"Manager by Bureau(call)"、"QSL Service-(name)"、"Email Request"、"Auto QSL"が使用できる。
(4)CwGetとのインターフェースを追加
(5)Sound card optionからPSKエンジンが削除され、MMVARIとMMTTYにし整理された。SO2R対応がMMTTYまで拡張された。(未完)
(6)後でQSO終了時刻を記録できるようになった。Logbook page windowで右クリックすると"Set QSO end time"
(7)MMVARI soundcard選択メニューがMMVARI Settingメニューに移動
(8)DVKにDVK soundcard選択が追加
(9)BandMode設定テーブルのRadioフィールドは、RadioとRadio Annenna情報を設定できるよう修正
(10)MMVARIのBPSK125モードを追加
(11)MMVRIにTune機能追加。Receive/Transmit欄を右クリック
(12)MMVARISoundCardMacros.iniを修正

2007/7/11
<Logger32用のユーティリティアプリ---Frequency Manager>


Logger32と組み合わせて使用します。バンド毎に周波数、モードをメモリしておき、必要に応じて
そのホルダをクリックすれば、メモリされた内容に従ってTranceiverの周波数、モードが制御されます。

興味のある方はJA1NLXまでご連絡ください。



本アプリの作者はN2AMGです。バグ、ご意見は直接N2AMG宛お願いします。


2007/5/13
<Telnet address listの最新版>


130余りのアドレスをTelnetAdresses.iniにまとめたものです。必要な方は連絡をお願いします。
Logger32のディレクトリにそのまま上書きコピーします。




2007/5/14
<Primary admin database更新版とSecondary admin databaseの追加分>

データベースが提供されています。必要な場合は直接 ja1nlx まで連絡をお願いします。但し今後の更新については保証しません。

Primary Admin Database
Logger32に当初実装されたものが更新されています。

Secondary Admin Database
Logger32に当初実装されたもの以外に以下のaward用データベースが提供されています。

Estonia Municipalities CSV for Estonia award
Lithuania Municipalities CSV for Lithuania award
Holyland CSV for Holyland award
Swedish Commune CSV for SCA award


新たにデータベースを追加する場合、maintenance画面のaward欄はプルダウンメニューの最下行のブランクをクリックしてから入力します。
このaward名はCSVファイルに書かれているaward名と同じにしないといけません。



新たにHolylandとSCAを追加してみました。




2007/4/26
<JCC/JCGリストのインストール>

CSV形式の更新ファイルは以下のURLからもダウンロードすることが出来ます。

http://groups.yahoo.com/group/hamlogger/files/Secondary%20Admin%20data%20files/

直接連絡いただければお送りすることも出来ます。今後随時更新する予定です。
更新ファイルをLogger32にインストールする手順は以下の通りです。

必要なファイルは、jcc 2007_4_1.csvと、jcg 2007_4_1.csvです。今後随時更新する予定ですが、原則としてファイル名は
日付を変えて、このルールでつける予定です。

以下JCCリストの例で手順を説明します。JCGリストの場合も全く同様です。

(1)Logger32のMainメニューからToolsをクリック、更にDatabase maintenance、Secondary administration maintenanceを
 クリックします。
(2)Maintenance画面が開きます。AwardとしてJCCを選択します。現在のJCCリストが表示されます。
(3)Maintenance画面のImport/Export .CSV filesをクリックします。
(4)Award欄にJCCと表示されていることを確認し、Export to .CSV file for this awardをクリックします。
 これは、import時のトラブル対応のための万一のバックアップです。必ずこの手順を踏んで下さい。
(5)Exportが終了するとDoneと表示されます。
(6)Import from .CSV file for this awardをクリックします。
(7)目的のCSVファイル(今回は、jcc 2007_4_1.csv)を選択します。importが始まりますが、最初に既存のJCCリストが削除され、
 続いて目的のCSVファイルがimportされます。
(8)Importが終了するとDoneと表示されます。




2007/4/16
<Logger32 ver3.3.0とWindows Vista>

Logger32 ver3.3.0の変更内容

(1)Rotorサポートを追加。GS-232をGS-232AとGS-232Bとした。
(2)Logbook entry winowのALT_W機能を改善
(3)AFSKモードにDIGを追加。FT-100使用時に正しく送信周波数をとりこめるようにした。
(4)AGPweのAnnounce対応を追加
(5)"Mode from Radio"、"Mode from sound card/CW Machine"両方にチェックした場合のバグ修正
(6)QSO削除時のIOTA参照のバグ修正
(7)FT-2000制御のバグ修正
(8)日本語メニュー使用時のバグ修正
(9)ESC-key操作時のバグ修正(CW Machineでパラレルポート使用時)
(10)US countyで"St."で始まるcountyが入力出来ないバグ修正(Add QSO Manually)
(11)IC-735使用時にフィルタ制御の有無を制御可能にした。(radio setup window)
(12)DVKがデジタルモードで選択したsound cardを使えるようにした。(従来はWindowsのdefault sound card)
(13)Sound card説明を正しく日本語表示できるようにした。(Selecting/setting up Sound card)
(14)"Find lost window"オプションにQuick QSL windowを追加
(15)送出対象のSound fileが無い場合にPTTが動作しないようにした。(DVK)
(16)Rotorサポートを追加 Alpha Spid
(17)Radio サポート追加 Tentec OmniZ
(18)Satellite tracking displayが正しく表示されるよう修正 (Windows Vista対応)
(19)省略
(20)相手のLocal timeが正しく表示されるよう修正 (Windows Vista対応)
(21)"Slow typing"にチェックを入れない場合、ESC-keyが正しく動作するよう修正 (CW Machine)


Windows VistaでLogger32を動かすためのヒント

●Logger32 ver3.3.0以降を使って下さい。

●UACに関する諸々を整理してみました。

・UACはPCを外敵から守るためのツールです。操作性との兼ね合いからUAC OFFを選択する場合もあるかも知れませんが、UAC ONで使われることを推奨します。(自己責任ですが、、、)

・UAC OFFの場合、アプリケーション動作上の問題は特にないと思います。
・UAC ONの場合、
 (1)アプリケーションを、例えばc:\ProgramFiles\Logger32ではなく、c:\Logger32フォルダにインストールすればVirtualStoreの煩わしを回避出来ます。
 (2)アプリケーションを、c:\ProgramFiles\Logger32にフォルダにインストールする場合、Logger32を”Run this program as an administrator”で起動するようにすればVirtualStoteの煩わしさを回避できます。
但し、c:\ProgramFiles\Logger32フォルダにあるLogger32.ini等のファイルを編集する場合、例えばWindowsメモ帳を”管理者として実行する”オプションを選択して起動しないと、ファイルの書き込みが出来ません。
 (3)コンテスト用ロギングソフトWriteLogは、本体はデフォルトでc:\ProgramFiles\WriteLogフォルダにインストールされますが、WriteLog.iniはc:\Windowsフォルダに作成されます。この場合も(2)と同様です。(1)のようにインストールしてもWiteLog.iniはc:\Windowsフォルダに作成されるので、WriteLog.iniを編集する場合には(2)と同様にします。


●Logger32に関連すること

(1)CW Machine
 Software Keyer選択時、SideTone有りにチェックするとPCがフリーズする。(Ver3.3.0未対応)

(2)原子時計との同期
 UAC OFFの場合は問題ありませんが、UAC ONの場合はLogger32を管理者権限で起動しないと機能しません。




2007/1/27
<Logger32 ver3.2.0>


Logger32 ver3.2.0が間もなくリリースされますが、その変更点は以下の通りです。


(1)CW Machine "Slow typing"オプションの機能変更(Software version)
 送信バッファが空になっても送信から受信への切替はやらず、Abortボタンのクリック、Keyタイピング、$receive$マクロの実行の何れかで切り替える。
(2)CW Machine 2ツのマクロを追加 $receive$、$transmit$
(3)VW Machine Winkey ver2(USB)を追加
(4)$receivedgrid$マクロのバグ修正
(5)CW Machine $loop$マクロがsoftware、winkeyバージョンで動作するよう修正
(6)WPX prefixの判別修正 (C91xx/ナンバ等)
(7)IC7800サポート修正 (PSK、PSK-R(Radio))
(8)FT2000サポート修正 (CW wide/narrow追加)
(9)SO2Rサポート強化、修正
 a)新たな$command、$hexcommandの追加
 b)ステレオL、Rチャンネルに対応した独立のDisplayを追加 (MMVARIモード)
 c)Radio-2に対応したPTT制御を追加
 d)Band/Modeテーブルがmode切替に対応
(10)CW Machine Winkey2に対応して$msg1$〜$msg6$マクロを追加
(11)CNTY QSO Maskの不具合を修正
(12)TS950S、SDサポート修正
(13)SoundCard window SoundCardのDevice名、Deviceナンバをリスト上に表示
(14)LoTW同期処理のマイナーチェンジ
(15)消えた子windowの復活オプション追加 (Mainメニュー、View、Find Lost windows)


2007/1/21
<Logger32の次期バージョンは?>

Bobが開発中の新機能の一つにMMVARIモード使用時のSO2R対応があります。
私自身はそういう使い方に疎いのですが、待ち望んでいたファンも多いことと思います。

Sound Card Data Windowを開くとMainメニューに"SO2R"が追加されています。


更にSO2RをクリックするとRadio-2用のwindowが開きます。(MMVARI(Radio 2))

YaesuのTranceiverは、原則として機種別にCATプロトコルを用意する必要があります。現時点でLogger32がサポートしている機種は以下の通りです。
100、1000D、1000MP、2000、747、757、767,、817、840、847、857、890、897、900、9000、920
980、990
2000以降は皆同じプロトコルにすると言っていましたが、、、(Yaesu)




2006/11/30
<Logger32 ver3.1.0>

間もなくver3.1.0がリリースされる予定です。
主な追加、修正点は以下の通りです。

Ver3.0.0以降の変更
(1)Distance欄の編集のバグ修正
(2)DXCCに無効なQSOのState、CNTY欄をAward管理にに反映するよう修正

Ver3.0.4以降の変更
(1)Ver3.0.0 (2)の修正バグを修正
(2)Ver3.0.0 (1)の修正バグを修正
(3)Simple awardの集計バグを修正

Ver3.0.8以降の変更
(1)省略
(2)消滅CountryのPrimary/Secondaryデータベースにアクセス出来るよう修正
(3)RDA awardのサポート修正
(4)CNTY欄のexport/import
(5)State欄のexport/import
  ADIFで定義されていない第1行政区分については、App_Logger32_Stateとして扱う
(6)CNTY欄のexport/import
  ADIFで定義されていない第1行政区分については、App_Logger32_Stateとして扱う
(7)Add QSO Manually
  Distance欄がブランクの場合の不具合修正
(8)Dateチェックの不具合修正
(9)省略
(10)WAC awardの"C"の色指定を可能にした
(11)ADIF importの修正
 a)CNTY欄のimportエラーがBAD.adiに書かれるよう修正
 b)QSO_Date欄のimportエラーが1回だけBAD.adiに書かれるよう修正
 c)TIME_ON欄のimportエラーが1回だけBAD.adiに書かれるよう修正
d)BAD.adiの書式を修正
(12)Logbook entry window
  Callの後に"="を加えた時、入力済の欄をクリアしないよう修正
(13)AwardのsetupメニューをAwardsメニューからToolsメニューに移動
(14)Simple awardに"10-10"を追加
(15)CW machine
  Software keyerのmax speedを99wpmに変更




