幼魚にハマるハナダイの美しさ

ハナダイの仲間って本当に美しいです。写真に撮っても、出来上がりが楽しみな魚の1つです。
楽しみな理由として、水中で観察した時とは違った発見がある事もしばしばあるからなんです。
特に未だ成長しきっていない幼魚ステージでは美しさもひときわです。


     ハナゴンベの幼魚は岩陰のオーバーハング
     した様な場所に住んでいます。串本にて撮影
     したこの個体は毎日の様にダイバーに見られ
     ながら確実に成魚への階段を昇っています。
     目の周りには特徴の模様が現われ、眩しい
     くらい黄色が目に焼き付きます。

     胸ビレや尻ビレもパープルが映えてます。
     成魚も美しいのですが、成長するに従って
     体型が丸みをおびてきて、ズングリ型になって
     しまうのでこのステージのハナゴンベが一番
     奇麗だと自分は感じますネ。
 
 

     体が奇麗な二色の、ツートンカラーになる
     フタイロハナゴイ も幼魚ステージの方が
     成魚よりも美しいです。パープルの背ビレ、
     スラッと伸びた尾ビレがとても奇麗ですネ。
     特に背ビレの縁の紫色が印象的です。
     (写真:左)

     幼魚ステージのハナダイの中にあって幼魚
     ならではの特徴もその魅力の1つ
     写真左下のケラマハナダイは尾ビレに特徴の
     あるハナダイ。成魚になるとケラマハナダイの
     尾ビレの形は扇状になります。しかし幼魚の
     頃は普通の形。


    写真でも判る様に尾ビレの先端だけが奇麗な
    朱色になっています。何とも不思議な感じです。
    車で言えばテールランプって所でしょうか?
 
    こうして撮った写真が出来てからもあらためて
    ハナダイ(幼魚ステージ)の美しさを楽しむのが
    最近の僕の流行り。こんな写真で数十分も
    ニヤニヤできるなんて・・・・ ちょっとヤバイ傾向
    なのかもしれません。
 
 
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