電飾クラゲ達の魅力

クラゲって大好きなんですよ、ホント。特にオホーツクでの流氷ダイビングては、『何でこんな
厳しい海で生きていけるのだろう・・・』と感動さえ与えてくれるのです。
半透明のボディにキラキラと眩い電飾・・・ 何とも美しいクラゲ達のイルミネーションなのです。


     ウリクラゲは『瓜』の様な形からネーミング
     されています。意外と動きがあって、左の
     写真は口を大きく開けた瞬間です。こうして
     プランクトン等を海水と一緒に内蔵に吸込み
     捕食しています。
     このクラゲは電飾も奇麗です。写真で筋の
     様に見える部分をキラキラさせ、その存在を
     アピールしている様な印象さえあります。

     流氷で覆われた海で見るクラゲ達は他の
     生物が少ない(と言うか目立たない)ので
     まるで主役の様にも思えます。ウリクラゲは
     その形も美しいので実に絵になる被写体
     なのです。
 

     流氷の世界で最も鮮やかなクラゲは間違いなくこの
     フウセンクラゲでしょう。真っ赤な触手がとても美しい
     クラゲです。
     このフウセンクラゲ、赤い触手も実に奇麗なのですが、
     刺激を受けると写真の様に電飾をします。薄暗い海に
     ぼんやり浮き上がるイルミネーションは幻想の世界
     そのものです。
     クラゲは半透明なので写真を撮る時には露出補正を
     したりとかテクニカル的には難しい被写体の部類でも
     あるのですが、こうして出来上がった写真を見てから
     楽しめるのがイイですネ。思いがけない色の電飾を
     している場合も多いのです。


    写真で見ると良く判るのですが、不思議な事に
    電飾の色はオレンジ色やら、蛍光グリーンやら
    或いは赤色だったり何色もあります。何故に
    この様な電飾する必要があるのか勉強不足で
    判りませんが、理屈抜きで美しいモノはそれで
    結構じゃない!ナンテ思っちゃうんですよ・・・
 
    水温−2℃の極限の世界でも立派に生きる
    クラゲ達を見ると、つまらない人間社会の悩み
    なんかどうでも良い事の様に思えるのはボク
    だけなのでしょうか? 
 
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