2006/10/20
<Logger32 ver3.0のAward管理>

State(Primary)、CNTY(Secondary)フィールドの設定と操作

これ等のフィールドを使って行政区分Awardを管理する場合にはLogbook entry windowとLogbook page windowを上手く設定する必要があります。

Logbook entry windowはUserフィールドを設定します。
Userフィールド-6をPrimary、Userフィールド-7をSecondaryに設定した例です。



オンライン入力の場合、ここでPri、或いはSecフィールドの右にある”?”をクリックすると、

Callフィールドに入力したCallでCountryを自動判別してそのCountryの行政区分を表示します。
該当の行政区分を選択した後、右クリックでLogbook entry windowのPri、Secフィールドにデータが
コピーされます。



Logbook page windowのフィールド表示を設定します。


ADIF名のSTATEをPrimary、CNTYをSecondaryと名前を変えて表示させる設定です。
最下段のwindowでこれ等のフィールドをcodeで表示するか、nameで表示するかの選択ができます。
この結果、Logbook page windowは次のように表示されます。


保存されたQSOの行政区分の修正をする場合は、該当のQSOを右クリックします。
Edit admin subdivision infoをクリックします。

Award、該当の行政区分を選択してapplyをクリックすることでデータが修正されます。




2006/10/19
<Logger32 ver3.0のAward管理>

行政区分(Primary) Awardの例

各Country別に行政区分(Primary)のデータベースが用意されています。最初から設定されているのはWASだけですが、各Countryの行政区分(Primary)をベースにしたAwardを任意に追加することができます。

MainメニューからAwards、Setup primary administration awardをクリックします。


Award numberを選択してAward nameを入力し、Countryを選択します。

MainメニューからAwards、Primary administration awardをクリックすると設定した行政区分(Primary)のAward一覧が表示されます。


SPの行政区分(Primary)であるRegionをベースにしたPolska award(上図ではSP-primary)の実績を表示させた例です。



行政区分(Secondary)の例

MainメニューからSetup secondary administration awardをクリックします。

Award numberを選択し、Award nameはデータベースとして用意されているAward名を入力します。Menu captionはメニューに表示させたいように入力します。

SPPAはSPの行政区分(Secondary)であるDistrictを対象としたAwardです。同様に実績を表示させた例です。





2006/10/3
<Logger32の次期バージョン (5)>

Ver2.9.0へのアップデート手順 (重要)

update.pdf へのリンク


2006/10/1
<Logger32の次期バージョン (4)>

行政区分Awardに対応するための新しいデータベース


Database maintenanceメニューにPrimary administration maintenanceとSecondary administration maintenanceが追加されました。
行政区分のPrimaryというのは各国に一番大きな行政区分で、アメリカなら州(State)、日本なら県(Prefecture)です。
行政区分のSecondaryというのは、アメリカなら郡(County)、日本ばら市(City)或いは郡(Gun)です。

Primaryは各国別に一番大きな行政区分のデータベースです。日本の例は以下の通りです。



Secondaryは、行政区分(Secondary)をベースにしたAwardのデータベースです。組み込み済のAwardはUS-CA、DOK、JCC、JCG、RDA等です。JCCの例は以下の通りです。



これ等はDXCC等のデータベースと同様に編集することも可能です。また、所定のフォーマットで外部からimportすることも可能です。

2006/9/30
<Logger32の次期バージョン (3)>

次期バージョンへアップデートする時の注意です。必ずお読み下さい。

(1)現在のバージョンでLogbookをADIF形式でexportする。このファイルは安全な場所に保存して下さい。
(2)Logger32をアップデートする。Upgrade版にある全てのファイルを現在のLogger32のディレクトリにコピーする。(上書き)
(3)Logbookのファイルを削除するかファイル名を変更する。通常は次の4ツのファイルです。
Logbook32.isd
Logbook32.isf
Logbook32.isl
Logbook32.ism
(4)Logger32を起動する。
(5)Logbook page windowで変更になったフィールド名を確認する。以下が変更、追加になった項目です。最初はこれらのフィールドが全て表示されるようにGrid layoutで該当のフィールドにチェックを入れてください。
State(行政区分コード:Primary)
CNTY(行政区分コード:Secondary)
USER_1(ユーザー定義のcustom awardのトラック用コード)
USER_2(同上)
USER_3(同上)
SFI
A_index
K_index
Distance(相手局との距離)

従来あったJCC、JCG、DOK、VE_provinceフィールドはありません。
(6)最初にexportしたLogbookをimportする。この際に以前のJCC、JCG、DOK、VE_provinceフィr-ルドのデータは、新たなState、CNTYフィールドに書かれます。



2006/9/25
<Logger32 次期バージョン (2)>

次期バージョンではLogbookのデータ構成が少し変わります。
下の図は次期バージョンのLogbook page windowの一部です。



Primary、Secondaryは、行政区分です。CountyとかJCCとか行政区分をベースにした
Awardのトラッキングに使います。上段はState=GA、County=Appling、下段は、
JCC=0101を示します。WAJAはPrimary=01を示します。

User-1、User-2、User-3はSimple awardのトラッキングに使います。

SFIはQSOを保存した時点のSFI
Kは同様にK-index
Aは同様にA-index

Distanceは自局、相手局間の距離(ショートパス)

2006/9/17
<Logger32 次期バージョン>

次期バージョンではAward Trackingの機能が大幅に強化されます。

Logger32でTrackingするAwardは次の3ツのグループに分けられます。

(1)IOTA、DXCC、CQ Zones、Continents、DXCC Challenge
  これ等は従来と変わりません。
(2)Simple awards
  自分でawardを設定します。Logbookに3ツのフィールド(User-1、2、3)があり、このaward用の
  データを保存することが出来ます。
(3)Primary administration awards、Secondary administration awards
  各国には国で決められた行政区分がありますが、これをデータベース化して行政区分に対応した
  awardに対応するようにしました。例えばK/WではPrimary行政区分はState、Secondary行政
  区分はCountyです。JAではPrimaryがPrefecture(県)、SecondaryはCity(市)、もしくはGun
  (郡)です。これ等に対応するawardは、WAS、US-CA、WAJA、JCC、JCGとなります。

  データベースが用意出来れば各国のawardに簡単に対応することが出来ます。また一定の書式の
  CSVファイルで」あればimportすることも出来ます。変更があれば編集することも出来ます。

  Ver2.9.0がリリースされる時には、K/W(WAS、US-CA)、JA(WAJA、JCC、JCG)、DL(DOK)等の
  データベースはインストールファイルに含まれることになると思います。

Primary administration awardメニューとWAJAの表示例です。





Secondary administration awardメニューとJCCの表示例です。




Logbookのフィールド名はState(下の例では1st)、County(2nd)を共用します。
K/Wではstate、countyを、JAではJCCナンバ(2ケタ+2ケタ)を表示しています。







2006/9/2
<Ver2.8.0のLoTW同期>


Ver2.8.0の同期処理には新しくオプションが追加されています。必ずヘルプファイルを読んでください。



従来と同様にLogbookの更新が出来なかったQSOデータはBAD.ADIとしてLogger32のディレクトリに書かれます。
更に、LoTW reportとLogbookでの内容不一致のQSOデータがLoTWmismatch.ADIとしてLogger32のディレクトリに書かれます。




2006/8/16
<Logger32 ver2.8.0の新機能>

新機能、バグ修正内容のアナウンスがありました。早ければ今月中にリリースされます。

(1)COMポートの指定をCOM16まで可能とした。
(2)実際には送出されない仮のSpotを表示することが出来ます。(Callの前に"!"を付加)
(3)仮のSpotの色表示が可能
(4)Spot表示期間に60分を追加
(5)"Log Talk Files" バグ修正
(6)バグ修正(省略)
(7)"talk"、"announce.txt" バグ修正
(8)Previous QSO window、あるQSOをクリックした時の表示バグ修正
(9)マクロ使用時にPTT制御が不具合となるバグ修正
(10)IOTAデータベース更新
(11)IOTA query window、IOTAカウントと表示方法を変更
(12)MMVARI使用時、"display audio"オプション選択した時の表示バグ修正
(13)MMVARI使用時、特定のマクロででのPTT制御不具合を修正
(14)LoTW sync windowに新たなオプション追加(DXCCフィールドの修正)
(15)MMTTY使用時、バックスペース動作のバグ修正
(16)Previous QSO windowの表示バグ修正
(17)ADIF export、FREQは地域設定に係らずピリオドとした。
(18)CSV export、QSO NUMの不具合修正
(19)ADIファイルのRead方法を修正(CR、LF)
(20)"adjust DX spot for audio frequency"オプション選択時の動作不具合修正。SH/DX/xx実行時の周波数表示バグ修正
(21)CW machine window、
(22)(重要)LoTWシンクロ処理の変更 (ヘルプファイルを参照して下さい)
(23)DX spot上にマウスを置いた時の実行時エラー6のバグ修正
(24)Log import、state欄のVE_provinceを取り込むよう修正
(25)(重要)Sound card data windowの表示修正(従来あった異常終了が解決、但し日本語表示は不可能)
   PCが日本語Windowsで動いている時mは2バイト文字の表示はしない。更にスラッシュゼロのオプションは選択不可とした。

(26)IOTA spotに対しAudioアラーム、色表示指定を可能とした。
(27)IOTAのconfirmed/worked情報の表示を可能とした。(DX spot window、Band map windowのTips表示)



2006/7/30
Sound card data windowの不具合対策(続き)

BobはRX windowに2バイト文字を表示しないようにし、Call等のキャプチャは従来のやり方に戻しました。
色々とテストを繰り返していますが、今のところLogger32の強制終了、マウスオーバーハイライトの表示ズレ等の問題はおきないようです。
TX windowには日本語、ロシア語の2バイト文字が混じっていますが、RX windowには英数文字のみが表示されています。実際の
受信でも変な化け文字が減って見やすくなります。勿論このままでは日本語は表示されません。Bobが最終的にどうするかは
まだ未定です。





2006/7/3
Sound card data windowの不具合対策

一連の不具合は、日本語OS環境下で1バイト文字、2バイト文字が混在すると発生することがほぼ分かりました。
このため、Bobは日本語OS(朝鮮語、中国語も同様)環境下で使用する場合には、RX windowの処理を変えることにしたようです。
これによると、Call等のキャプチャは目的の単語をクリックし、更にポップアップメニューから挿入先を選択することになります。
現在テスト中で、まだ若干不具合がありますが、従来の不安定さはこれで無くなるのではと思います。

今まであまりにの不安定(異常終了等)さで呆れていたかも知れませんが、次期リリースにご期待下さい。尚、ベータ版でのテストを希望
される方はこちらまでご連絡下さい。




2006/5/1
Sound Card Data Window使用時の不具合

現在次の不具合があります。
@Logger32が異常終了することがある。
ARX windowのCall、name等、単語のキャプチャポイントが次第にずれてゆく。RX windowをクリアすると正常になるが、また繰り返す。
BRX windowのカーソル右に不要な文字が表示される。
以上は、モードに関係なくおこります。

これらの不具合は、英語版Windowsの環境では発生しません。日本語Windows環境下でのみ発生しますが、とりあえずは以下の方法で逃げることが出来ます。お試し下さい。

@Windowsコントロールパネルを開き、地域と言語のオプションをクリック
A詳細設定タブをクリック
BUnicode対応でないプログラム言語を日本語から英語(米国)に変更

他のアプリケーションでは文字化けするものがありますが、上記の不具合は解消されるはずです。
但しLogger32のja.dllは文字化けで使えません。ファイル名を変更するか削除して下さい。

また、Sound card data windowのsettingメニューにある"Use φ for zero"にチェックがついている場合は、これを外してください。(2006/5/20)

日本語Windows環境下での不具合はこれまでにもいくつかありました。Radio制御(ICOM、Yaesu)もそうでした。
今回も開発者にはコーディングの見直しをお願いしてありますが、解決にはしばらく時間がかかります。Visual Basicに詳しい方の助けをいただければ解決が早くなると思います。

特に異常終了でお困りの方は一度お試し下さい。結果をお知らせいただければ助かります。



2006/4/15
Logger32 ver2.7.0の変更内容


今回はバグ修正が目立ちますが、主な内容は以下の通りです。
個人的には、WinKey使用時のバグ対応で大変使いやすくなったと思います。但し、microHAMのcw keyer使用時にまだ不具合があります。
また、BandMode選択に"Mode from Sound card"オプションが追加になりましたが、個人的にはあまり使用しない機能なのでよく分かりません。どうでしょうか?

Ver 2.6.0以降の変更

1)特定の条件でスラッシュゼロが送信出来ないバグを修正



Ver 2.6.2以降の変更



1)Bandデータ、Freqデータの無いADIFファイルをimportした時、これ等のQSOデータがBAD.ADIファイルに書かれるよう修正
2)CTRL+DによるDXスポット送出後、フォーカスがLogbook entry windowに戻らない不具合を修正
3)RotorサポートにGreen Heron Eng.RT-20を追加
4)WinKey使用時の固定スピードオプションの不具合修正(注:WinKeyが制御不能になることがあった)
5)BandModeの選択に"Mode from Sound Card"オプションを追加(注:"Mode from Radio"、或いは"Mode from BandPlan"と併用することが出来る。Sound card data windowが開いている場合は、このモードが優先する)
6)Logbookのcomments欄に、WWV/WCYデータを自動的に取り込むことが出来る。
(Logbook entry window上で右クリック、Setup|Setup User Fields|Setup Comments)
7)Rotor debug windowを追加
8)昔からあったRecalcのバグを修正。Sound card data window、或いはData terminal windowが開いている時にRecalc操作が行えないようにした。
9)既存のLogbookファイルに対し新たなファイルのimportを指示した時、既存のLogbookファイルのバックアップを促すワーニングメッセージを追加した。
10)Add QSO manually windowで"LoTW Rcvd"オプションが処理されないバグを修正
11)Importの"Add IOTA numbers to QSOs"オプションが処理されないバグを修正
12)Logbook entry windowのユーザーフィールドにSTXを割当てた時の不具合を修正
13)BandMode Slection window、Add QSOs manually windowの周波数を、デフォルトの周波数フォーマットで表示するよう修正
14)WinKey使用時、外部スピードVRの読み取り不具合を修正(注:日本語Windows環境下でのみ発生)
15)Kepsデータ保存時のエラー処理不具合を修正
16)DX spot テーブルに若干の変更
17)WinKey使用時に"Host close command"を追加
  @WinKey使用時にCW machine windowを閉じた時
  AWinKey使用からSoftware Keyer使用に切り替えた時
18)Callに"/MM"がある時のIOTA判別不具合を修正
19)Alpha 87aのcomm設定に"RTS/DTR enabled"を追加
20)Gridsquareの計算不具合を修正
21)Main windowのLowerステータスバーのTelnetを右クリックした時、デフォルトの接続先を正しく表示するよう修正
22)DX cluster windowの処理に若干の変更
  @Logger32を閉じる前にDX cluster windowを閉じた場合、次にLogger32を開いてもDX custer windowを開かない。
  ATelnetへの自動接続オプションを選択していた場合、@と同様に次にLogger32を開いてもDX cluster windowを開かない。但し自動接続は実行される。
23)DX spot windowの表示オプションに"Show only highlighted DX spots"を追加
24)Logbook page windowであるフィールドで並び替えを指定した時、該当データが無い場合はその旨のメッセージを表示するよう修正
25)RotorサポートにYaesu GS232Aを追加
26)Sound card data windowで、受信テキストを右クリックした時のIOTAデータ処理不具合を修正





2006/2/26
microHAM CW Keyerについて



CW Keyerの特徴的な機能を紹介します。

CW KeyerはK1ELのWinKeyチップを内蔵しています。ですからロギングプログラムはCW符号に応じたASCIIコードをCW Keyerに渡し、CW KeyerがCWキーイング信号に変換してTranceiverをキーイングします。従ってPCの忙しさ程度に無関係に正確なキーイング信号が得られます。
Logger32のCW machineは内蔵のkeyerとwinkeyを切替えて使うことが出来ます。内蔵keyerはPCの動作状況により符号が乱れることがありますが、winkeyモードを使用すれば常時正確で、乱れの無いCWを送信することが出来ます。


・ PCにはCOM、LPTポートが不要でUSBポートがあればよい。
・ Windows ロギングプログラム、コントロールプログラムに対応
 - USB Device Routerによる仮想comポートに対応
 - プリセット機能で各種プログラムに瞬時に対応
・ CI-V、FIF-232、IF-232、RS-232経由のTranceiver制御が可能
 - そのままでIcom、Kenwood、Ten-Tec、Yaesu等のTranceiverに対応しているのでレベルコンバータ不要です。
・ K1ELのWinKeyチップを内臓
 - 前面ノブによるスピード調整
 - ユーザーメモリ(最大9)
 - PS/2キーボードによるCW送出
 - PS/2キーボード/キーパッドによるメッセージ再生、機能設定
 - PS/2キーボード又はキーパッドによるCW送出はPC接続なしでも可能
 - PTT出力
 - サイドトーン内臓(ON/OFF可能)
 - 電源ON時には不揮発メモリに保存されている設定を読み込むことが出来る
・ 強力なRFI対策
 - チョーク、フィルタ採用
 - 適切な回路設計とシールド
・ コネクタ
 - USB、Radio 1/8”
 - パドル 1/4”、PS/2 MiniDIN6、CW RCA、PTT RCA
・ 前面パネルLEDによるCW、PTT動作状態の確認
・ メタル/アルミケース
・ インターネット経由でファームウェア/ソフトウェアのアップグレード


CW Keyerの導入手順書(日本語)が必要な方はこちらまで


2006/1/25
WinKeyerについて

WinKeyerはK1EL製のCW keyerです。
このKeyerは普通のKeyerと絶対的に違う特徴があります。一言で言えばスタンドアローンで使うのではなく、ロギングプログラムと連携して使うことを前提に作られているのです。というよりスタンドアローンで使うには若干不便です。

多くのロギングプログラムは内蔵のソフトウェアによるKeyerを備えていることはご存知の通りです。それはLogger32、CT、N1MM等々、これが無いと一人前とは言えない位の必要機能です。ただ、常に、どんな条件でも正確なCW信号を発生するのは難しいのです。今のLogger32は初期の頃に比べると随分良くなっていますが、それでも時にはPCが忙しい場合には信号が乱れたりするのです。

WinKeyerのコンセプトは簡単に言えば次の通りです。
@PCとシリアル接続し、ロギングプログラムからCW符号をアスキーコードでもらい、WinKeyerが実際のCW信号に変換します。
AWinKeyer自体にパドル入力があり、いつでもパドルによるCWも送出することが出来ます。
BWinKeyerはロギングプログラムから色々な設定(所謂ウェイト調整、スピード設定、2台目のRadio用のKeying出力等々)が出来ます。

特に@が単なるスタンドアローンのCW keyerと違うところで、これにより「絶対に」乱されることの無い、正確なCW信号が送出できるのです。

WinKeyerの心臓部は8ピンのICで、これを使った他の製品の一つにmicroHAMのCW Keyerがあります。
これはWinKeyerの機能は勿論ですが、PCとの接続はUSBインターフェースであり、更にRadio制御のインターフェースまで備えています。

K1ELはWinKeyerのキットを発売しています。上の写真は専用ケースに組み込んだWinKeyerと、PCとの接続にUSB/シリアル変換器を使用した時の接続例です。

最後にLogger32側の対応です。
Logger32のCW machine windowの設定メニューではLogger32内臓Keyerか、WinKeyerかを選択することが出来ます。
更にWinKeyerを選択した場合の設定メニューではWinKeyerが備える、殆ど全ての機能を設定することが出来ます。

WinKeyerの詳細については、こちらをご覧下さい。



2005/12/9
Logger32 ver2.6.0の主な変更点

1)Window下部のステータスバー上段のSunrise/Sunsetセル上でのマウス右クリックを無効にした。
2)NOAAのURLを修正 http://www.sel.noaa.gov/ftpdir/latest/wwv.txt
3)Map上の不要なアンテナ方位表示をしないように修正
4)DXCC Challenge Awardをサポート
5)Map上の方位角表示バグを修正。また5度単位の表示を可能とした。
6)MMVARIエンジンの組み込み
 a)ノッチはメニュー項目のクリックでon/off可能
 b)Waterfall/Spectramのマウス右クリックの動作は次の通りです。
  イ Net on の場合は、$align$マクロと同じです。
  ロ Net offの場合は、TX offset 値がその周波数に挿入されます。
  ハ TX offset 値が表示されたいる場合は、Netをクリックしてonにすればトランシーブ状態になります。
 c)$Align$マクロはNetがonの時にのみ有効です。
7)Telnet/Cluster のTalk/Announceメッセージをファイルに保存することが出来ます。このファイルはLogger32のディレクトリにTalkMessage.txt、及びAnnounceMessage.txtとして保存されます。
8)Logbook entry windowのcall欄にja1nlx=と入力した時、Previous QSO windowに該当のQSOを表示しないバグを修正
9)SH/DX/xx xxxコマンドで表示されるDX スポットを時間順に並び替えることが出来ます。
10)SH/DX/xxコマンドで表示されるDXスポットは重複スポットを表示しないようにすることが出来ます。
11)DX spot windowにSH/DX/xxコマンドでのDXスポットを表示しないようにすることが出来ます。
12)Window下部ステタスバー上段のQSO詳細表示のバグを修正
13)自分のQTHに緯度/経度ではなく6ケタのGridで入力することが出来ます。
14)Add QSO windowを使うときにPrevious QSO windowも動作するようになりました。
15)MMVARIモード時のSound cardサンプル周波数を任意に設定することが出来ます。(デフォルトでは11025Hz)
  48000Hzに設定する場合はLogger32.iniファイルの{MMVARI}セクションに以下の行を書きます。

  MMVARI Sample Frequency=48000


2005/11/3
Logger32 メニュー等の日本語表示

Logger32はメニュー、エラー/ワーニングメッセージを日本語で表示することが出来ます。勿論日本語だけでなくその他の言語でも
表示可能です。あらためてその仕組みと使い方について説明します。

●Logger32はPCの言語設定を読んで(例えば日本語)、その言語に対応したLanguage DLLがあればそのDLLに書かれ ている内容で(つまり日本語で)メニュー、エラー/ワーニングメッセージを表示することが出来ます。

●メニューの日本語表示





●エラー/ワーニングメッセージの日本語表示




●日本語表示のさせ方
 (1)日本語表示のためのDLL、ja.dllを手に入れる。
 (2)ja.dllは、LoggerのHPからダウンロードするか、こちらへ連絡して下さい。
 (3)手に入れたja.dllを1041.dllとリネームする。
 (4)1041.dllをLogger32のディレクトリにコピーする。

●表示をオリジナルの英語に戻すには
 Logger32のディレクトリにある1041.dllを1041.dlとリネームする。


2005/10/19
Logger32 ver2.5.0


公表されたVer2.4.0以降の変更箇所は以下の通りです。但しバグ修正に関する項目は省略します。



(1)ALT+W、ALT+A操作による動作変更
  ALT+W Logbook entry windowの入力データをクリア、カーソルをcall欄に移す。
  ALT+A Rotorの制御で、Long Path方向に回転。因みにCTRL+AはShort Path方向に回転
(2)QSL受の処理に新しいツール
  一度に多くのQSL受のフラグ付けをする時、或いは1枚のカードに複数QSOデータのあるQSL受フラグを操作する場合に有効なツールです。
  @Logbook entry windowのcall欄に目的のcallを入力
  APrevious QSO window上で目的のQSOを右クリック
  B別window上でQSLフラグ操作
  C A、Bを繰り返す。
(3)ADIファイルのインポート時にグリッドデータをチェック
(4)グリッドデータの入力
(5)FSKモードでのUSB/シリアル変換アダプタをサポート
(6)TenTecのOrionでSSBフィルタの切替をサポート
(7)Logbook entry window call末尾に"="を入力した時に入力データをクリアしないように修正
(8)Yaesu FT-757をサポート
(9)Tracking windowのMap上からのRotor制御をサポート。目標地でマウスクリックするとその方向をプリセット、同時にRotor回転、指針を表示。  (右クリックではLong Path、左クリックではShort Path方向に回転)   
  この機能が使えるRotorは次の通りです。
  Yaesu GS-23 (GS-232)、RC28000 (M2 Rotor)、Zelpro SAK-232、ProSis Tel C and Tel D
  Hygain DCU-1、EA4TX  ARSWIN systems
  尚、ARSWINをDEMOモードで使用するとこの機能をシミュレートすることが出来ます。
(10)DVK動作中のDXスポットのサウンドアラームを無効にした。



2005/10/10
気になる機能について

Logger32の次のリリースについてはまだ何の情報もないのですが、気になる新機能をご紹介します。

@USB/シリアルコンバータでFSKが使えるようになります。
 MMTTYをスタンドアローンで使う場合と同じようにUSB/シリアルコンバータが使えるようになります。


 


AMap上に目的方向を赤線で示すとともに、マウスクリックでアンテナローテータを回す。


その他バグ修正も含め詳細が分かり次第ご紹介します。



2005/9/15
CSVからADIへの変換

元ネタがCSVファイルの場合、Logger32がImport可能なADIファイルに変換する必要があります、
必ずしも万能ではありませんが次のようなツールがあります。不明な点はこちらまでお問合せ下さい。



@Excelを使う
 元ネタをExcelで読み、CSVの各フィールドについてADI形式に変換するための定義付けをします。 変換が正しいことを確認した後、その定義をそのフィールド列にコピーします。
 他のフィールドで同様な定義、確認、コピーをします。各レコードの最後に<eor>を書きます。 変換後のセル全体をコピーしテキストエディタに貼り付ければADIファイルの出来上がりです。

AProadikonを使う
 このツールは、DL9HOが作ったフリーウェアです。詳細は以下のURLを参照して下さい。

http://www.dl9ho.de/index.html

 いくつか気づいた点を紹介します。

 (1)フリーウェアですが、変換レコード数が10とかいくつか制約があります。$8.00で登録すれば制約なしです。
 (2)ドイツ語、英語表示を切り替えることが出来ます。
 (3)読み込んだCSVファイルのヘッダーとADIファイルのタグの関連付けをして変換します。
 (4)CSVファイルからの変換だけでなく、Logplus他、主としてヨーロッパ系のロギングソフトからの変換も可能です。

2005/8/19
Logger32で使えるフリーのユーティリティプログラム

@ADIFMOD1
Logger32からexportしたadifファイルの以下のフィールドを指定して、その内容を一挙に書き換えたり、追加することが出来ます。QSO_NUMBERで区間指定することも出来ます。

QSL_SENT, QSL_RCVD, APP_LOGGER32_QSL, APP_LOGGER32_eQSL, APP_LOGGER32_LoTW, OPERATOR,
TX_POWER

http://www.princ7.demon.co.uk/ からダウンロードします。バグがあります。現在作者に問い合わせ中です。

AADIF_FILTER
フィールドを指定してフィルタリングしファイルを分割します。基のadifファイル名がxxx.adiであればフィルタリングで出来るファイルは,xxx_filteredとxxx_unfiltered.adiです。

BADIF2CABR
ADIFファイルをCabrilloファイルに変換します。

CADIF2TEXT
ADIFファイルをテキストファイルに変換します。

DDX2ADIF
DX4winから出力したADIFファイルをより標準形式のADIFファイルに変換します。Freqフィールド追加、QSL_viaフィールド追加、PSK/PSK3をPSK31に変換等々です。

A〜Dは、http://sp7dqr.waw.pl/eng/index_en.html からダウンロードします。他にも「小物」が色々あります。

ECALENDAR
VBの勉強で私が作りました。カレンダーにJST、UTC他を表示します。お問合せはこちらへ




2005/7/1
Logger32.iniファイルを用途によって使い分ける例です。


ご存知のようにLogger32のディレクトリにあるLogger32.iniファイルはLogger32の最新の設定状況が保存されていて、次にLogger32が起動されるとLogger32.iniファイルに保存された設定を再現します。

例えば、Logger32.iniのファイル名をLogger32.inとリネームしてからLogger32を起動してみて下さい。一番最初にLogger32を起動した時と同じになります。Logger32を終了させてLogger32のディレクトリを見ると新たなLogger32.iniファイルが出来ています。

通常はこの設定ファイルはLogger32.iniですが、別の名前で設定ファイルを作り、この設定ファイルでLogger32を起動することも出来ます。例えばテスト用にTest.ini、デジタルモード専用にDegital.ini等です。更にこれらに対応したLogger32のショートカットを作ります。

次は、テスト用のTest.iniとこれに対応するLogger32のショートカットを作る例です。

(1)Logger32のディレクトリにあるLogger32.iniをLogger32.inとリネームします。
(2)Logger32を起動します。Callの入力をした後にLogger32を終了します。
(3)Logger32のディレクトリに新しくLogger32.iniが出来ていますが、これをTest.iniとリネームします。
(4)既存のLogger32のショートカットをコピーしてもう一つショートカットを作ります。
(5)コピーして出来たショートカットのプロパティを開きます。

リンク先を見ると例えば以下のようになっています。

"C:\Program Files\Logger32\Logger32.exe"


この末尾に、スペースを入れてTestと書きます。即ちこのようになります。

"C:\Program Files\Logger32\Logger32.exe" Test


(6)最初にリネームしたLogger32.inをLogger32.iniと再度リネームしておきます。
(7)コピーして出来たLogger32のショートカットをクリックします。これでTest.iniの設定でLogger32が起動されます。通常の設定で起動するにはもともとのショートカットをクリックします。

Test.iniを使い用途に応じた設定をして下さい。



2005/6/22
複数のLogbook、複数のオペレータの使い方です。

Logger32では複数のLogbookを持つことが出来ます。また、各Logbookは複数のオペレータ(Callsign)で共有することが出来ます。一度にオープン出来るLogbookは1ツで、Awardの管理は各Logbook単位で行われます。

複数のLogbookを使い分けた方が便利と思われるケース
@通常のLogbook(デフォルトのファイル名はLogbook32)
Aテスト用のLogbook(例えばファイル名はTest)
Bペディションで運用する場合のLogbook(例えばファイル名は2005_KH0、2004_FK8等)

File、Change Logbookをクリックします。新たにLogbookを作成する場合は、File nameにLogbookのファイル名(例えばTest)、Pathにファイルのパスを入力し、最後にApplyボタンをクリックします。
既存のLogbooKを切り替える場合にはBrowseボタンをクリックし、目的のLogbookファイル選択した後でApplyボタンをクリックします。


複数のオペレータで1ツのLogbookを共有すると便利と思われるケース
@通常のパワー(Callsign=JA1NLX)とQRP(Callsign=JA1NLX/QRP)で共有する。
Aペディションを複数オペレータで運用する場合に共有する。

Logbook entry window上でマウスを右クリック、Change operatorをクリックし新たなオペレータを入力するか、既に入力済みの場合はプルダウンメニューから選択して切替ます。
Previous QSOs window、Worked/Confirmed windowでは、全オペレータか現在オペレータか選択して表示することが出来ます。
例えば、Previous QSOs windowではどっちの運用でもいいから過去QSOを全て表示したいということで全オペレータを選択、Worked/Confirmed windowではQRPの成果だけを確認したいということで現在オペレータを選択します。

コンテストプログラムからimportする場合の注意
Logger32は、importする元ADIFファイルのCallフィールドがブランクであると現オペレータを付加してimportすることが出来ます。勿論元ADIFファイルのCallフィールドにデータがあればそれを取り込みます。
コンテストプログラムから出力されるADIFファイルのCallフィールドを事前にチェックしておく必要があります。




2005/5/21
Logger32次期バージョンのTracking windowの一例をご紹介します。
リリース時点で変更になる可能性もあります。

上から正距方位図法によるSatellite tracking、 同じくDX spot map、従来のミラー円筒図法によるDX spot mapの例です。
これに伴いTracking windowのメニュー表示が大幅に変更になり、日本語表示に必要なja.dllも新しくなります。









2004/12/31
Hints and Tips
Logger32を使う際のちょっとしたヒントをまとめてみました。(順不同)


(1)Logger32のインストール
 LoggerのHPからUpgrade版、或いはFull download版をダウンロードします。現在のLogger32を単にアップグレードする場合はUpgrade版をダウンロードし、解凍したファイルを既存のLogger32のディレクトリにコピーします。
 新たに一からLogger32をインストールする場合は、Full dounload版をダウンロードし、新規にインストールします。
(2)Log等のバックアップ
 Logger32のツールアイコンから簡単にバックアップファイルを作成することが出来ます。万一の場合に備え、定期的にバックアップすることをお勧めします。
 ツールアイコン左端のzip logbookは、Logbookをzip形式でバックアップします。その隣のzip user fileは、ユーザーが設定したファイル(Logger32.ini等)をzip形式でバックアップします。保存先は任意に指定することが出来ます。
(3)動作異常の場合
 Logger32が起動しない、途中で異常終了する等の場合、先ずLogger32.iniをリネームして試してみて下さい。Logger32.iniは殆どの設定が保存されるファイルですが、その設定をチャラにして動作させてみます。これで異常が無ければ、それまで使っていたLogger32.iniに何らかの原因が あることになります。
(4)DXCC countryの自動判別
 Logger32の判別ロジック、DXCCデータベースが持つprefix、callとDXCC countryの割当テーブルにより自動判別します。自動判別の結果が意図したモノと違う場合には、DXCCデータベースの編集により、割当テーブルを更新します。
(5)マウスの右クリック
 Logger32はいたる所でマウスの右クリックが使用されています。各windowでお試し下さい。
(6)画面スクロール
 ホイールマウスに対応しています。
(7)Rigの周波数を微調する
 Logbook entry windowの任意の位置で、マウスのホイールボタンを上、或いは下にクリックします。設定により、ワンクリックで+10Hzとか、-10HzとかRigの周波数を変えることが出来ます。
 ワンクリックの周波数変化の設定は、Logbook entry windowの周波数表示の上でマウスを右クリックして選択します。
(8)便利なショートカットキー
 ALT+W Logbook entry windowの内容消去、フォーカスをcall欄に移動
 CTRL+C 同上
 CTRL+L Logbook entry windowに入力した内容をLogbookに保存
 CTRL+D DX spot送出
(9)Polling interval
 Radioの設定にあるPolling intervalはLogger32がRigの状態をチェックする周期です。その周期でRigの周波数等のデータを得ます。従ってこの値が小さいほど頻繁にデータが帰ることになり、応答性が良くなります。
(10)日本語対応
 Logger32のメニュー表示、エラー/ワーニングメッセージ、Tips表示が日本語対応です。必要なファイルはLogger32のバージョンに対応したja.dllです。ja.dllを1041.dllとリネームしてLogger32のディレクトリにコピーします。
(11)Log、QSLラベル等の印刷
 Logger32自体にはこれ等の印刷機能がありませんが、スタンドアローンで動くLogPrintがサポートされています。Logger32から必要なデータをadif形式かcsv形式で出力して、LogPrintに入力します。
 QSL関連では、ラベル印刷、既存のカードの任意の位置へのデータ印刷、QSLカード/データの印刷が自由に出来ます。
(12)Logbook page windowでのデータ並び替え
 データ項目を左クリックします。Dateをクリックすれば日付順に、callをクリックすればcall順に並び替えられて表示します。



2004/10/28
任意の日付フォーマット

ちょっとしたヒントです。
Logger32が用意している日付フォーマット以外に自分好みのフォーマットで表示させる方法です。
例えば、我々に馴染みがあるフォーマットは、現在のメニューからは 2004.10.28しか指定できません。これを 2004-10-28 とする方法です。

(1)Logger32は閉じます。
(2)NotePadでLogger32.iniを開き、[Global]セクションのDate format= という行を探します。
(3)この行を Date format=yyyy-mm-dd と書き直し、上書き保存します。
(4)Logger32を開きます。Logbook page window の日付の欄が、2004-10-28 となっているはずです。
(5)LogPrintでラベル印刷すると、やはりこのフォーマットで印刷されます。
色々とお試し下さい。



2004/10/20
Beta7へのアップグレード


Logger32 Beta7へのアップグレードは2ツの方法があります。
Logger32のHPから次のどちらかのファイルをダウンロードします。

(1)Upgrade
すでに前のバージョンがインストールされている場合は必ずこれをダウンロードして下さい。
(2)Fulldownload
初めてLogger32をインストールする場合にダウンロードしますが、Beta7に限ってインストール出来ない可能性があります。必ずこちらまでお問合せ下さい。

Upgrade版によるアップグレードの手順

(0)現在のLogger32のLogbookをバックアップします。(ADI形式のエクスポート)
(1)Logger32のHPからUpgradeファイルをダウンロードします。ファイル名は、beta7 upgrade.zip
(2)beta7 upgrade.zipを解凍します。解凍されたファイルは以下の通りです。
・Upgrade.ZIP
・db.zip
・Language.zip
・Change.txt
・Readme
(3)更に3ツのzipファイルを解凍します。各々解凍されたファイルは以下の通りです。
・Upgrade.ZIPを解凍すると、Upgradeというフォルダが出来ます。
・db.zipを解凍すると、dbというフォルダが出来ます。
・Language.zipを解凍すると、Languageというフォルダが出来ます。
(4)Logger32は終了させておきます。
(5)Upgradeフォルダ内の全てのファイルをLogger32のディレクトリに上書きコピーします。
(6)dbフォルダ内の全てのファイルをLogger32のディレクトリに上書きコピーします。但し、これにより従来のデータベースメンテナンス情報が無くなってしまいます。構わない場合のみコピーして下さい。
(7)メニュー表示、ワーニング/エラー表示の日本語化を希望する場合は、Languageフォルダ内のja.dllをLogger32のディレクトリにコピーし、更にこれを1041.dllとファイル名を変更します。
(8)Logger32を起動します。この場合従来の設定はそのまま維持されています。バージョンナンバー、日本語表示等を確認して下さい。


2004.10.10
Logger32 Beta7の機能追加とバグ修正


(1)Online lookup修正
(2)Logger32.iniファイル関連のエラーチェック強化
(3)Callをクリックした時にQRZ.comを参照しないバグ(PSKモード)
(4)Radio#1、#2リセットのロジック変更
(5)Menu等のマルチ言語サポート
(6)Data terminal windowのバグ修正
(7)BandMap windowの機能強化
(8)Soundcard windowのフリッカー軽減
(9)CATシステムを使用しない場合の機能強化
(10)Logbookの部分exportのオプション追加(日時区間、特定バンド、特定モード)
(11)DX spot mapのオプション追加
(12)Soundcard data windowでcallの太字表示のオプション追加
(13)マイナーバグ
(14)アンテナ切替器制御のバグ修正
(15)フィールド名のフォントサイズが変更可能(Logbook entry window)
(16)マイナーバグ
(17)マイナーバグ
(18)RX textのコピー不具合修正(Soundcard data window/winXP)
(19)相手局のLocal timeをステータスバーに表示(winXP、NTのみ)
(20)BandMap windowの表示変更
(21)キャプション変更(Logbook entry window)
(22)グレーライン表示のバグ
(23)マイナーバグ
(24)PageUp/PageDownキーでCallフィールド/テキストフィールドのフォーカス移動(CW machine)
(25)キャプション変更(Serch window)




2004.9.14
Logger32の日本語表示

既にご紹介してますが、Logger32 Beta7では一部日本語表示が可能となります。
今回のリリースで日本語表示が可能になる項目は以下の通りですが、必ずしもこれ等の
全てではありません。但し、今後拡張される可能性があります。



(1)各windowのメニュー表示
(2)各種ワーニング/エラーメッセージ
(3)Tips表示

日本語表示の仕組みを簡単に説明します。
PCは必ず地域と言語の設定を行いますが、その設定状況がLcIDとしてレジストリに保持されています。Logger32は起動時に設定されたLcIDをチェックし、LcID.dllファイルを検索します。
地域の設定が日本だとLcID=1041となり、検索するDLLファイルは1041.dllとなります。もし、1041.dllがあれば、その内容で表示し、無ければオリジナルの英語表示となります。同梱されたJA.DLLは可能な範囲で全て日本語表示させるためのファイルで(元ネタはJapanese.txt)、実際に使用する場合は、これを1041.dllとリネームしてLogger32のディレクトリにコピーします。
尚、メニュー表示以外を日本語化したDLLファイルが必要な場合は、こちらまでご連絡下さい。


日本語表示のカスタマイズは、全て日本語化した元ネタのテキストファイルであるJapanese.txt、或いはメニュー表示以外を日本語化した元ネタのテキストファイルであるJapaneseError.txtのどちらかを選び、自分の好みで日本語化します。このカスタマイズはテキストエディタで編集することにより行いますが、注意すべきことが3ツあります。

@行の削除、追加をしてはいけません。勿論、行番号をいじってはいけません。
A行番号から本文へは、タブ送りでないといけません。スペースで送ってはいけません。
B内容によっては、本文の前後にLogger32が挿入する文字列(英文)があります。本文の前に半角スペースがあれば、そこに文字列が挿入されます。本文最後に半角スペースがあれば、そこに文字列が挿入されます。

必要なツールは以下の2ツです。

(1)Visual Basic ver6のプロフェッショナル、又はエンタープライズ版 (ActiveX DLLが作成可能なもの)
(2)Translator's Advanced Resource Converter ver1.30以上
http://www.resourcemining.com/res_util.htmから作者にe-mailすることにより無償で 送ってもらうことが出来ます。   

DLL作成の手順は以下の通りです。

@基ネタをテキストエディタで編集します。
A(2)のツールを使い、@で作成したテキストファイルを読み込みます。
B更に、これをxxx.resファイルとして出力します。
C(1)のツールでActiveX DLL作成を選び、リソースエディタでBで作成したRESファイルを読みます。
D更に、メニューからプロジェクトを選び、Project1のプロパティをクリック、プロジェクト名をja.dllとします。
E更に、メニューからファイルを選び、ja.dllの作成をクリックします。
F作成されたja.dllを1041.dllとリネームしてLogger32のディレクトリにコピーします。

Japanese.txtの一部と実際の表示例
5535 拡大設定パネル
5536 背景色
5537 目盛色
5538 周波数フォント
5539 拡大エリア色
5540 周波数マーカー色
5541 -
5542 引用線色
5543 目盛色
5544 背景色
5545 周波数フォント
5546 周波数マーカー色



次にワーニングメッセージの例を紹介します。

10000 Are you sure you want to permanently delete this QSO with
10001 from the Logbook
10002 Your last chance ...
オリジナルの英語版です。10001行の本文の前は半角スペースがあります。
10000
10001 とのQSOを削除していいですか?
10002 確認して下さい...

日本語化したものです。同じく10001行の本文の前は半角スペースがあります。また、敢えて10000行の本文は
空白にしてあります。



実際の表示です。"FK/KM9D"はLogger32が自動的に挿入する文字列です。
Logger32が挿入する文字列の位置は各行で動かせません。英語と日本語の文法が違うので、このタイプの
メッセージの日本語化は頭を悩ませます。



2004.7.29

Logger32 Beta6のバグ対応、機能追加 Part-2 (7.18版に追加です)


(25)QSLフィールドに"N"を表示するオプション追加 (View|Grid Appearanve|Show "N" in QSL columns)
(26)Map表示の画質改善 (WindowsXP)
(27)その他のチョットした手直し


2004.7.27

LoTW (Logbook of The World)についてLogger32日本語説明書Part-3を補足しました。
こちらを、ご覧下さい。


2004.7.24

Logger32 Beta5 日本語説明書Part-3の内容は以下の通りです(予定)。
これで原本Help Fileの殆ど全てを網羅しました。ご協力をいただいた方々、有難うございました。

LOTWとの同期 
eQSLとの同期 
Sound Card Window関連

           関連FAQ 
           Sound Cardの較正 
           きれいな信号を出すために(PSK31/PSK63、RTTY) 
           QPSKの運用 
TNCのセットアップ
           KAM+ TNCの設定

       PK232-HK232マルチモードTNCの設定
Rigのセットアップ
       Radio Debug Window
           Rigのダイレクト制御
           PTTの設定
           RigとPCのインターフェース
           RigとPC Sound Cardのインターフェース
           ソフトウェア制御のRig
       ICOM Rigのアドレス
       ICOM IC-706
       ICOM IC-735(日本名IC-731)
       ICOM IC-746
       Kachina505
       Kenwood TS-570、TS-870、TS-2000
       Kenwood TS-870
       Yaesu FT-817
       Yaesu FT-100
       Yaesu FT-920
       Yaesu FT-990
       Yaesu FT-1000MP
      TenTec Omni XYV9
       TenTec Paragon 585
Hygain E-Z Rotator

アンテナセレクタの設定
AGWパケットエンジンの設定
ADIF
略語集(Abbreviations)
用語解説(Glossary)

2004.7.18

Beta6での機能追加、バグフィックス
とりあえず直接的に興味があると思われる項目は、赤表示にしてあります。(15)の日付フォーマットはJAからの
要望で追加したもらったものです。



(1)RS232cケーブル接続によるTenTec Orionのサポート
(2)Grid Square計算機のバグ修正
(3)Polling関連の不具合修正
(4)ADI形式のファイルexport時のバグ修正
(5)Logbook Entry Windowがクリアされた後のCTL+D (DXスポット送出) の不具合修正
(6)DXスポットをクリックした時のRigへのコマンドの送り方を変更 (周波数変更 → モード変更 → 周波数変更)
(7)DX スポットで特定のCallを受信した時のAudio警報に機能追加 (ワイルドカード)
(8)アンテナ切替器、CWマシーンで必要であったport95nt.exeのインストールを不要にした。
(9)Grid Squareによるアンテナ方向、距離計算のバグ修正
(10)Stateフィールドの無いARRL_SECをADI形式でimportした時の不具合を修正
(11)UA9/UA3AA/PのPFXフィールドを正しく判断するように修正
(12)BandMap機能を追加
(13)CWマシーンにTUNEボタンを追加

(14)ADD QSO画面の機能見直し
(15)日付フォーマットにYYYY.MM.DD形式を追加
(16)Soun Card RX Windowのフリッカー軽減対策
(17)受信したDXスポットによるWPX判断の不具合修正
(18)Operator情報が失われる場合がある不具合修正 (Logbook Entry Window)
(19)Operatorが変わった時に。幾つかのデータを正しく表示しない不具合を修正
(20)ADIF importに新たなオプションを追加 (DXCCフィールドが000となているデータの処理)
(21)DXスポットの色表示の修正 (object oriented)
(22)DXスポットで長いcallを受信した時に正しく表示されないバグを修正
(23)DX Spot Windowの注意喚起のための色表示を変更
(24)Radio-1、Radio-2に対するreset機能を追加


 ファースト ステップ ガイド


Logger32の主な機能、インストールの仕方、最初の設定等について解説します。これからLogger32を使ってみようかという方々はご一読下さい。(Logger32 ver2.6.0以降)
詳細はオリジナルのヘルプ、或いは日本語ヘルプをご覧下さい。日本語ヘルプを希望される方はこちらまでお知らせ下さい。


Logger32はLogger(16ビット版)、Zakanaka等で有名なK4CY Bob Furtzerが開発したロギングプログラムです。コンテストで使うことは目的としていませんが、ごく基本的な機能、例えばシリアルナンバの送出の機能を備えています。
日本語による入出力は出来ませんが、メニュー、エラー/ワーニングメッセージを日本語表示にすることが出来ます。


Logger32のHPはこちらです。


主な特徴
Logger32のインストールと最初の起動
LogPrintのインストール
Logger32の基本的な設定
子windowの基本的な設定
日時、周波数表示
他のロギングプログラムからログデータをimportする
Tranceiverとの接続
Tranceiver制御の具体例
Logbook Entry Windowの便利な使い方
Logger32のUpdate手順


主な特徴

(1)外部のプログラムとはADIF形式でログデータをやりとりすることが出来ます。
現在、一部のロギングプログラムを除けばADIF形式でログファイルのImport、Exportがサポートされています。

(2)リアルタイムでQSOデータを入力する画面(Logbook entry window)、QSO済データの一覧画面(Logbook page window)等たくさんのwindowがあります。それらは好みに自由によりカスタマイズすることが出来ます。(項目の表示有無、行/セルの背景色、Worked/Confirmedの色、項目の表示順等々)

(3)DXに関する主要なAwardを管理することが出来ます。JCC、JCGも含みます。各Awardについて、オペレータ別、QSLの 種類別(紙QSL、LoTW、eQSL)にその状況を表で表示します。必要に応じて印刷することが出来ますが、印刷する場合はExcelがインストールされていないといけません。

(4)各種トランシーバ、アンテナローター、アンテナ切替器とのインターフェースを備えています。各機器とはcomポート、LPTポート、USB経由で接続されます。

(5)CWキーヤーを内臓しています。またWinKeyとのインターフェースを備えています。

(6)PSKエンジン、MMTTYエンジン、MMVARIエンジンを内臓しています。各種デジタルモードでの運用が出来ます。Sound cardとトランシーバのインターフェースが必要です。

(7)Telnet、Cluster経由のDXスポットを表示することが出来ます。勿論DXスポットの送出も可能です。

(8)多目的に使える地図を表示することが出来ます。(グレーライン、DXスポット、衛星軌道等々)

(9)ログ、ラベル印刷機能はありませんが、外部プログラムのLogPrintを使えば殆どの印刷をすることが出来ます。LogPrintはLogger32と一緒に配布されます。

(10)CD ROMをサポートします。

(11)インターネット接続によるGoList、QRZ comのサービスを利用することが出来ます。

(12)LoTW、eQSLをサポートします。申請に必要なファイルを作成したり、ダウンロードしたQSLリポートを入力することによりQSLフラグを更新することが出来ます。

(13)HamCapをサポートします。

(14)DVK機能を内蔵しています。

(15)複数のCall(オペレータ)、複数のログを使い分けることが出来ます。例えば、ja1nlxとja1nlx/qrp、Logger32(デフォルトのLogbookファイル名)、DX、QRP etc


その他にも色々な機能がありとてもここに書ききれません。これだけ豊富な機能がありながらフリーウェアですから、先ずは一度お試しになったらどうでしょう。更新も継続して行われていて、何処まで進化するのか予想も出来ません。



Logger32のダウンロード

下記のWebから必要なファイルをダウンロードすることが出来ます。

http://www.logger32.net/program.html

Logger32には2種類あります。
・Upgrade版
・Fullインストール版
始めての方は必ずFullインストール版をダウンロードします。ダウンロードしたファイルはzip形式で圧縮されていますから解凍します。



Logger32のインストールと最初の起動

インストールする前にお使いのOSをWindows updateにより最新版に更新することをお勧めします。これをやっておかないとインストールの途中でエラーになることがあります。但しPCの使用環境で違います。

解凍後に出来たファイルのsetup.exeをクリックするとインストールが始まります。インストールされるディレクトリは、デフォルトではC:\program files\logger32となります。勿論任意のディレクトリにインストールすることが出来ますが、今後のためにデフォルトのディレクトリにインストールすることをお勧めします。


(注意)
Logger32のインストール途中でエラーとなる場合があります。お使いのPCの環境条件でエラーの出方も違い、その対策も一様ではありません。

(1)Path or file not found
WindowsXPの場合に見られるエラーです。この場合にはこちらの対策を参考にして下さい。
(2)何等かのファイルが使用中
常駐アプリケーションがいたずらする場合に見られるエラーです。この場合はPCをsafe modeで起動しておいてLogger32をインストールします。
safe modeは、PCを必要最小限の機能で動かすものです。とりあえず不要な常駐アプリケーションなしで動きます。
(3)ファイルが古い
この場合は、お使いのOSを最新版に更新します。(Windows update)
(4)その他
何等かの理由でダウンロードしたzipファイルが壊れている場合、また解凍時に壊れる場合もあります。この場合には、再度ダウンロード、解凍してみます。



Logger32のショートカットをデスクトップ上に作ります。

Logger32のショートカットをクリックしてLogger32を起動します。最初は以下の画面が表示されます。


使用するCallを入力して、その下の”I will −−−"をクリックします。Main windowをフルサイズにし、幾つかの子windowでとりあえず不要なwindowを"X"で閉じておきます。残った子windowを適当な位置に配置しリサイズします。

上図は、上段にLogbook page window、中段左からLogbook entry window、Previous QSOs window、Cluster window、下段左からDX spot window、Worked/Confirmed window、Map windowを配置した例で、各windowのサイズを少し変更してあります。

ここで一休みしてLogger32を終了します。念のために、もう一度Logger32を起動すると今度は上の例のwindowがいきなり表示されることを確認しておきましょう。



LogPrintのインストール


Logger32がインストールされたディレクトリにLogPrint.zipがあることを確認します。これを解凍して出来たファイルからsetup.exeをクリックするとLogPrintのインストールが始まります。LogPrintのインストールディレクトリも任意です。
Logger32を使うのであればLogPrintも必須のツールです。ログの印刷、QSL関係の印刷等これがあれば十分です。そこでLogPrintをLogger32のメニューから起動出来るようにしておきます。

Logger32を起動します。Tools/Utility program setupをクリックします。Setup windowでUtility menu itemにLogPrintと入力します。BrowseボタンをクリックしLogPrint.exeのパスを選択します。最後にApplyボタンをクリックして終了します。

Logger32のMainメニューからUtilitiesをクリックします。先ほど登録したLogPrintがプルダウンメニューに表示されたいますのでクリックします。LogPrintが起動します。



Logger32の基本的な設定


(1)Callの設定
最初の起動時にCallを入力しました。その他必要に応じて、例えばja1nlx/qrpのように別オペレーータを登録することが出来ます。Logbook entry window上でマウスを右クリックし、Change operatorをクリック、新たなCall(オペレータ)を指定します。Logger32では、このCall(オペレータ)別に、例えばPrevious QSO、Worked/Confirmed、Award等の状況を表示させたりすることが出来ます。

(2)自分のQTHの設定
自分のQTHは緯度/経度、或いはグリッドを入力して設定します。Map上の自分の位置とかDX局までの距離とかの計算、表示に使用されます。なるべく正確な値をいれることが重要です。

(3)PC日時の設定
PCの日時は、必ずJSTで設定します。Logger32の日時はUTCで扱われますが、PCのタイムゾーンの設定をもとに自動的に計算されます。

(4)バンド、モードの設定
各バンド内の周波数と、そこで使用されるモードの関係を設定します。Logger32(正しくはPC)をトランシーバに接続して使用する場合は、この設定が重要です。例えば、DX spot window上の14.081KHzのスポットをクリックすると、トランシーバは14.081KHzにQSYし、モードはこの設定テーブルによって決められたモードになります。
  14.000〜14.070  CW
  14.070〜14.080  PSK31
  14.080〜14.100  RTTY 
  この場合、モードはRTTYになります。

(5)メニュー、エラー/ワーニング表示の言語設定
日本語の入力は出来ませんが、メニュー、エラー/ワーニングメッセージを日本語表示にすることが出来ます。こちらから配布されるja.dllを1041.dllとリネームしてLogger32のディレクトリにコピーします。英語表示に戻す場合は、1041.dllを適当な名前にリネームします。


以上は自分の好みに関係なく最初に必要な設定です。



子windowの基本的な設定
ここからは自分の好みで設定の内容が違ってきます。以下の説明はその一例です。

(1)Logger32のMain window
  Main windowは最大化します。
(2)各子windowの選択、位置、サイズの調整
  各子windowはMain window上段のツールボタン、或いはMainメニューのViewから選択します。




  上段にLogbook page window、中段左からLogbook entry window、Previous QSOs window、Telnet window、下段左からDX spot window、Worked/Confirmed window、Tracking windowを配置し、適当な大きさに調整した例です。設定の内容はLogger32.iniファイルに保存され、Logger32の起動時にその内容に従って表示されます。

(3)Logbook page window
  最初の起動時に最も違和感を感じるのがコラムの表示順でしょう。この表示順を変更するにはLogbook page window上でマウスを右クリックします。Grid layoutをクリックします。

  @表示させたいコラムの白いBoxにチェックを付けます。
  A最下行の白いBoxでDXCCコラムの表示の方法を指定します。上の例ではDXCCコラムはARRLのPrefix名で表示されます。
  B項目名が2ツ表示されていますが、右側が実際に表示される内容です。これは自由に書き直すことが出来ます。
   例えば、上の例ではQSL_RCVDがRとして表示されます。ここも好みにより自由に変更して下さい。
  C以上でとりあえずApplyボタンをクリックして今までの設定を保存し、このwindowを閉じます。Logbook page windowの表示を確認して下さい。
  Dもう一度Grid layout windowを呼び出します。
  E最後にコラムの表示順です。このwindowで左上から左下、更に右上から右下にチェックのついたコラムが順番に表示されます。順番を変えるには移動したいコラムの矢印上にマウスをおき、目的地の黄色いBox上にドラッグします。
  F若干慣れというか、コツがいりますが、何度かやってみればすぐに要領が分かると思います。また一度設定してもいつでも変更可能です。最後にApplyボタンをクリックして設定を保存します。
  G同様にPrevious QSOs windowも表示するコラムの選択、順番の設定を行うことが出来ます。Previous QSOs window上でマウスを右クリックしGrid layoutを選択します。


(4)Logbook entry window
  @Call、Sent、Rcvd、Name、Cmntフィールドは常に表示されます。
  Aこの他にUser-1〜User-7の各フィールドは任意に用途、表示の有無を設定することが出来ます。

 

  BUser-4、5、6にPWR(TX_Pwr)、VIA(QSL_VIA)、JCC(JCC)を割当、表示した例です。
  CLogbook entry window上でマウスを右クリック、setupをクリック、setup user fieldをクリックしUser field-4を選択します。

   一番上のBoxには表示させたいフィールド名を入力し、次のBoxにはADIFのフィールド名を選択します。次のBoxは最大文字数ですが通常はゼロにします。次のBoxにはこのフィールドの初期値を入力します。この初期値を常に表示する場合には最後のBoxにチェックをつけます。

  DLogbook entry window上でマウスを右クリック、setupをクリック、show user fieldをクリックします。表示するUser fieldを選択します。フィールド名はCで設定した内容で表示されています。

  ECmntフィールド横のボタンをクリックするとCmnt→QTH→Addrと切替えて使うことが出来ます。



日時、周波数表示の設定
Logger32の各windowで使用される日時、周波数表示の設定をやっておきましょう。

(1)Date format
(2)Time format
(3)Frequency

Mainメニューからsetupをクリックして選択します。夫々プルダウンメニューから好みの表示フォーマットを選択します。



他のロギングプログラムからログデータをimportする
最低限必要な設定をしました。この状態ではまだLogger32のログデータは空っぽですね。ここでの選択肢は2ツあります。

(1)今まで使っていたロギングプログラムからログデータをimportする。
(2)今までは手書きのログを使っていた。それを1件ずつ入力してゆく。

先ず(1)の場合の手順を説明しましょう。
Logger32がimport出来るのはADIF形式のログデータのみです。最近のロギンプログラムはADIF形式のexportをサポートしていますが、CSV形式とか他の形式でのみexport可能な場合は問題です。ファーストステップガイドの範囲を逸脱しますので説明は省略しますが、ADIF形式でexport出来ないロギングプログラムをお使いの場合は、筆者までお問合せ
下さい。

Logger32へのimportは1回では100%上手くゆかないと覚悟して下さい。
色々なケースがありますが、DXCCの判別がおかしい、QSLのフラグがおかしい、WPXのprefixがおかしい、import出来ないログデータがあった等々です。この時に一番手っ取り早いのがLogger32のLogbookを削除してしまい、原因をよく確かめてもう一度importすることです。
Logger32の1ツのLogbook(ログファイル)は、4ツのファイルで構成されています。最初に出来るLogbookのファイルは、Logbook32.isd、Logbook32.isf、Logbook32.isl、Logbook32.ismです。Lgger32のディレクトリを確認してみて下さい。
試しにこの4ツのファイルを削除してみます。そしてLogger32を起動、終了した後でもう一度Logger32のディレクトリを見て下さい。再び先に削除した4ツのファイルが生成されているはずです。

@今まで使ってきたロギングプログラムからログデータをADIF形式でexportする。
AexportしたファイルをNotepad等で開き以下を確認する。
 -1)DXCCフィールドの有無
 -2)PFXフィールドの内容
 -3)IOTAフィールドの有無
 -4)Freqフィールドの有無
BLogger32を起動し、MainメニューのFile、Import logs、ADIFをクリックします。@でexportしたファイルを選択します。
C既存のログデータへの追加ではなく、空のLogbookへのImportの際に注意が必要な幾つかのオプションを指定します。

  Flag QSOs with ・・・
    通常はチェックしてはいけません。チェックすると、DXCCフィールドの無いQSOデータのDXCCは""(DXCCに無効)としてimportされてしまいます。

  Ignore PFX field ・・・
    通常はチェックしておきます。本来PFXフィールドはWPXのPFXですが、ロギングプログラムによってはここにDXCCのPFXを埋めているものがあります。チェックしておけばこれを無視し、正しいWPX PFXを生成してimportしてくれます。

  ADD IOTA numbers ・・・
    チェックしておくと、IOTAフィールドのないログデータをimportした時にIOTAを判別し生成してくれます。但しやれる範囲です。
  その他QSL関係のフラグも要注意です。すでに処理の終わったログデータのimportですから通常はチェック無しにします。

DStartボタンをクリックします。

  複数のオペレータ(call)を使用する場合は要注意ですが、最初ですから黙ってOKをクリックします。OperatorフィールドのないQSOデータに対して"JA1NLX/QRP"を埋めますよ、という意味です。

Eimportが終了すると次の何れかが表示されます。先ず、何かエラーがあった場合、

 これは、importした後で全く同じデータをimportしようとした場合です。エラーデータはLogger32のディレクトリにBad.adiとして生成されます。個々のQSOデータにはエラー原因が記述されているので原因を全て取り除いて再度importします。但しBad.adiはimportできないので、何でも良いのでリネームしてからimportします。

 次は正常にimportが終了した場合、

 
FImportされたログデータをチェックします。どうですか?
  -1)DXCC PFXがおかしい
     元ネタのADIFにはDXCCフィールドがありますか?正しくADIFぼDXCCナンバがありますか?
     元ネタのADIFにDXCCフィールドが無かった場合は、仕方ありません。時間をかけてLogger32のLogbookで修正してゆきます。

  -2)周波数フィールドが空っぽ
     元ネタに無ければ仕方ありません。尚、Logger16を経由してimportするという裏技はありますが。元ネタに周波数フィールド有、バンドフィールド無の場合はLogger32がバンドを自動補填します。
     周波数、バンドフィールド共に無い場合はエラーとなりimportされずにBAD.adiに記録されます。



さて次は(2)の場合、手書きの「紙ログ」を見ながらLogger32にQSOデータを入力します。数千、数万件のQSOデータを入力するのは大変な時間がかかります。暇を見つけては、のんびり、慌てず入力しましょう。Logbook page window上でマウスを右クリックし、プルダウンメニューからAdd QSOを選択します。

@各フィールド間の移動はTABキーを使います。
Aフィールド内の項目移動は矢印キーを使います。
BFreqは、各モードの一番低い周波数を自動挿入します。(バンド、モードの設定による)
CDXCCとなっているフィールドは、Select ADIF fieldで選択した項目に応じて使い分けることが出来ます。上の例ではDXCCナンバーが自動挿入されます。
D必要に応じてQSLのフラグ付けにチェックをつけます。
E最後にADD QSOボタンをクリックして登録します。



Tranceiverとの接続

Logger32はTranceiverと接続することにより大変使い勝手が良くなります。
(1)Tranceiverの周波数、モードを取り込んだり、逆にTranceiverの周波数、モードを制御する。
(2)PCのSoundcardを利用したデジタルモードの運用。

ここでは(1)の幾つかの注意点と基本的な設定を説明しましょう。

?お持ちのTranceiverがPC接続のインターフェースを持っていますか?

   私はICOMの古いTranceiver、IC-750とIC-731を持っていますが、IC-750にはこの外部接続機能はありません。少なくとも最近のTranceiverは全てこの機能を持っているはずですが、古いTranceiverの場合は要注意で、最悪諦めなくてはなりません。

?PCとのハード的な接続方法はどうですか?

   PC側はcomポートを使用するのが原則です。Tranceiver側はメーカーによる違い、機種による違いがあります。
   @Tranceiverにcomポートを備えている場合は、直接シリアルケーブルで接続することが出来ます。(例)Elecraft K2、Kenwood TS-480、TS-570、TS-870、TS-2000等
   AIF232タイプで、レベル変換器を経由してPCと接続します。Tranceiver側は6Pのアクセサリコネクタは使用されます。(例)Kenwood TS-450、TS-850、TS-950等
   BFIF232タイプで、レベル変換器を経由してPCと接続します。(例)Yaesu製Tranceiver、但し一部の機種では@のタプが使用されています。
   CCI-Vタイプで、レベル変換器を経由してPCと接続します。Tranceiver側は3Pのミニジャックが使用されます。(例)ICOM製Tranceiver

   @以外はレベル変換器が必要です。メーカーからオプションで販売されているもの(ICOM CT-17等)、Tranceiverメーカー以外から販売されているケース、自作するケースがありますが、先ずはTranceiverの取扱説明書を読んで下さい。


?PCにはcomポートがありますか?

   Tranceiverとの接続にはcomポートを使用するのが原則です。
   USBインターフェースも原則使用可能ですが、先ずはcomポートで全ての機能を確認されることを強くお勧めします。
   USBインターフェースを使用する場合は、Tranceiver、レベル変換器との間にUSB/シリアル変換器を使うことになりますが、必ずしも全てのUSB/シリアル変換器がうまく動作する保障はありません。
   但し、例えばmicroHAMのCW Keyer等のようにUSBインターフェースを前提に設計されているような場合はこの限りではありません。


では実際にLogger32を設定してみましょう。

Mainメニューからsetup、Radio、Radio-1 configuratonをクリックします。尚、TranceiverはRadio-1、Radio-2と別々に設定することが出来ます。例えば、TS-850は80m専用でRadio-1、Elecraft K2は40m〜10m用でRadio-2として使うような場合
です。

  Com port
   使用するcomポートを選択します。
  Baudrate
   通信速度ですが、Tranceiverの取扱説明書を参照して下さい。
  Radio
   Tranceiverを選択します。Kenwood製は全機種共通に"Kenwood all"を選択します。Icom製は"IC-731"、又は"not IC-731"を選択します。Yaesu製は機種名を選択します。Elecraft K2は"Kenwood all"を選択します。
  Databits
   Tranceiverの取扱説明書を参照して下さい。
  StopBits
   Tranceiverの取扱説明書を参照して下さい。
  Parity
   Tranceiverの取扱説明書を参照して下さい。
  Data file
   
  Set DTR high
   レベル変換器の電源をDTRラインから供給する場合にチェックします。レベル変換器の取扱説明書を参照して下さい。
  Set RTS high
   レベル変換器の電源をRTSラインから供給する場合にチェックします。レベル変換器の取扱説明書を参照して下さい。
  Polling interval
   Logger32がTranceiverの状態(周波数、モード等)を聞きにゆくコマンドを出す頻度で、例えば1000msとすれば1秒ごとに、300msとすれば0.3秒ごとにTranceiverの状態を聞きにゆくことになります。
   一般的には頻繁に聞きに行けば、Tranceiverの周波数表示の追従性が良くなりますが、機種によっては(古い機種)、あまり頻繁に聞きにこられても困る、というような場合もあります。取扱説明書を参照して下さい。
  Icom address
   Icom Tranceiverに割当てられたアドレスです。取扱説明書を参照して下さい。
  Use narrow CW filter
   Tranceiverによります。Logger32がTranceiverをCWモードに制御する場合、デフォルトでCWナローフィルタに切替えます。
  Show Radio Debug Window
   Radio Debug Windowを表示します。 


最後にIcom製のTranceiverに限っての制約ですが、Tranceiverは"tranceiveモードオフ"にして下さい。そうしないとLogger32はTranceiverからの応答データを正しく受信出来ないことがあります。



Tranceiver制御の具体例

Logger32とTranceiverを接続すると、Tranceiverの周波数をLogger32のLogbookに取り込むことが出来るようになります。
また、Logger32からTranceiverの周波数(バンド、モード)を制御することも出来るようになります。

(1)DX spot windowのspotをクリックすると、Tranceiverはそのスポットの周波数に制御されます。この時のモードはBand/Modeテーブルで設定したモードとなります。

(2)Logbook entry windowのCall欄に周波数を入力しEnterキーを押すと、Tranceiverはその周波数に制御されます。この時のモードはBand/Modeテーブルで設定したモードとなります。周波数の入力形式はLogbookに表示された形式です。

(3)Logbook entry window上でMouse wheelを前後に回転すると、予め設定したステップでTranceiverの周波数を上下に微調します。
ステップの設定は次のようにします。
Logbook entry windowの周波数表示上でマウスを右クリックし、プルダウンメニューからステップを選択します。



Logbook Entry Windowの便利な使い方

実際の操作で一番頻繁に使用するのはLogbook Page Windowです。
その基本的な設定は前項を参考にして済ませて下さい。

(1)ショートカットキー
 フォーカスがLogbook Entry Windowにある時は以下のショートカットキーが使用出来ます。但し設定によっては使用出来ない機能もあります。

 @Ctrl+D
  DX Spotを送出します。DX SpotのCall、周波数はLogbook Entry WindowのCall欄、周波数欄に表示されているCall、 周波数となり
  ます。Call欄がブランクの場合はLogbook Page Windowの末尾に表示されたQSOデータのCall、周波数となります。
 ACtrl+L
  QSOデータをLogbookに登録します。Enterキーも同等です。
 BCtrl+C
  入力したデータを全てクリアします。
 CCtrl+P
  自動判別したDXCC Prefixを変更します。
 DCtrl+O
  自動判別した相手局の地域を変更します。(相手局のZone/現地時間、相手局までの距離/ビーム方向等に影響)
  (例)W1AAはデフォルトではVoncorde NHと判別しますが、実際はW6からのQRVの場合です。
 ECtrl+G
  Golist Lookup Windowを開きます。
 FCtrl+R
  CD-ROM Lookup Windowを開きます。
 GCtrl+Q
  QRZ.com Lookup Windowを開きます。
 HCtrl+E
  QSOの終了時刻をセットします。
 ICtrl+S
  QSOの開始時刻をセットします。
 JCtrl+M
  Manually Add QSOs Windowを開きます。
 KCtrl+T
  2台のTranceiverが接続されている場合、交互に切り替えます。(Radi0-1、2)
 LCtrl+V
  View DX Mapを表示します。


(2)入力欄のフォーカス移動
 TABキーで移動します。移動する欄、移動の順番は、Setup TAB orderで設定します。
 (Logbook Entry Windowで右クリック/Setup/Setup tab order)

(3)Tranceiverの周波数制御
 Call欄に周波数を入力しEnterキーを押すとTranceiverはその周波数にQSYします。
 モードはBand/Modeテーブルで設定したモードになります。

(4)Tranceiverの周波数微調
 Logbook Entry Window上でMouse Wheelを前後に回転すると、予め設定したステップでTranceiverの周波数を微調します。
 Logbook Wntry Windowの周波数表示付近でマウスを右クリックし、プルダウンメニューから希望のステップを選択します。

(5)以前のQSOデータから必要なデータを引っ張り出して埋める(自動補填)
 Logbook Entry Windowで右クリック、Setup/Setup QSO Maskでチェックした項目が自動補填の対象になります。 


Updating Logger32

Jim Hargrave W5IFP
Aki Yoshida JA1NLX(訳)

Logger32の基本的なUpdate手順を説明します。
Update、或いはフルインストールを始める前に必ず以下のことをやって下さい。
1)ユーザーファイル、Logbookファイルのバックアップをとること。
2)LogファイルをADIFファイルでexportしておくこと。

Logger32のUpdateには、(1)File upgradeと、(2)Full installのやり方があります。


<Logger32 ver3.4.0以降のUpgrade手順>

Logger32のHPから、lgr32upgrade(nnn).zipをダウンロードして解凍する。解凍先はLogger32のフォルダ以外で分かりやすい一時フォルダにします。ReadMeファイルを見て特別な指示がないかチェックする。

1)ユーザーファイル、Logbookのバックアップをとる。更にLogファイルをADIFファイルにexportする。
2)Logger32を終了する。
3)最初に解凍して得られたUpgrade.zipをLogger32のフォルダに解凍する。
4)IOTA、CountryデータベースをUpgradeする場合、最初に解凍して得られたDatabases.zipをLogger32のフォルダに解凍する。
5)Logger32を起動し、そのバージョンナンバが(nnn)であることを確認する。
6)もしIOTA、CountryデータベースのUpgradeを行った場合は、Recalcを実行する。


<Logger32 ver3.3.0以前のLogger32からUpgradeする場合、或いは新しくFull installを行う場合の手順>

1)ユーザーファイル、Logbookのバックアップをとる。
2)LogファイルをADIFファイルにexportする。(これは必須です!)
3)Logger32を終了します。もし今のLogger32をUpgradeする場合は4)、そうでない場合(Full installの場合)は5)に進む。
4)4ツのLogbookファイルを削除します。デフォルトのファイル名で使用している場合は、Logbook32.isd、Logbook32.isf、Logbook32.isl、Logbook32.ismです。(これは必須です!)
5)Logger32のHPから、lgr32full(nnn).zipをダウンロードします。
6)適当な一時フォルダに解凍しsetup.exeをクリックします。setup先は今まで使っていたLogger32のフォルダ、或いは別のフォルダを指定することも出来ます。
7)Logger32を起動します。自分のcallsignを入力し使用条件の許諾をすると空のLogbookを表示します。
8)ステップ2)でexportしたADIFファイルをimportします。この時のエラーはBAD.adiとしてlogger32のフォルダに書かれますが、その原因の多くはstateとcountryの記述の間違いに起因します。ヘルプのADIF2 compatibilityの項を参考にして修正します。修正したらBAD.adiのファイル名を変更して再度importします。

(訳者注)
よくある記述間違いの例をあげます。

<state:2>AK <DXCC:3>291 これは正しくは<state:2>AK <DXCC:3>006 (AlaskaのDXCCはW/K(291)ではなくKL7(006)です)
<state:2>HI <DXCC:3>291 これも正しくは<state:2>HI <DXCC:3>110
US-County nameでよくある間違いは、St Louis、Saint Louisですが、正しくはSt.Louis (St+ピリオド+Louis)

周波数フィールドのないモノ、モードフィールドのないモノ等もあります。

特に最初にあげたstateとcountryの組合せは、Logger32 ver3.4.0以降にADIF2準拠になったことから厳しくチェックされます。ver3.3.0以前からver3.4.0以降へのupdateは注意が必要です。当然のことですが他のロギングプログラムからのimportも注意が必要です。


<Full installを行った時にうまくinstallされない場合>

PCとOSの組合せ、OSの状態等、その原因はいつも同じではありません。Upgrade版、Full install版もそのリリース前には開発者グループ、ベータテスターチームがテストを繰り返して問題ないことを確認しています。これらの事前チェックは様々な環境条件で行われています。万一installがうまくゆかなかった場合は、次のことを試してみて下さい。

1)safeモードにしてinstallしてみる。
2)OSを最新状態にする。(Windows update)
3)ダウンロードしたzipファイルはLogger32フォルダではなく他のフォルダに置くこと、そこからsetup.exeをクリックすること。
4)Full installの場合は、それまでのLogger32フォルダのファイルを全て削除してみる。




以下続く